軟式庭球部

2018.04.27

東京六大学春季リーグ戦 4月21・22日 埼玉・早大所沢キャンパステニスコート

悔しい3位、次戦でのリベンジ誓う

 全日本大学対抗選手権(インカレ)優勝に向けてのシーズンが始まった。新しい戦力を迎え、東京六大学春季リーグ戦に臨んだ女子部。ここで優勝し、弾みをつけたいところであったが結果は明大と立大に惜敗し3位という結果に。厳しいシーズンの幕開けとなってしまった。

 初戦の法大戦、1番に登場したのは村上紗莉奈(社4=愛媛・済美)・川村真帆(スポ1=東京・文化学園大杉並)組だ。先輩とのペアで登場した川村は緊張から動きが硬くなるが、後半にかけてエンジンがかかる。相手を前後に動かして攻撃を封じ、ゲームカウント5−2で先勝を挙げた。続く小山舞(スポ3=和歌山信愛)・上原由佳女子主将(社4=群馬・高崎健康福祉大高崎)組、山本沙奈(社3=和歌山信愛)・花園優帆(スポ3=東京・国本女)組はストレートで勝利した。続く、慶大戦は須田葵衣(社1=群馬・高崎商)・川村の一年生ペアが1番で登場。「1番という役割として1年生らしく元気よくやっていこうと思った」という川村は前の試合と違い、最初からコートを広く使い、次々とボレーを決めていく。「楽しくやっていいよと川村が声をかけてくれたので気楽に楽しくプレーができました」と須田。2−3と先行されていたゲームを二人の連携プレーで逆転しチームを勢いづけた。

新入生らしい元気あるプレーでチームを盛り上げた川村

 2日目は立大と明大との対戦。初戦の立大戦1番に登場した山本沙奈(社3=和歌山信愛)・花園優帆(スポ3=東京・国本女)組が負け、2番に登場したのは大将である小山舞(スポ3=和歌山信愛)・上原由佳女子主将(社4=群馬・高崎健康福祉大高崎)組。序盤ミスが続き、ゲームカウント1−4と大きく差を広げられてしまう。しかし、「逆転されて差が開いてからは勝てるなという自信がありました」と上原が振り返るように、そこから二人はじわじわと差を詰めていく。スタミナ切れを感じさせる相手に対し、小山は高い打点を維持し、シュートボールを打ち込む。ラリーが続く中で、相手のミスが出るまで粘る集中力の高さも見せた。上原もチャンスがあればすかさずポーチに出てボレーを決める。「大将である自分たちが負けたらチームは負ける」(上原)という使命感から意地で見事試合をひっくり返し、貴重な勝利を挙げた。続く村上紗莉奈(社4=愛媛・済美)・長内夏海(社4=北海道・札幌龍谷)組も粘りを見せたがあと一歩届かず敗北。最終戦である明大戦でも勝ち切ることができず、大会を3位という結果で終えた。

大将の貫禄を見せた上原

 今年のスローガンは『頂』だ。周りからは戦力が落ちたと言われることは少なくなく、自分たちでも今いる位置を冷静に認識している。しかし、下を向いてはいない。「私たちが目指しているのはやはり日本で一番のチーム」と上原は強く言い切った。誰もが認めるほど、準備を怠らなければ不可能な目標ではないという。『頂』を目指して、まずは関東学生春季リーグ戦で優勝し、全日本大学王座決定戦の出場権を掴みたい。

(記事 山浦菜緒 栗林桜子 写真 栗林桜子)

結果

3位

第1戦
〇早大 3-0 法大
〇村上・川村 5-2 長崎・永野
〇小山・上原 5-0 伯耆原・深井
〇山本・花園 5-0 工藤・俵

第2戦
〇早大 2-1 慶大
〇須田・川村 5-3 中井(理)・花岡
〇小山・上原 5-0 遠藤・中井(理)
●村上・渡邊 4-5 黒見・荒木

第3戦
早大 1-2 立大
●山本・花園 1-5 松永・土井
〇小山・上原 5-4 中村・吉原
●村上・長内 3-5 加藤・森本

第4戦
早大 1-2 明大
●花園・川村 2-5 笠井・鈴木
〇小山・上原 5-1 宮下・上田
●村上・長内 3-5 高橋・西永

コメント

▽1日目

川村真帆(スポ1=東京・文化学園大杉並)・須田葵衣(社1=群馬・高崎商業)

――川村選手は法大戦では後半強気で攻めているように思えました

川村 最近組んでいなかったペアだったので、最初は合わせる部分も含めてちょこちょこ動かないようにしてました。9ゲームと長かったので序盤やりすぎないようにと先輩からアドバイスをいただいていたので後半にかけて徐々にエンジンがかかるように意識してやっていました。

――慶大との試合に1番で出られてましたがいかがでしたか

川村 慶大戦は法大戦の後だったんですけど、前の法大戦は初試合でかつ先輩と組んでいたので自分でもわかるくらい緊張していたのですが、慶大戦では同期と組むこともあってなんの緊張もせずに思い切ってただただ楽しくプレーしようと思いました。また後ろに先輩方2ペアがいてくださったので思いっきり勝ち負けにこだわることよりかは1番という役割として1年生らしく元気よくやっていこうと思いました。

須田 早大の団体戦に出られるということが1つの嬉しいことだったのですごく楽しんで思いっきりやろうと昨日から心構えはあったんですけど、コートにいざ立つってなると緊張感もあるし体が固くなるしで難しくて。でもその中で同じ同期と組んでいたことで気が楽になりました。気にしないで楽しくやっていいよと川村が声をかけてくれたので気楽に楽しくプレーができました。

――試合中、何度も声を掛け合っていましたね

川村 プレーのことではなくて、楽しく1年生らしくいこうということを言いました。普段はすごくいいボールを打ってくれるんですけど、試合前半ミスになっていたので緊張してるんだなと感じたので楽になって欲しくて声をかけました。

――今後の目標を教えてください

川村 チームとしてはインカレを奪還したいです。個人では高校時代に最後の団体戦に出れてなかったので大学では自分の手で日本一を掴み取りたいなという目標があります。今日は実力で試合に出たわけではないので、学年が上がるにつれて、しっかり団体戦の主要なメンバーになってその中でちゃんと日本一になりたいです。

須田 早大は強豪なので、他大学が常に向かってくる立場なのでその中でもチームの日本一奪還をつかんで、さらにそれを自分たちの代になっても引き継げるようにチームの一員として頑張りたいです。

▽2日目

上原由佳女子主将(社4=群馬・高崎健康福祉大高崎)

――今大会に臨むにあたって、チームとして取り組んできたことはありますか

再来週に関東学生春季リーグ戦(関東リーグ)があって、それに向けて2月、3月は各自自分たちのやりたいことをやり、それを試合でどう生かせるかというのを意識して3月後半から4月前半にかけてやってきたことの精度を上げることに集中しました。この大会ではそれぞれがやってきたことを発揮できるかというのがモチベーションでした。

――新入生も試合に出場しましたが、印象はありますか

 

私は結構そのときアップに行っていたので、あまり見れなかったのですが、見た限りではいつも通り自分たちのやりたいプレーはできていました。緊張していたというのは後から聞いたんですけど、その中でも自分たちの出せる力を出し切ったのではないかなと思います。

――自身としては立大戦で1−4の試合をひっくり返して勝利しました

去年主将の杉脇さん(麻侑子、平30スポ卒=東京・文化学園大杉並)も言っていたのですが、大将である自分たちが負けたらチームは負けると思っています。なので簡単に勝利を譲れないところではありました。途中私も小山(舞、スポ3=和歌山信愛)もミスが続いたりしたのですが、でも感覚的な部分で嫌なミスの仕方ではなくて先の見えるミスでした。1ゲーム目を取った時は変な感じがして怖いなと思ったのですが、逆転されて差が開いてからは勝てるなという自信がありました。相手は終盤ミスが増えてきましたが、小山は球が入っていました。私は何もできなかったんですけど、気持ちとしては引かずに触った球はしっかりと決めれていました。相手はスタミナ切れな部分もありましたし、学年も下なので思いの強さの差が出たかなと思います。

――今年のチームのスローガンは決まりましたか

『頂』です。これだけ戦力が落ちてる落ちてると言われて、結果もなかなか出ないのですが、私たちが目指しているのはやはり日本で一番のチームです。結果として負ける時は負けるし、それはしょうがないと思いますけど、それだけの準備ができているかというのは常に自分に問いかけて自分と向き合っていくのが「頂」を目指す中での過程というか、一番大事な部分かなと思います。そこまで誰もが認めるくらいできれば、今いるメンバーで全然取れない目標じゃないと思っています。

――再来週の関東リーグの目標をお願いします

目標は一位通過です。先輩たちが全日本大学王座決定戦(王座)の築いてくれた連覇の記録があります。自分も昨年出て勝利して、自分たちの代に繋いだという感覚もあります。また来年小山の代にチャレンジする権利を与えてあげたいなと思うので、一位通過で王座の出場権を得たいです。でも今回の結果も見ると監督さんたちも言っていましたが、今回の大会に出場した明大や立大に日体大と東女体大が加わると考えると順当にいけて5位、最悪入れ替え戦になると思います。現状は他の人たちから見ても、自分たちから見てもそれくらいの位置だと認識しているので、そこをいかに上に上げていけるかが大事かなと。関東リーグはまた雰囲気も違うので2週間でしっかり力をつけれるように取り組めたらなと思います。