ホッケー部

2018.04.24

関東学生春季リーグ 4月22日 早大東伏見グラウンド

3年生の活躍際立ち、東農大戦を制す

 4月とは思えない日差しが降り注ぐ早大東伏見グラウンドで、上位リーグ進出をかけた東農大戦が行われた。試合前半は先制を許すなど苦しい展開だったが、第3クオーター(Q)でFW今村光成(商3=東京・早大学院)がシュートを決め同点に追いつき、第4Qでも1点を追加し2対1で勝利した。これにより関東学生春季リーグ(春季リーグ)での上位リーグ進出と6月28日から行われる全日本大学王座決定戦(王座)への出場が決まった。

 「今回の試合は第1クオーターから相手に押される今までにない試合展開で苦しかった。」とDF糸賀俊哉主将(スポ4=島根・横田)と振り返るように第1Q開始直後から相手におされ自陣でのプレーを強いられる苦しい時間が続いた。試合開始から約10分、早大はピンチを迎える。東農大の選手が守備をかわしシュートを打つがGK山本健悟(社3=滋賀・伊吹)の好セーブにより失点を免れる。第1Q終了間際に反撃に出るも連携が噛み合わず得点にはいたらなかった。第2QでもFW大野誠弥(政経3=東京・早大学院)などが魅せるが相手の守備を崩すまでにはいかず、前半終盤東農大にペナルティーコーナー(PC)を献上する。1度はGKの活躍によりシュートを弾くもおしこまれリードを許したまま試合を折り返す。

1点目を決めた今村

 少数精鋭で体力的な面から苦手としてきた試合後半で早大は流れを引き寄せ、反撃を開始する。1点を追う中でFW糸賀がイエローカードを出され一時退場という場面もあったが、第3Q終盤早大に待ち望んだ1点が生まれる。FW今村がボールを押し込み同点になる。第4Qでもワセダは攻めの姿勢を見せ、中盤ペナルティーストロークの機会を得る。このチャンスを「危なかった」と振り返りながらもFW清水拓登(スポ2=滋賀・伊吹)がしっかりと決め、1点を追加しリードする。そのまま逃げ切り2対1で勝利をおさめた。

ペナルティストロークを決めた清水

 3年生選手陣の活躍も光り、春季リーグ戦の日程が発表された時から照準を当てて来た東農大戦に勝利した早大。2016年以来の王座、2015年以来の上位リーグ進出を決めた選手たちの笑顔は輝いていた。これまで以上に強豪校が立ちはだかるだろうが、進化した早大に期待である。

(記事 新藤綾佳、写真 吉岡拓哉)

結果
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大
東農大
コメント

DF 糸賀俊哉(スポ4=島根・横田)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きょうの試合は3年生の活躍が光った試合だと思っていて、この3年生6人はすごく成長株でこの4ヶ月練習してきた中でも伸びてきた選手だったので、彼らがしっかり結果を残してくれて良かったなと思います。

――きょうの勝利で3年ぶりの上位リーグ進出が決まりましたね

そうですね。この2年間なかなか上位リーグに行けなくて、OBなどいろんな人たちからの批判や無言の圧力を受けて、主将としてのプレッシャーがあったんですけど、後輩の活躍で上位リーグに行けることができて本当に嬉しいです。

――第2クオーターまでは押されている時間が長かったですが、踏ん張りましたね

1戦目と2戦目は比較的序盤から自分たちのペースで攻められていたのに対して、今回の試合は第1クオーターから相手に押される今までにない試合展開で苦しかったんですけど、そこは守備陣であったり、GKの健悟(山本、社3=滋賀・伊吹)がしっかり守ってくれたので、第3クオーター以降の攻めにつながったのではないかと思います。

――第3、第4クオーターでは見事な逆転劇をみせてくれましたね

そうですね。自分たちは(ベンチ入りの)人数が少なくて、後半になればなるほど苦しい展開になるのではないかと思っていたんですけど、予想以上に相手の足が止まってきたので、自分たちは人数が少ない中でも攻められる時間帯ができてきて、徐々にシュート回数やサークル侵入数が増えました。その中で大野(誠弥、政経3=東京・早大学院)や今村(光成、商3=東京・早大学院)や拓登(清水、スポ2=滋賀・伊吹)が前でポイントを残してくれて、ペナルティストロークだったりシュートにつながったので良かったと思います。

――きょうは一度退場になられましたが、その場面について聞かせてください

あの時は1点ビハインドの苦しい状況で、自分が得点して同点に持ち込みたいという気持ちで無我夢中で球を追っていたんですけど、ことしから規則が変わって飛び込みが反則として取られたみたいですね。自分としては納得してないんですけど、フィールドに出ていた10人が5分間守り切ってくれて心強かったです。

――最後に、今後の試合に向けての意気込みをお願いします

きょうの試合に勝てたことで上位リーグに進めて、さらには王座(全日本大学王座決定戦)にも出場できるので、最低限の目標は達成できたのかなと思っています。これからは格上の相手との試合ばかりになるのですが、しっかり対策をしていけば自分たちは成長する可能性がまだまだあると思っているので、より上位に食い込めるように練習を頑張っていこうと思います。

FW今村光成(商3=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きょうの東農大戦でリーグ戦の順位などが決まるというのはずっと前から想定されていたので、きょうに向けて練習や対策をして来ました。相手の1番や4番はとても上手い選手なので彼らをどう抑えるかをみんなで練習してきて、実際に試合で出来たというのが勝利の要因なのかなと思います。また相手は外からの打ち込みが激しくそれに対してディフェンス陣が頑張ってくれて失点を1点に抑えてくれたのも大きなポイントだったと思います。

――早大の1点目になった自身の得点シーンを振り返ってはいかがですか

公式戦で得点をあげることが出来て正直驚いています。自分は技術というよりたくさん走って泥くさいプレーをしなくてはいけないと春リーグ開幕前からずっと思っていたので、流れで決めたというよりは自分でガツガツ行った結果決めることができて良かったです。下手なりの泥くささが出たゴールだったかなと思います。

――嬉しいですか

1年生以来のゴールなので単純に嬉しいです。いつもFWの2人に任せっきりで技術以外のところで活躍しなくてはいけないなと思っていたのですが、今回は得点も決めることができてすごく嬉しいです。

――上位リーグへの進出が決まりましたがそれについてはいかがですか

3年前の代がすごく強くて上位リーグ進出は当たり前のような感じでした。でも僕たちが入学してからそれが叶わなくて、糸賀さん(俊哉、スポ4=島根・横田)や関さん(修平、商4=東京・早大学院)がすごく引張って血の滲むような練習をしてきたので進出が叶って嬉しいです。

――春季リーグに向けて意識されたことはありますか

今年のチームはずば抜けて強い選手がいるわけではないので、全員で少数精鋭でやって行こうということ思っていました。

――次戦へ向けての意気込みを聞かせてください

このまま行くと次は山梨学院大戦だと思うのですが、とても強いチームです。今年のチームは少数精鋭なので、山梨学院大にも個人技で圧倒されるのではなくチーム力で勝っていけたらなと思います。

清水拓登(スポ2=滋賀・伊吹)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

最初に、先制されてしまって自分たちが立てていた作戦と相手が違う動きをしてたので、最初は対応するに手こずったのですが、後半もみんなで諦めずに頑張って最終的には逆転することができたので良かったです。

――上位リーグ進出が決まりましたがいかがですか

それを目標に今までずっと頑張ってきたので、とりあえず一つ目標が達成できたので良かったですし、ここからの試合の方がより厳しくなっていくと思うのでここから気を引き締めて頑張ります

――決勝点を決めたシーンを振り返っていかがでしょうか

ペナスト(ペナルティストローク)だったんですけど、7番の翼(山下翼、スポ2=滋賀・伊吹)か俺かのどっちかが打つというのが決まっていて、翼(山下)が譲ってくれたので、しっかり決めようと思っていったのですが、危なかったですけど、決められて良かったです

――次の試合に向けての意気込みを教えてください

上位リーグで多分向こうのリーグの強いところ、多分山梨(山梨学院大)とかになると思うのですが、自分たちがしっかり対策を立てて、やってきたことを出せば勝てない相手ではないと思うので、やるからにはもっと上を目指して頑張りたいです。