ハンドボール部

2018.04.23

関東学生春季リーグ 4月22日 茨城・常総市水海道総合体育館

日体大の速攻に苦戦。課題が浮き彫りに

 選手たちの熱い思いに誘起されたのだろうか。4月とは思えぬ暑さの中、関東学生春季リーグ(春季リーグ)第2戦が茨城の地で開催された。対するは日体大。「速攻が速いチームなので、シュートで終わって速く帰ろう」(吉田瑞萌、スポ2=東京・佼成学園女)と意識して挑んだが、そのスピードに対応しきれない。相手に退場者がいる間の連続得点で早大に流れが傾きかけた場面もあったが引き寄せられず。大差をつけられての完敗だった。

 開始直後、吉田がディフェンスを引きずりながら豪快なシュートを決めて先制点を挙げる。しかし、やはり相手は速かった。ミスから次々と逆速攻を決められ一挙4失点。杉山瑞樹(社3=神奈川・横浜創英)のサイドシュート、富永穂香(スポ4=東京・佼成学園女)のフェイントを織り交ぜたカットインで得点を挙げるも、早いリスタートですぐに取り返されてしまう。オフェンスでは、「仕掛けてはいるんですけど、抜けきれない中でシュートを打たされてしまっていた」(宇野譲監督、平19人卒=熊本・済々黌)と攻めきれない。前半で4つの7メートルスローを獲得し、相手が退場で2人を欠いた隙に4連続得点で1点差まで詰めたがこれが精一杯。この後ノータイムのシュートを含める3連続失点を浴び、4点ビハインドで折り返した。

切り込んでシュートを決めた富永

 流れを変えたい早大だが、後半も相手の勢いを止められず立ち上がりに4連続失点を喫する。タイムアウトの直後のセットオフェンスはうまく機能し、軽快なパスから富永が得点を上げたがその後はなかなかシュートまで持ち込めない。細かいミスを見逃さない相手にまたも速攻で連続得点を許してしまった。GK北村早紀(スポ3=群馬・富岡東)は要所で早大ゴールを守り、カットインのプレーに切り替えた吉田が後半3得点の活躍を見せたものの及ばず。最後は2本の7メートルスローを与えてしまい、17-29。ここで試合終了のブザーがなった。

北村は要所でゴールを守った

 前半後半共に立ち上がりの4失点が響いた。今後、いかに序盤で主導権を握るかが鍵となるだろう。早大は開幕週で勝利は挙げることはできなかった。しかし全てが悪かったわけではない。このチームの不安要素だったのが経験不足。今回全員が試合に出場し、実戦での経験を積んだことは必ず今後につながるはずだ。さらに「リードされている中でもチームとしてあまり沈まずにやれている」(宇野監督)という。点差が開いた状況でも、ベンチから、そしてコートの中から声を掛け合い、最後まで諦めない姿勢を見せた。またこの日、速攻での失点は多かったが、ディフェンスを切り抜けられるシーンはそう多くはなかった。ミスを減らし、最後まで決め切ることができれば勝利は見えてくる。次の相手、日女体大も速攻が速いチーム。この2日間で見つかった課題を修正し、必ず白星をもぎ取ってみせる。

(記事、写真 宅森咲子)

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関東学生春季リーグ展望/関東学生春季リーグ(4/10)

関東学生春季リーグ
早大 17 9−13
8−16
29 日体大
GK 大沢アビ直美(スポ3=東京・佼成学園女)
LW 杉山瑞樹(社3=神奈川・横浜創英)
LB 吉田瑞萌(スポ2=東京・佼成学園女)
CB 金庭亜季(社4=群馬・富岡東)
PV 楯如美(スポ3=岐阜・飛騨高山)
RB 富永穂香(スポ4=東京・佼成学園女)
RW 久保涼子(スポ4=群馬・富岡東)
コメント

宇野譲監督(平19人卒=熊本・済々黌)

――春季リーグが始まりましたが新チームの印象はいかがですか

昨年4年生主体のチームであったことも影響してるんですけど、まだまだ試合経験が少ない選手たちになるので1戦目2戦目を通して実力は出し切れなかったかなというのが率直な印象ですね。

――今年のチームの特徴は何でしょうか

みんなが勝つことに飢えているところです。目標も一番高いところに設定したのは選手たちですし、そういった部分というのは昨年もあったかもしれないんですけど今年はすごく強いなと思います。

――きょうの試合は振り返っていかがですか

きのうの入りがあまり良くなかったということがあったので、きょうの入りは少し攻撃的な形のメンバー構成とシステムで入ったんですけどなかなかそこもうまくかみ合わず、経験の差というか、そういうものが出てしまったかなというところですね。

――きのうはセットオフェンスがうまくいかなかったと伺いましたがきょうはいかがでしたか

きょうもうまくいかなかったですね。日本体育大学さんはフィジカルが強いという部分があってその中で仕掛けてはいるんですけど、抜けても半身で守られていたりと抜けきれない中でシュートを打たされてしまっていたという所が非常に多かったかなと思います。

――何か収穫はありましたか

一応きょうは全員試合に使ったので、そういった経験というのは今後に生きてくると思いますし、リードされている中でもチームとしてあまり沈まずにベンチの雰囲気もすごく良い中やれているのでそういった部分が昨日の追い上げにもつながったと思います。それは継続してやれればなと思います。

――この先の戦いでポイントとなってくるところは何でしょうか

ディフェンスは悪くないんですけどゴールキーパーとうまくかみ合っていない部分があってそういった部分がかみ合ってくるともう少し失点も抑えられるかなと思います。あと攻撃の部分で、ミスから逆速攻という形が多いのでしっかりとシュートまで打ちきる、最後まで攻めきるというところを目標に頑張ります。

――来週に向けて一言お願いします

いい形でリーグ戦に入れなかったのでしっかりと修正をして、来週また新たな気持ちでやれればなと思いますし、やる相手がまた違うのでしっかりと分析をして試合に臨みたいと思います。

吉田瑞萌(スポ2=東京・佼成学園女)

――日体大戦に向けて意識してきたことはありますか

速攻が速いチームなので、シュートで終わって速く帰ろうというのはチームとして意識していました。

――試合全体を振り返っていかがですか

個人的にはディスタンスシュートを自分がちゃんと決めきらないといけないんですけど外してしまったのでそこは来週に向けての課題かなと思います。チームは2点差とかまで行った時にそのまま波に乗りきれなかったのでそこでもう一歩いけたら良かったなと思います。

――吉田選手自身は5点獲得されましたがご自身のプレーはいかがですか

試合前に5点は決めようと自分の中で試合前に決めてたのでそれを達成できたのは良かったかなと思います。

――きょうのセットオフェンスはいかがでしたか

かみ合わないことが多くてギクシャクしてしまった場面が多かったので、来週に向けて合わせていけたらいいなと思います。

――きょうの一番の敗因は何でしょうか

守れてたりするんですけど、最後の際が甘かったりというのがあったので最後もう一歩頑張って守りきれたら波もこっちに来たと思います。

――逆に良かった点はありますか

自分的にはディスタンスのシュートが入らない時にしっかりカットインのプレーに切り替えられたのは良かったかなと思います。

――来週に向けて意気込みをお願いします

来週の日女体大も速攻が速いチームなので、なるべくシュートで終わって決めきって最後の際までしっかりやっていけたらいいなと思います。