バレーボール部

2018.04.23

春季関東大学リーグ戦 4月22日 埼玉・ウイングハット春日部

無傷の6連勝!単独首位のままリーグ後半戦へ

 6連勝が懸かる早大の相手は、昨年の全日本大学選手権(全日本インカレ)準決勝でも対戦した東海大。序盤からサーブで際どいところを狙われて崩されるも動じず、落ち着いて得点を重ねる。得点を決めた後は声を出して円陣を組み、4年生が積極的にコートを盛り上げる。終始主導権を渡さないまま3セットを連取。セットカウント3-0(25-20、25-14、25-20)のストレート勝利で6連勝。首位で春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)の折り返しを迎えた。

 第1セット、鵜野幸也(スポ4=東京・早実)のサーブレシーブが乱れ、開始直後から連続得点を与えてしまう。早大が東海大を追う展開で試合がスタートするものの、「想定の範囲内」「大崩れしなかったので良かった」と藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)と小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)が口を揃えて言うように、決して慌てなかった。藤中や北川諒(教1=東京・早実)がしっかりセッター小林にパスを返し、要所で連続得点を重ねながらじわじわと点差を詰めていく。苦しんだ新井(東海大)の2巡目のサーブでは宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)のスパイクでしっかりサイドアウトを取り、1度しかサーブを打たせなかった。このサイドアウトをきっかけに早大の反撃が始まる。小林、村山豪(スポ2=東京・駿台学園)の2枚ブロックで何度も相手の攻撃を弾き返し、18-14と一気に差を広げた。その勢いのまま試合は進み、25-20で第1セットを先取した。

きょうもジャンプサーブで相手を乱した小林

 第2セット以降はサーブレシーブも安定し始め、いつも通りの早大ペースに。特にセンター線の攻撃が光る。村山が連続でクイックを決めたかと思えば、バックセンターから藤中や鵜野がバックアタックを決めるなど、相手ブロッカーを終始翻弄。また早大のブロックでは、シャットアウトはもちろんワンタッチからの切り返しがスムーズで、相手に攻撃を決めさせずストレスをかけ続けた。東海大にも焦りが見られ、スパイクのミスが目立つようになったところですかさず連続得点。きのうの課題として挙がったコート内での声もよく出ていて、第2セット、第3セットと危なげなく獲得。選手たちも納得の表情を見せながらコートを後にした。

クロススパイクを打つ藤中

 この試合で春季リーグも半分が終了し、残すは昨年の秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ戦)上位校との試合のみとなった。来週は明大、中大と対戦した後に大阪で開催される黒鷲旗全日本選抜の3連戦、計5連戦が控えている。毎週課題を見つけて次の試合で修正、さらに新たな課題を見つけるというサイクルで、この短期間でも確実に早大はレベルアップしてきた。「きょうの勝ちでチームの雰囲気が良くなった」という村山の言葉からも垣間見えるように、ミスの少ない「つなぐバレー」で勝利を飾れたことは次戦への自信につながる。来週はどのようなレベルアップを見せてくれるのか、期待せずにはいられない。

(記事・写真 松谷果林)

 

​​​​​​​​​​​​ ​​​​​​ ​​​​ ​​​

セットカウント
早大 25-20
25-14
25-20
東海大
スタメン
レフト 藤中優斗(スポ4=山口・宇部商)
レフト 鵜野幸也(スポ4=東京・早実)
センター 武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ2=東京・駿台学園)
ライト 宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ4=長野・創造学園)
リベロ 北川諒(教1=東京・早実)
コメント

松井泰二監督(平3人卒=千葉・八千代)

――春リーグの前半戦を6連勝で終えましたが今のチームの状況はいかがですか

今年のチームは、4年生がしっかり自分たちでまとまり、後輩たちを引っ張っていくということを明確に打ち出しています。6連勝というのはやはり4年生の力が大きいかなと思いますし、私が思っている通りの展開できているというのが現状だと思います。

――選手にお話を伺うと、いつもサーブレシーブが課題だとおっしゃっています

そうですね、サーブレシーブは1年間の課題としていて、特に春のリーグ(春季リーグ戦)に関しては重点的に課題にしました。サーブレシーブができていれば試合が楽な展開になっていますし、良くなければやはり苦しい試合になっているという結果も出ているので、私もまだそれが課題だなと思います。

――デュースにまでもつれる展開を全て勝ち切れていることについては

やはりセットの最後は基本の力が求められると思います。「難しいことをやるのではなく、基本的なことを」ということがよく定着しているのではないかと思います。

――きのうは藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)から「コート内での声が少なかった」という反省点が上がっていました

藤中はぐいぐい引っ張るタイプの選手ではないですが、今は鵜野(幸也、スポ4=東京・早実)と、堀江(友裕、スポ3=和歌山・開智)の代わりに北川(諒、教1=東京・早実)が初めてコートに入っているので、1年生からずっとコートに入っている藤中には、もう少し瞬間的な声出しや指示だしをやってもらえればもっとスムーズに試合運びができるのではないかと感じています。

――来週は5連戦です

ここまで6連勝してきましたが、何連戦ということは関係なく、1試合1試合の目先のプレー、目先の試合に集中する、練習でやってきたことを全部出すという軸だけをぶらさないでやってもらえればいいかなと思っています。

藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

楽に勝てる相手ではないと分かっていたんですが、自分たちのバレーができればという意識でいけました。相手のミスもありましたし、出だしは少し良くなかったですが、自分たちのやるべきことはしっかりできたのではないかと思います。こういう形で勝てて良かったと思っています。

――出だしの相手のサーブからの連続得点については

幸也(鵜野、スポ4=東京・早実)が狙われることは分かっていたので、僕とリベロの北川(諒、教1=東京・早実)がサーブレシーブにおいて負担を減らしてあげることと、スパイクに専念させてあげることなどを意識しました。まだ春季リーグ戦の途中の段階なので、あいつ自身にとっても試合を通して良い練習になっていると思います。その辺りに関しては光輝(小林、スポ4=長野・創造学園)の言う通り想定内でした。大崩れしなかっただけ十分だと思います。

――きのうの課題だった「声掛け」に関してはいかがですか

序盤は少しリードを許しましたが、それ以外は終始リードを守り切るという試合展開だったので、全体として声を出せていけたかなと思います。

――ブロックでワンタッチを多くかけられていました

トータルディフェンスを重要視しています。ブロックがしっかりできればディグにも繋がりますし、今のところ相手のコースや打ち方をしっかり見て、レシーブやブロックにいけていると思います。そこに関しては、そのスタイルがコンスタントにはまっていけば大丈夫かなと思います。

――6戦全勝で現時点でリーグ首位ですが、現時点ではどのような課題がありますか

前半後半と一区切りではありますが、春季リーグ戦としてファーストブレイクとサーブという課題を念頭に、やることは変わらずにという感じです。ファーストブレイク、サーブで攻める、ブロックとレシーブの関係など色々と課題がありますが、1番はファーストブレイクを取っていくということを大事に後半戦もやっていきたいです。。

――来週の5連戦については

黒鷲旗全日本選抜については春季リーグ戦とは違った大会なので少し違う意気込みかなと思います。春季リーグ戦の2試合については、毎週課題を見つけ、平日の練習で修正していくというサイクルを僕たちも意識してやっているのでそれを来週も同じようにできたら。黒鷲旗では格上の相手としか当たらないので、思い切ってやっていけたらと感じています。

小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)

――お疲れさまでした。今日の試合はいかがでしたか

今日は比較的相手が分かりやすいチームだったので、こっちがそれにしっかり対応できて昨日よりも良い試合展開だったと思います。

――きのう、きょうと村山選手(豪、スポ2=東京・駿台学園)にかなり多くトスを上げていましたが、センター線の重要性については

自分は相手のミドルブロッカーと駆け引きしなければなりません。駆け引きの中で、豪(村山)を使えるところまで使っていけたらと思っていました。

――コート内での声掛けについてはいかがでしたか

きのうはあまり良くないゲームだったので、反省を生かしてチーム内でのコミュニケーションを積極的に取ろうということでした。

――最初に東海大の選手の強力なサーブからリードされるという試合展開でした

向こうがサーブを強く打ちこんでくるというのは分かっていました。多少の連続失点は仕方ないと思って想定内の範囲でいたので、そこでしつこくついていって、あとから抜けるという展開を予想していました。

――来週は5連続の試合ですが修正点や課題などはありますか

1番はケガに気を付けていきたいと思っているので、チーム内でしっかりケアしていきたいです。まず春季リーグ戦の2試合、それから黒鷲旗という流れですが、格上相手のチームには胸を借りるつもりでいきたいですし、チームのレベルアップに繋がればと思っています。

村山豪(スポ2=東京・駿台学園)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きのうの試合が個人として全然だめだったので、きのうの反省点をしっかり克服できるようにという気持ちで臨みました。

――どのような点が具体的に反省点だったのでしょうか

きのうはプレーというよりも気持ち的に、勝ちにこだわりすぎてしまって空回りしたところがありました。今日は1回落ち着いてからプレーをしようということを心がけました。

――きょうはクイックの打数も決定本数も多かったように思いました

きょうは打っていて気持ちがいいスパイクがたくさんあったので、トスをどんどんあげてほしいという気持ちがありました。

――スパイクだけでなくブロックもたくさん決められていましたが、ブロックの調子はいかがですか

両方の調子がいいというのがベストなんですが、きょうのようにどちらかの調子が良ければもう片方の調子も上がっていくことが多いです。ミドルブロッカーなので、ブロックも優先してやっていきたいと思います。

――春季リーグ戦6戦全勝で折り返しを迎えました

きょうの勝ちでチームの雰囲気も良くなってきたと思います。これから残りの半分もみんなで頑張っていこうという気持ちになったので、黒鷲旗もありますが、一丸となって勝っていきたいと思います。