バレーボール部

2018.04.22

春季関東大学リーグ戦 4月21日 神奈川・青学大相模原キャンパス

セット奪うも対応遅れ敗退 初勝利はまたも持ち越し

 近づいた白星を取り逃した。春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)も3週目を迎え、いまだに勝利に恵まれない早大は東女体大と対戦。第1セットは相手の高いスパイクに対応できず落とすも、第2セットで森佳央理主将(スポ4=群馬・高崎女)と富澤結花副将(スポ3=東京・文京学院大女)が躍動。春季リーグ戦初戦ぶりとなるセット奪取を果たした。しかしその後は連続失点が目立ち、セットカウント1-3(15-25、25-21、14-25、23-25)で敗退。またも1部での初勝利とはならなかった。

 森と富澤の両エースを対角に配置する新しいフォーメーションで臨んだ一戦。その陣形の成果か、第1セットは序盤から森のブロード、富澤のスパイクなどで9-5と先行する。しかし「同じことを何度もやられることが多かった」(富澤)と、両サイドから強烈なスパイクを浴び、4連続失点で同点に追いつかれてしまう。たまらずタイムアウトを取りその後1点を返すも、相手のクイックとミスで5連続失点。一気に突き放されると、レシーブの乱れにより点差が開き、このセットを落とすこととなった。しかし続いて迎えたセットでキャプテンが気を吐いた。3-2から森が4連続でスパイクを決めるとチームも勢いづく。ブロックでワンタッチを取る姿勢や、リベロの河治えみり(社2=北海道・旭川実)を中心にレシーブも上がるようになり、点差を縮めさせない。最後はまたも森が相手のブロックを弾く豪快なスパイクを放つと、初戦の嘉悦大戦以来となるセット奪取を果たしたのだった。

連続得点を奪った森

 この流れのまま逆転したい第3セット。相手のミスも重なり一進一退の攻防が繰り広げられたが、11-11からまたも相手サイドの猛攻に捕まる。相手のブロックポイントも含めて7点を続けざまに献上し、完全にペースは東女体大のものに。最後はサーブレシーブが上がらずこのセットを失った。「全部出し切ろう!」と、森の掛け声と共に始まった第4セット。相手のサイドからの攻撃にようやく対応し、拮抗(きっこう)した試合を展開する。ミスから失点が重なる場面も見られたが、ピンチサーバーとして森の代わりに梨本未央(社2=東京・駒場)が出場すると、好サーブから再び流れは早大に。それに呼応するかのように、富澤が攻めては4本ものブロックアウト、守っては苦しめられたサイドからのブロードにブロックポイントを挙げる大車輪の活躍を見せ追いすがる。しかし1点の差が縮めきれなかった。23-24から、レシーブが上がらずコートにボールが落ちると、試合終了のホイッスル。近づいた初勝利は、またも手からすり抜けてしまった。

流れを引き寄せるサーブを放つ梨本

 第2、第4セットでの動きは良かっただけに、連続失点を最少に留めてローテーションを回せなかったことが一層悔やまれる。「試合の中で(相手に)対応できないとダメ」と富澤が表情を固くしたように、相手へ対応し自分のペースで攻めることが、早大が1部で1勝するためには必要となるだろう。次に対戦する青学大は現在2勝2敗と振るわないが、強敵であることは疑いようもない。失点を抑える粘りのバレーで相手に即応し、次こそ勝利を挙げて欲しい。

(記事 坂巻晃乃介、写真 佐藤菜々、遠藤伶)

セットカウント
早大

15-25

25-21

14-25

23ー25

東女体大
スタメン

レフト 富澤結花(スポ3=東京・文京学院大女)

レフト 森佳央理(スポ4=群馬・高崎女)

センター 村山果菜(教2=東京・国際)

センター 斎藤友里(スポ1=千葉・敬愛学園)

ライト 井上裕利恵(スポ2=岡山・就実)

セッター 植松知里(文構2=香川・高松第一)

リベロ 河治えみり(社2=北海道・旭川実業)

コメント

馬場泰光監督(平8人卒=京都・洛南)

――今日の試合の振り返っていただけますか

今日からフォーメーションを変えました。第1セットの入りは慌てた部分もあり、ワンサイドゲームになったのですが、第2セットと第4セットは狙いとしていた形がそれなりにできたのではないかなと思っています。

――良い点と悪い点がはっきりした試合だっと思いますが

先週から個人別に1セットで何点とるかという目標を定めているのですが、森と富澤以外の選手が複数点以上取っていくことができれば、勝ちにつながる道筋は見えたので、それができたセットとできなかったセットで如実に結果に現れたのかなと思います。

――連続失点が何度か見られましたが、そこの課題はどの辺りにあると思われますか

やはり、つないで、ラリーを制して点を取ることができなくて、受け身に回ってしまった。また、レシーブもよくなく、全てが良くない形になってしまって、なかなかローテーションが回らなかったところです。ローテーションが回せるところについては、ブロックの脇のレシーブがしっかりとできていて、それをエースにつないで、エースが決めるパターンができているので、明日以降もそこが確立できるかがポイントになってくると思います。

――一方で、連携の精度などチームとして高まってきているように見えますが

まだまだ課題があるかなと思っています。

――明日の青学戦に向け意気込みをお願いします

やることは変わらないと思うので、今日できたりできなかったりがあった、ブロックの脇のレシーブをしっかり上げて、エースにつなげるパターンが明日も大事になってくると思うので、そこを満足に出せるように頑張っていきたいと思います。

森佳央理主将(スポ4=群馬・高崎女)

――今日の試合を振り返って

先週2試合完敗してしまったので、自分たちでもう一回決め事をしっかりやろうということで、サーブの狙いだったり、ブロックの位置取りだったりといった確認してきたことが、出せたセットは勝てたし、出せなかったセットは負けた試合でした。自分たちがやるべきことをしっかりやれたら、セットは取れるんだってことが今日わかったので、それは明日につながる試合になったかなと思います。

――2セット目は久しぶりにセットを奪いましたが、その時のチームの雰囲気はいかがでしたか

チームの雰囲気はいつも通りって感じでした。大量得点をしているわけではないけど、1点ずつコンスタントに点が取れていたセットかなと思います。

――特に2セット目の序盤など活躍が見られたと思いますが、今日のご自身のプレーを振り返っていただけますか

自分にブロックがついてくることは分かっているので、そのブロックをいかに使えるかっていうことを考えてプレーしています。アタッカーの中で誰が何点取るのか目標を決めていたので、その目標をみんなが達成するためにプレーしていた感じでした。

――後輩の活躍も見られているここ数試合だと思いますが、その活躍についてはどう思われていますか

コートの中に下級生しかいないので、頑張ってもらわないといけないことは分かっているので、いかに下級生に点を取ってもらうために、自分がブロックを引きつけたりであったり、空いているところを言ったりだとか、そういったところでしか助けられないので、そういう点を意識しています。

――明日の青学戦に向けて

自分たちのやるべきことをもう一度明確にすることと、自分たちが決めた得点設定を達成すること、そして今日の勢いをそのまま殺さずに明日に臨めれば勝てる試合になると思います。

富澤結花副将(スポ3=東京・文京学院大女)

――今日の試合を振り返っていかがですか

フォーメーションを変えて、新しいものでやったんですけど。同時にチームの決まりごとをしっかり決めてて、それが場面場面で発揮できていたのが良かったなと思います。

――それが発揮できたのが第2セットということでしょうか

そうですね。最後とかもブロックだったらここを抑えるとか、そういうのがちゃんと出来てたので良かったです。

――レシーブは全体的にどうでしたか

まぁまぁなんですけど(笑)もうちょっと球際を上げられればなとは思います。全体的に上がっているところは上がっているし、いいと思うんですけど、上がったボールもセッターが上げやすい位置に上げたりすることを意識しないといけないですね。頑張ります。

――東女体大はスパイクが強いチームでした

そうですね、背も高いし。自分たちのブロックが弱いので、その分レシーブで頑張らないとなと思います。

――第3、第4セットはブロックアウトを決められていましたが、意識されましたか

いや、特には。いつもはトスが短くてクロスしか打てない場面が多いんですけど、今日は伸ばしてくれたりしたのでその分クロスもストレートも打ち分けられたなと思います。

――セッターも芹澤友希前主将(平30スポ卒=茨城・土浦日大)から植松選手(知里、文構2=香川・高松第一)に変わりましたが、連携などは

最初は合わせづらかったんですけど、今はもう大丈夫です。

――今日は連続失点をしてしまう場面が多かったですが、それはどういう点からなるものだと思いますか

どうすればいいんだろうな。でも同じことを何度もやられることが多いので、その時に一本で対処できたり、試合の中で対応できないとダメだなと思います。明日も多分クロスの多いレフトだったり、ライトが左利きだったりするので、その相手に対して試合の中で対応できたらいいなと思います。こっちが対応すると、相手も合わせて対応してくるとは思うんですけど、それにも試合の中で対応できるようにしていきたいです。

――明日の青学大戦に向けて意気込みをお願いします

今日もいい試合ができたと思うので、明日もこの勢いで1勝をもぎ取れるように頑張ります。

井上裕利恵(スポ2=岡山・就実)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

勝てた試合だと思いました。しかし中盤で自分たちの連続失点を切ることができなかったので、そこが課題だと思いました。

――サーブの調子が良かったように見えましたがどうでしたか

チーム全体でサーブは人に対してではなく、人と人の間を狙う練習をこの1週間してきたので、その成果が出たのかなと思います。

――ブロックアウトなどで点数をたくさん取っていましたが

相手のブロックが高かったので、自分で思い切って打ってブロックアウトで点数を取っていました。

――きょうはレシーブが取りきれてないように見えましたが、なにが原因だと思いますか

相手の前後の揺さぶり対応ができなかったことが原因だと思います。

――このオフシーズンを経てスパイクなど変化した点などはありますか

身長が低い分セッターにトスを低くしてもらって、速い攻撃をするように練習してきました。それをこの春季リーグ戦で出せたらいいなと思います。

――学年が上がり後輩もできましたが、意識の変化などはありますか

コートの中に1年生が入ってきたことによって、きょねんまでは先輩たちに引っ張ってもらっていたのですが、ことしは自分もしっかり声を出して盛り上げていかなければいけないなと思っています。

――あすの青学大戦に向けて意気込みをお願いします

まだ1回も勝つことができていないうえ、リーグの折り返し地点ということもあるので、しっかりと勝利して次の試合にいい形で持っていくことができればいいなと思います。