バレーボール部

2018.04.21

春季関東大学リーグ戦 4月21日 埼玉・ウイングハット春日部

課題を残すも、セットは落とさず 5連勝を飾る

 開幕5連勝を狙う早大は、駒大と対戦した。第1セット序盤からリードを奪ったが、セット奪取目前で追いつかれ、デュースにもつれる展開となる。両者譲らず、白熱したセットとなるが最後は藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)のスパイクでなんとかものにすると試合は完全に早大ペースへ。試合の中でブロックを改善し対応力も見せると、セットカウント3ー0(39—37、25−15、25−19)でストレート勝ち。無傷の5連勝となった。

 「完全に負け試合」(武藤鉄也、スポ3=東京・東亜学園)。試合開始直後からリードを奪い優位に試合を進めているかに見えた早大。24−20と4点差を付けセットポイントを手にするが、あと1点が遠かった。連続得点を許し、たまらずタイムアウトを挟んだが相手の流れを断ち切ることができない。「サーブレシーブが返らなくて、焦ってしまった」(前田真治、政経4=京都・洛南)。レシーブの乱れからまさかの4連続失点を喫した。24−24と追いつかれ第1セットから試合はデュースへ。相手の速い攻撃により、ブロックアウトを多く取られ攻撃を切り返すことができない。その一方で、早大のスパイクが相手の粘り強いレシーブに拾われる苦しい展開となる。30点を超えても決着は付かず。藤中主将を中心にレシーブで粘るが、相手のコースを狙ったサーブでサービスエースを奪われ、31−32とリードを許してしまう。両者譲らない白熱した展開の中、小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)はセンターを多用する強気な配球。これに村山豪(スポ2=東京・駿台学園)が応えると、最後は藤中が緩いスパイクでブロックアウトを奪い39−37。見事接戦をものにした。

何度もクイックを決めた村山

 第2セット以降は完全に早大が主導権を握った。集中力の途切れからか、ミスの増えた駒大を寄せ付けることなく得点を重ねていく。第1セットで機能しなかったブロックも試合の中での修正力を見せ、このセットだけで5本のブロックポイントを挙げた。足が動かず選手の間にボールが落ちるなど、つなぎの部分での課題も見られたが、危なげなくセットを奪う。第3セットも流れは渡さず。結局、第1セットが明暗を分けるかたちとなり、終わってみればストレート勝ち。また一つ、連勝を伸ばした。

武藤の力強いサーブから連続得点を重ねた

 ここまで落としたセットはわずか1セットのみ。順調に白星を積み重ねている早大だが、まだまだチームは発展途上だ。目下の大きな課題はサーブレシーブだろう。強豪校との対戦が控える中、いかにレシーブ面を安定させ早大らしい攻撃を展開できるかが大きなポイントとなる。また、流れが良くない場面で声が出ていないのも気がかりである。あすは東海大との対戦だ。一つ一つ課題を消化し、白星を積み重ねていきたい。

(記事 杉山睦美、写真 松谷果林)

 

セットカウント
早大 39-37
25-15
25-19
駒大
スタメン

レフト 藤中優斗(スポ4=山口・宇部商)
レフト 鵜野幸也(スポ4=東京・早実)
センター 武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)
  センター 村山豪(スポ2=東京・駿台学園)

ライト  宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)
  セッター 小林光輝(スポ4=長野・創造学園)
リベロ 北川諒(教1=東京・早実)

コメント

藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)

――今日の試合を振り返っていかかですか

結果的に3-0で勝てましたが、1セット目ではしっかり決め切りたいところで決め切れず、(リードしていたのに)自分たちのミスで競る展開になってしまいました。相手のミスなども重なり、なんとか勝ち取れました。24-22から逆転される形になってしまいましたが、上位のチームになるにつれて厳しい試合になってくるので、1点でしっかり抑えたいです。

――具体的に1セット目の展開についてなにか原因はありますか

試合が終わってから「声が出ていない」と指導を受けました。そこについてはコート内でも積極的に声を出していければと思います。

――1セット目ではブロックがアウトを取られるシーンが多かったですが、2セット目からはきっちり機能していました

相手のコースについてはベンチ側からも指示がありました。自分たちもどのコースが多いかについては徐々に分かってきた感覚があったので、ブロックが無理ならレシーブで、という対応をコートの中で話すことが出来ていたかなと思います。しかし、まだブロックの形が悪かったり、レシーブとの関係が甘かったりします。上位のチームとの対戦になるほど中途半端なブロックだと相手にしっかり決められてしまうことになるので、そこはまたこれから詰めていきたいと思っています。

――先週の課題だったファーストブレイクとサーブレシーブについてはいかがですか

サーブレシーブがなかなか返らず、結果が出なかったので、3人入ってのサーブレシーブについては火曜日からやり方を変えようという話になっていました。しかし、今日もあまり上手くいかず、かなり(3人の)間に落ちてしまったので、もう一度練習から変えていかなければと感じました。

――明日は東海大との試合で、今後も強豪相手の試合が続きます

準備の段階で、データに関してはミーティングをしてきました。あとはアップをしっかりやることと、そして自分たちのバレーをしっかりやる、具体的にはファーストブレイクのためにサーブをしっかり攻めるということです。今までやってきたことをやれば、自ずと結果はついてくると思います。「勝ちたい」という思いは必要ですが、「勝たなきゃいけない」というわけではなく、自分たちのバレーをするという心がけでやっていけたらと思います。

前田真治(政経4=京都・洛南)

――今日の試合を振り返って

1セット目の入りが悪くて、実際あれは負けていた試合でした。結果的には運良く勝ちにはなっているのですが、練習の甘い部分が出ていると思います。1セット目を取ることができて、2セット目で相手の集中力が切れて、そのまま勝つことができたのですが、3セット目も余裕を持ちすぎてミスが多かったです。ここから相手のチームも強くなってミスもしてくれなくなるので、その部分が来週に向けての課題だと思います。

――4点差でセットポイントを握りながらデュースに持ち込まれてしまいました

精神的な部分でサーブレシーブが返らなくて、焦ってしまいました。2点余裕がある状況だったのですが、流れを持っていかれてしまいました。個人個人の気持ちの問題だと思います。あとは、全員が声を掛け合う部分が少なかったので、全員がカバーし合って、声を出して盛り上げていきたいと思います。

――ネット際で選手が交錯する場面が何度かありましたが、それも声掛けが足りていないということですか

ネット際はごちゃごちゃしやすいので一概には言えないですが、全体的に声が出ていないということは確かなので、そこはあすに向けてしっかり反省したいと思います。

――2セット目以降ブロックが修正されました

相手の攻撃が速かったのですが、それに徐々に慣れていって追いつけるようになっていきました。

――ご自身のプレーを振り返って

リーグ戦でユニホームを着るのがことし初めてだったので、思い切りが足りないなど、練習通りにいかない部分が多いです。4年生としてもう少し示しがつくようにやっていきたいです。

――あすへ向けて意気込みをお願いします

順調に勝ってはきているので、ここから勝負どころだと思います。一つ一つ丁寧に、今までのことは良い意味で忘れて、新しい気持ちでまたあしたから勝っていきたいです。

武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)

――まずは今日の試合を振り返っていかがですか

1セット目では勝っていたのに追いつかれて逆転されるという展開でした。あれは完全に負け試合で、先にセットポイントを取っているのに勝ち切れないというのはやはり反省材料です。1個1個のプレーが少し雑になってしまいました。相手のミスで得点できているという感じが多々あったと思うので、細かい部分の修正をしていきたいと思います。

――具体的にどのような点が反省点なのでしょうか

セットポイントを取ってから、サーブレシーブがしっかり返らない、攻撃をしっかり決めきることができないところがよくなかったです。デュース以降に限らず、キャッチ(サーブレシーブ)がまだ不安定で、その分2、3本目が慌ただしくなって、合わなかったり決めきれなかったりしました。そういう所が修正ポイントかなと感じました。

――デュースまでもつれ込んだ第1セットを取ってから、第2セット以降の切り替えについてはいかがですか

切り替えというよりも、1セット目を取れたことで余裕が出来たのかなと思います。先ほども言いましたが、自分たちがブレイクしたというよりも、やはり相手のミスに相当助けられた部分があると思います。

――武藤選手のサーブから連続得点を重ねるシーンが見られましたが、ご自身のサーブの調子は

あまり調子が良くなく、先週は全然だめでした。今週はフォームを少し見直したので、先週よりはだいぶ良くなったと思います。フォームがしっかり固まってリズムがよければ、いいサーブが入ると思うのでそれを継続してもう少し精度を上げられれば。

――最後に、明日は東海大との試合です

東海大は背も高く、勢いのあるチームです。その勢いに押されないように、自分たちもしっかりやるべきことをやっていきたいです。1本目をまずはしっかり返して、そこから2、3本目でコンビを合わせられるようにしたいです。また、相手はライトの攻撃がかなり良いので、ライトの攻撃に対してしっかり対応できれば、楽な展開になるのではないかと思います。簡単に勝てる相手ではないですが、1本1本大事にやっていけたらと思います。