漕艇部

2018.04.21

第87回早慶レガッタ 4月22日 東京・隅田川

早慶レガッタ展望

 天候は晴れ、最高気温28度、風速毎秒5メートル。この時期特有の強い風に加えて春らしからぬ暑さも加わり、前回大会を彷彿とさせる天気が予想される今年の早慶レガッタ。9年ぶりの完全優勝を成し遂げた前回大会、一度手にした覇権はそう簡単には渡せない。春の隅田を歓喜に沸かせるのは、今年も早大クルーだ――。

★いざ、前人未到の29連覇へ(女子エイト)

 昨年はスタートダッシュで出遅れ、終盤の慶大の腹切りによって辛勝をつかんだ女子エイト。今年はU23日本代表候補のエース・米川志保女子主将(スポ4=愛知・旭丘)をクルーのエンジンとなる5番に据え、圧倒的な差をつけた勝利を目指す。通常のレースの半分となる1000メートルの短距離だが、だからこそ一つのミスが命取りとなる。初めての早慶レガッタを迎える2年生が、漕手の半数を占める若いクルー。「連覇というかたちにはなっているんですけど、挑戦という気持ち」(澤田夏実チーフコックス、スポ4=東京・小松川)。果たして今年はどのようなレースを見せてくれるのか。

輝かしい記録におじけづくことなく、今年もワセ女らしい漕ぎで圧倒する

★未来を担う若きクルーが3連覇へ(第二エイト)

 昨年3・1/2艇身差の快勝を収め、連覇を達成した第二エイト。今年は、来年以降の主戦力を担うであろう3年生以下が9人中8人を占める構成でレースに挑む。クルーを率いるのは唯一の4年生・井踏直隆副将(文構4=東京・早大学院)。高校時代から馴染みのあった早慶レガッタ。大学入学後は2年時から第二エイトに乗り続け、今回が最後のレースとなる。「対校に乗れなかったなという悔しい思いの反面、下級生を率いて対校に食って掛かるくらいの気持ちで挑めたらいい」(井踏)。後ろに座る高校の後輩・川田翔悟(基理3=東京・早大学院)と共にクルーのリズムをつくり、対校エイトへ勝利の流れをつなぎたい。

10年ぶりの第二エイト3連覇へ期待がかかる

★気持ちを新たに、2年連続の完全優勝へ(対校エイト)

 3年前の失格、おととしの沈没、そして昨年の6年ぶりの優勝。過去86回の長い歴史の中でも稀に見る、激動の四年間を目の当たりにしてきた現4年生。そんな彼らが臨む最後の隅田川で、今年はどんな展開が繰り広げられるのだろうか。昨年の優勝メンバーの多くが卒業し、引き続き乗るのは伊藤大生主将(スポ4=埼玉・南稜)と鈴木大雅(スポ4=埼玉・県浦和)の二人のみ。他7人は初の対校エイト乗艇となる。しかし昨年第二エイトで快勝を収めたメンバーが漕手の半数を占めており、特殊なコンディションである隅田川での経験値に不安はない。「挑戦者として自分たちのメンバーで最高の勝利を目指す」(伊藤大)。日々培ってきた実力と自信をオールに込め、必ずや隅田に『紺碧の空』を響かせてみせる。

初の大舞台となるストロークの田中海靖(スポ2=愛媛・今治西)の活躍にも注目だ

(記事 石塚ひなの、写真 坂巻晃乃介、岡田静穂、萩原大勝)

◆早大各クルー出漕メンバー

【女子エイト】

C:澤田夏実(スポ4=東京・小松川)
S:北村綾香(スポ4=滋賀・膳所)
7:青木華弥(教4=東京・本所)
6:三浦彩朱佳(文2=青森)
5:米川志保女子主将(スポ4=愛知・旭丘)
4:南菜月(教3=新潟南)
3:尾嶋歩美(スポ2=埼玉・南稜)
2:宇都宮沙紀(商2=愛媛・今治西)
B:松井友理乃(スポ2=愛媛・今治西)

【第二エイト】

C:菱谷泰志(スポ2=鳥取・米子東)
S:井踏直隆副将(文構4=東京・早大学院)
7:川田翔悟(基理3=東京・早大学院)
6:高山格(スポ3=神奈川・横浜商)
5:堀内一輝(スポ3=山梨・富士河口湖)
4:菅原諒馬(商3=東京・早大学院)
3:鈴木利駆(スポ2=静岡・浜松西)
2:舩越湧太郎(社2=滋賀・膳所)
B:土屋夏彦(スポ3=山梨・吉田)

【対校エイト】

C:徐銘辰(政経3=カナダ・St.Andrew‘s highschool)
S:田中海靖(スポ2=愛媛・今治西)
7:飯尾健太郎副将(教4=愛媛・今治西)
6:鈴木大雅(スポ4=埼玉・県浦和)
5:伊藤大生主将(スポ4=埼玉・南稜)
4:金子怜生(社4=東京・早大学院)
3:坂本英皓(スポ3=静岡・浜松北)
2:藤井拓弥(社3=山梨・吉田)
B:尾崎光(スポ4=愛媛・今治西)