スケート部

2018.04.24

秩父宮杯第66回関東大学選手権決勝リーグ2回戦 対中大 4月22日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

執念で2得点を挙げるもむなしく、前日に続き2敗目・・・

 先日の明大戦から気持ち新たに臨んだ関東大学選手権決勝リーグ2回戦。この日は中大と対戦した。第1ピリオド(P)終盤、PP時の連続失点により相手に流れを与えてしまう。FW鈴木ロイ主将(教4=北海道・苫小牧東)が終盤に意地の2得点を挙げるも時すでに遅く、2-6と黒星を喫した。

 第1Pは両者一歩も譲らず、同点のまま終わるかと思われた。しかし、残り2分を切ったところで得たPPのチャンスをものにしようと積極的に攻め込んだ早大は、逆にディフェンス陣が前がかりになったところを攻め込まれ、先制点を許してしまう。さらにその直後、「失点後やPPの時は頭を空っぽにして漠然としたホッケーをしてしまった」と鈴木が語るように、早大の緊張の糸が緩んだ隙を突かれ第1P終了間際にまさかの2失点目。ラスト40秒で2連続失点を喫し、一気に形勢は中大有利に傾いた。不穏な空気のまま迎えた第2Pでは、相手がファールを連発。PPの時間が何度も訪れるが、なかなか得点に結びつけることができない。そんな中残り1分には片側で上手く1対1を作られ、中大にいい形でのシュートの機会を与えてしまう。シュートは見事にゴールに吸い込まれ、0-3で第2Pを終えた。

幾度かの好機を演出した生江

 もう後がない第3P、開始5分で2点を決められどんどん点差を離されていく。早大は2度のPKをしのぎ、シュートは決まらなかったもののFW澤出仁(スポ2=北海道・武修館)やFW矢島雄吾副将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)などフォワード陣が反撃の姿勢を見せる。すると10分、4年生の意地で一矢を報いる。ゴール前に位置を取っていた鈴木にDF坂本之麿(社4=青森・八戸工大一)がパスを出し、鈴木はそれを丁寧にゴール隅へ決めた。すぐさま中大にパックを押し込まれ得点を与えてしまったが、早大も最後まで粘り続ける。残り3分、澤出が攻め込んでこぼれたパックをまたもや鈴木がゴールに突き刺した。鈴木はこの2得点について「ほとんど意味のない得点だった。自分の得点で流れを呼び込める時間帯に得点を挙げなければいけない」と振り返った。その言葉通り2点返した時点でも差は4点。追い上げには遅く、その差は詰まることなく2-6で力尽きた。

鈴木主将は自身2得点も悔しさが募る

 決勝リーグ2敗目を喫してしまった早大。課題として残ったPP時のプレーをいかに修正するかが今後の試合のカギとなるだろう。次は今大会で明大を下している東洋大との一戦。決して簡単な試合ではないことが予想されるが、昨秋は完封勝利を収めるなど決勝リーグに進出している3チームの中では相性がいい相手だ。早大の健闘に期待がかかる。

※1 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が多く、数的有利な状態をパワープレーと呼ぶ。

※2 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ。

(記事 阿部かれん、写真 小林理沙子)

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※( )内はシュート数

結果
早大 ピリオド 中大
0(4) 1st 2(12)
0(20) 2nd 1(11)
2(17) 3rd 3(6)
2(56) 6(32)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
中大 19:20 77齊藤 PP
中大 19:57 20切江 88徳光 11植森 PP
中大 38:53 18佐藤 77齊藤 12渡邉
中大 41:38 18佐藤 77齊藤 11植森
中大 43:52 11植森 88徳光 20切江 PK
早大 49:25 16鈴木 33坂本 19杉本 PP
中大 51:01 97矢島 72宮本 33中村 PK
早大 56:46 16鈴木 1澤出
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
19杉本 16鈴木 1澤出 33坂本 29ハリデー
17高橋 9生江 12飛田 25篠田 18羽場
2北村 27前田 21矢島 31大崎 13吉野
15伊東 24河田 14小澤田 23草島 10住友
GK34谷口→39村上
コメント

FW鈴木ロイ主将(教4=北海道・苫小牧東)

――今日の試合の振り返りをお願いします

パワープレーで流れを悪くしてしまったのが最大の敗因だったと思います

――オフェンスで攻めきれないことが失点につながったのでしょうか

オフェンスで攻めきれないでディフェンスも前がかりになっちゃって失点した場面もありました。あと、ブレイクアウトするときにもう少し一人一人がパックをもってスケートしないといけないですね、他人任せのプレーが多かったです。5対5でできることが、PPでできなかったというのがよくなかったと思います。

――早大は我慢してチャンスをうかがうホッケーをする必要があると思いますが、ここ2試合を見てどう思いますか

失点後の切り替えとかはベンチからもよくできていたと思うんですけど、失点を防ぐ声かけというのができていませんでした。失点してから盛り上げて反省するんじゃなくて、失点する前に防げるような声掛けができたんじゃないかなと反省しています。

――失点シーンを見ても防げなくはない失点が多かった印象を受けました

その通りだと思います。普段なら頭を使ってホッケーをできているんですけど、失点後やPPの時は頭を空っぽにして漠然としたホッケーをしてしまって、失点してしまったのかなと思います。

――鈴木選手自身は2得点されました

点は入りましたけどほとんど意味のない得点でした。もっと自分の得点で流れを呼び込めるような時間帯に、得点を挙げなければいけないなと思いました。

――チームとして第1セットに得点が偏っている印象がありますが、主将から見ていかがでしょうか

第1セットは攻撃力がある選手がある選手がいて、点が取れて当たり前だと思います。第2セット、第3セットもいい選手がそろっているので、もう少しゴールに向かって行ってシュート数を増やしていけば得点も増えてくると思います。

――最後に東洋大戦への意気込みをお願いします

もう3位にしかなれないですけど、チームとしてしっかりと3位になるという目標をもって臨みたいです。もう次の試合が終わったら秋まで自分たちの大好きなアイスホッケーができないので、来週の試合にすべてを懸けて、必ず勝利して3位でこの大会を終えたいと思います。

FW生江太樹(スポ2=北海道・釧路江南)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

みんな気持ちは入っていたと思うのですが、結果として2―6で完敗してしまったので、次やるときは必ず勝てるように頑張りたいと思います。

――チャンスメイクが目立ちましたが、いかがですか

まだ自分は春大会では(シュートを)決められていないので、得点して貢献したかったんですけど、実力不足で得点できませんでした。(今日の試合について)しっかりとセットでコミュニケーションを取って、次に生かしたいと思います。

――どうすれば得点に結びつけることができると考えていますか

やっぱり最後は気持ちの部分が全てだと思うので、技術というよりは「決める」という強い気持ちがあれば、得点は入ると思うので、そういう気持ちでやっていきたいと思います。

――ここまで試合を重ねてきて、第2セットのFW陣の連係はいかがですか

セットも変わって、最初は慣れないこととかも多かったんですけど、徐々にコミュニーケーションも多くなってきたりして、これからもっともっとセットの状態を上げていけたら、と思っています。

――来週の東洋大戦に向けて、意気込みをお願いします

三連敗だけは絶対にしたくないので、あと一週間しか大会期間もないので、必ず最後は勝って終われるように頑張りたいと思います。