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ハンドボール部

2018.04.16

関東学生春季リーグ 4月15日 東京・日大八幡山総合体育館アリーナ

華のオフェンスと堅実ディフェンス。『ワセダらしさ』で中大撃破!

 早大が今季の戦いを勢いづける大きな一勝を挙げた。昨年からのメンバーが多く残り、前評判の高い中大との一戦。苦戦が予想されたが、前半を一点リードで折り返す。すると後半は完全に早大がペースを握り、19点を積み重ねる。一気に中大を突き放し、開幕二連勝を飾った。

 立ち上がりから4連続失点。中大有利の展開の中で、「自分が初得点を挙げるイメージを作っていた」と話したRW清原秀介(商3=東京・早実)が2連続得点を挙げ、早大の反撃が始まる。RB伊舎堂博武副将(社4=沖縄・興南)が速攻、ミドルシュートで得点を重ねて中大に食らいつくと、それまでディフェンスで奮闘していた中村祐貴(スポ2=北海道・札幌西)が速攻で一時同点となる自身リーグ初得点を奪い、チームに勢いをもたらす。リードを奪ったのは残り7分、伊舎堂の体を張ったボールキープからLW三輪颯馬(スポ4=愛知)が速攻に飛びだした。一度リードを奪った後は三輪が速攻の中で際立ったプレーを見せてさらに3得点を挙げるなど、リードを保ったまま前半を終える。

三輪(左)と伊舎堂(右)の副将コンビの活躍が大量得点を呼び込んだ

 後半に入ると早大が完全に流れを引き寄せた。競っている展開の中で、途中から投入されたCB宮國義志(社3=沖縄・浦添)が「みんながいいプレーをしている中で、前を狙っていけた」と、ステップシュートや難しいパスを片手でキャッチしてのカットインなどで得点を重ねる。5点差がついたところで中大がたまらずタイムアウト。しかしそれでも早大の勢いは止まらない。LB小畠夕輝(スポ4=岡山・総社)が目を覚まし、自慢のフィジカルを生かしたカットインや、体を反転させ相手の意表を突くシュートなどで6得点を挙げる。さらに、CB山﨑純平主将(社4=岩手・不来方)のカットイン、三輪、清原のライン際の隙を突きポストに入るプレー、伊舎堂の技ありのシュートで得点を重ねた。ディフェンス面においても、中村に加えて1年生の福田友貴(スポ1=神奈川・法政二)が体を張ったディフェンスを見せ、GK羽諸大雅(スポ3=千葉・市川)が期待通りの安定感を見せ、攻守に好プレーが出た早大が、開幕二連勝を決めた。

途中出場ながら連続得点で流れを引き寄せた宮國

 この日の戦いぶりを振り返り、「最後までワセダらしいところを見せられた」と話してくれた伊舎堂をはじめ、チーム全員が一体感を持ってプレーしていることだろう。早大は悲願のリーグ優勝へ向け、最高の形でスタートを切った。次週は現在得失点差で早大を上回り、リーグ首位に立つ筑波大だ。牧野イサム(筑波大4年)をはじめ好選手がそろう手ごわい相手だが、ルーズボールに体を張り、バックチェックを怠らない『ワセダらしい』戦い方が出来れば早大にも勝機は十分にある。チーム一丸となり、筑波大との直接対決で首位に立つ。

(記事 佐々木一款、写真 宅森咲子、小松純也)

関東学生春季リーグ
早大 33 14−13
19−15
28 中大
GK 羽諸大雅(スポ3=千葉・市川)
LW 三輪颯馬(スポ4=愛知)
LB 小畠夕輝(スポ4=岡山・総社)
CB 山﨑純平(社4=岩手・不来方)
CB 中村祐貴(スポ2=北海道・札幌西)
RB 伊舎堂博武(社4=沖縄・興南)
RW 清原秀介(商3=東京・早実)
コメント

RB伊舎堂博武副将(社4=沖縄・興南)

――開幕2連勝、率直な感想を教えてください

きょうは昨日に引き続きチームが一つになって全員で勝てたから良かったかなとは思います。

――4連続失点でのスタートでしたが焦りはありましたか

練習でもそういう場面が結構あって、自分たちの課題としてちゃんと把握していたので、そこは焦らず自分たちのペースに戻れるように、我慢しようという声かけを大事にしていました。

――前半1点の争いの中では何を心がけてきましたか

競っている試合で今までワセダはシュートミスやパスミスなど簡単なミスで勝ちきれなかったけど、ことしからそういうところも意識してチーム内でも言い合うようにしてきて、一つのシュートやパスでもみんなでつなげるように集中して声かけをしていました。

――後半相手を突き放せた要因は何ですか

相手のミスの誘発率が多くて、自分たちは逆にミスが少なくて、しっかりシュートまでいけていたし、ディフェンスでもバックチェックなどをやっていたから、最後までワセダらしいところを見せられたかなと思います。

――ノーマークでのシュートも増えていました

そうですね。相手の足が止まってきているという弱点というか悪いところを見つけて、逆に自分たちがゴール前の動きや1対1で前日話し合ってきたところを出しきることができました。

――最上級生、副将として意識していることはありますか

去年までとは違って、背負うものも大きくなってきたし、感じるものもたくさんあって、今まで先輩たちが普段ワセダらしさと言っていたけど、やっと最上級生になって本当のワセダらしさを知りました。一つのルーズボールでもそれを泥臭く飛びつきにいって取ったり、シュート一本決めてコートの中だけでなくベンチや応援団、OBの方々たちも一緒になって喜んでくれたり、そういうワセダらしさを最上級生になって一番感じました。

――最後に次節の筑波大戦に向けて意気込みをお願いします

しっかりやることはやってきたし、技術をどうこうするということよりも、最後は気持ちだと思うので、チーム一丸となってやれば、きょうのような自分たちのペースでゲーム運びができると思うし、やっぱり優勝目指してやっているので、そこは優勝を目指せるだけの、優勝を目指すためのチームでいれるように、圧倒的に勝ちにいきたいです。

LW三輪颯馬(スポ4=愛知)

――きのうの試合の後足を引きずっていましたが大丈夫でしょうか

ちょっとつっただけだったので。きょうの試合に少し痛みは残ったんですけど、それは関係なしに全力で臨めました。

――中大戦に向けて、意識されていたことはありますか

中大とは何回も練習試合をしていて。お互いの手の内がわかった上でいかにミスを減らすかということを徹底してやっていこうという話がありました。

――試合全体を振り返っていかがですか

出だしは悪かったんですけどそこで引きずることなく立て直して、全体的にミスも少なくて、みんながシュートを決められたのでそこは評価できるポイントだなと思います。

――試合中会話をしていましたが、どんなことを話していたのでしょうか

点差を離した時に、切らさないでこのままどんどん突っ切っていこうという話をしました。

――三輪選手自身は速攻だけでなく、いろいろな形から得点されていましたが何か意識されていたのでしょうか

僕の前のディフェンスがサイドだと打たせてくれなかったので。速攻かポストシュートというのは自分の中で試合前から増やしていこうかなと思っていたので、そこはいい形でできたので良かったかなと思います。

――中大戦は山場だとうかがっていましたが、この勝利は大きいのではないでしょうか

そうですね。開幕2連勝ということもあって、この後も試合は続くんですけどいい流れで来ているとは思います。

――筑波大戦に向けて意気込みがあればお願いします

筑波はディフェンスが堅いチームなのでどう崩していけるかというのはこの1週間で徹底したいなと思います。

RW清原秀介(商3=東京・早実)

――立ち上がりの悪い流れを止めた連続得点を振りかえっていかがでしょうか

試合が始まってから自分がワセダの初得点を決めるイメージをしていたら、本当にそのチャンスが来たので、それをものにして1点取れたのでとかったかなと思います。

――全部で5得点を挙げた自身のプレーを振り返っていかがですか

正直一番最後のノーマークシュートを決めていれば満足だったんですけど、心に余裕が出来てしまって軽いシュートを打ってしまったんで、最後まで気を抜かないようにという反省をしないといけないと思います。

――今日は全体的にもボールキープへの執念が見えましたが、普段からチームで意識しているのでしょうか

そうですね。ワセダの決まり事としてルーズボールにちゃんと飛び込もうということは練習中から声をかけてやっているので、それが試合でもちゃんとできたのはとてもいいことだなと思います。

――試合中のコミュニケーションはよく取れていますか

上級生と下級生に関わらず話し合おうと、キャプテンの純平さんとか博武さんが言ってくれているので、僕たちも自分からしっかり発信してコミュニケーションとっています。その方がチームもよくなるかなと思っています。

――後半は完全に流れをつかんでいましたが、チームの雰囲気はいかがでしたか

あの盛り上がりこそワセダの良さだと思うので、誰かが決めたらみんなで喜ぶというのを続けて行ったらどのチームにも絶対勝てると思っています。

――中大に勝ったというのは大きいですか

大きいですね。正直もっと最後までもっと競る試合になるかなと思っていました。リーグ序盤で中大、筑波大と勝負どころのチームとの試合が固まっていて、まず中央ということをみんな強く意識していました。中大を意識した試合運びの練習もしていたので、その通りにできたので良かったと思います。

――最後に筑波大戦への意気込みをお願いします

今日みたいなチーム一丸となった試合を作りつつ、自分としてはワンチャンスを一本一本決め切りたいなと思います。

CB宮國義志(社3=沖縄・浦添)

――途中出場でしたが、チーム内での約束事などは上手く共有されていましたか

相手の両エースを中に持ってきて、ロングシュート勝負で羽諸に取ってもらうということをチームの最低限の約束として決めていました。今日は前半の最初は4連続で失点して悪い流れになってしまいましたが、後から約束事を徹底して、相手のシュートミスを誘って逆速攻という形が出来て流れがうちに来たので、約束事をみんなで徹底出来たことが教の一番の勝因かなと思います。

――後半特にステップシュートをはじめ4得点を挙げましたが、自身のプレーを振り返っていかがでしたか

僕自身リーグの一週間前まで調子の悪い時期が続いていて、このままだとチームに全然貢献できないなという気持ちがありました。そこで春リーグに入る前に絶対に勝ってやるという強い気持ちを持って臨んで、それが前を狙う姿勢につながっていい方向に行ってくれました。強い気持ちを持つことが一番大切だと思うので良かったです。

――後半、中央大学を突き放した場面では宮國選手の2得点がありました、その場面を振り返っていかがですか

今日はエースの小畠さんや、逆エースの博武先輩がすごい上手に切り崩してくれて、真ん中のスペースが広くなっていたので、そこで自分の強みのステップシュートや一対一を出していけました。今日は全体的にみんながいいプレーばかりしていて、相手ディフェンスが的を絞れていなかったので、それが一番だったかなと思います。

――伊舎堂選手との連携からの得点が多くありましたね

博武先輩は世界でもすごく活躍している選手だし、それに合わせるのはとても難しいんですけど、隣で一緒にプレーをしていて難しいんですけど、上手いからこそこういうプレーもあるんだなと気付けることも多いです。今日はそんな二人のプレーがかみ合って上手くいったので、自分字寸すごくうれしいです。

――中大は前評判の高いチームでしたが、この勝利は大きいでしょうか

中大はリーグでも1,2番の力を持っていて、ベンチの層も厚いチームなので、今日この試合に勝ったことは本当に大きいです。来週の試合にもすごく良い流れでつながったと思うんで、筑波大、日大と強いチームが続きますが、しっかりディフェンスしてオフェンスにつなげるというワセダらしい流れを作れば勝てると思うので、それを継続してやっていきたいと思います。