バレーボール部

2018.04.17

春季関東大学リーグ戦 4月15日 神奈川・小田原アリーナ

接戦を勝ち切る強さ、覇者としての意地を見せて4連勝!

 開幕4連勝がかかる今日の相手は学芸大。第1セットから白熱した展開を見せる。第2セットは学芸大のサーブに苦しみ、デュースまでもつれ込む大接戦に。このセットをなんとか奪うと、第3セットは早大ペースで連続得点を重ね、セットカウント3-0(25-20、32-30、25-18)のストレート勝ち。リーグ首位の座を譲らなかった。

 第1セットは学芸大のサービスエースから始まる。藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)がサービスエースをお返しするも、早大のサーブレシーブが乱れる場面が見られ、競り合う展開に。2点リードのまま迎えた終盤、武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)のスパイクが相手のブロックにかかり、同点に追いつかれてしまう。しかし、ここでチームの流れを変えたのは、春季リーグ戦中好調の小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)のサービスエースだ。相手のレシーバーを弾き飛ばす力強さで一気に流れを早大に引き寄せた。そこから武藤のブロック、鵜野幸也(スポ4=東京・早実)や宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)のテクニカルなスパイクなどで4連続得点、その勢いのまま第1セットを先取した。

正確なトスを上げる小林

 続く第2セットも両者一歩も譲らぬ展開が続く。18-15と点差を広げるも、学芸大のタイムアウト後、須貝(学芸大)のサーブや早大のミスから一気に同点に追いつかれ、今度は早大がタイムアウト。まさに一進一退の攻防で、そのままデュースへ。村山豪(スポ2=東京・駿台学園)のクイックなどから早大が先にセットポイントを握るかたちのサイドアウトが続くが、学芸大の力強いスパイクに押されて再逆転を許す。しかし、昨年から何度も接戦を勝ち切ってきた「覇者」は崩れなかった。どんなにスパイクを打たれても、藤中や北川諒(教1=東京・早実)を中心にボールを繋いで31-30とし、もう1度セットポイントを早大が握る。最後は早大のブロックが相手コートのエンドラインぎりぎりに落ち、32-30。30分を超える激闘の末、見事第2セットも奪取した。「2セット取れたことにより、気持ちに余裕ができた」と鵜野が言うように、第3セットは1、2セット目と打って変わって序盤から早大ペース。特に宮浦のスパイクが冴え渡り、8-6から取った5連続得点のうち4点は宮浦のスパイクによるものだった。その後も村山・武藤のブロックや鵜野のバックアタックで次々とブレイクを重ね、そのまま第3セットも早大が獲得。ストレートで学芸大に勝利し、昨年の雪辱を果たした。

高い打点からスパイクを決める宮浦

 32-30。これは昨年の春季リーグ戦で早大が学芸大に負けたときの第4セットと全く同じスコアだ。きょねんからの課題だった接戦を勝ち切ってものにすることは、「個々の力を高める」「組織力」のテーマのもとに練習を積み上げてきた春合宿までの大きな成果と言える。しかし、サーブレシーブ成功率や、試合の入り方などまだまだ硬い部分も見られる。来週からいよいよ強豪との試合が始まるが、今週出た問題点を修正していけるかがカギとなる。来週でいよいよ春季リーグ戦も折り返し。内容も結果も納得のいくようなワセダらしいバレーに期待が高まる。

(記事・写真 松谷果林)

セットカウント
早大 25-20
32-30
25-18

学芸大
スタメン
レフト 藤中優斗(スポ4=山口・宇部商)
レフト 鵜野幸也(スポ4=東京・早実)
センター 武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ2=東京・駿台学園)
ライト 宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ4=長野・創造学園)
リベロ 北川諒(教1=東京・早実)
コメント

藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)

――お疲れさまでした。試合を振り返っていかがですか

ストレートでは勝ちましたが、自分たちのやるべきことが全然できなかったなという印象です。

――それは2セット目のことでしょうか

そうですね、どのセットも相手のミスに助けられて試合が動いていた部分ばかりだったと思います。そこに関しては第1、2、3セット全てで反省すべきだと思います。

――鵜野選手からも「4年生がもっと頑張らなければ」というお話がありました

きょうは勝ちましたが、負けたら4年生の責任です。結果ももちろん大事ではありますが、今回内容が全然だめだったので、それに関しては4年生がしっかりしないといけないと幸也(鵜野)も感じていますし、僕もそう感じています。結果もこだわりながら、春なので内容も重視していかないといけないかなと思っています。

――来週に向けては、具体的にどのようなところを修正していきたいですか

僕らの中ではいま「ファーストブレイク」が課題です。もう1度ファーストブレイクでのレセプションをしっかりつくって1本目をゆっくりと上げられるようにということです。それから、出だしの雰囲気が悪いので、平日の練習からしっかり雰囲気もつくっていきたいです。

――反省点はありながらも、開幕4連勝です

松井泰二監督(平3人卒=千葉・八千代)もおっしゃっていましたが、チーム全員も誰一人納得いっていない試合です。しかし、その中でも「勝ち切れている」というのはいい部分だと思うので、そこはマイナスにならず。自分たちの課題が毎試合毎試合出ているということをポジティブに考えて、平日の練習から取り組んでいければ毎週毎週いい結果を出せると思います。モチベーションをしっかり持っていきたいと思います。

――来週の駒大、東海大との2連戦に向けて一言お願いします

駒大にしても東海大にしても、ファーストブレイクなど自分たちのやるべきことをしっかりやれれば大丈夫だと思います。その準備をちゃんとやって、また来週も両方勝てるように頑張っていきたいと思います。

鵜野幸也(スポ4=東京・早実)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

ストレートで終われたのは良かったんですが、2セット目の途中、タイムアウト明けの自分のサーブミスから流れを持っていかれてしまいました。そこでチームが少しバラバラになってしまった部分があったので、そういうところで自分たち4年生がもっとチームを固める、1つにまとめるということができなかったのが反省として出ました。そこを来週に向けて修正していきたいと思います。

――第2セットは32-30までもつれ込む接戦でしたが、第3セットは逆に順調に進んだように見えました

2セット目を落としたら苦しい状況になっていたと思いますが、取れた時点で少し余裕ができました。油断することなくできたのではないかと思います。

――苦しい場面で何度もトスが上がりました

自分の持ち味である高さを生かして打つことと、フォローがしっかり入ってくれていると感じたので、思い切って打てれば最悪でもリバウンドはもらえるかなと思って臆することなくできたのではないかと思います。

――開幕から4連勝となりましたが、チームの調子はいかがですか

きょうの2セット目のように苦しい状況はこれからもあるとは思いますが、細かいところを詰めていくことは忘れず、油断せずにやっていきたいと思います。

――来週の駒大戦に向けて一言お願いします

身長は低いですが、攻撃が速くうまさもあるので、そういった部分でも真ん中を通した攻撃中心にワセダらしいバレーができれば、負ける相手ではないと思います。

宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)

――きょうの試合を振り返って

序盤、自分自身のパフォーマンスがあまり良くなかったんですが、徐々に自分のベストが出せるようになったかなという感じです。1セット目からもっとベストパフォーマンスを出していくことが課題かなと思いました。

――2セット目については

接戦でしたが、勝負しないとだめだなと思ったので全部思いっきり勝負していきました。

――3セット目はほぼ全てのスパイクを決められていました

1、2セット取れたことで気持ちが楽になったこともそうですし、2セット目の後半あたりから自分自身いいプレーができたかなという印象があります。そこから3セット目もいい調子でそのままやっていけたかなと思います。

――来週は駒大戦です

1戦1戦大切に戦っていかないといけないので、しっかりこの1週間準備して、ベストなプレーができるようにいきたいと思います。