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スケート部

2018.04.15

秩父宮杯第66回関東大学選手権2回戦 対慶大 4月14日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

昨年の雪辱を果たし、2年ぶりのベスト4進出!

 絶対に負けられない試合でチーム一丸となって勝利を掴み取った。関東大学選手権2回戦、早大は昨年度のこの大会で苦汁をなめさせられた慶大と対戦。勝利への強い気持ちを持って試合に臨んだ早大は試合序盤から攻め続け、終始ペースを握って試合を展開した。相手の5倍以上のシュートを放って3点を奪うと、最後まで集中したディフェンスで相手を無失点に抑え込み3-0で勝利。2年ぶりのベスト4入りを果たした。

 激しい展開が予想された一戦は第1ピリオド(P)開始直後から動き出す。早大はフェイスオフの瞬間から勢いよく攻め立てると、開始44秒に鈴木ロイ主将(教4=北海道・苫小牧東)のアシストから澤出仁(スポ2=北海道・武修館)が冷静にゴールに流し込み先制点を奪取する。幸先良いスタートを切った早大はその後も落ち着いてパスをつなぎながら好機をうかがい攻め続けるが、なかなか追加点を奪うことはできず1点リードで第2Pへ。第2P序盤、思うような展開にならない焦りからか、慶大の選手がヒートアップして立て続けにペナルティを犯し、早大が2人多いPP(※1)の時間帯となる。絶好のチャンスを迎えた早大は第1セットのメンバーを投入すると、杉本華唯(スポ1=北海道・駒大苫小牧)、ハリデー慈英副将(スポ4=埼玉栄)とつなぎ、最後はフリーの鈴木が強烈なシュートをゴールに叩き込み待望の追加点を奪った。さらに5分後にもPPで澤出がこの日2点目となる得点を挙げ慶大を突き放し、3-0として第2Pを終えた。

2得点を挙げ勝利に貢献した澤出

 迎えた最終第3P、攻めるしかなくなった慶大は早い展開で攻撃を仕掛けてくるが、第1セットのハリデーや第2セットの篠田純希(スポ2=北海道・苫小牧東)を中心にシュートを許さない集中した守備を見せる。KP(※2)時にもゴール前を固めて守り抜き、見事無失点で3-0の勝利を飾った。試合後ハリデーが、「無失点でリードを守ることができた」こと、そして「冷静にペナルティをもらって平常心を保てていた」ことを収穫として挙げたように、集中した守備と落ち着いた試合運びが光った試合だったが、「あれだけPPをもらっておきながら3点しか取れないというのは大きな反省点」と内藤正樹監督(平4二文卒=北海道・釧路湖陵)が語るように決定力には課題が残った。チャレンジャーとして挑む早大にとって、こうした課題を一戦一戦克服していくことが優勝を達成するには不可欠であろう。

今大会チームトップの3得点目を挙げた鈴木

 この日の勝利で2年ぶりのベスト4入りを果たした早大。関東大学選手権は今年度からベスト4入りした4チームによる総当たりの決勝リーグで順位を決定する新方式となり、早大はインカレ王者の明大をはじめ、格上のチームを相手に厳しい戦いを強いられることが予想される。しかし、「一戦一戦が本当に大事になってくるので、次の試合に向けてしっかり準備して絶対勝ちたい」(ハリデー)と語るように、今のチームには勢いと自信がみなぎっている。チーム一丸となって目標の優勝を掴み取りにいくワセダの熱い戦いから目が離せない。

※1 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が多く、数的有利な状態をパワープレーと呼ぶ。

※2 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ。

(記事 吉田寛人、写真 糸賀日向子)

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※( )内はシュート数

結果
早大 ピリオド 慶大
1(14) 1st 0(3)
2(20) 2nd 0(5)
0(17) 3rd 0(2)
3(51) 0(10)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
早大 0:44 澤出 鈴木 坂本
早大 21:21 鈴木 ハリデー 杉本 PP
早大 26:02 澤出 坂本 ハリデー PP
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
19杉本 16鈴木 1澤出 29ハリデー 33坂本
14小澤田 9生江 12飛田 25篠田 23草島
15伊東 27前田 21矢島 31大崎 13吉野
11加賀美 24河田 17高橋 18羽場 10住友
GK34谷口
コメント

内藤正樹監督(平4二文卒=北海道・釧路湖陵)

――ベスト4進出が決まりました。きょうの戦いぶりはいかがでしたか

先週よりはよかったですね。最後まで集中力を切らさないで、無失点で抑えたことはよかったと思います。

――PPの際のオフェンスが課題となるでしょうか

そこは課題ですね。販促をもらうまではよかったと思います。一生懸命パックを守って、相手の挑発にも乗らずに冷静にPPに持って来たところまではよかったと思います。ただ、あれだけPPをもらっておきながら3点しか取れないというのは大きな反省点ですね。

――得点は全て第1セットがあげましたね

そうですね、第2セットも第3セットも得点のチャンスは作れていたと思いますが、フィニッシュまでいけなかったのは残念ですね。ラストパスが雑であったりね。あと1週間そう言った部分を気をつけて直していきたいです。そうしないと上位チームには勝てないと思っています。

――途中、反則が増えて緊張感が漂ったように感じました

こちらのベンチは至って冷静でした。だからこそ無失点に抑えられたということもありますし。昨年似たような展開の試合で残り3分で3失点して、一点差まで追い詰められた経験もありますので、選手たちも甘さを持たずに最後までゼロで抑えるんだという気持ちで冷静にプレーしていたと思います。

――上位チームへの具体的な対策はありますか

攻められる場面が多くなるかと思いますが、相手に前を向かせないよう果敢にチェックに行ってパックを奪いたいと思います。

――来週以降の意気込みをお願いします

例年ここまではなんとか来るんですけど、上位チームに勝てずに3位、4位で終わってしまっています。選手たちも勝ちたがっているので、みっちり練習して向かっていきたいと思います。

ハリデー慈英副将(スポ4=埼玉栄)

――ご自身にとって今季公式戦初出場でしたが、どのような意気込みで臨まれましたか

伝統のある早慶戦で、これに勝たなければベスト4には入れないので絶対勝つぞという意気込みで臨みました。

――攻撃面では2つのアシストを記録されました

PPの時間帯にアシストをすることができて、点を取らなければいけない状況だったので良かったなと思います。

――守備面では相手を無失点に抑え込みました

無失点でリードを守ることができたことが最もチームとして良かった点ですね。相手に1点も与えることなく完封で勝つことができたのは快勝といっても過言ではないのかなと思います。

――FW陣との守備面における連携についてはいかがですか

鈴木は1年の頃から一緒にやってきていてコミュニケーションもうまく取れますし、澤出と杉本もすごく器用な選手なので、第1セットの選手の間ではうまく連携ができているかなと思います。

――試合中相手がヒートアップする場面も見られましたが、早大側としてはどのように受け止めていましたか

試合前からケーオーが激しくくることは予想していましたし、そういう状況でやり返したりせずに、冷静にペナルティをもらって平常心を保てていたことは良かったなと思います。

――決勝リーグに向けて意気込みお願いします

総当たりということで一戦一戦が本当に大事になってくるので、次の試合に向けてしっかり準備して絶対勝ちたいと思います。

FW澤出仁(スポ2=北海道・武州館)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

3対0で勝ったのは良かったですが、もうちょっと点数を獲れたかなと思います。そこを次に生かしていきたいと思います。

――最初のゴールを振り返っていかがでしたか

ミーティングで最初から行こうという話があったので、積極的にシュートを狙った結果がゴールになったと思います。

――2回目のゴールはいかがでしたか

先輩のまろさん(坂本之麿、社4=青森・八戸工大一)とアイコンタクトが取れて、いいところに(パスを)出してくれたので決めることができました。

――パワープレーが多かったですが、オフェンスの出来はいかがでしたか

練習を結構しているのですが、それ通りにあまりいきませんでした。もうちょっと練習をして精度を高めることができるように頑張って行きたいと思います。

――試合中のチームの雰囲気はいかがでしたか

(試合に)出ている人も出ていない人も勝とうとチーム一丸となっていたので、とても良い空気でできたと思います。

――次の試合に向けての意気込みをお願いします

まず明大戦ですが、昨年一度も勝つことができていないのでまずチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。