ハンドボール部

2018.04.10

関東学生春季リーグ 東京・日大八幡山キャンパス体育館ほか

関東学生春季リーグ展望

  新たなシーズンのスタートが間近に迫っている。関東学生春季リーグ(春季リーグ)が、男子部は4月14日の対順大戦、女子部は4月21日の対桐蔭横浜大戦をもって開幕する。男女ともに、昨年は苦戦の多かった春季リーグ。新制ワセダセブンはどのような戦いを繰り広げるのだろうか。

  男子部の目標は、春季リーグ、関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)での優勝、そして全日本学生選手権(インカレ)での『日本一奪還』による3冠だ。昨年インカレ2回戦敗退の悔しさを晴らすべく、新チームは始動した。目標達成へ向け春季リーグでは、一戦必勝で目の前の試合に集中し、白星を奪取する。そのなかでも、昨年から出場機会の多かった4年生が、チームをけん引する。細かいプレーも正確にこなす司令塔の山﨑純平主将(社4=岩手・不来方)や、キレのある動きでオフェンスを引っ張るレフティーの伊舎堂博武副将(社4=沖縄・興南)など、経験豊富なフローター陣がゲームメイクからシュートまで、多彩な役割を担う。さらにオフェンスの中心となるのは、小畠夕輝(スポ4=岡山・総社)だ。相手のディフェンス体系に関わらず、強いフィジカルで得点量産を狙っていく。また、左サイドの三輪颯馬副将(スポ4=愛知)も最上級生に。合間を縫うシュートだけでなく、サイドを切るプレーからも得点に絡みたい。ディフェンスでは、下級生の中村祐貴(スポ2=北海道・札幌西)が台頭。ワセダの『堅守速攻』を体現するべく、鉄壁の一角を担う。これに重点的に練習してきたボール回しの速さが加われば、ぐっと勝利を手繰り寄せることができるだろう。ことしのワセダはキャリアの長い上級生に、下級生が加勢する形ができている。また、学年を超えて一体感があり、練習の雰囲気もよい。選手全員で勝利をつかむ準備はすでに整っているといえよう。最終目標である5年ぶりのインカレ制覇へ――。まずは春季リーグで結果を残し、王者への階段を上り始める。

ディフェンスでキーマンとなる中村

 昨年度、インカレで9年ぶりにベスト8に輝いた女子部が目指すのも『優勝』だ。しかし、それは簡単に達成できるものではない。主戦力だった昨季の4年生が卒業したことに加え、対戦相手のほとんどは昨季の主力が残っている。その中でチームの浮沈を担うのは昨秋優秀新人賞の守護神・大沢アビ直美(スポ3=東京・佼成学園女)、アグレッシブなディフェンスが持ち味の楯如美(スポ3=岐阜・飛騨高山)、サイドでの活躍を見据える杉山瑞樹(社3=神奈川・横浜創英)の3年生トリオだ。また、長期のケガから復帰した高田紗妃主将(スポ4=福岡・西南学院)はディフェンスでの起用が期待される。学生トレーナーとして、コートの外から見ていた経験をプレーに還元できるか。右サイドは久保涼子(スポ4=群馬・富岡東)とルーキーの阿部美幸(スポ1=東京・佼成学園女)、左サイドは杉山と鳥平知穂(スポ4=大阪・四天王寺)が台頭。試合をコントロールするセンターには金庭亜季(社4=群馬・富岡東)に加え、山本彩椰(スポ3=神奈川・川和)も調子を上げている。さらに、得点力のある富永穂香(スポ4=東京・佼成学園女)、吉田瑞萌(スポ2=東京・佼成学園女)らフローター陣でオフェンスの幅を広げたい。開幕に向けて「ミスをしないこと」にこだわって練習してきた。ワセダにとって油断できる試合は1つもない。一点一点を大切にし、着実に勝利を積み重ねていく。今季から女子部の監督に就任した宇野譲監督(平19人卒=熊本・済々黌)含め、フレッシュなメンバーで臨む彼女たちの可能性は無限大だ。

調子を上げている山本

 この1年の目標は男女ともに『日本一』。まずはこの春で持てる力を出しきり、実りのあるリーグにしたい。早い段階で主導権をにぎり、ワセダらしいハンドボールを体現できるか。いよいよ、その戦いの火蓋が切られる。

(記事・写真 小松純也、宅森咲子)

コメント

山﨑純平主将(社4=岩手・不来方)

――ことしのチームの特徴は

去年から出ているメンバーがすごく多いという点で、他のチームよりはアドバンテージがあるのかなと感じていて、勢いがあるときはすごく強いと、自分たちでも感じています。その勢いが波ではなく、常に確実に勢いのあるチームにできればことしは優勝を狙えると思います。

――新チームの練習の雰囲気はいかがですか

春季リーグに向けて、すごくよくなってきていると思います。スタート当時はあまりリーグも近くはなかったので、年明け前や2月始まったくらいは雰囲気もあまりよくはなかったのですが、全員でリーグ優勝へ向けてやるということ、練習から雰囲気変えていこうということを話したので、きょうの練習でも今までのなかで一番いい雰囲気が出ていたと思います。

――主将になって変化した意識はありますか

今までだと西山さん(西山尚希、平30社卒=現トヨタ自動車東日本)がいたので、自分のプレーに精一杯に頑張っていたのですが、主将となると、チーム全体見渡し、チームの雰囲気が悪いときに自分が一番に盛り上げなければいけないというような、自分が率先してやらなければいけないという気持ちは大きくなりました。

――春季リーグ、オフェンスとディフェンスそれぞれポイントとなる選手はいますか

ディフェンスは中村で、オフェンスでいうと誰でしょう(笑)。小畠などがポイントになってくると思います。

――ポイントとなる試合や対戦相手はありますか

やっぱり初戦ですね。初戦の入り方で、流れ、勢いも決まってくるので、いつの試合がどうとかではなく、目の前の一戦一戦を勝ち取るということしか考えてないです。

――どのようなところを重点的に強化してきましたか

オフェンスでいうとボール回しを特に意識していて、相手のディフェンス体系や自分たちが疲れてきたときにボール回しがすごく遅くなってしまうのが弱いところなので、みんなでそこが弱点だということを話し合って、克服に向けてボールを動かすことを重点的にやってきました。

――ことしの目標は

1年間全体でいえば春季リーグ、秋季リーグ、インカレの3冠ですね。

――最後に春季リーグへの意気込みをお願いします

この質問が一番難しい(笑)。チームで戦っている以上、スタート6人じゃなくて、その日交代して出場する選手もすごく活躍してくれる選手がいっぱいいるので、チームの層の厚さで勝負し、優勝目指して頑張りたいと思います。

高田紗妃主将(スポ4=福岡・西南学院)

――新チームの雰囲気はいかがでしょうか

主戦力がきょねんの4年生だったんですけど一気にその主戦力が抜けて、ガラリと変わりました。でも目標は日本一というのを掲げているので厳しく、でも時には楽しく。オンオフがしっかりした雰囲気じゃないかなと思います。

――ことしのチームの特徴は何でしょうか

上下がないところですかね。仲が良いです。

――主将に就任して心掛けていることはありますか

私は1年生の時にケガをして、そこから2年半離脱していて、3年の10月に復帰したんですけど、復帰してすぐキャプテンだったので試合経験の無さというのが自分の中であって。でも今まで(コートの)外に出ていたからわかった部分とか、離脱の間に学生トレーナーをやってみたりとかコートの中でできなかったことをやれたという経験をコートに持っていきたいなというのがあります。そこは気にしているというか、やはり試合経験が無いという不安はすごくありますね。

――開幕まであと2週間ですがチームの状態はいかがでしょうか

そうですね。ウーンという感じですね(笑)。ここで「良いです」と言いたいですけど(笑)。スタートしたばかりで、まだまだあと2週間詰めないといけないなという感じではあります。

――関東学生春季リーグの、チームとしての目標は何ですか

優勝です。

――個人としての目標はありますか

ケガをしていて練習に参加できていなかったんですけど、練習不足を言い訳にせずにしっかり試合で活躍したいなというのはすごくあります。個人的にはディフェンスの要だと思われていると思うので、自分が守っているゾーンだけでなくチーム全体のディフェンスをリードしていきたいなと思っています。

――チームの目標は『優勝』ということですが、その目標を達成するためのカギとなるものは何でしょうか

チームの雰囲気が良ければ必ず優勝できると思います。ここは技術じゃなくてどれだけ勝ちたいかという部分になってくると思うので、1点1点にこだわってやっていきたいと思います。

――高田主将が特に注目している選手はいらっしゃいますか

やっぱり新3年生には期待しています。申し訳ないですが要となるのが3年生になると思うので、キーパーの大沢(アビ直美、スポ3=東京・佼成学園女)とポストの楯(如美、スポ3=岐阜・飛騨高山)とサイドの杉山(瑞樹、社3=神奈川・横浜創英)に関しては、チームを引っ張っていく存在だと思っています。

――意識している対戦相手はありますか

どこも意識はしています。どこのチームもきょねんとメンバーがほとんど変わらないというところが早稲田と違うところです。東女(東女体大)以外は練習試合を全てできたのでイメージはできてるんですけど、東女のデータがないのでそこだけはちょっと不安ですね。

――開幕に向けて特に意識して練習してきたことは何ですか

ミスに関しては厳しくしようということで、ミスをしないことにこだわって練習をしていました。

――最後に、関東学生春季リーグの意気込みをお願いします

頑張って優勝したいと思います。