水泳部

2018.04.06

第94回日本選手権 4月5日 東京・辰巳国際水泳場

渡部が涙の3位。一方の竹内は大幅な自己ベスト更新を達成!

 大会3日目のこの日、女子100メートル平泳ぎ決勝に渡部香生子(スポ4=東京・武蔵野)が出場。3位に入ったが国際大会の代表権を逃し、悔しいレースとなった。また男子200メートル個人メドレーに出場した竹内智哉(スポ2=神奈川・湘南工大付)が自己ベストを更新する泳ぎを見せると、続く幌村尚(スポ2=兵庫・西脇工)もいい泳ぎを見せ、ともに決勝へと進んだ。

 

★渡部、悔し涙の100平3位

渡部(右) は表彰式で涙をにじませた

 女子50メートル平泳ぎで表彰台に上った渡部が「一番かけていた」という女子100メートル平泳ぎの決勝に挑んだ。序盤、隣のレーンで泳ぐ青木玲緒樹(ミキハウス)が頭一つリードする展開となる。また鈴木聡美(ミキハウス)にも先行を許すが、「自分のペースに集中しようと思っていたので泳ぎにくさは無かった」と集中を切らさない。そして迎えた後半、残り25メートルから追い上げを見せ鈴木とデットヒートを繰り広げる。しかし、一度もトップを譲らず日本記録まで0.02秒に迫る泳ぎを見せた青木に大会連覇をゆるすと、鈴木にもタッチの差で敗れた渡部は3位となる。予選、準決勝から着実にタイムを縮めたが惜しくも代表入りとはならず。「本当に悔しい気持ちばかり」と涙を流した。2日後に予選を控える200メートル平泳ぎに向けては「本当に楽しんでやろうと思っているので楽しめるように頑張りたい」と意気込んだ渡部。気持ちを新たにし、今大会を笑顔で終えられるか注目だ。

(記事 糸賀日向子、写真 村上萌々子)

★幌村、全体3位で決勝進出!

得意の200メートルバタフライを泳ぐ幌村

  男子200メートルバタフライに出場した幌村は、予選を5位で通過し準決勝に挑んだ。150メートルを1分24秒78で通過し、「最後の50メートルが伸びてこなかったのがあるんですけど、想定していたようなレース展開ができていた」とレースを振り返る。一度は首位に立ったが、ハイペースの泳ぎでレースを引っ張った矢島優也(スウィン大宮)にかわされ、1分55秒92でゴール。全体3位で決勝進出を決めた。翌日に行われる坂井聖人(平30スポ卒=現セイコー)や瀬戸大也(平29スポ卒=現ANA)といった強豪のひしめく決勝に向け「自分はあくまでも挑戦者という気持ちで、でも自分が勝ちたいという気持ちは持ってレースに挑んでいければいいと思います」と力強く語った幌村。日本代表については「前半は横一線となると思うので、後半に仕掛けて自分が代表に入れるようにこの1年間頑張ってきたので、その成果をこの大会で出せればいいなと思います。」と意気込んだ。今波に乗っている新星が、積み重ねた練習を出し切り日本代表の座を全力でつかみ取りにいく。

(記事 糸賀日向子、写真 村上萌々子)

★竹内が大幅に自己ベストを更新!

タイムを見てガッツポーズをする竹内

 大会3日目、男子200メートル個人メドレーの予選と準決勝が行われた。早大からは竹内と丸山優稀(法2=埼玉・大宮)が出場。この種目で日本記録を持っている萩野公介(ブリヂストン)ら実力者たちも顔をそろえ、ハイレベルなレースが繰り広げられた。そんな中でも自己ベストを更新する素晴らしい泳ぎを見せたのは竹内。日本選手権ではこの種目に標準を合わせ、先月行ったアメリカでの高地合宿では特に背泳ぎと平泳ぎを強化していた。「前半から上げる理想的な展開にできた」との言葉通り、予選から積極的なレースをして準決勝へと駒を進める。そして迎えた準決勝。竹内は予選と同様前半から攻めのレースを見せ、バタフライでは隣を泳ぐ萩野をしっかりとマークした。中盤以降もしっかりと粘りを見せた竹内は、自己ベストを大きく更新する1分59秒30という高タイムでフィニッシュ。この記録には本人も「思った以上にベストが出て嬉しい」と喜び、「合宿の成果が出ていると思った」とこれまでの練習に手応えを感じていた。あす行われる決勝は、国際大会の代表権をかけた激しいレース展開が予想される。竹内もしっかりと食らいつき、きょうの記録をさらに上回るような泳ぎを見せてほしい。

(記事 大島悠輔、写真 村上萌々子)

結果

◇決勝

女子100メートル平泳ぎ

渡部香生子 1分06秒60【3位】

◇準決勝

男子200メートル個人メドレー

竹内智哉 1分59秒30【4位】

男子200メートルバタフライ

幌村尚 1分55秒92【3位】

◇予選

男子200メートル個人メドレー

竹内智哉 2分01秒17【5位】

丸山優稀 2分06秒08【40位】

男子50メートル自由形

古川慎一郎 23秒29【23位】

伊藤隼汰 棄権

男子50メートル平泳ぎ

今井流星 28秒72【26位】

渡辺一平 棄権

男子200メートルバタフライ

幌村尚 1分56秒81【5位】

コメント
準決勝後

竹内智哉(スポ2=神奈川・湘南工大付)※囲み取材より抜粋

―― 目標の1分59秒台が出ましたね

(1分)59秒後半かなと思っていたんですけど、思った以上にベストが出て嬉しいです。

――一番しっくりきたのは4泳法のうちどれでしょうか

バタフライでけっこう萩野さん(公介、ブリヂストン)についていけて、背泳ぎも離されすぎずに前半でいい手応えはつかみました。

――決勝に向けてまだタイムは上がりそうですか

決勝では今以上にタイムを上げて、順位も上げられたらいいなと思います。

――どのくらい出そうですか

今のでもびっくりするくらいベストだったので、欲をかき過ぎるのもあれだなと思うんですけど、まあ(1分)59秒を切るのを目標に頑張りたいと思います。

――これまでの練習がうまくいったようですが

先月早稲田大学の先輩たちと高地合宿に行って、キツイのもあったんですけど、レベルの高いチームメートと一緒に行って手応えを十分感じていたので、それが結果につながったんだと思います。

――一番効果を感じているのはどんなところですか

合宿らへんから背泳ぎを強化していて、この試合ではもたつくことがなかったので、合宿の成果が出ているんだと思いました。

幌村尚(スポ2=兵庫・西脇工)※囲み取材より抜粋

―― 準決勝を3位で通過しましたがレースを振り返っていかがでしたか

あすの決勝に備えてのレース展開をイメージしていたので、ちょっとタイムは遅かった部分はあるんですけど、しっかりあしたに向けて集中して頑張りたいと思います。

――準決勝では第3ラップを上げていきたいとおっしゃっていましたが、今(1分)29秒78というタイムを見ていかがですか

最後の50メートルが伸びてこなかったのがあるんですけど、想定していたようなレース展開ができていたので、あしたは気持ちで負けないようにラスト最後の最後まで頑張りたいと思います。

――代表入りのポイントはどんなところにあると思いますか

前半は横一線となると思うので、後半に仕掛けて自分が代表に入れるようにこの1年間頑張ってきたので、その成果をこの大会で出せればいいなと思います。

――決勝では瀬戸選手(大也、平29スポ卒=現ANA)、坂井選手(聖人、平30スポ卒=現セイコー)というメダリストに挑むこととなりますが、どんな思いで戦っていきますか

自分はあくまでも挑戦者という気持ちで、でも自分が勝ちたいという気持ちは持ってレースに挑んでいければいいと思います。

予選後

古川慎一郎(スポ4=長野・佐久長聖)

―― 今大会はこの種目のみですが、どんなレースにしようと思っていましたか

4年生になって一発目のレースだったんですけど、自分のレースができていないという感じでした。去年の選手権が初めての出場で、今回は2回目だったので、慣れた状況で普段から馴染んだプールなので、やっぱりベストが出したかったですね。

――泳いだ感覚はいかがでしたか

後半35メートルからバテたので、次回からはそこを直したいと思います。

――新入生が入ってきての練習はどうですか

新入生が入ってもいい雰囲気でやれてると思います。

幌村尚(スポ2=兵庫・西脇工)※囲み取材より抜粋

――まずは一本目を泳がれて今の感触はいかがでしょうか

感覚としてはすごく良かったです。準決勝はもう一段階タイムを上げられるようにして、決勝につながるレース展開をできればいいかなと思います。

――今大会、これまでのところで瀬戸選手を破るなどして注目を浴びて臨む大会だと思います。このあと準決勝、決勝があります。どのような泳ぎを見せてくれますか

まずは決勝に残ることを考えて、ある程度自己ベストに近いタイムを出せるようにしたいです。すごい人たちとレースができるのを楽しみながら挑んでいければいいかなと思います。

――今のレースに関しては感触、手応えはいかがでしたか

余力をまだ残しているのですが、準決勝ではある程度決勝に向けてタイムをこだわっていきたいところがあります。だからこれからしっかり休息して、準決勝に向けて備えたいと思います。

――日本代表への思いのようなものがあったら聞かせてください

僕はまだ一度もA代表を経験したことがなくて、今年は狙えると思います。だから自分が勝つんだという気持ちで、これからのレースに自信を持って挑んでいきたいと思います。

――決勝での具体的な目標タイムは想定していますか

自己ベスト更新は当然ですけど、(1分)53秒中盤あたりを出せる練習はしてきたと思うのでしっかり狙っていきたいと思います。

――練習での手応えはすごく良いということでしょうか

そうですね。この一年間すごく充実した練習ができました。この試合にかけてきたのでしっかりとぶつけたいと思います。

竹内智哉(スポ2=神奈川・湘南工大付)

―― 400メートル自由形を終えて、どのようにこのレースに臨みましたか

4フリは試合の感覚をつかむためというものなので、元から2個メ(200メートル個人メドレー)に標準を合わせていました。今の予選では軽く泳げていたのでいい感じかなと思います。

――レースプランはありましたか

予選なので動きを見るというのがあって、前半から上げられるレース展開にしようと思っていたので、理想的な展開にできたと思います。

―― 全体5位で準決勝進出ですがその辺はいかがですか

予選なのでトップの選手はゆっくり泳いでいるので、残るのは想定内なので準決勝ではあすの決勝に残れるように頑張りたいと思います。

――決勝での目標タイムはどのくらいでしょうか

ベスト更新はもちろんですが2分を割れたらいいと思います。

――そのためには何を一番磨いてきましたか

背泳ぎと平泳ぎですね。200メートルの個人メドレーは背泳ぎで置いていかれることがあって、そこを粘って前に続きたいということです。平泳ぎも含め真ん中の2つを重要視していました。

今井流星(スポ2=愛知・豊川)

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

もう少しで自己ベストだったので、ちょっと悔しいです。

――きょうのコンディションはいかがでしたか

特別調子が良いというわけではなかったんですけど、明日の200(200メートル平泳ぎ)がメインなので200(200メートル平泳ぎ)に向けて頑張ります。

――監督から言われたことはありますか

最初の25メートルまでで力んで(ペースを)上げすぎないようにという話でした。(レースを)あまり覚えていないので、またビデオを見直してあすに向けて修正します。

――200メートル平泳ぎに向けての50メートル平泳ぎというように100メートル平泳ぎ終了時に仰っていましたが、その点はいかがでしたか

スピードが出せたと思うのでそこは良かったです。

――それでは最後に次のレースに向けての意気込みをお願いします

自己ベストを目指して頑張っていきたいと思います。

丸山優稀(法2=埼玉・大宮)

――日本選手権で200メートル個人メドレーを泳いでみていかがでしたか

初めて2個メ(200メートル個人メドレー)を泳いだんですけど、思ったよりキツかったです。

――緊張はありましたか

いや、特にはなかったです。楽しめました。

――きょうのコンディションはいかがでしたか

わりと良かったと思ったんですけど、あまりタイムが出なかったのでちょっと悔しいです。

――日本選手権に向けて目標はどのように設定していましたか

明日に200メートル背泳ぎがあるので、良い泳ぎができるようにきょうの2個メ(200メートル個人メドレー)は泳ごうと思いました。

――その目標に向けて強化したことは

僕はキックが弱いので、キックを主に強化しようと努めました。

――監督から言われたことはありますか

2バック(200メートル背泳ぎ)に集中して頑張れと言われたので、きょうはわりと気持ち軽めにやりました。

――次のレースに向けての意気込みをお願いします

きょうのタイムがあまり良くなかったので、明日の200メートル背泳ぎでは挽回して準決勝に残れるように頑張ります。