水泳部

2018.04.05

第94回日本選手権 4月4日 東京・辰巳国際水泳場

それぞれが手応えを感じた1日に!

 大会2日目の決勝種目には、ワセダから3人が出場。男子100メートル平泳ぎに出場した渡辺一平(スポ4=大分・佐伯鶴城)は3位に入り、きのうの渡部香生子(スポ4=東京・武蔵野)に続いて表彰台に上った。また女子100メートルバタフライに出場した牧野紘子(教1=東大付)は5位だったものの、自己ベストを更新する素晴らしい泳ぎを見せた。

 

★悔しさは残るも、あすにつながるレースに

3位に入り笑顔を見せる渡辺(右)

 男子100メートル平泳ぎの決勝には渡辺が登場した。8月に同じ会場で行われるパンパシフィック選手権とインドネシア・ジャカルタで行われるアジア大会の選考会も兼ねた今大会。渡辺は自身が世界記録を保持している男子200メートル平泳ぎだけでなく、この種目での代表入りも狙い、レースに臨んだ。前半の50メートルは「感覚もタイム通りで完璧だった」と語るように順調なペースで泳ぎ、28秒28で折り返す。しかし後半は思うようにタイムが伸びず、結果は1分00秒27。準決勝よりタイムを落としてしまい、この種目で4連覇中の小関也朱篤(ミキハウス)や渡辺隼斗(自衛隊)に及ばず3位に終わり、代表入りは果たせなかった。「しっかりと修正していい泳ぎ、いいタイムで泳げればな、と思います」(渡辺)。悔しい結果となったが、渡辺の目は既に次のレースを向いていた。あすには男子50メートル平泳ぎ、そしてあさってからは得意の男子200メートル平泳ぎが控えている。悲願の初優勝に向け、課題を見つけていい状態であす以降のレースに備えてほしい。

(記事 宇根加菜葉、写真 齋藤夏生)

★牧野が自己ベスト更新!佐藤は惜しくも6位に終わる

後半に失速し、6位となった佐藤

 女子100メートルバタフライ決勝に出場した牧野は、昨年に女子200メートルバタフライで世界選手権代表に選ばれている実力者である。大会4日目に控える得意の200メートルに向けても、「表彰台を狙いたい」と意気込み、決勝のレースに臨んだ。プラン通り前半から積極的に攻めた牧野。ラスト15メートルについては「バテたという感じで、手が前に出なかった」と振り返りながらも、懸命に前進し5位でフィニッシュした。表彰台こそ届かなかったものの、58秒75というタイムは自己ベストを更新する高記録であり、「ベストなので自信を持って200メートルに臨めると思う」と笑顔でレースを振り返った。
 また女子800メートル自由形には佐藤千夏(スポ1=埼玉栄) が出場。昨年度この種目で2位に入っている佐藤だが、この日は後半に失速して6位という結果に終わった。「アップの時点で調子がよかったので、せめてベストタイム更新を狙った」と、よいコンディションで臨んだレースだっただけに本人にも悔しそうな表情がうかがえた。だが佐藤のレースが全て終わった訳ではない。女子400メートル自由形にも出場予定の佐藤は、課題として『崩れた泳ぎ』を挙げた。みずからのフォームをしっかりと修正し、400メートルでは改心の泳ぎを見せられるか。

(記事 大島悠輔、写真 齋藤夏生)

★渡部が2位で決勝へ進出!

調子の良さが伺える渡部

 きのうの女子50メートル平泳ぎでは3位に入った渡部。きょうは女子100メートル平泳ぎの予選に出場した。「感覚としてはすごくいい感じに泳げた」と調子の良さを伺わせた渡部は、1分07秒30というタイムで予選1位通過を決める。迎えた夜の準決勝でも、伸びのある泳ぎは健在。「最低でも(1分)6秒台で泳ぎたかった。前半がいけてなかった」と語った渡部だったが、しっかりと全体2位で決勝へと駒を進めた。あすの決勝では、昨年この種目を制している青木玲緒樹(ミキハウス)との対決が見どころとなる。準決勝以上にテンポを上げた泳ぎを目指し、代表権を全力でつかみにいく。
 一方で水泳部主将の井上奨真(スポ4=県岐阜商)は日本選手権ラストレースを迎えた。男子200メートル自由形準決勝に挑んだが、決勝進出のカベは厚く、準決勝で姿を消した。それでも『いい緊張感』で挑んだレースでは予算よりもタイムを上げ、4年生としての意地を見せた。今後については「インカレが勝負になってくる」と述べた井上。学生ラストシーズンはまだまだ始まったばかりだ。

(記事 大島悠輔、写真 齋藤夏生)

結果

◇決勝

女子800メートル自由形

佐藤千夏 8分40秒55【6位】

女子100メートルバタフライ

牧野紘子 58秒75【5位】

男子100メートル平泳ぎ

渡辺一平 1分00秒27 【3位】

◇準決勝

女子100メートル平泳ぎ

渡辺香生子 1分07秒25【2位】

男子200メートル自由形

井上奨真主将 1分49秒65【14位】

◇予選

女子100メートル平泳ぎ

渡辺香生子 1分07秒30【1位】

男子50メートルバタフライ

池江毅隼 24秒46【18位】

男子200メートル自由形

井上奨真主将 1分50秒04【16位】

コメント
決勝後

渡辺一平(スポ4=大分・佐伯鶴城)※囲み取材より抜粋 

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

最初の50(メートル)は僕の感覚もタイム通りで完璧だったと思うんですけど、後半は思うように(いかず)特にラスト25メートルだったりが伸びなかったので、何が悪かったのかを修正していきたいな、と思ってます。

――レース感はある程度本数をこなして調整はできていたのですか

そうですね、前半の50(メートル)はすごく感覚もタイムも一致してましたし、いい感じで50メートルに入れたと思うんですけど、後半多分調整がうまく付かなかったり、力んでる部分が後半に響いていると思うので、しっかりと修正して泳ぎも見直して、200(男子200メートル平泳ぎ)にもつなげられればなと思います。

――この種目でもパンパシフィック選手権(パンパシ)が狙えたと考えていましたか

もちろんそうですね。3番という悔しい結果でもありますし、あしたの50メートルと、あさってから200メートルも始まりますので、しっかりと修正していい泳ぎ、いいタイムで泳げればな、と思います。

――男子200メートル平泳ぎも含めて、ことしの夏のシーズンとしての目標はどこにつなげますか

ことしは勝負強い選手になりたいという目標を掲げてきたんですけど、ケガをしたりだとか、満足のいく練習も結果として今ここまででできていないので、しっかりとこれから修正して、あすの試合に向けて頑張りたいと思います。

――東京五輪も2020年に迫っていて、会場は違いますが、東京という同じ場所でパンパシがあるというのは大きなステップになるのではないですか

そうですね、ことしパンパシが東京で行われるというのは、パンパシもすごくレベルの高い大会になると思いますし、東京で行われるということで小関さん(也朱篤、ミキハウス)と一緒に活躍して、僕らが優勝できるように頑張りたいと思います。

――レースで泳いでいて引っかかりはありましたか

きょうの最初の50メートルは全然問題なく、リズム感も合ってましたし、感覚通りの泳ぎができたんじゃないかと思うんですけど、結果として後半の50メートルで思うような泳ぎができていないので、ちゃんと修正していきたいなと思ってます。

佐藤千夏(スポ1=埼玉栄) 

――レース前はどのような気持ちで臨まれましたか

きのうよりはアップの時点で調子が上がったので、せめてベストタイムを更新することを目指したんですけど、思ったようなタイムじゃなくて、ちょっとがっかりしています。

――レース中はどのようなことを考えながら泳ぎましたか

全然付いていけなくて、何でかいてもかいても進まないんだろう、と思いながら泳ぎました。

――コーチや監督からレース前に何か言われていましたが

自信を持っていけと言われてました。

――女子400メートル自由形がありますが、そこに向かってどのように改善していきますか

泳ぎが崩れたままなので、せめてこの選手権期間中に1つでもいいことがあるように、あしたは調整して400(女子400メートル自由形)に向けて頑張ろうと思います。

牧野紘子(教1=東大付)※囲み取材より抜粋

―― タイムについてはいかがですか

前半はいこうと思っていったんですけど、後半のラスト15メートルはバテたという感じで、手が前にいかなかったんですけど、ベストなので自信を持って200(メートル)に臨めると思います。

――手応えはありましたか

ラスト15(メートル)のインパクトが強すぎて、遅いんじゃないかと思ったらベストでした。練習も200に関してはいい練習ができているので、いいように捉えて4日目頑張りたいと思います。

――200メートルはどのくらいのタイムが出そうですか

ベストは狙えるところにいると思います。

――レースプランはあるのですか

予選を泳がないとわからないですけど、200は前半に攻めすぎると派遣が切れない場合があるので、ラスト涼香(長谷川、東京ドーム/日本大学)を差せるように頑張ります。

準決勝後

井上奨真主将(スポ4=県岐阜商)

―― 予選と比べて手応えはいかがでしたか

タイムは上げたんですけど、決勝は厳しくて、少し悔しいです。

――緊張感はありましたか

最後の日本選手権になるかもしれないというのがあったので、緊張感を持っていい緊張感を味わえたかなと思います。

――レース中はどんなことを考えていましたか

前半は抑えて後半いこうと思ってました。隣には勝とうと思ってたんですけど最後きつかったですね。

――この日本選手権の振り返りをお願いします

この夏のインカレが勝負になってくると思うので、それに向けての課題が明確になったかなと思います。

――来週の大会の位置付けは何でしょうか

来週は団体戦で優勝が目標なので、個人よりもチームが勝てるように頑張りたいと思います。

渡部香生子(スポ4=東京・武蔵野)※囲み取材より抜粋

―― 準決勝泳いでみていかがでしたか

最低でも6秒台で泳ぎたいなと思っていたので、ちょっとモヤっとした感じですけど、前半がいけてなかったと思うので、しっかりあしたに向けて改善していきたいと思います

――前半の31秒79というタイムについてはいかがですか

準決勝では1秒2か3くらいでいきたいと思っていたので、あんまり速くなかったですけど、改善点もたくさんあると思うので、あすは記録を上げられるように頑張りたいと思います。

――レース前に考えたことはありましたか

気持ちもあまりピリッとしていなかったりだとか、もう少しテンポを上げた泳ぎができると思うので調整していきたいと思います。

――決勝ではどんなタイム、泳ぎを目指しますか

決勝では自己ベストの更新と代表入りを目指して頑張ります。

予選後

井上奨真主将(スポ4=県岐阜商)

―― なんとか準決勝に残りましたね

2本泳ぐというのが目標だったので、最低限の目標は達成できたのかなと思います。

――1分50秒を切る選手が多くレベルが高いレースが続きましたが、どんなレースプランでしたか

前半は落ち着いて後半に上げようと思っていました。周りを見ながら泳げてよかったかなと思います。

――泳いだ感覚はいかがでしたか

毎回朝のレースは苦手なので、その割にはなんとかいいタイムで泳げたのかなと思います。

――きのうのレース後に監督やコーチから言葉はありましたか

きのうのレースでは反省するところが多かったので、しっかり直して泳ごうという話をしました。

――夜の準決勝に向けて意気込みをお願いします

狙うは決勝なので、高いところを目指して頑張りたいと思います。

渡部香生子(スポ4=東京・武蔵野)※囲み取材より抜粋

――予選を終えてみていかがだったでしょうか

多少きのうのレースの疲れもあったと思うんですけれども、最低でも(1分)7秒台前半か、(1分)6秒台出ればいいなと思っていたので、まあまあの出来だったと思います。

 

――きのうから割とプラン通りにレースが進んでいるかなと思いましたが、その辺りの手応えというのはどうでしょうか

ここまではすごく順調にレースもできていると思うので、落ち着いて準決勝、決勝としっかり記録も上げられるようにしていきたいなと思います。

――いちばん目指したい種目とおっしゃっていた100メートル平泳ぎですけれども、準決勝はどのようなタイム、どのくらいの泳ぎで臨まれますか

予選の感覚とかはすごくいい感じに泳げたので、午後はもっと身体が動くようになると思うので、準決勝からベストとかを狙えるようにしていきたいと思います。

池江毅隼(スポ3=東京・日大豊山)

―― レースを振り返っていかがですか

ベストを狙っていたので悔しいです。

――コンディションはどうですか

足の疲れが抜けていなかったので、それが足を引っ張っているような気がしました。

――日本選手権に向けて取り組んだことは何ですか

あんまり力まないように泳ぐというのをやってきて、それはできたと思います。

――100メートルに向けて意気込みをお願いします

100(メートル)はかなり厳しいので、自己ベストを出せるように頑張ります。

――新入生が加わった練習はいかがですか

1年生はみんな強いので、上級生も刺激を受けて頑張ろうと思っていると思います。