野球部

2018.04.01

春季オープン戦 3月31日 安部球場

社会人相手に惜敗も、収獲ある一戦に/Honda戦

TEAM
Honda
早 大
(早)●今西、増田、西垣、藤井寛、柴田-中林、小藤
◇(二塁打)岩本、池田

 対外試合で内容の良くない試合が続いており、今回こそ東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)への手応えをつかみたかった早大。しかし、この日も『勝利』の2文字は遠かった。先発の今西拓弥(スポ2=広島・広陵)が名門Honda相手に5回途中2失点と及第点の投球をしたものの、打線は池田賢将(スポ4=富山・高岡南)が放った適時打による1点のみに抑え込まれてしまう。得点力不足という喫緊の課題を解消できないまま、1-2で惜敗を喫した。

 この日先発としてマウンドに立った今西は序盤、キレのある変化球を中心とした投球でHonda打線を翻弄(ほんろう)する。初回を三者凡退で抑えると、続く2、3回も無失点で終え、相手に流れを渡さない。すると打線は3回、岩本久重(スポ1=大阪桐蔭)の中越え二塁打から好機をつくる。その後2死となるも、2番・池田が相手投手の直球をはじき返して右越え適時二塁打とし、1点を先制した。援護を受けた今西は、4回も打者3人でイニングを終えて流れを呼び込み、早大が試合の主導権を握ったかに思えた。

先制の右越え適時二塁打を放つ池田

 誤算は5回だった。相手7番打者にこの日初の長打となる右中間への二塁打を浴びた今西は、その後三盗を許し、1死三塁のピンチを背負う。続く相手打者に投じた6球目、放たれた打球はゴロとなって今西のグローブの中へ吸い込まれ、飛び出した三塁走者を三本間で挟む格好となる。ピンチを脱したかに思われたが、今西がここでまさかの三塁悪送球を犯し走者が生還、予想外のかたちで同点に追い付かれてしまう。その後2つの四死球と犠飛で勝ち越しを許し、さらに次打者に四球を出したところで今西は降板。後を継いだ増田圭佑(文4=茨城・江戸川学園取手)が後続を断ったものの、今西にとっては悔しいマウンドとなった。ここからなんとか反撃したい打線だったが、先制点を奪って以降は沈黙。5回以降はわずか1安打のみに終わり、そのまま敗戦することとなった。

ピンチの場面での火消し役を任されている増田

 課題は山積している。得点力不足に悩む打線、この日3つの失策を犯してしまった内野守備、盗塁の機会をうかがう走者へのケア…。『日本一』を目標に掲げる早大野球部としては、春季リーグ戦開幕までに解消しておかなければならない問題ばかりだ。しかし一方で、大きな収穫もある。この試合でもピンチの場面で登板することとなった増田は、またも見事に危機を脱出し、走者を背負っても動じない強心臓ぶりを再確認させた。また、9回に登板した柴田迅(社2=東京・早大学院)は、伸びのある直球で空振り三振を2つ奪う快投をみせた。2人のような実力ある救援陣の存在は、これからの戦いで非常に強力な武器となるだろう。解決すべき問題と、強みとなる部分の発見。春季リーグ戦開幕が目前に迫った早大にとって、きょうの敗戦は非常に有意義なものとなったはずだ。

(記事 望月優樹、写真 岡田静穂、中澤紅里)

※記事中の学年は新年度のものです。

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