漕艇部

2018.03.24

第67回お花見レガッタ 3月24・25日 埼玉・戸田ボートコース

新シーズン開幕!男女1艇ずつが決勝へ進出

 今年もボートのシーズンがやってきた。そんな春の訪れを告げるお花見レガッタが幕を開けた。早大からは男女合わせて3艇と例年に比べて少ない出場となったが、女子舵手付きクォドルプルと男子舵手付きフォアがそれぞれ決勝進出を決め、上々の滑り出しを見せた。

 早大勢の先陣を切って登場したのは男子ダブルスカル。船木豪太(スポ1=静岡・浜松北)と岩松賢仁(スポ1=熊本学園大付)のフレッシュな新入生二人のデビュー戦となった。終盤にレートを上げてラストスパートをかけるレースプランを掲げていたものの、レートを上げることができずに失速。3着でゴールし、あすの順位決定戦へ回ることとなった。「レベルの差を実感した」(岩松)と大学生活初となるレースで社会人の洗礼を浴びるかたちとなったが、あすのレースではプラン通りのレース運びを展開していきたい。一方、男子舵手付きフォアは勝負強さを発揮した。スタートからスパートをかけてスタートダッシュに成功すると、追随する中大Aを振り切り1着でゴールイン。「一番いい漕ぎができた」(中川大誠、スポ2=東京・小松川)と納得のいくレース展開で準決勝進出を決めた。

大学デビュー戦となった新1年生二人

 続いて登場したのは女子舵手付きクォドルプルだ。1年生3人が乗ったクルーであったたこともあり、逆風に慣れていないことが影響して風にあおられて仙台大に大きくリードを許す展開となった。しかし、終始リズムの良い安定した漕ぎを見せ、あすの決勝に駒を進めた。また、午前の予選の結果を受けて午後に行われた男子舵手付きフォアの準決勝は、予選のレースを踏まえてより丁寧な漕ぎを意識して臨んだ。レース中盤までは予選でも競り合った中大Aと僅差の競り合いを見せたものの、後半は失速してしまい、決勝進出を決めたものの課題が残るレースとなった。

安定したレースを見せた女子舵手付きクォドルプル

 今大会は出場した艇数が少ない中、男女それぞれ1艇が決勝進出を決めた一方、多くの新入生が今大会でデビューを飾り、結果に関わらず各々にとって良い経験となるレースとなった。あすのレースで感じた課題を修正し、納得のいくレースを展開してシーズンへさらに弾みをつけていきたいところだ。

(記事 新開滉倫、写真 石塚ひなの)

結果

【予選】

▽男子部

【ダブルスカル】

S:船木豪太(スポ1=静岡・浜松北)
B:岩松賢仁(スポ1=熊本学園大付)
3分44秒77 【3着 順位決定戦へ】

【舵手付きフォア】

C:山田侯太(商2=東京・早大学院)
S:中川大誠(スポ2=東京・小松川)
3:牟田宜平(商3=兵庫・三田学園)
2:瀧川尚歩(法2=香川・高松)
B:伊藤光(文構4=東京・神代)
3分16秒71 【1着 準決勝へ】

▽女子部

【舵手付きクォドルプル】

C:奈良岡寛子(教2=青森)
S:藤田彩也香(スポ2=東京・小松川)
3:大崎未稀(スポ1=福井・美方)
2:宇野聡恵(スポ1=大分・日田)
B:大槻のりか(スポ1=宮城・佐沼)
4分03秒73 【2着 決勝へ】

【準決勝】

▽男子部

【舵手付きフォア】

C:山田
S:中川
3:牟田
2:瀧川
B:伊藤光
3分32秒51 【3着 決勝へ】

コメント

【男子ダブルスカル】

B:岩松賢仁(スポ1=熊本学園大付)

――早大漕艇部として初めてのレースだったと思いますが振り返っていかがでしたか

僕としては大学のデビュー戦で、もともとシングルスカルで出る予定だったんですけど僕の相方の船木(豪太、スポ1=静岡・浜松北)が早期入部することになって、急遽こっちに来てからダブルに1週間ちょっとくらいで試合に臨みました。練習が少ない中で、しかも船木はセンター利用で受験をしてきているので、勉強をかなりしていて冬の間ずっと運動をできていたわけではなくて大変だったろうと思います。僕も彼の体力がどのくらいあるのか探り探りの中で練習していくことが多かったので、日によってはあまり追い込めなかったこともありました。あとは、初めて社会人の方とレースをする機会でもあったので、プロとしての意識というか、喋らなくても漕ぎを見ているだけでも威厳の強さというか、プロの高い意識を感じることができたのですごく自分たちにとって成長できる場になったと思います。

――周りのクルーのレベルはやはり高かったですか

僕らのレースではトヨタ紡織さんと一緒にさせていただいたんですが、タイムでいうと20秒差をつけられて。漕いでいるときにラスト100メートルくらいのところでトヨタ紡織さんがゴールする音が聞こえてきて、船木も言っていたんですけど、その時にはもうゴールしていたんだという実感というか、1000メートルのレースで100メートルも(差を)つけられるくらいのレベルの差があることを実感しました。でも、学年を上げていくにつれてその人たちと同等くらいのレベルにもっていかないといけないので、そこはしっかりきょうのクルーのミーティングでも船木にも話したんですけど、社会人の方はプロでやっているので速いのは当たり前なんですけど、僕らは同じ大会に出ることになるので、そこのレベルまで引き上げないといけないと思いました。すごく具体的な目標の差がわかったと思うので、そこをしっかりこれから大学生活が始まっていって急がず慌てず、ケガにも気をつけながら一歩一歩上達してそのレベルに歩み寄っていかないといけないなと思いました。

――レースプランは事前にもっていましたか

ラスト250メートルでスパートをかけようと話をしていたんですけど、1750(の表示)のところでブイが赤色に変わるので、そのタイミングで船木にラストスパートと声をかけて行こうとしたんですけど、体力的な問題で(レートが)上がらなくて、もう一回ラスト100メートルでかけようとしたんですけどちょっと失速してしまったので、あしたはしっかりそこを狙っていって、タイムでも15秒くらい、3分30秒を切るくらいを狙っていきたいと思っています。

――最後に改めてあすのレースに向けて意気込みをお願いします

3分30秒を切るというのをしっかり目標にして、ラスト250メートルもスパートをしっかり切り替えられるような、スピードをまた一段階上げられるようなレースにしたいと思います。

【男子舵手付きフォア】

S:中川大誠(スポ2=東京・小松川)

――きょうのレースを振り返っていかがですか

予選はレース序盤から主導権を握った状態で出て、いいスピードで終始漕ぐことができたかなと思います。なので、予選は今までの練習の中でも一番いい漕ぎができたと思います。準決勝は予選で漕ぎが荒くなった部分があったので、もう少し落ち着いて漕ぐことを意識して臨んだんですけど、イメージがずれていた部分があったので、あしたもう一歩改善できればと思います。

――距離が短いレースでしたが、レースプランはどのように描いていましたか

頭のところでとにかく早く立ち上げて、立ち上げたあとは横に船を伸ばしていくというところ、要するに回転を出した後にスピードを出していくのが250メートルくらいまでで、その後コンスタントを入れました。1000メートルと全体が短いので、レートを高めに設定して、仕掛けるポイントを増やして2000メートルで今まで出し切っていたのを1000メートルで出し切れるように圧縮したレースにしました。

――きょうのクルーは結成されてからどのくらい経ったのですか

3月の頭頃に結成したので、3週間くらいですね。

――急造のメンバーだったのですね

早慶レガッタのクルーが決まらないとこの大会のクルーも決まらなかったので、それまではこの大会に出ると決まったメンバーで組み合わせながら練習して、その後クルーを決めて練習しました。

――予選は中大との競り合いになりましたが、その部分についてはどのように感じましたか

隣にいて分かりやすかったので、頭で抑えて抜け出たところはよかったんですが、中盤寄られてしまったところがあったんですが、そこもコックスのコールで上手くかわせたかなと思います。最後に100メートルくらいのところで漕ぎがバラバラになってバランスが崩れてヒヤッとするシーンはあったんですが、全体的に意識することなく漕げたかなと思います。

――準決勝の中大、一橋大との競り合いはいかがでしょうか

ちょっとイメージの方向性がズレたっていうことで、スピードが出切らなかったところはありました。朝のスピードで2点改善点が出ました。コンスタントに入るところで長さを伸ばすっていうのと、ラストのところを冷静に上げていくっていうところで、そこを改善していけば大丈夫かなと思います。結果だけ見れば3位なんですけど、そんなに深く考えなくていいかなと思います。

――ご自身のストロークとしての強みはどこにあると思いますか

よく言われるのは気分がノッてる時はとてもいいと言われますね。きょうだったら頭で出て周りが見えてるとエンジンがかかってひたすら加速できるところですかね。あとは、レートのコントロールが割と効くところですね。波があるんですが、高校時代から調子に乗らせたらすごいとは言われます。

――では、波をなくすことが今後の課題になってきますね

そうですね。プレッシャーがかかったときに自分の思うパフォーマンスで漕げないところがあるので、そこは改善していかないといけないと思います。

――最後にあすの決勝へ向けて一言お願いします

きょう予選、準決勝と2つレースを戦って、それぞれ違うパターンのレースになって修正点も出てきたので、そこを修正して確実に船を進めていくっていうところで漕手4人のブレードとコックスで同じ船を進めていくっていう意識を持ってレースできればいい結果がついてくると思うので、全員で頑張りたいと思います。

【女子舵手付きクォドルプル】

2:宇野聡恵(スポ1=大分・日田)

――早大漕艇部として初めてのレースだったと思いますが、振り返っていかがでしたか

初めて大学として出場するので多少不安もあったんですが、先輩が2人も乗っているのでその先輩方に引っ張ってもらいました。あまり納得のいくレースではなかったのですがまずまずな感じで、楽しむことはできたのかなという感じです。

――納得いかなかったというのは具体的にどういった点ですか

練習で積み重ねてきたことは結構できたのですが、風に自分があおられてしまったところがあったので、あしたは修正していけたらと思います。

――風が強かったということですか

きょう逆風だったのですが、逆風にあまり慣れていなかったので。

――クルーを組んだのはいつですか

3月の10日くらいに入寮したので、その後という感じです。組んでから二週間くらいですね。

――部での生活はいかがですか

先輩たちが優しくて、色んなことを教えてくれるので聞きやすいですし、雰囲気がとてもいいと思います。

――今大会の目標は

表彰台には登りたいなと思います。

――個人的にどういった漕ぎをしたいなどはありますか

もっと大胆に大きな漕ぎをして、クルー全体がいいリズムで漕げるようになったらいいと思います。

――あしたに向けて修正したい点はありますか

リズムはきょうも結構良かったんですが、他の艇に比べて少し遅かったので、もう少しペースを上げていったらタイムも伸びると思います。

――最後に改めて意気込みをお願いします

きょう納得いかなかった部分をあした修正して、納得いくようなレースにしたいと思います。