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馬術部

2018.03.20

第71回東京六大学大会 3月16〜18日 東京競馬場乗馬センター

石山と山下が個人種目で優勝!団体総合は2位に

 伝統ある東京六大学大会がことしも開催された。今大会では各種目で個人が獲得したポイントの合計により、団体順位を競う。個人では石山晴茄(スポ2=茨城・つくば秀英)と山下大輝(スポ1=宮城・東北)がそれぞれ複合馬術競技(複合)、新人障害馬術競技(新人障害)で優勝。新人馬場馬術競技(新人馬場)以外の種目で入賞者を出したが、団体総合は明大に及ばず2位に終わった。

 幸先のよいスタートではなかった。1日目の新人馬場では福田かおり(スポ3=神奈川・公文国際学園)が7位、山口ありさ主将(文構3=東京・恵泉女学園)が9位と、本来の力を出すことができず大幅に出遅れてしまう。しかし、悪い流れをここで断ち切った。2日目の学生賞典馬場で下愛理彩(社2=東京・早実)が3位で表彰台に上がると、続く第3競技の複合の馬場ではミスこそあったものの、石山が61.61パーセントの高い得点率で暫定3位につける。この時点で早大は明大、慶大に続き3位。最終日の巻き返しを図った。

馬場で演技をする石山とゾビオン

 最終日には障害種目が行われた。複合の障害では、石山が減点を4に抑える走行をする。この障害の結果により優勝を決め、昨年4位で終わったこの種目で雪辱を果たした。続く第4競技の新人障害では、複合でいい結果を残せなかった山下が障害を落下させることなく51.52秒の好タイムで走行し、優勝。1日目の新人馬場で悔しい思いをした山口と福田も減点なく走り終え、それぞれ3位と5位に食い込んだ。そして最終種目の中障害には、石山と山下が出場。先に登場した石山は障害の落下が1つあり、減点4で2位。「正直点数でいうと0点だったかなと思います」と語るように、満足のいく結果ではなかった。山下もリズムが悪く第1障害を落下させてしまい、3位。2人とも表彰台には上がったが、課題を残す結果となった。最終的に早大は94ポイントを獲得。慶大を逆転して2位になったが、112ポイントの明大には及ばなかった。

障害を飛び越える山下と稲嵐

 それぞれに力を出せた種目とそうでない種目がはっきりした今大会。おのおのが課題を克服し、今後の試合への糧にしてほしい。5月には関東学生選手権、6月には関東学生大会が行われる。これから先の戦いに向けて、選手たちの挑戦は始まったばかりだ。

(記事 宇根加菜葉、写真 佐藤詩織、宇根加菜葉)

結果

▽団体総合
優勝 明大
2位 早大
3位 慶大

▽新人馬場馬術競技
7位 福田・カプチーノA
9位 山口・稲隆

▽学生賞典馬場馬術競技
3位 下・エーデルシュタイン
5位 福田・カプチーノA
11位 石山・稲隆

▽複合馬術競技
優勝 石山・ゾビオン
5位 山下・稲帥

▽新人障害馬術競技
優勝 山下・稲嵐
3位 山口・稲帥
5位 福田・タニノマティーニ
10位 下・稲純

▽中障害馬術競技
2位 石山・ゾビオン
3位 山下・稲嵐

コメント

山口ありさ主将(文構3=東京・恵泉女学園)

――チーム全体の結果を振り返っていかがですか

馬場でもう少し上(の順位)にいけるかなと思っていたので、1日目は幸先の悪いスタートになってしまってチームの雰囲気が盛り下がるかなと思ったんですけど、2日目以降もそういうことはなく、チームの結果が上がるように盛り上げて、いい雰囲気で3日間できたと思っています。だから、最後の3日目にいい結果が出せたというのは、気持ちの面でみんなが安定していたのだと思っています。

――新人馬場の結果はいかがでしたか

個人的には本当はもう少し点が出せる予定だったのに、全然点が出なかったことにすごく申し訳なさを感じて悔しかったし、もう1人(福田かおり、スポ3=神奈川・公文国際学園)も普段はもっと点が取れるはずだったのに、あまり結果が出なかったのはだいぶ残念です。

――新人馬場から新人障害に向けてどのように切り替えましたか

1回目(新人馬場)を失敗してしまっているので、私は失敗できない、ここ(新人障害)だけはクリアしないと後輩部員に合わせる顔がないなと思って、気持ちを切り替えることができました。

――新人障害で3位入賞を果たしましたが、どのようなお気持ちですか

とりあえずホッとしています。良かったです。

――今後に向けての意気込みをお願いします

今後は関東(関東学生大会)とかもあります。個人としては自分の技術を上げるのは第一ですし、後輩の技術が上がることでチーム全体の技術も向上して、いつも負けてしまう早慶戦(全慶応義塾対全早稲田定期戦)や全学(全日本学生大会)に向けて、チームが盛り上がって総力が上がっていくよう、主将としてみんなを鼓舞できるようにというのの両方を考えながらできるようにしたいと思っています。

石山晴茄(スポ2=茨城・つくば秀英)

――今大会に向けてどのような目標を立ててきましたか

複合は去年も同じ馬(ゾビオン)で出たんですけど、去年は馬場が悲惨なことになってしまったので、とりあえず馬場をしっかり回ってくるということと、障害を満点で帰ってくることです。どちらも満点というのが目標でした。

――学生賞典馬場の結果を振り返っていかがですか

ちょっと準備不足だったかなという形のところが多かったですが、次につながるものをたくさん見つけたので、次は自信を持って出られるように準備をしていきたいと思っています。

――ゾビオンとの相性はいかがでしたか

だんだん相性は良くなってきてはいるんですけど、まだつかみ切れているところは少ないという感じはあります。

――複合の馬場を振り返っていかがですか

複合の馬場は思ったより良かったです。ただ自分のミスが大きく出てしまったところもあったので、本当はもう少し上にいけたかなと思っています。

――障害で逆転し、優勝しました

正直びっくりです。すごくうれしいです。

――中障害はいかがでしたか

中障害は思ったような内容と結果につなぐことができなかったので、正直点数でいうと0点だったかなと思います。

――関東学生女子選手権に向けての意気込みをお願いします

選手権は去年骨折していて出られなかったので、ことしは関東を抜けて(勝ち上がって)全日本(全日本学生女子選手権)まで進みたいと思っています。

山下大輝(スポ1=宮城・東北)

――今大会に向けてどのような目標を立ててきましたか

今大会のための調整試合もやっていて、そこでなかなか調子が良く、ことしは早大が六大学(東京六大学大会)で1位を狙える年だという話をしていたので、勝ちに向けて貢献したいなという気持ちではいました。

――複合の馬場を振り返っていかがですか

複合の馬場はそもそも1番下(の順位)ぐらいだったと思うんですけど、それは馬(稲帥)が馬場向きではないというのがそもそもあって、あの馬にこれ以上を求めることはできないので、細かい自分のミスを直すぐらいですね。

――障害で10位から5位まで順位を上げることができました

あの馬の場合は馬場で最初(得点率が)低くても、障害で最近調子がいいので、そこでもっと挽回する予定ではいたんですけど、今回はここ最近のいい流れが崩れて思うような走行ができなくて、練習馬場での準備がもっと必要だと思ったので、今度からはこういうことがないようにしたいです。

――複合から新人障害への切り替えはどのようにされましたか

馬が(稲嵐に)変わったというのもありますし、個人的に複合の方で落ち込んでいたので、結構頑張って切り替えたというか、別のものと考えて新たな気持ちでできました。

――結果として優勝できましたね

勝てることが最初から分かっていたのではないですけど、正直他の馬と比べて自分の馬のスペックと今回の高さというのが勝てる内容だったので、馬の邪魔をしなかったから勝てたというだけですね。

――中障害はいかがでしたか

最初に勝った時より(障害が)20センチメートル高かったので、馬のモードを切り替えて新たなモードで頑張ったんですけど、1番障害を落としてしまったというのはリズムの問題なので、自分のミスというよりも根本的に普段の練習を改善するべきだなと考えています。

――関東学生選手権を含め、今後に向けて意気込みをお願いします

そんなに悪い出だしではないと思います。去年はあまり(成績が)良くなかったのでことしは頑張ろうと思います。