庭球部

2018.03.16

三菱電機・早稲田大学フューチャーズ国際トーナメント 3月15日 早大・東伏見三神記念コート

早大勢の挑戦は終了。それぞれが収穫を得た大会に

 早大勢の三菱電機・早稲田大学フューチャーズ国際トーナメント(早稲田フューチャーズ)の挑戦は、本戦4日目にして終了した。この日は単複2回戦が行われ、早大からは田中優之介(スポ1=埼玉・秀明英光)、古賀大貴(スポ2=大分舞鶴)・安上昂志(スポ2=福岡・柳川)組が登場。田中は同世代の韓国人選手相手に実力を発揮できず、敗戦。古賀・安上組も格上相手にストレート負けを喫した。これで早大勢は全選手が敗退。しかし、早稲田フューチャーズは終盤へ向けさらなる盛り上がりを見せるだろう。中川直樹(IMG Tokyo)、上杉海斗(慶大)ら期待の若手が勝ち残っており、あす以降も東伏見で行われる熱戦から目が離せない。

★チャレンジ届かず、敗戦

ネットプレーに出る田中

 田中がシングルス本戦2回戦に登場し、HONG Seong Chan(韓国)と対戦した。開始早々、相手の好プレーが続き3ゲームを落としてしまう。その後は両者サービスキープが続き、ファーストセットを相手に取られてしまった。

 「頭を使ってプレーをしたい」と試合前に考えていた田中。セカンドセットは「思っているようにプレーできた」と語るように効果的にスライスを織り交ぜ、積極的なネットプレーで得点を重ねる。そのままの流れでセカンドセットを獲得したい田中だったが、3-3で迎えた局面でラケットのガットが切れるアクシデントもあり、相手にブレークを許した。「あれで相手に流れを渡してしまった」(田中)。そこからは2ゲームを連取され、3-6でゲームセット。ことしの早稲田フューチャーズは本戦2回戦敗退という結果で終えた。

 田中は今大会では、「徐々に実力が上がってきた」と成長を感じているようだ。その実力を強敵相手にしっかりと発揮できるか。相手にのまれず、伸び伸びとプレーすることができればおのずと結果は付いてくるだろう。

(記事 小田真史、写真 吉田優)

★強豪ペア相手に善戦。さらなる飛躍の糧に

古賀・安上(左)組の積極的なプレーは健在だった

 フルセットの接戦を制し初戦を突破した古賀・安上組。2回戦では、今大会第1シードの今井慎太郎(平28スポ卒=現・東通産業)・仁木拓人(三菱電機)組と対戦した。相手はJTAランキング3、4位と国内トップクラスのダブルスだが、早大ペアは学生らしい元気の良いプレーで互角の試合を繰り広げる。「とにかくキープすることだけに集中していた」(安上)と振り返るように、序盤はキープキープの展開となった。第7ゲームで初めてキープに失敗したが、その後すぐにブレークバックし流れを渡さない。しかし、5-5で迎えた第11ゲーム、ボレーボレーの打ち合いで相手が上回り、再びブレークを許すと、そのまま5-7でファーストセットを奪われた。続くセカンドセットも早大ペアは変わらず積極的なダブルスを貫くが、徐々に相手よりミスが目立つように。どうにか喰らい付きたい古賀・安上組だったが、相手ペアもサーブを中心に調子を上げ、次第にゲーム差をつけられてしまった。「終始押されていた感じがあった」(古賀)。プロ相手に善戦したものの、惜しくも敗戦。しかし、実力に大きな差は感じられなかった。「これをいい経験だったで終わらせない」(安上)、「細かい部分の質をどれだけ上げていけるか」(古賀)。全日本学生室内選手権で2位となり、学生テニス界でも存在感を高めている古賀・安上組。プロ選手相手に勝利も惜敗も味わった早稲田フューチャーズを踏み台に、ことしはさらなる飛躍を誓う。

(記事、写真 松澤勇人)

結果

▽シングルス本戦2回戦

●田中優之介3-6、3-6HONG Seong Chan(韓国)


▽ダブルス2回戦

●古賀大貴・安上昂志5-7、3-6今井慎太郎(東通産業)・仁木拓人(三菱電機)


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コメント

古賀大貴(スポ2=大分舞鶴)・安上昂志(スポ2=福岡・柳川)

――国内トップクラスのペアとの対戦でした。試合前はお二人でどんな話をしていましたか

古賀 相手がすごく戦績を残しているプレーヤーだってことは分かっていたので、僕らはとりあえずキープすることだけ集中していました。ファーストセットでうまく流れに乗れたらファイナルセットまでいってもしっかり戦えるんじゃないかと言う話はしていました。

――ファーストセットは振り返っていかがでしたか

安上 40-40とかの場面もあったんですけど、そこでしっかり引かずに強気にいけて3-3までキープキープでいけました。ブレークされた後もすぐにブレークバックできたんですけど、その後にすぐブレークバックされちゃいました。ブレークが続いた後の自分のサービスゲーム(第11ゲーム)をキープすることができなかったのが痛かったなって思います。

――ブレークし合う展開が続いていた時はどういったコミュニケーションをとっていましたか

古賀 向こうのサーブはよかったんですけど、意外と僕ら二人とも(リターンで)触れていたので、とりあえずコートに入れればチャンスが来るだろうという話はしていて、それが結果的にブレークにつながっていました。

――セカンドセットは少しミスが増えてきてしまった印象でした

安上 ファーストの最後の方から相手が声とかも出して気持ちを入れてきて、それに引かないようにプレーしようとは心掛けていました。それでも相手のプレーの質もだんだん上がってきてそれに押されてしまったかなって感じはします。あとは風も強くて相手の方がうまく対応してミスなくリターンを通してきたり、その中でも攻めてきたり、相手の方が強気な部分と丁寧にいく部分がしっかりしていたのかなと思いました。

古賀 試合を通して向こうのプレッシャーというか圧がかけられていて、それがセカンドセットでは僕らが引いてしまうところがありました。そこをはね返すというかやり方を変えてみたりして自分たちのリズムに持っていければよかったです。主導権を握られていたというか、圧ですね。終始押されていた感じがあったので、そこをどうにかできればもう少しチャンスがあったかなと思います。

――今大会でプロの選手と二試合戦えたという点ではいかがですか

安上 これだけ高いレベルの相手となかなか試合をする機会がなかったので、いい経験になったといえばなりました。でもきょうも勝てそうだったので勝ちたかったという気持ちはすごく強いですし、これをいい経験だったで終わらせないで、今後どうしなきゃいけないっていうのを練習に生かしたりという部分が大事になるのかなと。この大会があったから強くなったと言えるように今後も練習に取り組んでいきたいと思いました。

古賀 おとといも言ったのですが、差はないかなっていうのが正直な感想です。あとは細かい部分の質をどれだけ上げていけるかっていうのが今後プロに対して勝っていくための課題だと思うので、そのためには学生だけじゃなくてプロとやることでもっともっと経験を積んでいく必要があると思います。あとはJOPも上げていってもっとプロと試合をして自分たちのスキルを上げていきたいなというのも思いました。悔しさと楽しみもありますね。

――今後についてはどの大会に照準を合わせていきますか

安上 出れるかは分かりませんがこの後もまだフューチャーズが続くので、出れたらそこでも勝ちたいです。学生大会だと春関(関東学生トーナメント)で優勝目指してやりたいですし、5月は早慶戦(早慶対抗試合)があるので、そこで自分も選手として出て2勝できるようにっていうところですね。

古賀 僕もまだフューチャーズがあるので、そこで試合をしながらも大きな目標は春関、早慶戦っていうところですね。そこに試合をしながらも自分の体の調子を上げて春にいい結果を残せるように準備をしていきたいなと思います。

――春関ではまたお二人でダブルスを組む予定ですか

古賀 春関は新入生も入ってくるのでまだ組むかは分からないですけど、まだタイトルを取れていないので組んだら優勝しか見えてないです。

田中優之介(スポ1=埼玉・秀明英光)

――きょうの試合の相手の印象は

しつこくプレーしてくる相手でした。なので、自分から簡単にミスをしないこと、打てる場面では積極的に打っていくことを意識してプレーしていました。

――以前の取材で頭を使ったプレーをするとおしゃってましたがいかがでしたか

最初の方はいつもの自分のプレーをしてしまい、全然点が取れませんでした。しかし、ファーストセットの後半や、セカンドセットではボレーや、スライスを使ったりすることができました。

――きょうの試合での良かった点は

正直あまり得意ではないボレーを多用できたことが一つ挙げられるのと、いつもよりもしつこい相手にイライラせず、プレーできたことです。

――悪かった点は

3-3という大事な場面でガットが切れてしまったことです。そこで、相手に流れを渡してしまったことですね。

――これからまだフューチャーズという大会は続くと思いますが、意気込みを教えてください

今回負けてしまいましたが、自分の実力は上がってきていると思います。その実力を発揮できるように頑張りたいと思います。