卓球部

2018.03.11

第70回東京選手権 3月11日 東京体育館

阿部がベスト8で今季最終戦を終える

 連日熱戦が繰り広げられてきた東京選手権もいよいよ最終日。早大で唯一この日まで勝ち上がってきた阿部愛莉(スポ3=大阪・四天王寺)が女子シングルスに出場した。6回戦でフルセットの末に勝利を収めたが、準々決勝で惜しくも敗れ自身初のベスト4入りは逃した。それでも阿部は今大会で確かな手応えを掴み、来シーズンに向けて弾みをつけた。

 女子シングルス6回戦、阿部は大学に入ってから一度も勝ったことがないという難敵、高橋真梨子と対戦した。高校の先輩でもある相手は阿部と同じ異質ラバーの使い手。普段であれば有効なはずの阿部のバックハンド攻撃が効かず、相手は徹底して阿部のバック側にボールを集める。自分の得意な形に持ち込めず苦しい展開となったが、「バックが効かない分フォアとかコース取りとかで相手を崩すことができた」と相手に合わせた戦術で戦い、フルゲームに及ぶ熱戦を制した。続く準々決勝でもお互い譲らない激しい打ち合いとなりフルゲームまでもつれ、最終7ゲーム目には5点差を追いつく粘りを見せたが、最後は阿部の打球がネットを超えず惜しくも自身初のベスト4には届かなかった。勝利で今季を締めくくることはできなかったものの今大会で収穫を手にした阿部は、最上級生の自覚とともに来シーズンさらにたくましい姿を見せてくれることだろう。

ベスト8入りした阿部

 注目のルーキーが3位入賞と大躍進を見せた。その名前は笹尾明日香(横浜隼人)。全日本選手権ジュニアの部での優勝経験を誇り、早大に進学予定の笹尾は今大会ノーシードながらシード選手を次々と破って勝ち上がった。6回戦、準々決勝では実業団の実力者にリードを許しながら逆転勝利を収めてみせるというメンタルの強さも見せてくれた。準決勝でも敗れはしたものの最後まで強気な卓球で好ゲームを展開した。持ち味の力強い両ハンドドライブを武器に、グランドスラム達成を狙う女子部の大きな戦力となってくれそうだ。

早大での活躍が楽しみな笹尾

 今大会をもって今シーズンは閉幕したが、選手たちは休む間もなく2カ月後に控える春季関東学生リーグ戦に向けてトレーニングを重ねていく。来シーズンは笹尾の他にも頼もしい新戦力が加わることになっており、男女ともに選手層に厚みが出ることが予想される。平野晃生主将(スポ3=山口・野田学園)と徳永美子女子主将(スポ3=福岡・希望が丘)が先頭に立って個性豊かなチームをまとめ、エンジを輝かせてくれることだろう。

(記事 吉田寛人、写真 下長根沙羅)

結果

▽女子シングルス

6回戦

○阿部4―3高橋(十六銀行)

準々決勝

●阿部3―4平(サンリツ)

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コメント

阿部愛莉(スポ3=大阪・四天王寺)

――今日の試合を振り返って

1試合目は高校の先輩だったんですけど、大学に入ってから1回も勝ったことがなくて、いつもは序盤にリードして最後にひっくり返されるパターンが多かったんですけど、今回も3ー1で勝ってて、3ー3に追いつかれて苦しかったんですけど。7セット目は自分から攻めることが試合の中で多くできたのでそれが勝因だと思います。2試合目は、相手も大学に入ってから勝ったことがなかったんですけど、いつもよりは自分の展開に持っていけることが多くて、結果は負けてしまったんですけど収穫することも多かったので今大会は次につながるような試合ができたかなと思います。

――今おっしゃられた収穫というのは具体的には何ですか

私はバック異質のラバーを使っているんですけど、相手も同型で異質のものを使っていたらバックの差がつかないので自分も苦しい戦いになってくるんですけど、バックが効かない分フォアとかコース取りとかで相手を崩すことができたので良かったです。

――きょうはバックを攻められたと思いますが

裏裏(ラバー)と違って、変化はあるんですけど威力を出すボールが難しいので、これからバックで止めるボールをつくるのはもちろん、自分が打つだけじゃなくて相手のボールを利用して前に落とすボールだったりとか、そういう細かい技術をもっと磨いていきたいと思いました。

――来季からは最上級生としてどのようにチームに貢献したいですか

新しい1年生も入ってくるので、最上級生としてチームをまとめる役割をするのはもちろんだし、試合に団体とかで出させてもらったら、勝つことでチームに貢献できるように頑張ります。

――来季の目標をお願いします

団体ではグランドスラムを達成することと、個人戦でも昨年より上を目指して頑張りたいです。