ア式蹴球部

2018.02.04

早稲田大学WMWクラブ・ア式蹴球部 総会・納会 2月2日 リーガロイヤルホテル東京

男女とも体制一新。一層の飛躍を誓う

 2月2日、リーガロイヤルホテル東京で、毎年恒例の『早稲田大学WMWクラブ・ア式蹴球部 総会・納会』が開かれ、2017年度の結果報告とともに、2018年度に向けた新体制の発表が行われた。昨季は、男子部、女子部ともに有終の美を飾ってシーズンを終えたが、それぞれ監督交代を行って新たなシーズンを迎えることとなった。

2017年度に獲得したトロフィー。左から関東女子選手権、関東大学リーグ戦2部、早慶サッカー定期戦、全日本大学女子選手権、同、早慶女子サッカー定期戦

 関東大学リーグ戦2部で劇的な逆転優勝を果たし、新シーズンを2年ぶりに1部リーグで戦う男子部は、8年間にわたってチームを指揮してきた古賀聡前監督(平4教卒=東京・早実、現・名古屋グランパスU18監督)が退任。名古屋グランパスU18の監督に就任したため、この日は欠席したが、「学生たちと共に、最後まで戦い抜けたことを誇りに思う」と手紙であいさつを寄せた。代わって今年度からは、外池大亮新監督(平9社卒=東京・早実)がチームを率いる。早実高の先輩でもある古賀前監督について、「偉大さを痛感している」と話した一方で、「タイトルを奪還する」と力強く宣言。新主将を務める岡田優希(スポ3=川崎フロンターレU18)も、「94年の歴史を背負って戦い、チャレンジャーとして1部優勝を目指したい」と力を込めた。

福島前監督に花束を手渡した松原有沙前主将(スポ4=大阪・大商学園、現・ノジマステラ神奈川・相模原)

 一方の女子部も、関東女子リーグ戦(関東リーグ)9連覇、全日本大学女子選手権(インカレ)3連覇など、数々の素晴らしい成績を残した福島廣樹前監督(昭45教卒=東京・独協)が勇退する。福島前監督はコーチとして5年間、監督として4年間チームに関わり、チームを栄光に導いてきた。そんな名将に代わって監督に就任するのは、コーチとしてチームに携わってきた川上嘉郎氏(昭51商卒=神奈川・横浜緑ケ丘)。「(福島前監督と)同じことをやって優勝できるとは決して思っていない」と新体制への意気込みを語った。そして、新主将を務めるのはMF熊谷汐華(スポ3=東京・十文字)だ。「昨年度の素晴らしい成績に満足することなく、さらなる高みを目指す」とより一層の飛躍を誓った。

(記事 守屋郁宏、下長根沙羅、写真 守屋郁宏)

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あいさつ要旨

▽男子部

小柴健司総監督(昭52教卒=神奈川・鎌倉)

いよいよスタートしたなというふうに思っています。練習でできないことは、試合で絶対にできないということで、練習から厳しく、試合と同じようなかたちでやることを望んでいます。周りからの期待はあると思いますが、簡単には勝てないと思います。一人一人がどれだけワセダのためにやってくれるかということに期待をして、私もそれ以上に努力して、指導をしていきたいと思います。

◆小柴健司(こしば・けんじ)

1954年(昭29)12月24日生まれ。神奈川・鎌倉高出身。1977(昭52)年教育学部卒。現役時代は、早大卒業後、日立製作所サッカー部(現・柏レイソル)でプレー。元日本代表。



古賀聡前監督(平4教卒=東京・早実、現・名古屋グランパスU18監督)※欠席

この8年間、無限の可能性を秘めた魅力の溢れる学生たちと共に、最後まで戦い抜けたことを誇りに思っています。私自身はことし、名古屋グランパスU18の監督を務めます。今ここにいる選手一人一人の取り組みがあったからこそ、新たな挑戦に臨むことができます。もちろん、この8年間、時に温かく、時に厳しく指導してくださった多くの先輩方の力添えなしに、今の私を語ることはできません。全ての支えてくださった方々のご恩に報いるべく、新たな舞台でまじめに、ひたむきに、『ワセダ・ザ・ファースト~人として一番であれ~』を誰よりも有し、選手たちを指導していきます。2018年度のア式蹴球部の躍進と、部員一人一人のさらなる成長を心より祈念いたします。

◆古賀聡(こが・さとし)

1970年(昭45)2月12日生まれ。東京・早実高出身。1992(平4)年教育学部卒。現・名古屋グランパスU18監督。現役時代は鹿島アントラーズなどでプレー。引退後、同クラブの下部組織で指導した後、2010年(平22)にア式蹴球部の監督に就任。在任中の獲得タイトルは、関東大学リーグ戦、アミノバイタルカップ、全日本大学選手権、東京都サッカートーナメントで各1回。



外池大亮新監督(平9社卒=東京・早実)

10年ぶりに現場に立つことになって、古賀さんがやってきていたことの偉大さを痛感しながら、毎日わくわく、どきどきしながら過ごしています。今年度が始まるにあたって、僕らの時代にもあった『ワセダ・ザ・ファースト』という言葉について、学生たちと考えました。『ワセダ・ザ・ファースト』という言葉の解釈は、サッカー選手として人間として一番を目指すということではありますが、新4年生のみんなと考えて、『日本をリードする存在になる(ワセダ・ザ・ファースト)』という新しいビジョンを決めました。学生(サッカー界)で一番を目指すということで、リーグ戦優勝、インカレ優勝を目指します。タイトルを奪還します。ただ、そこで終わってほしくないですし、もっとその先の自分の姿もイメージすることで、学生の中での頂に到着するという過程に届くのではないかなと思って決めました。ぜひこのビジョンに共鳴していただいて、ことし1年、熱く厳しく応援していただくようお願いいたします。

◆外池大亮(とのいけ・だいすけ)

1975年(昭50)1月29日生まれ。東京・早実高出身。1997(平9)年社会科学部卒。大学時代は、4年時に関東大学リーグ戦で優勝を経験。卒業後、ベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)に入団。Jリーグでは11年間プレーをし、計6クラブで活躍した。



岡田優希新主将(スポ3=川崎フロンターレU18)

今年度は、外池新監督からもお話がありましたように、『ワセダ・ザ・ファースト』の解釈をいま一度見直しました。その結果、「日本をリードする存在になる」が今の時代の『ワセダ・ザ・ファースト』なのではないかと考えました。目標としましては、タイトル奪還です。『ワセダ・ザ・ファースト』、「日本をリードする存在になる」というビジョンがあるア式蹴球部においては、関東大学リーグ戦1部残留や総理大臣杯出場、インカレ出場は全く価値がありません。我々が目指すのはタイトルを獲るということ、その上で、日本をリードする存在となるということで、今年度はそこを目指して活動していきます。ものすごく難しいことかもしれませんが、現役部員、外池新監督、小柴総監督、皆で力を合わせて頑張っていきたいと思います。94年の歴史を背負って戦い、チャレンジャーとして1部優勝を目指したいと思います。今後とも、多大なるご支援のほど、よろしくお願いいたします。

◆岡田優希(おかだ・ゆうき)

1996年(平8)5月13日生まれ。神奈川・新城高出身。前所属・川崎フロンターレU18。スポーツ科学部3年。FW。



▽女子部

福島廣樹前監督(昭45教卒=東京・独協)

2017年度をもちまして、ア女の監督をやめるということを決めました。以前から70歳になったら身を引こうと思っていました。今年度はいろいろなタイトルを獲り、良いかたちで終えることができて、うれしく思っています。ア女の指導については、コーチを5年間、監督を4年間務めました。素晴らしい学生と9年間を過ごさせていただいて、本当にうれしく思っています。これだけの素晴らしい成績を収めることができたのは、学生一人ひとりの努力と気持ち、そして取り組む姿勢があったから成し得たことだと思っています。また、学生の面倒を見ていただいたコーチ、トレーナーなどみなさんのおかげだと思います。今後はOBとして、男女のア式蹴球部を陰ながら応援したいと思います。

◆福島廣樹(ふくしま・ひろき)

1947年(昭22)11月19日生まれ。東京・独協高出身。1970年(昭45)教育学部卒。2009年(平21)にコーチとしてア式蹴球部女子の指導を開始し、2014年(平26)に監督に昇格。4年間の獲得タイトルは、全日本大学選手権3回、関東大学女子リーグ戦1回、関東女子リーグ戦4回、関東女子選手権2回。



川上嘉郎新監督(昭51商卒=神奈川・横浜緑ケ丘)

私は4年間福島さんのもとで勉強させていただきましたが、素晴らしい戦績を挙げられて、本当に素晴らしいなと思います。卒業する4年生も非常に素晴らしい選手たちでした。しかし、新4年生以下も素晴らしい選手がそろっています。同じことをやって優勝できるとは、決して思っていません。2017年よりもさらに精度の高い練習を毎日積み重ねて、目標をしっかりとつかんでいきたいと思います。

◆川上嘉郎(かわかみ・よしお)

1953年(昭28)11月19日生まれ。神奈川・横浜緑ケ丘高出身。1976年(昭51)商学部卒。2014年(平26)、福島氏の監督就任とともにア式蹴球部女子に迎えられ、以降4年間ヘッドコーチを務めてきた。



熊谷汐華新主将(スポ3=東京・十文字)

昨年度は素晴らしい成績を残すことができました。今シーズンは2月20日から始動いたしますが、昨年度の素晴らしい成績に満足することなく、さらなる高みを目指し、チーム一丸となって精進してまいりたいと思っております。また、先輩方が築き上げてきてくださった伝統や歴史に感謝し、部員一人一人が自覚と責任を持って取り組んでまいりたいと思います。2018年も、ア式蹴球部女子部への変わらぬ温かいご支援、ご声援をよろしくお願いします。

◆熊谷汐華(くまがい・しおか)

1996年(平8)5月24日生まれ。東京・十文字高出身。スポーツ科学部3年。MF。