ア式蹴球部

2018.01.16

第26回全日本大学女子選手権 1月14日 東京・味の素フィールド西が丘

全日本大学女子選手権 決勝 監督・出場選手コメント全文

福島廣樹監督(昭45教卒=東京・独協)

――おめでとうございます。今の率直なお気持ちを聞かせて下さい

ありがとうございます。3連覇は簡単にできるものではないですし、本当に選手たちががんばってくれたと思います。

――きょうの試合の内容については

ア女のサッカーがしっかりできたかなと。両サイドからの崩しとかですね。得点は1点でしたけど、チャンスはたくさん作れていたし、危険な場面もほとんどなかったので、完勝かなと(笑)。

――無失点に抑えた守備について

相手には個性ある素晴らしい選手たちがいましたけど、しっかり1人1人をケアしながらうまくDF陣が対応していたので、危険な場面をつくらせることなくできたと思います。

――MVPには中村選手が選ばれました

あのシュートだけではなく何本も打っていましたし、シュートにつながるパスも出していましたね。やはりきょねんのインカレでも決勝点を決めていますし、やはり大舞台に強いなと思います。

――インカレ全体を振り返って

昨年優勝していますので全てのチームが打倒ワセダでくることはわかっていました。初戦は厳しい試合ではなかったですし、準々決勝の相手は皇后杯で一度当たっていたので対応がしやすく勝ち上がっていけました。しかし準決勝の東洋大戦(○3-2)ですね。リーグ戦では大勝していたんですが、相手がかなり対策を練ってくるだろうということでこちらも対策はしていました。

――ことしのチームはどんなチームでしたか

非常に強い、個性のあるチームだったと思います。持っている力を遺憾(いかん)なく発揮してくれたと思います。

――4年生はどのような学年だったのでしょうか

かわいいというか(笑)。技術的にもレベルが高くて、戦術なども良く理解しているし、チームを引っ張っていってくれたと思います。

――これからに向けて

3連覇したので、らいねんは4連覇、そして皇后杯では準決勝に進むなど、目標は常に高いものはありますので、1人1人で、チームでがんばっていけばその成果が現れていくと思います。

DF松原有沙主将(スポ4=大阪・大商学園)

――今の率直なお気持ちは

このチームで優勝ができて、本当にうれしいの一言です。

――試合全体振り返っていただけますか

おとといは自分たちのペースで入ることができなかったんですけど、きょうはいい流れで入ることができて、チャンスもたくさん作ることができていたと思います。それがあったから得点にもつながったと思います。後半も何度か攻められたんですけど、ディフェンスラインを中心に全員で高い守備の意識を持って試合に臨めたかなと思います。球際なども厳しくいけていましたし、それが無失点で終えることができた要因かなと思っています。

――副将の中村選手の得点が決勝点となりました

本当にうれしいです。ここぞって時に決めてくれますし、それがあってきょうは勝てたので本当に決めてくれてありがとうって感じです。

――優勝した瞬間は何を思いましたか

今まで乗っかっていたものが全部なくなったというか(笑)。本当に良かったなと、ほっとしました。

――いままで共に戦ってきた後輩の皆さんにメッセージをお願いします

3連覇したので次も連覇を期待される中でやっていくということで色々なプレッシャーはあると思うんですけど、そんな中でもみんなならできると思うので。良い新チームを作っていって欲しいなと思いますし、自分もそれに負けずにやっていかないといけないなと思っています。

――応援にはたくさんの方が駆け付けていらっしゃいました

応援部をはじめ、あれだけ多くの方が来てくださっていて、その応援があったからこそ勝てたと思っているので、感謝の気持ちでいっぱいです。

――来季からはなでしこリーグ1部所属のノジマステラ神奈川相模原でのプレーとなりますね

なでしこリーグというとてもレベルが高いところでプレーできるので。自分としてはどんどんチャレンジしていきたいですし、いい環境でサッカーをできることに感謝しながら、人としてもプレーの面でももっと高いレベルにいけるようにがんばりたいです。

――最後に、ア女で過ごした4年間はどのようなものでしたか

充実していたなと思います。人間的にも成長させてもらった場ですし、ア女にきて良かったなって思っています。この最高の仲間とプレーできてうれしかったです。

MF中村みづき副将(スポ4=浦和レッズレディース)

――3連覇達成となりました。率直な今の気持ちを聞かせてください

今季ずっと目指してきたものなので、本当にうれしいです。……うん、うれしい。

――インカレで勝ちたいと、シーズンを通しておっしゃってきた中で、有言実行の3連覇となりました

そうですね。やっぱり大学サッカーは、インカレで勝つことが一番だと思っていますし、それが難しいことであった分、うれしさは大きいです。

――決勝点はご自身の得点でした

ごっつあんゴールでしたね(笑)。みんなに感謝しています。

――2年時に浦和レッズレディースから移籍するかたちで加入しました。周囲から色々な声がある中、大きな覚悟を持って挑んだ3年間だった思います

そうですね。今は結構いますけど、当時はなでしこリーグから部活へ移るというパターンが、まだあまりなくて、勇気のいる決断でした。リーグ全体のレベルとしては、どうしても部活の方が劣るという中で、「大学サッカーを甘く見ている」という声もあったと思うので。入部当初、自分が「サッカーを楽しみたくてア女に来た」という話をしたことがあるんですけど、その言葉が、そういった声につながってしまったりしていました。もちろん、自分はそういうつもりで言ってはいなかったんですけど、かなりしんどかった時期もありました。それでも時間が過ぎていくに連れて、結果だけではなくてその過程に目を向けられるようになったり、レッズにいた時よりも人間らしくというか、サッカーを楽しんでやれるようになりました。「純粋にサッカーを楽しむ」、そういう気持ちを求めてア女に入って、最初は理想通り「サッカーを楽しむ」ことは難しかったですけど、最後はこうして優勝という結果を残すこともできましたし、本当に色々な経験を積むことができて、今はア女に来て本当に良かったという気持ちです。

――「楽しみたい」という気持ちもある中で、結果にこだわらなければいけないという重圧もあったと思います。学生主体で組織としての完成度を高め、その上で結果も残すという難題に取り組んだ3年間だったのでは

ア女は組織として、本当に特殊な存在だと思います。どこよりも学生主体でやっていると思いますし、スタッフの存在ももちろん大きいですけど、その中でしっかりと学生が中心となって動けています。一人一人の役割については、それぞれが理解していて、でもどうしても、「試合に出たい」とか、「自分のやりたいようにプレーしたい」とか、そういうエゴは、やっぱり出てきます。それでもア女の選手たちは、そこはみんな大人になるというか、試合に出ていないメンバーも含めて全員がチームに尽くす、それを行動で示すことができますし、今回の優勝に関しても、本当にそういった一人一人の取り組みが大きかったと思っています。

――試合としても、そういったチーム力が発揮された勝利だったのではないですか

そうですね。失点も0で抑えることができましたし、「集大成」と言うと、個人としての実力不足な部分はあったと思いますけど、チームとしては、本当にいいかたちで終われたと思います。

――後輩の皆さんは来季、4連覇を目指した戦いに挑みます。どういった言葉をかけたいですか

自分自身は、4年生になって気持ちに変化があった部分もありましたけど、そこまで気負わずにやることができました。そういう4年生像というのもありなのかなとは思います。4年生になる選手たちも含めて気負わず、伸び伸びとやっていって欲しいです

DF奥川千沙副将(スポ4=静岡・藤枝順心)

――インカレ3連覇達成することができました。今の率直な気持ちをお願いします

無事に終わって良かったと心から思います(笑)。

――3連覇はプレッシャーになったと思いますが

あまり気を負わないタイプなので1年1年別で考えていたので3連覇はあまりプレッシャーではなかったですね。ただ、今シーズンは成績をあまり残せていなかったのでインカレは優勝して3連覇できたらいいなと思っていました。

――試合を振り返っていかがでしたか

前半はずっと自分たちの流れで楽な試合であったわけではないのですが、点を決めてくれたことで自分たちのやりやすいように焦らずにプレーできたのが良かったです。後半はしっかりと気を引きしめて、次に点を取った方が勝つと思っていたので点は決められなかったのですが、しっかりと守って攻撃も自分たちのいいプレーが出せました。決めてくれたらうれしかったですけど、ポストとかに阻まれて仕方ないですね(笑)。でも勝てて本当に良かったです。

――何度か危ない場面もありましたが

攻撃に人数をかけている分、守備になった時に手薄になってしまった部分もありました。そこは守備陣の個人の守備力が高かったので何とかなったと思いますが、今後のア女としてはそれだけに頼ることなくしっかりチームとして守っていってほしいなと思います。

――インカレ全体を振り返ってチームとしていかがでしたか

最後の大会でしたが、きょねんほど4年生のために勝とう、というのはなかったですね(笑)。でもしっかりと一人ひとりが3連覇に向けて自分のできることをそれぞれやってくれていたと思うので、その面ではア女は本当に素敵なチームだと思います。インカレで優勝できたのも、試合に出ている出ていないに関わらず皆がア女のために動いていたからだと実感しています。

――個人としてはいかがでしたか

私自身はインカレ終われば引退だ、とモチベーションにしていました(笑)。でもやっぱり気持ちよく終わりたかったので1試合1試合、課題が出てそれを修正しつつ、大きく成長することができた大会になりました。

――後輩に向けてメッセージをお願いします

1日1日を大切にして過ごしてほしいです。おばさん目線になってしまうのですが、可愛い可愛い後輩たちが活躍してくれることを本当に望んでいます(笑)。これからもずっと応援しているし、またお土産を持って会いに行こうと思っているので、精一杯頑張ってほしいです。

――ベガルタ仙台での意気込みをお願いします

試合に出れるかは分かりませんが、出て活躍をして皆にいい噂が流れていくように頑張ります。

MF中井仁美(スポ4=兵庫・日ノ本学園)

――今のお気持ちは

とにかく終わったー!という感じです(笑)。

――優勝した瞬間は何を思いましたか

でもまだそんなに実感がなくて。試合に勝ってうれしい!って思っていました(笑)。

――試合全体の流れを振り返っていただけますか

準決勝は立ち上がりが良くなかったんですけど、きょうは良くて、点も取れて。最後までワセダペースで試合を進められたと思います。

――途中から出場の際に監督から何か指示は受けましたか

自分は攻撃が好きなので、(監督からは)「守備もやりなさい」と言われました(笑)。

――相手を追いかけ回していましたが、その指示も影響していたんですね

はい(笑)。怒られるのでやっておきました(笑)。

――入った時のチームの皆さんは

みんな名前を呼んでくれたり、いこういこうとか言ってくれたのでうれしかったです。

――最後のピッチとなりましたが、ご自身のプレーは

楽しかったので(笑)。いい感じだったと思います(笑)。

――3連覇というこの結果については

途切れさせたくはなかったので、本当に勝てて良かったです。

――後輩たちに伝えたいことはありますか

何があっても最後はア女入って良かったなと思うと思うんで、苦しくてもがんばってって伝えたいです。

――ア女での4年間はどのようなものでしたか

今思えば、すごい充実していたなと思います。サッカーの面でもメンタル的にも。心身ともに成長出来たと思います。

――これまで応援して下さった皆さんへのメッセージをお願いします

ワセダには歴史と伝統があるので、これまでいた人たちの支える力というものをすごく感じました。自分たちの力になったので、とても感謝しています。

MF平國瑞希(スポ4=常盤木学園)

――3連覇おめでとうございます。まずは、率直な感想をお聞かせください。

素直に嬉しかったのが一番なんですけど、監督も最後だったので、そういう部分では恩返しができたかなと思います。

――3連覇にかける想いはいかがでしたか

今回、チームに貢献できた自分のプレーが少なかったんですが、最後まで戦えたので、よかったです。

――きょうの試合にはどのように臨まれましたか

準決勝ではボールに絡む動きが少なかったので、動き出しとか、ボールを受ける動きを意識してやりました。

――試合前の考えを踏まえた上で、きょうの試合全体を振り返っていかがですか

個人的にはうまく行かないことも多かったんですけど、なかみ(FW中村みづき、スポ4=浦和レッズレディース)が決めてくれたので(良かったです)。試合を通して、仕掛ける動きを重視してたので、そういう意味では自分らしいプレーができたのかなと思います。

――今大会全体を振り返っていかがでしょう

メンバーだけでなくて、メンバー外であったり、ベンチのメンバーであったり、全員がしっかりその試合に向かって戦えていて、チームがずっとまとまっていたので、このような結果が出たんだと思います。

――今のチームで最後の試合でした

チームのメンバーにたくさん助けられてきたので、そういう意味では、最後の最後に全員で結果を残せたというのがとても嬉しかったです。4年間は長いようで短かったです。色んなことを経験させてもらいました。怪我をしたり色々とありましたが、最後にこういう嬉しいこととか、みんなで喜び合えることが心に残っているので本当に良かったです。

――ワセダのこれからを担う後輩にひとことお願いいたします

自分が言える立場ではないんですけど、みんなサッカーが好きだと思うので、そのサッカーを全力で楽しめるように、頑張ってねと言ったら他人事になってしまうと思うので、私も頑張るから、みんなも一緒に頑張ろうって言いたいです。

――来シーズンからは、新天地でのプレーとなります。これからに向けてひとことお願いいたします

もっと自覚と責任もって、1つ1つのプレーを丁寧にして、チームに貢献できる選手になれるように頑張りたいと思います。

GK木付優衣(スポ3=ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)

――今の率直な気持ちを教えてください

ホッとしています。

――準決勝で2失点を喫し、悔しい思いもされたと思います。どんな思いを持ってきょうの試合を迎えましたか

とりあえず優勝するということだけを考えていました。準決勝で失点はしたんですけど、きょうは勝つという結果だけにフォーカスして臨みました。

――試合を振り返っていかがですか

結果的に無失点で勝利できたということは評価できることだと思いますし、前の選手がしっかり点を取ってくれたので、良かったと思います。

――守備面で特に気を遣ったことはありますか

神大に関しては、今季の関東リーグ(第8節、△2-2)でギリギリで引き分けに持ち込まれていたりしている相手ですし、(今大会も)準決勝でギリギリで追いついて、延長で勝利しているチームだったので、最後の最後まで気を抜けないという思いでやっていました。特に1点差ということもあって、逆にそれが自分たちを奮い立たせる材料になっていたかなと思います。

――無失点の要因は集中力が続いたという部分になりますか

そうですね。それは全員が共通理解として持っていたと思います。

――最後は木付選手のキャッチングでタイムアップになりましたが、ボールの滞空時間も長く、緊張しなかったですか

結構高いロブのボールで、ゴールの方に向かってきたので、最初は「どうしよう、弾こうかな」とも思ったんです。弾くかキャッチしようか迷ったんですけど、弾いてプレーが続いたら嫌だなと思ったので、キャッチしたら終わったので良かったです(笑)。

――3連覇という結果についてはいかがですか

4連覇につながる3連覇になったと思います。

――4年生とのラストゲームという側面もある試合だったと思いますが

正直まだ実感がないんです。このチームでずっとやっていたいというのもあるし、やれるんじゃないかとまだ実は思っています(笑)。(4年生が)いなくなって初めて気づくものがいろいろあるんだろうなと思っています。

――今回のインカレはどういった大会でしたか

自分の中では特別緊張するとかではなくて、ただ日常に試合があるという感じでした。ただ、去年からほとんどチームが変わっていないという感じだったので、集大成として見せることができた大会だったかなと思います。

――今季と違い、来季はチームに変化もあるかと思いますが

結構主力の選手が抜けてしまうんですけど、3年生は3連覇を全部経験しているので、私は1年目はいなかったんですけど、その部分で引っ張っていかないといけないなという風には思っています。

DF渡部那月(社3=兵庫・日ノ本学園)

――3連覇おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか

素直にうれしいですけど、らいねん4連覇するためにまたがんばらないとなって思います。

――大会全体を振り返っていただけますか

(トーナメントの)山的にあっちの方が厳しい山かなと思っていたんですけど、こっちも1戦1戦勝ち切れたので良かったと思います。

――きょうの試合の流れを振り返っていただけますか

前半、しっかり立ち上がり注意してやろうってみんなで言っていて、その中でもワセダのペースで試合ができたかなと思って、みっちゃん(MF中村みづき副将、スポ4=浦和レッズレディース)が決めてくれたので良かったです。後半は、リードはしていたので、相手も勢いよくくると思っていたので、そこは集中してみんな入れたと思います。ディフェンスラインとしては、最後までしっかり無失点で抑えられたので良かったと思います。

――無失点に抑えましたが、きょうの守備の面はいかがでしたか

ディフェンスラインだけではなくて、中盤からしっかり守備の意識を持つことができたので、そこが大きいと思います。最後の最後まで全員が体を張れたのが良かったと思います。

――きょうは4年生とできる最後の試合でしたね

この1年間、ずっと4年生には引っ張ってもらっていたので、優勝して終わりたいと思っていたので、感謝の気持ちでいっぱいです。

――きょうはご自身の持ち味は出せましたか

チャンスがあったら、何回かしっかりタイミングを見て上がれる時は上がって。アシストできたら良かったなとは思うんですけど、まあそこはまた詰めてやっていきたいなと思います。

――最後に4年生へメッセージをお願いします

1年間、先頭に立ってチームを引っ張ってくださって、プレーの中心にも4年生がいたので来年は自分たちが引っ張っていきたいと思います。今の4年生を見習うところがたくさんあったので、学んだことを生かして(インカレ)4連覇したいと思います。

DF三浦紗津紀(スポ3=浦和レッズレディース)

――3連覇を決めて、率直な気持ちを聞かせてください

うれしいという気持ちと、ホッとした気持ちはもちろん大きいです。ただやっぱり、来年4連覇を達成しなければいけないというプレッシャーを感じていて、それが一番大きいですね。

――今季も3連覇へのプレッシャーと戦いながらの一年間だったと思います

本当に4年生の力が大きかったです。ピッチでもすごく頼りになる存在で、今まで3年間共にプレーしてきた中で、教えてもらったもの、得られたものというのがたくさんあります。その4年生が抜けてしまう不安は、正直言ってやっぱりあります。

――無失点で終われたというのは、ディフェンスの選手として、いい締めくくりになったのではないですか

そうですね。準決勝で2失点してしまって、個人として無失点優勝を目標にやってきた中で、悔しい気持ちもありました。そこで出た課題を全て受け入れて、この試合に臨めたということが、きょうの勝利につながったと思います。

――やはり準決勝は三浦選手の中でも焦りを感じる試合でしたか

正直に言うと、負けるかもしれないという気持ちもありました。ただ、焦りはなくて、「とにかく勝つしかない」という気持ちを持ってプレーできたと思います。

――チームとしていい結果を収め続けるというのは、難しいことだと思います。「勝つための取り組み」という点において、今季のチームはどれくらい理想通りやれたと感じますか

今季は、そういう勝利への気持ちを感じられない試合が何試合かあって、自分の中で「このままでは厳しいのかな」という不安もたくさんありました。結果が全てではないですけど、一番欲しいものは何かと聞かれたら、やっぱり結果なので。自分も含めて一人一人、自分のやりたいことがないわけではないと思いますけど、いい結果を残せるだけのメンバーはそろっていて、その中できょうはいつも以上に、全員がチームの勝利だけを考えて、頑張ることができたかなと思います。

――三浦選手の今季を振り返ると、個人的にはユニバーシアードで準優勝に終わり、「もう二度と負けたくない」とおっしゃっていたのが印象的です。あの悔しさは、三浦選手にどのような影響をもたらしましたか

私自身、大学に入ってから決勝戦のような大事な試合で負けたことがなくて、あの試合で味わった負けの感覚、そういう感情がどういうものなのか、あの日初めて知りました。あの悔しさをもう味わいたくなくて、そのためにはどうすればいいのか、勝つためには何をしなければいけないのか、あの日以来、自分なりに向き合って取り組むことができたのかなと思っています。

――4年生の方々は偉大な結果を残して、きょうでチームを去ります。先輩方への思いを聞かせてください

私自身は一年生の時から試合に出させてもらっていて、先輩にとってはすごく生意気な後輩だったと思うのですが……(笑)。たくさん迷惑をかけてしまって、それでも受け入れてくれて。今季はなんとかピッチで恩返ししようと思ってやってきましたし、最後はこうして結果を残すことができて本当に良かったです。なんというか、本当に私なんかがどういう言葉をかけていいのかわからないですけど……本当に今は、感謝の気持ちでいっぱいです。

MF柳澤紗希(スポ3=浦和レッズレディースユース)

――今の率直な気持ちを教えてください

素直にうれしいです。ホッとしているし、良かったです。

――試合を振り返っていかがですか

準決勝の東洋大戦は、あまり自分たちのサッカーもできなかったし、結構苦しい展開だったので、(きょうは)ちょっと引き締まった感じで試合に臨めたと思います。全員が強い気持ちで臨めたので、入りも良かったと思うし、(得点は)1点だけだったんですけど、全体的に支配ができていたと思います。

――その準決勝については、柳澤選手個人としても悔しい思いをされていたかと思います

準決勝では結構相手の戦略にハマってしまった感じがあって、自分自身も情けないプレーばかりだったので、きょうは徹底的に、試合に出るからにはア女全員の気持ちを背負って戦おうという気持ちで挑みました。

――神奈川大の攻撃の芽を摘み続けるプレーが印象的でした

相手のキープレーヤーがユニバ(ユニバーシアード日本代表)の選手で、うまいということはわかっていたんですけど、監督(福島廣樹監督、昭45教卒=東京・独協)とかもおっしゃっているように、最後は気持ちの部分だということで、1対1の部分では絶対に負けたくなかったので、潰すことができて良かったです(笑)。

――4年生とのラストゲームという意味合いがある試合だったと思いますが

本当に全員が頼れる人たちだったので、ついていくということもそうなんですけど、4年生のためにというのが、きょうの試合は今までで一番強かったと思うし、最後というのをかみしめて、楽しめたと思います。

――今回のインカレで3試合に出場されました。どんな大会でしたか

昨シーズン、そしてことしもシーズンを通しては悔しい思いをいっぱいしたんですけど、自分だけの良し悪しではなく、チームのことを考えてプレーできるようになりました。インカレでも強い気持ちで戦えたので、こういう連覇という結果につなげられたかなと思います。

――ことしのチームはどういうチームだったと感じますか

4年生が引っ張ってくれていましたけど、1、2、3年生がついていくだけではなくて、結構主張したりできる上下関係があって、シーズンを通して成長できたチームだったと思います。

――少し間隔を置いて、来季への準備がまた始まると思いますが

4連覇というのはプレッシャーではあるんですけど、その中でことしとはまた違う良さとかを出していければいいかなと思います。

MF熊谷汐華(スポ3=東京・十文字)

――まず、3連覇おめでとうございます。率直な感想をお願いします

3連覇できてほっとしているというのが率直な感想ですね。

――きょうの試合はどのように臨まれましたか

準決勝が思うように自分たちのサッカーができなかったので、決勝では自分たちのサッカーをしていこうとみんなで話していました。

――そういった点を含めて試合全体を振り返っていかがですか

立ち上がりから自分たちのペースに持っていけて、両サイドを使った攻撃だとか、割と自分たちのペースで試合を進められたかなと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

きょうも得点に絡むプレーを意識して入ったんですけど、突破とかシュートまで攻撃にしっかり絡めたんじゃないかなと思います。

――インカレ全体を振り返っていかがですか

正直、私が経験した3年間の中では、1番何事もなくここまで着たというか、準決勝では少しハラハラしましたけど、そういった意味でも、しっかり勝ち切るというのを、このインカレを通してできたのかなと思います。

――個人的にもたくさん結果を残した大会だったと思いますが

今までの3年間の中では、自分の中では1番いいプレーができたインカレだったなと思います。得点とか目に見えるプレーで貢献できたことは良かったと思います。

――今大会はこのメンバーで戦う最後の大会でしたね

インカレ始まった時からそうだったんですけど、全然最後という実感が無かったんです。1番4年生と過ごしていた時間が長い学年ですし、その分4年生と優勝したいという思いは強かったので、こういう形で終われたのでうれしかったです。

――来シーズンは最高学年として、チームを引っ張っていく立場になります。来シーズンに向けてひとことお願いします

きょう3連覇成し遂げたので、私が1年生の時から掲げてる4連覇を達成できるようにがんばりたいなと思います。

FW河野朱里(スポ3=静岡・藤枝順心)

――3連覇おめでとうございます。いまのお気持ちは

3連覇を達成できてほっとしている気持ちです。

――ここ最近は2試合とも引き分けている相手でした

だいたい自分たちが先制しても追い付かれたり、逆に向こうが先制して自分たちが追い付いたりっていう展開が多い相手なんですけど、先制点が取れたのは大きかったです。自分も守備のことばっかり考えていても、点を取らなきゃダメだってことは分かってたので、どんどん前からプレッシャー掛けて、点を取りにいこうという気持ちで入りました。

――試合全体を振り返っていかがですか

結構チャンスが何回もあって、自分も決め切らないといけないところが何本かあったんですけど、そこを3点、4点取れていたらもっと楽に試合できたと思います。でもディフェンスがうまく頑張ってくれて、無失点で抑えてくれたので、なんとか1-0で勝てて良かったなと思います。

――チャンスがあったということで、ご自身も惜しいシーン多々ありましたね

自分のところにマンツーマンでついてくる選手が多くて、受け渡しながらなんですけど、自分にボールが落ちたら思いっ切り寄せてくる相手だったので、自分がおとりになって、次の次の動きでまた自分が生きるような動き出しをきょうは意識してみたり、縦横無尽に動き回る感じでやっていたんですけど、もう少し裏抜けできたところもあったと思いますし、シュートを打てるところで後ろを向いちゃったところもあるので、まあきょう結果は付いてきて良かったですけど、自分的には反省点の多い試合だったかなと思います。

――大会全体を振り返って、今回のインカレはご自身にとってどのような大会になりましたか

向こうの山に強い相手が固まったっていうのもあって、苦しんだ試合っていうのはやっぱり東洋大だったなといまは思うんですけど、そういった厳しい戦いを戦い抜いてきた相手に対しても、しっかり合わせられたと思います。きょうも結局自分たちが気持ちの面で神奈川大を上回れたので、自分たちのモチベーションのコントロールがうまくいったんじゃないかなと思う大会でした。あとは得点力を強みにしてやってきたんですけど、そればっかりじゃやっぱり楽な試合展開はできなくなってくるんだなって思って、らいねんはもう少し無失点っていうところにこだわってやっていきたいなって思いました。

――4年生とできる最後の試合となりましたが、何かメッセージをお願いします

あんまり先輩後輩っていうのが、特に4年生はないっていうスタンスの学年だったんですけど、やっぱり結局プレーの中で頼りにしてる部分が多くて、きょうも「あー、本当に終わるんだな」って思いながらプレーしてる時もありましたし、それぐらい自分は信頼してる仲間でした。来シーズンからいなくなるのは結構不安なんですけど、そこにいつまでも甘えてるようじゃ自分たちも成長できないと思います。まあ本当にいろんな意味でいい先輩だったなと思います。

――仲がいいとおっしゃっていたMF中村みづき選手がMVPを取りましたね

そうですね(笑)。MVPもらった時に、みっちゃん(中村)が自分に「ありがとうございます」みたいなことを言ってきて(笑)。一応自分のミスをみっちゃんが拾ってゴールしてくれたので、自分も意図的にではないですけど、手助けになれたのはうれしかったですし、いつも一緒にやってきて、何よりみっちゃんが努力してきたのを一番近くで見てきたので、それが結果に結び付いて周りに評価されて、MVPを取ってくれたっていうのは本当にうれしかったです。自分も取りたかったんですけど、きょうの試合はみっちゃんでしたし、またらいねんの目標にもなるので、いつまでも追い掛けたい存在ですね。

――来シーズンからは最上級生ということで、意気込みをお願いします

1年生から3年生の間は、4年生のやってることはチームのためにやってることだから、反発しちゃうことも多かったんですけど、4年生にならなきゃ分からないよって言われてたところも多くて。そういうことを来シーズンからは経験せざるをえなくなる立場なので、いろいろ自分のやりたいこととチームがやらなきゃいけないことの板挟みになると思うんですけど、いままで3連覇できたのは4年生がそれぞれ毎年頑張ってくれたおかげなので、自分たちが4連覇するって決めたなら、それ以上の覚悟を持って来シーズン挑まなきゃいけないと思います。最上級生として自分たちが引っ張っていけるように、頼りがいのある先輩って後輩から思われるように、頑張っていきたいと思います。

DF冨田実侑(スポ1=岡山・作陽)

――3連覇おめでとうございます。いまのお気持ちは

3連覇するっていう目標を持って1年間やってきたので、優勝することができてうれしいです。

――神奈川大には今シーズン1勝2分ですが、きょうはどのような印象を受けましたか

すごくテクニックがあって、足を出したりしても簡単にかわされるので、1人に対して枚数を掛けていかないといけないかなというのは、外から見ていて感じました。

――試合全体を振り返っていかがでしょうか

最初の方は結構いいリズムで攻撃などもできてたんですけど、前半の終わり頃から相手の攻撃のリズムが良くなってきて、厳しいじゃないですけど結構接戦な感じになって。でも前の選手たちが決めなきゃいけない時間帯にしっかりと決めてくださって、それがスイッチとなって全体的に引き締められたという感じです。

――ご自身にとって初めてのインカレは、どのような大会になりましたか

4年間ア女で頑張ってプレーしてこられたOGの方々とか、応援に来てくれる人とか、たくさんの人が見ている中でピッチに立つことができて、楽しく思いっ切りプレーできたのがすごく良かったなと思います。

――きょうは特に観客も多かったですね

そうですね。幸せというか、素晴らしい環境の中でできていると思いましたし、応援をパワーに変えたいなって気持ちでやっていたので、うれしかったです。

――準決勝ではアシストもありましたが、大会を通して結果は残せましたか

いや、いい部分を評価してくださる方はいるんですけど、自分自身は課題というか修正しなきゃいけない部分のほうが、今回試合に出させてもらって感じました。いい部分を取ったらアシストみたいな感じのもあったんですけど、課題のほうが多かったかなと感じでいます。

――特に一番の課題を挙げるとしたら何でしょうか

やっぱりパスミスですかね。

――きょうは4年生と戦える最後の試合でしたが、何かメッセージはありますか

すごく偉大な先輩方と1年間サッカーができてうれしかったですし、そのプレーを見て感じたり学んだりしたことが多くて、本当に出会えて良かったというか、感謝しています。これからも活躍を期待していますって感じです(笑)。

――最後に来シーズンに向けて意気込みをお願いします

4連覇って周りからは言われると思うんですけど、結果は自分が成長したらついてくるものだと思うので、まずは自分の課題を克服できるように考えながらやっていきたいです。自分が成長して、チームに少しでも貢献できるように頑張りたいと思います。

MF村上真帆(スポ1=東京・十文字)

――優勝おめでとうございます。今のお気持ちは

なんかもう、幸せな気分です。

――3連覇という結果についてはいかがですか

2連覇していて、プレッシャーとかもあったと思うんですけど、先輩方はみんなすごいなと思います。本当に先輩方のおかげでとれた3連覇だと感じています。

――きょうの試合を振り返っていかがですか

序盤から自分たちのペースでサッカーができていて、それを最初から最後まで続けることができたので、前半に取った1点もしっかり守りきって勝てたのかなと思います。

――きょうは攻撃の面でもチャンスをつくっていましたね

点を決めたかったので、そこは課題なんですけど、何回かはチャンスをつくれたので良かったかなと思います。

――神奈川大の印象は

自分は高校のときから神奈川大と対戦する機会が多くて、自分が出た試合は負けか引き分けしかなかったので、今回は絶対に勝ちたいという思いがありました。勝てて良かったです。

――初めてのインカレを振り返っていかがですか

全部が初めての経験で、何も分からないというのもあったんですけど、先輩方と比べるとプレッシャーはあまり無かったです。できない中でも自分の仕事ができた部分はあったのかなぁと思います。

――4年生と最後まで一緒にやりたいとおっしゃっていましたが、何か伝えたいことはありますか

一年間4年生の先輩方とプレーできて本当に幸せで、すごく楽しかったです。4年生から学ぶこともたくさんあって、もっともっと一緒にやりたかったんですけど、1番長くできたし、最後に優勝というかたちで終わることができたので本当に良かったです。4年生には感謝しかないです。

――最後に、上級生となる来季への意気込みをお願いします

3連覇と続いているので、日々の練習とかでこつこつ努力を積み重ねて、らいねん4連覇したいです。

(取材 守屋郁宏、栗村智弘 ほか)