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スケート部

2018.01.06

第90回全日本学生氷上競技選手権ショートトラック競技 1月4・5日 長野・軽井沢風越公園アイスアリーナ

巻島が3位入賞、河合は決勝で無念の失格

 学生日本一を決める日本学生氷上競技選手権(インカレ)が軽井沢で開催された。早大からは河合健朗主将(文構3=埼玉・早大本庄)と巻島槙(スポ3=埼玉・川越女)の2名が出場し、男女500メートル、1000メートルのそれぞれ2種目にエントリーした。河合は男子500メートル、1000メートルともに決勝進出を果たしたものの、惜しくも3位入賞には届かなかった。巻島は去年に続いて女子500メートルで入賞を達成したが、1000メートルでは準決勝敗退となった。両選手ともに目標としていた成績には届かなかったが確かな収穫を得ることができたインカレとなった。

 2年連続の入賞にも笑顔は少なかった。昨年度の2位という結果を上回る優勝を見据えて女子500メートル決勝に出場した巻島は、自分のレースができないまま3位でゴールした。予選、準決勝と盤石の滑りを見せて1着で突破してきた巻島は、決勝では外寄りのレーンからのスタート。これは後ろから追いかけて抜いていく巻島のレースプランには理想的だった。狙い通り3位からスタートした巻島であったが、先行する2選手を捕えようとスピードを上げたところでバランスを崩してしまう。500メートルという短い距離のレースにおいては小さなミスを挽回することは難しく、前を行く選手との差を縮められないままフィニッシュとなった。

女子500メートルで快走する巻島

 男子500メートルで2年連続のメダル獲得を狙った河合は、決勝のレースを見据えて予選の段階から冷静にレース運びを練っていた。グループ分け抽選の結果、実力者の重弘喜一(神奈川大)と同組になった河合。順当に勝ち抜けば決勝まで重弘と同組となることを考慮し、河合は予選、準々決勝、準決勝と終始重弘を後ろから追いかけるレースを展開。しかし、「前に行かないと勝てない」と語るように決勝では一転して鋭いスタートを決めて先頭でレースを引っ張る展開で勝負に出た。後方の選手をブロックしながら粘り強く滑る河合であったが、残り1周となったところでスパートをかける重弘に抜かれてしまう。さらに抜きにかかる3番手の選手をなんとかブロックし、2位を死守してゴールした河合。しかしレース後、河合がブロックの際に手を使ったとジャッジされてしまい、失格を告げられてしまった。微妙な判定でメダルを逃す結果となったが、「実力不足です。」と河合は悔しさを押し殺した。気持ちを切り替えて臨んだ2日目の男子1000メートル、河合はこの種目に苦手意識を抱いていたが見事決勝進出を果たし、この一年間の成長の跡を示した。

男子500メートル決勝で力強い滑りを見せた河合

 納得のいく結果ではなかったかもしれないが、河合、巻島は自身の確かな成長を実感している。去年は「先頭に立っただけで焦ってしまってバタバタした滑りになってしまっていた」(河合)、「スタートすると頭が真っ白になっていてひたすら滑ってゴールするという感じだった」(巻島)。しかし、今大会では両選手とも冷静にレース展開を読んで勝負をしていたように、レース内容での大幅な向上が見られた。来シーズンは河合、巻島にとって学生スケート人生最後のシーズンであり、集大成に向けてさらなる飛躍が期待される。

(記事、写真 吉田寛人)

結果

▽男子500メートル

河合 失格

▽男子1000メートル

河合 5位

▽女子500メートル

巻島 3位

▽女子1000メートル

巻島 準決勝敗退

コメント

 
 

河合健朗主将(文構3=埼玉・早大本庄)・巻島槙(スポ3=埼玉・川越女)

――大会前の調子はいかがでしたか

河合 先週ぐらいまでは今シーズンで一番調子が上がっていて、年末の合宿の影響で少し疲れはあるんですけど調子は悪くなかったです。

巻島 年末から年越しにかけて合宿をしていたんですけど、全然調子が上がらなくて、それでも調整していかなければいけない状況の中で何とか調整できたかなという感じです。

――今大会はどのような意気込みで臨まれたのでしょうか

河合 去年500メートルで3位になれたので、それよりは上にいきたいなと思って臨みました。

巻島 私も去年の順位を超えようと思って臨みました。

――普段別々に練習されているお二人にとって、インカレは早大の看板を背負って戦う数少ない大会だと思うのですが

巻島 同じユニフォーム、同じジャージを着ているとやっぱり応援したくなるし、スピードスケートの選手も応援に来てくれていていつもと違った力が出たような気がします。

河合 ことしからインカレがスピードスケートと同時開催になって、スピードの選手も応援に来てくれたので、いつもより楽しい大会になりました。

――500メートルの決勝を振り返っていただけますか

河合 予選からずっとレース展開を考えていて、ずっと速い選手と同組だということが分かっていたので2番手でスタートを譲ってきたんですけど、決勝は前に行かないと勝てないなと思って、思い切ってスタートで前に出て、そこまでは満足のいくレース展開でした。

――失格になってしまった場面を説明していただけますか

河合 相手がぶつかってきて避けるのは難しかったので仕方ない部分もあったんですけど、でも実力不足です。

――巻島選手は500メートルの決勝をどのように振り返りますか

巻島 先頭に最初からいるのが苦手で、決勝でやっと追えるレース展開になって、頭を使ってしっかり抜きどころを見ていこうと思っていたんですけど、一回転びそうになってしまって追いつくことができなくて、悔しい結果になりました。

――結果は残念でしたが、去年と比べて成長したと思える部分はありましたか

河合 去年までは先頭に立っただけで焦ってしまってバタバタした滑りになってしまっていたんですけど、最近はあまり力を使わなくてもラップタイムが出るようになってきたので、先頭に出ても焦らないことを意識してスケートできるようになりましたね。

巻島 去年はスタートすると頭が真っ白になっていてひたすら滑ってゴールするという感じだったんですけど、今大会はスタートしてから、ここだっていう抜きどころは見えていたのであとは体がついていくことが課題ですね。

――来シーズンはいよいよ学生ラストシーズンとなりますが

河合 練習環境が変わって、強い選手と一緒に練習をさせてもらっているので、その選手たちに少しでも追いついてスケート人生の集大成となるような結果が一つでも残せればいいなと思います。

巻島 スケート人生最後になると思うので、やりきったと思えるように楽しく悔いのないシーズンにしたいです。