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競走部

2018.01.03

第94回東京箱根間往復大学駅伝 1月2・3日 東京・大手町読売新聞東京本社前⇔神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場入口

清水が9区区間賞!粘りの走りで総合3位

 『総合優勝』。東京箱根間往復駅伝(箱根)に向けて、早大はこの目標を1年間掲げてきた。往路は経験豊富な4年生と好調な2年生が力走し、3位と健闘。逆転優勝を目指した復路は序盤の6区で前を走る東洋大、青学大に離される苦しい展開に。7区で後続に迫られると8区で順位を2つ落としてしまう。しかし9区、10区でひとつずつ順位を上げ、昨年と同じ総合3位で激闘の2日間を終えた。

 総合優勝を目指すためにもこれ以上遅れが許されない6区は、ルーキーの渕田拓臣(スポ1=京都・桂)が出走。しかし区間新記録ペースで走る小野田勇次(青学大)になかなか追いつくことができない。先頭の青学大には3分46秒差をつけられ、この時点で総合優勝は遠のいてしまった。続く7区のエース永山博基(スポ3=鹿児島実)もペースが思うように上がらず、4位を行く法大に47秒と差を縮められる。8区は当日のエントリー変更で抜てきされた大木皓太(スポ2=千葉・成田)。初の箱根路となったが、終始苦悶の表情を浮かべながらの走りとなり、東海大、法大にかわされ5位に後退してしまう。あわやシード権争いに飲み込まれる状況の中、清水歓太(スポ3=群馬・中央中教校)にタスキがつながった。

勝負どころの7区に出走した永山は、苦しい走りに

 それでも優勝を諦めない気持ちがチームに追い風をもたらした。清水は4キロ過ぎで前の法大、追い上げてきた日体大と4位集団を形成すると途中から自らが引っ張り積極的にレースを進める。16キロ過ぎで日体大を振り切ると、法大も突き放す。そしてタスキをもらった時点で1分5秒の差があった東海大にも追いつかんばかりの激走。清水は区間賞を獲得し、次期駅伝主将の気概を見せた。鶴見中継所で清水からタスキを受け取った谷口耕一郎(スポ4=福岡大大濠)は最初で最後の箱根路を、自分のペースで駆け抜けていく。一時は日体大に2秒差に迫られたが、粘りの走りで順位をキープ。そしてその脚は最後まで衰えない。なんと最大で1分近く離れていた東海大に21.6キロで逆転し、青学大、東洋大に次いでゴール。2年連続3位で全長217.1キロに渡るレースを終えた。

厳しい展開でもひるまず、見事9区区間賞を獲得した清水

 目標の『総合優勝』には届かなかった。悔しい結果になったかもしれない。しかし選手の表情には達成感がにじみ出ていた。昨年と同じだったが、この3位はいまのチームで勝ち取ったもの。今季は出雲全日本大学選抜駅伝、全日本大学駅伝対校選手権で苦しい結果に終わり、「ことしはダメかもしれない」と言われてきた。そんな下馬評を、早大らしい泥臭い走りで覆し、『三強』の牙城を崩してみせたのだ。大手町でアンカー谷口を迎えた安井雄一駅伝主将(スポ4=千葉・市船橋)は目に涙を浮かべていた。上手くいくことばかりではなかったこの一年。だからこそ、このチームで見る大手町の景色は涙と、そして笑顔なしでは語れないだろう。4年生の気迫のこもった走りから下級生が得たものは大きいはずだ。その思いを胸に、チームは新たなスタートを切る。

(記事 岡部稜、写真 越智万里子、朝賀祐菜)

第94回東京箱根間往復大学駅伝競走
区間 距離 名前 記録 区間順位
早大 往路 5時間30分25秒 第3位
1区 21.3キロ 藤原滋記 1時間02分52秒 11位
2区 23.1キロ 太田智樹 1時間08分04秒 6位
3区 21.4キロ 光延誠 1時間03分33秒 4位
4区 20.9キロ 石田康幸 1時間03分52秒 11位
5区 20.8キロ 安井雄一 1時間12分04秒 2位
早大 復路 5時間38分44秒 第7位
6区 20.8キロ 渕田拓臣 1時間00分29秒 11位
7区 21.3キロ 永山博基 1時間06分20秒 12位
8区 21.4キロ 大木皓太 1時間08分41秒 14位
9区 23.1キロ 清水歓太 1時間10分39秒 1位
10区 23.0キロ 谷口耕一郎 1時間12分35秒 8位
早大 総合 11時間09分09秒 第3位
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