軟式庭球部

2017.12.20

東西六大学王座決定戦 12月19日 明大和泉キャンパス体育館

男女で明暗分かれる

 東西六大学王座決定戦が明大和泉キャンパスにて開催された。先月、東の代表となった早大は西の代表である男子部は関学院大、女子部は関大との戦いに挑んだ。ことし最後の団体戦は男子部は王者ワセダらしい戦いぶりで優勝したが、女子部は惜しくも敗れてしまいアベック優勝とはならなかった。

 1番の高橋圭介(基理2=埼玉・松山)・田口将(社3=宮城・東北)組。高橋はサービスエースを打ち込み流れを引き寄せると田口のボレーが光りゲームカウント4−1で勝利した。2番の後藤佳佑(社1=東京・早実)・岩本修汰(社2=大阪・上宮)組は序盤、ラリー戦になりながらも強気の攻めでポイントを重ね、ゲームカウント3−1で試合を先行した。しかし相手も負けじと意地を見せ、2ゲーム連取しゲームカウント3−3。ファイナルゲームにもつれ込む。岩本はボレーを粘り強く拾いつづけ、相手ネット際にうまく落とす。後藤は左右に振られながらも安定したラリーに持ち込み、得点の好機を逃さまいと最後は岩本がポーチボレーをミドルに決め、ファイナルゲームを制した。続く二組は圧倒したプレーで快勝し、3試合残すも優勝が決まった。次に登場した福井達輝(先理1=香川・丸亀)・大津悠平(スポ3=宮城・東北)組は相手の捨て身の攻撃に圧倒される。カットサーブに苦しめられ最後までリードを一度も奪うことができず敗北。6番の長尾景陽(社2=岡山理大付)・松本倫旺(スポ2=熊本・済々黌)組は安定感のあるプレーで勝利し、最後の安藤優作(社3=岐阜・中京)・内田理久(社1=三重)組もストレートで白星を飾った

ファイナルゲームを取りきった後藤・岩本組

 女子部は関大との対戦。1番の村上紗莉奈(社3=愛媛・済美)・長内夏海(社3=北海道・札幌龍谷)組は、ライン際や、ミドル、ショートコースなどに自由自在に打ち分ける相手後衛に翻弄(ほんろう)されてしまう。相手ペースに持ち込ませないために、村上がサーブレシーブから強気に打ち込んだり、長内がポーチボレーに出たりと応戦するが相手を突き放すことができずファイナルゲームへ。しかし、最後まで相手後衛を攻略することができず最初の1勝を相手に献上することになった。続く小山舞(スポ2=和歌山信愛)・上原由佳女子主将(社3=群馬・高崎健康福祉大高崎)組は全日本学生シングルス選手権で優勝した関大・田中を擁するペア相手に圧倒する戦いぶりを見せた。「流れが良くない時にきっちり立て直すことがお互いできた」(上原)、と一度も主導権を相手に握らせずゲームカウント4−1で勝利し、優勝へと望みをつなげた。3番勝負に登場したのは山本沙奈(社3=和歌山信愛)・花園優帆(スポ2=東京・国本女)組だ。相手に先手先手で攻撃を仕掛けられてしまい、それを凌ぐことで精一杯になってしまう。二人の持ち味である攻めのテニスをすることができずにゲームカウント1−4で敗れてしまい、優勝を逃してしまった。

これからチームを引っ張っていく上原女子主将

 最後の団体戦を終え、インカレ優勝を目指す来シーズンに備える早大軟式庭球部。今までのワセダに、「春に向けて自分たちの良さを加えていければ」(上原)というように、ことしの代のカラーや新戦力を加えていき、一回り強くなったワセダでライバルたちに挑んでいく。

(記事、写真 栗林桜子・山浦菜緒)

結果

▽男子部

優勝
〇早大 6-1 関学院大
〇高橋・田口 4-1 鳥居・古賀
〇後藤・岩本 4-3 田中(維)・田中(海)
〇内本・星野 4-0 吉信・浦東
〇船水・上松 4-0 美甘・羽田
●福井・大津 1-4 遠藤・二階堂
〇長尾・松本 4-1 廣瀧・高坂
〇安藤・内田 4-0 吉川・中村

▽女子部

2位
●早大 1-2 関大
●村上・長内 3-4 西岡・古田
〇小山・上原 4-1 藤木・田中
●山本・花園 1-4 薮内・中崎

後藤佳佑(社1=東京・早実)・岩本修汰(社2=大阪・上宮)組

――今日の試合振り返っていかがですか

後藤 自分が調子よくなかったんで最後までずっと悩んでやってたんですけど岩本さんが最後頑張ってくれました。(岩本さんが)プレーだけじゃなくて声かけとかしてくれたのでそれで勝てたかなと思います。

岩本 同じくです。

――調子が出なかったとおっしゃいましたが、相手のどこに苦しめられましたか

後藤 自分自身も調子が出てなかったのもあるんですが、相手の雰囲気とかいつもと違ってたので、応援とかに若干飲まれたかなと思います。

岩本 僕、関西出身なんで知り合いしかいなくてやりにくかったです。

――何度か話し合ってる場面がありましたがどんなことを

後藤 やばいなあって(笑)

岩本 頑張るかって感じです。

――オフシーズンに入りますが強化したい部分などありますか

後藤 足腰を鍛えて柔軟性を強化して遠いボールを取れるようにしたいと思います。

岩本  技術を向上させたい、具体的にはレシーブですね。レシーブとアタックとツイストを極めたいと思います。

――来年の目標をお願いします

後藤 インカレ三冠目指します。

岩本 同じくです。

上原由佳女子主将(社3=群馬・高崎健康福祉大高崎)

――自身の試合を振り返っていかがですか

最近インドアの試合があって、その中で見えてきた課題と通用したことがありました。それを個人個人でしっかり今回の試合でできたかなと思います。あとはどちらかがミスして流れが良くない時に二人して同じことをしようとしないで、きっちり立て直すことがお互いできたのでそこが成長したところかなと。

――見えてきた課題というのはなんでしょう

個人的にはまだ他の前衛に比べて決定力というのが低いかなと感じています。触ればいいわけじゃないので、触った時の決定力と精度が低いです。ペア的にはリードされた時よりもリードしている時の方がそのゲームをきっちり取りきれないことが多いのでそこがずっと課題です。

――チームとしての今大会を振り返って

日頃の練習の甘さが出たかなと思います。一本に対する執着心が今までの4年生やレギュラーの人たちに比べて低いかなと感じています。うまくいかない時にうまくいかない雰囲気が出てしまっていました。早稲田としての自覚や責任が足りないというのもあります。そういうチーム作りができていない上の責任なのかなと感じています。

ーーオフシーズン強化していきたいところはありますか

まずはもっとチームの中で競争がないといけないなと感じています。その中で自分自身が他の前衛陣に比べて抜ける何かがないといけないです。今まで何かを目指して切磋琢磨していけるチームだったので、そんなチームになれるように自分自身のレベル的にも試合での戦い方的にも一個抜けれるようにしたいです。みんなとやっていくことも大事ですけど、私が一個抜けてそこをみんなが追いかけていけるようにしたいです。今までの先輩もそうだったので自分もそういう風になりたいなと思っています。

ーー来シーズンのチーム方針などはありますか

今までワセダというチームは応援されるチーム、人間的にも社会に出てからも通用するようなチームでした。プラス、今までの先輩が作ってきてくれたワセダらしさと、私たち10人の良さっていうのが乗っていければいいのです。けれど、まだまだワセダらしさっていう部分にも追いついていない部分があるかなと思うので、まずは今までの伝統を受け継げる状況まで持って行って、そこから春に向けて自分たちの良さを加えていければいいかなと思います。