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水泳部

2017.12.13

第10回関東学生ウインターカップ公認記録会 12月10日 神奈川・相模原市立水泳場

新体制スタート、好調で1年を締めくくる

 9月の第93回日本学生選手権で4年生が引退し、新体制として初めての大会となる第10回関東学生ウィンターカップ公認大会に臨んだ水泳部。男子50メートル自由形で古川慎一郎(スポ3=長野・佐久長聖)や、男子200メートル自由形で井上奨真主将(スポ3=県岐阜商)が全体1位のタイムをたたき出し、渡辺一平(スポ3=大分・佐伯鶴城)が男子優秀選手に選ばれるなど、来年に最上級生となる3年生の活躍が目立つ一方で、下級生の奮起も見られた。新体制初戦となったこの大会で上々の滑り出しを切った。

★新主将が躍動!新チームに期待が高まる

フリーリレーでは、チームの団結力の高さを見せた

 来シーズン、早稲田大学水泳部を引っ張っていく新主将が躍動した。男子200メートル自由形には井上が出場。強化の一環として臨んだレースにも関わらず、1分47秒06という好タイムをマークし、見事全体トップのタイムを記録した。「感触は良かった」と話すこのレース。前半から積極的な泳ぎを見せ、後半になってもその勢いが衰えることはなく、坂井聖人(スポ4=福岡・柳川)、竹内智哉(スポ1=神奈川・湘南工大付)らを押さえての1位となった。
 またチームが新体制となり、初めての実践の場となった今大会。タイムを狙うことに加え、「全体としての雰囲気をあげて、冬場に向かっていけるようにというのが一番のメイン」と井上主将が語るように、新チームの雰囲気作りにも焦点が置かれていた。その言葉通り、例年以上に応援にも熱が入り、多くの選手が上位に食い込むなど好スタートを切った新チーム。新しいスローガンとして掲げた『凛』を胸に、まずは来年4月に行われる日本選手権を目標に据え、泳ぎこみの時期を迎える。

(記事 大島悠輔、写真 大谷望桜)

★渡辺、圧巻の泳ぎで優秀選手賞獲得

冬の泳ぎこみでさらなるレベルアップを誓った渡辺

 前日まで国立スポーツ科学センターにて強化合宿を行っており、万全とは言えない状態でこの記録会に臨んだ渡辺。この大会では、新チームの初陣ということもあり、来年のチームのために「みんなのお手本になるような泳ぎ」を意識していた。その思いは、レース結果に如実に表れていた。初めに行われた男子400メートルメドレーリレーに、坂井、幌村、竹内と共に出場。一泳の坂井からトップでバトンを受け取ると、一気に後続を引き離す。その後の幌村、竹内もさらに差を開き、2位以下に6秒以上の差をつけて圧勝。チームに勢いをもたらした。その後の男子100メートル平泳ぎ、男子200メートル平泳ぎでも2位以下との大きく引き離す快泳でトップでフィニッシュ。好成績を終始残した渡辺は見事に男子の優秀選手に選ばれた。
 レース後に渡辺は、チームの最高学年になり、自分がチームを引っ張る存在になるという使命感が芽生えたと語った。自分のタイムだけに一喜一憂するのではなく、チームの主力として見本となれるように――。来年の目標として小関也朱篤(ミキハウス)に勝つことをあげた渡辺。その目標は来年の日本選手権やパンパシフィック選手権、そして、2020につながっている。年末年始に泳ぎこみを積み重ね、過去の自分を超越し、まずは、日本選手権で打倒小関ののろしを上げる。

(記事 石田耕大、写真 佐藤慎太郎)

結果

男子4×100メドレーリレー

坂井-渡辺-幌村-竹内 3分31秒29

女子50メートル自由形

常盤怜以(文構1=東京・早実) 27秒11

男子50メートル自由形

古川 22秒67

井上 23秒06

金澤陸哉(スポ2=神奈川・桐光学園) 23秒83

男子50メートルバタフライ

池江毅隼(スポ2=東京・日大武山) 24秒01

男子400メートル個人メドレー

福岡清流(スポ1=大阪・桃山) 4分19秒21

野田飛雄馬(スポ3=茨城・古河一) 4分22秒13

須嵜仁美(スポ2=埼玉・狭山ヶ丘) 4分25秒57

神山瑞季(社2=東京・早実) 4分26秒18

男子400メートル自由形

森本健太(スポ2=東京・早実) 3分57秒67

女子100メートル平泳ぎ

渡部 1分06秒88

男子100メートル平泳ぎ

渡辺 58秒57

女子100メートルバタフライ

志賀珠理奈(スポ3=埼玉・武南) 1分02秒54

男子100メートルバタフライ

池江 54秒75

女子100メートル背泳ぎ

濱口真子(スポ2=石川・金沢錦丘) 1分04秒18

男子100メートル背泳ぎ

大芦知央(スポ2=大阪・関大北陽) 54秒05

竹内 54秒19

丸山優稀(法1=埼玉・大宮) 54秒31

女子100メートル自由形

渡部 56秒14

伊藤愛実女子主将(社3=東京・早実) 57秒70

志賀 59秒03

川畑志保(教2=東京・早実) 59秒22

男子100メートル自由形

古川 50秒71

男子100メートル個人メドレー

幌村 55秒58

女子800メートル自由形

須嵜 9分09秒83

男子1500メートル自由形

森本 15分41秒72

男子200メートル平泳ぎ

渡辺 2分04秒24

今井流星(スポ1=愛知・豊川) 2分09秒23

男子200メートルバタフライ

坂井 1分54秒81

女子200メートル背泳ぎ

濱口 2分15秒81

男子200メートル背泳ぎ

大芦 2分00秒04

女子200メートル自由形

伊藤 2分02秒80

川畑 2分06秒02

神山 2分06秒66

常盤 2分06秒71

男子200メートル自由形

井上 1分47秒06

竹内 1分47秒29

坂井 1分48秒02

福岡 1分51秒18

金澤 1分53秒60

男子200メートル個人メドレー

丸山 1分58秒88

幌村 2分00秒13

野田 2分01秒64

今井 2分05秒05

男子400メートルフリーリレー

早大B(渡辺-幌村-丸山-森本) 3分19秒25

早大A(古川-池江-大芦-野田) 3分21秒31

早大C(井上-竹内-金澤-福岡) 3分21秒66

コメント

坂井聖人(スポ4=福岡・柳川)

――きょうはどういう意図があっての出場でしたか

みんながレースに出るから自分も出るというのはありましたけど、ことし一年あまり調子が良くなかったので、とりあえずここでいいかたちで締めくくりたいと思っていました。他の種目ではなく200メートルバタフライという自分の種目で出て、いい結果で終わりたいと思っていたのですが、なかなかそれもうまくいきませんでした。練習で結構追い込んでいたというのとありますが、それにしてもタイムが悪すぎるので、今後の目標とかもしっかり考えながら、どうやって疲れを除いてレースに臨めるかを考えていきたいと思います。

――技術的な面での目標設定はありましたか

泳ぎというよりはタイムを意識していました。でも泳ぎが崩れているからタイムが悪いと思うので、意識していきたいなと思います。

――泳ぎが良くなかったというお話がありましたが、この一年のご自身の泳ぎを振り返っていかがですか

世界選手権も6位で終わりましたし、インカレ(全日本学生選手権)はなんとか4連覇できたんですけど、100メートルバタフライで予選落ちして、ワールドカップも後輩に負けて。しかもタイムも悪かったです。悪い年で終わってしまったので、来年からしっかり再スタートできるように頑張っていきたいと思います。

――今はどこに照準を合わせて取り組んでいますか

もちろん2020年の東京五輪もありますけど、まずは4月の選考会で代表権を獲得するという目標を立ててやっています。

――来年からはどういう風に競泳を続けていこうと考えていますか

来年からは学生から社会人になります。社会人はやはり学生とは違うので、いろんなプレッシャーがかかってくると思いますが、しっかり頑張りたいと思います。

――来年に向けて一言お願いします

1回も世界選手権などで優勝したことがないので、来年は優勝できるように頑張りたいと思います。

井上奨真主将(スポ3=県岐阜商)

――200メートル自由形は全体1位でした。感触はいかがでしたか

ベストではないので、悔しいですが、感覚は良かったので、もう少しいいタイムが出てもいいなと思いました。この時期は合わせてる訳ではないですし、強化の一環として出てる試合だったので、タイムはまずまずかなと思ってます。

――この大会の位置付けはどのようなものですか

新チームで一発目だったので、全体としての雰囲気をあげて、冬場に向かっていけるようにというのが一番のメインでした。各自タイムも狙ってましたけど、強化っていう面が大きかったと思います。

――そのチームの雰囲気はいかがでしたか

きょうの試合とかも、みんな今までにないくらい応援の方にも力を入れてくれて、ベスト率も昨年より上がってたんで、いい雰囲気作りができていると思います。

――新しいスローガンが決まりましたが、毎年どのように決まるのですか

毎回次の最上級生が、シーズン始まる前に話し合って決めることになっています。去年は『破天荒』でしたがことしは『凛』というのにしました。ぼくたち最上級生の多くが、早稲田っていうチームに誇りを持って凛としている姿に憧れを持っていたので、言葉1文字ですけど分かりやすいかなと思って決めました。

伊藤愛実女子主将(社3=東京・早実)

――きょうのレースはいかがでしたか

狙っていたタイムよりは少し離れてしまったんですけれども、しっかりもう1度レースを振り返って、これから年末に向けての強化練習をしっかり頑張っていきたいと思っています。

――新体制になりますが、女子主将としてどのようなチームにしていきたいですか

女子はクラブチームで練習している女子が多いので、なかなか普段は会えないので、こういう試合で会える機会をすごい大切にして、コミュニケーションを取れていけたらなと思っています。

――現在の新チームの雰囲気はいかがですか

きょうの試合がシーズン始まって初めてのチーム全員で出る試合だったんですけど、自分のレースがない時間に、下級生も率先して応援に行ってくれたりだとか、声掛けとかもできていたと思うので、良かったと思います。

――来季のスローガンが『凛』ということですが、どのような経緯で決まったのですか

昨年度、男子がインカレで2位だったんですけれども、その結果に満足することなく、しっかり気を引き締めて凛として、新しいシーズンを頑張っていこうっていうことで、『凛』になりました。

――最後にご自身とチームとしての意気込みをお願いします

私自身は、最後の1年になるので、できることは全てやって、満足いく結果で終われるように頑張っていきたいと思います。またチームとしては、毎年学内と学外の情報量の差ですとか、カベができてしまったりしているので、コミュニケーションを大切に、学内と学外のカベをなるべくなくせるようなそんなチームにしたいなと思ってます。

渡部香生子(スポ3=東京・武蔵野)

――きょうの記録会はどのような目的を持っていましたか

今週ちょっと高強度な練習ばかりが多くて、疲労とか体重いなっていうのはあったんですけど、そんな中でもしっかりレース頑張って、また課題を見つけられたらいいなと思っていました。

――きょうのレースはいかがでしたか

まあ、タイムだけを見ると先月ベストが出た時よりも、2秒近く遅いんですけど、でも泳ぎがあまり良くなかったりだとか、後半きつくなっていたりしていたので、そういうところは、しっかり地力を高めて、4月に向けて頑張りたいなって思いました。

――先ほど「課題を見つけたい」とおっしゃっていましたが、見つかりましたか

泳ぎのキャッチの高さとかが違かったりとか、ターンとか細かい動作がちゃんとできていなかったっていう感じです。

――新チームの雰囲気はいかがですか

きょうはチームとして出ていたんですけど、応援とかもみんなで声出してやったりとか、悪くはなかったと思います。

――来月にはチーム戦として、冬季六大学選手権がありますが、どのような活躍をしたいと考えていますか

チーム全体としても優勝はちょっと厳しいと思うんですけど、準優勝という決めた目標があるので、それにしっかり貢献できるようにするのと、個人としてもいつもよりたくさんレースに出るので、最後まで諦めずに粘って泳げたらいいなと思います。

――大学ラストイヤーとなりますが、目標などは

最終的には3年後だと思っているので、その下準備をしっかり積めるようにするのと、大学最後でもあるので、大学生活、水泳やってて良かったな、楽しかったな、と思えるように、しっかり練習も悔いなくやって、最後は笑顔で終われるようにしたいなと思います。

渡辺一平(スポ3=大分・佐伯鶴城)

――きょうの調子はどうでしたか

きのうまで強化合宿を行なっていたので、身体はすごくきつかったんですけど、新チームになって初めてチームのみんなで出る試合だったので、身体はきつかったんですけど、頑張りました。

――強化合宿ではどういうことに取り組んでいましたか

国立スポーツ科学センターはご飯とかが整っていたりとかですごくいい練習ができて、今回は平泳ぎの強化をしっかりやってきましたし、年末年始に向けて泳ぎこみが強化されていくと思うので、まずはこの強化合宿を行なったんですけど、練習で過去の自分を超えながらやってこれているので、これをさらに強化していって、来年の春とか夏に向けてさらに強化していきたいと思います。

――新チームになったということですが、チームの雰囲気はどうですか

僕たちが最上級生になったということでチームをまとめているんですけど、今までの3年間で一番いいチームで一番明るくみんなが個性を出しながらでいいチームになってるんじゃないかなと思うので、これを引き続き継続していって、みんなで高めあえるように。また、1人だめだったとしてもそれをほったらかしにしないで、みんなで励ましていくようなチームにしたいです。

――この1年を振り返ってどうでしたか

1月に世界記録を更新して、水泳の楽しさも水泳の悔しさも経験した1年だったので、来年の夏はパンパシ(パンパシフィック選手権)やアジア大会があるんですけど、来年の夏は小関さん(也朱篤、ミキハウス)に勝つっていうのを目標にしているので、4月の日本選手権だったり、夏の2つの大会で、小関さんを抑えて優勝できるようになりたいと思ってます。それが2020にもつながると思うので、頑張りたいです。

――この1年で変わったのはどのような点でしょうか

昨年のこの大会と比べて、自分の中でやらなくちゃいけないという使命感があって、昨年まではタイムが出ればいいなという感じだったんですけど、きょうの試合だったらみんなのお手本になるような泳ぎをしなくちゃいけないとかみんなを引っ張っていくような行動、言動をしなくちゃいけないというような感じで、競技面でもチームでの立ち位置の面でも変わったと思うので、これからも継続していきたいと思います。