バレーボール部

2017.12.02

全日本大学選手権 12月2日 東京・大田区総合体育館

東海大に快勝、4年越しに手にした決勝への切符!

 ついにここまでやってきた。全日本大学選手権(全日本インカレ)準決勝。対するは東海大だ。試合の入りから安定したプレーを見せると、徐々に流れは早大へ。最後まで東海大に思い通りの攻撃をさせることなく、セットカウント3−0(25−20、25−21、25−17)でストレート勝ち。4年越しに決勝のセンターコートへの切符を手にした。

 序盤から、激しいラリーの応酬となった。両チームともに鋭いスパイクを打ち合うと、懸命にレシーブでつなぎ、攻撃を切り返す。秋季リーグ戦では、ラリーを取り切ることができない場面が目立った早大。しかし、この日は違った。ラリーに入っても慌てることなく、体勢を整えスパイクを打ち込む。藤中優斗(スポ3=山口・宇部商)のブロックアウトなど、再三に渡る長いラリーを制したのはいずれも早大だった。これで徐々に流れをつかむと、組織的なブロックでプレッシャーをかけ、東海大のスパイカーのミスを誘う。結局このセット許したブレークポイントは序盤の2点のみ。ミスの出た東海大に対し、抜群の安定感を見せた早大がまずは1セットを先取した。

センターもしっかり機能した

 「自分たちのバレーがしっかりできた」(武藤鉄也、スポ2=東京・東亜学園)。2セット目も競り合いとなるが、最後までリードは許さず。クイックをブロックされた村山豪(スポ1=東京・駿台学園)が次のプレーで、相手センターをブロックし返すなど、意地のぶつかり合う場面も見られた。第3セットでも早大の勢いは止まらない。堀江友裕(スポ2=和歌山・開智)を中心に安定したレシーブを返すと、加賀優太(商4=東京・早実)や宮浦健人(スポ1=熊本・鎮西)が躍動。センターからのクイックでも得点を重ねていく。ピンチサーバーで入った喜入祥充主将(スポ4=大阪・大塚)がサービスエースを奪うと、選手たちはこの試合一番の盛り上がりを見せた。最後は藤中が冷静に決め切り、25−17。圧巻のストレート勝ちで、決勝進出を決めた。

あすもこの笑顔で試合を締めくくりたい

 『日本一』。このチームが始動した時に掲げた目標だ。それがもう手の届くところまで来ている。全日本インカレが開幕してからは、なかなか自分たちのプレーができずに、序盤からまさかの苦戦。「2回戦負け、3回戦負けを覚悟した」(加賀)。しかし、どんなに苦しい状況でも諦めることなく一点一点積み重ねてきたことが、ついに決勝のセンターコートへと繋がった。決勝の相手はフルセットの激戦の末に中大を下し、勢いに乗る筑波大だ。「泣いても笑ってもあと1試合」(小林光輝、スポ3=長野・創造学園)。あす、試合終了のホイッスルが鳴る時、その音は現体制の終幕を意味する。その時選手たちはどんな表情をしているのだろうか。「決勝を全員で楽しめたら」(加賀)。4年生と共に戦う最後の試合、持てる力の全てを出し切り、『最後の1点』を取って終わりたい。

(記事 杉山睦美、写真 松本一葉、越智万里子)

セットカウント
早大 25-20
25-21
25-17

東海大
スタメン
レフト 加賀優太(商4=東京・早実)
レフト 藤中優斗(スポ3=山口・宇部商)
センター 武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)
 センター 村山豪(スポ1=熊本・鎮西)
ライト  宮浦健人(スポ1=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ3=長野・創造学園)
リベロ 堀江友裕(スポ2=和歌山・開智)
コメント

喜入祥充主将(スポ4=大阪・大塚)

――試合を振り返って

いいかたちで相手に対応しつつ自分たちの力が出せたかなと思います。

――試合の入り硬さはありませんでしたか

多少はやっぱりあったのですが、それよりも自分たちのプレーができ始めるのが早かったと思います。

――課題としていたラリーを取りきれていました

それでもまだまだばたついている部分がありました。相手は高いボールできていたので、慌てることなく自分たちの攻撃をしようという話をしていました。

――2、3セット目は早大ペースでした

波に乗れていましたね。

――決勝へ向けて

4年間やってきたことを全部出せるようにしたいです。

加賀優太(商4=東京・早実)

――決勝進出が決まりました

素直に嬉しいです。

――試合の入りを振り返って

今までと比べて変な硬さなどはなかったです。関東一部同士ということで変に気負うこともなく、変なプレッシャーも感じませんでした。

――きょうの試合全体を振り返って

こっちの入りも良かったですし、相手にやりたいことをやらせなかったことが良かったです。

――秋季リーグ戦ではラリー中の失点が目立ちましたが、きょうはラリーを取りきれていました

両サイドの藤中・宮浦が苦しい場面で決めきってくれていたので助かりました。

――2、3セット目は早大ペースで試合を運べました

相手もデータ通りに来ていたので、サーブで攻めてブロックで対応できました。

――相手のセンターにほとんど得点させませんでした

僕と被っている時に、村山はコミットでいくという話をしていて、それもハマっていました。相手のセンターもプレッシャーを相当感じていて、気持ち良くプレーさせることがないまま3セット取れたことが大きいと思います。

――ご自身のスパイクに関して

まだまだ決め切れる部分はあったと思います。相手のセッターと被るローテーションを組んでくれているので、その上から打てる場面はありました。でもまだパイプでノーマークになった場面や2段トスになった場面で決め切れるところはあったので、あしたの決勝で頑張りたいと思います。

――いよいよ明日が決勝です

ようやく4年間かけて全カレの決勝の舞台に立つことができました。失うものは何もないので、変に気負うことなく全員で決勝を楽しめたらと思います。

藤中優斗(スポ3=山口・宇部商)

――決勝進出おめでとうございます。今日の試合を振り返っていかがですか

1回戦、2回戦、3回戦とうまく自分たちのバレーができませんでした。気持ちを切り替えて昨日いい試合ができ、今日も自分たちのバレーをしっかりやっていこうということをチームとして心がけて挑んだので、その結果として3-0で勝てたことがよかったです。

――昨日に引き続き3-0のストレート勝ちとなりましたが、チームの調子としてはだんだん上がってきているのでしょうか

上がってきていると思います。

――2枚ブロックを抜いたストレートや、ブロックアウトなど様々な攻撃の仕方で得点を重ねていましたが、ご自身の調子はいかがですか

確実に1回戦や2回戦、3回戦に比べれば調子が上がってきていると思いますが、まだまだ課題ばっかりというか。決めないといけないところでまだ決めきれなかった部分もあるので、満足せずにやっていけたらいいかなと思っています。

――今回の試合ではチームとして多くのブロックポイントをとれていましたが、サーブとブロックの関係についてはいかがですか

サーブで攻めてブロックで(得点する)という関係や、サーブとブロックの関係を重視するのが僕らのプレースタイルでもあるので、その部分ではうまくはまったという部分もあります。センタープレイヤー中心に、相手がどこに打ってくるか、(自分たちが)どこを守ればよいかといったような会話がコート内でしっかりできていたので、今日はよかったなと思います。

――ラリーをしっかりと得点に繋げ、相手チームにブレイクポイントをあたえなかったことが大きかったのではないでしょうか

相手がどこから打ってくるのかなどは全員把握していたので、そこはチームで共有して捨てるところは捨て、仕掛けるところは仕掛けようというように、先手先手でやっていけました。相手も詰まってきていましたし、そのように先手でブロックやレシーブをできたことでラリーを制すことができました。最後はスパイカーが決めきらないといけないので、決めきれない部分もありましたが、決めている部分も多くあったので、ラリーを取れていたという印象に繋がったのかなと思います。

――明日で4年生と一緒にプレーする最後の試合となりますが、決勝にむけての意気込みをお願いします

4年生と一緒のチームとしては最後の試合ですが、あまり気負いすぎると縮こまったプレーになってしまうので、いい意味のプレッシャーに変えて、強い思いをもって自分たちのバレーができればしっかり戦えると思います。最後の試合なので、思い切ってやっていけたらと思います。

――まだまだご自身のプレーに課題があるとおっしゃっていましたが、どのような点を意識してプレーしたいとお考えですか

今日以上に明日はサーブで攻められると思います。キャッチ中心でやらせてもらっていますが、キャッチもしっかりとAパスまたはBパスに繋げ、自分たちの攻撃のレパートリーを増やしていけるような1本目を返すことが僕の課題だと思っています。さらに、スパイクでも上がったボールはしっかりコンスタントに決められるようにやっていきたいと思います。

小林光輝(スポ3=長野・創造学園)

――決勝進出したいまのお気持ちをお願いします

4年生はやっぱり優勝するっていう思いが強いのでやっとそのステージに登れました。きょねんもおととしも3位決定戦に回ってしまったので、やっとこのステージに立てたということは素直に嬉しいです。

――きょうどのような対策で臨まれましたか

東海は個々でやってくるので個別対応というかたちで選手ごとの話とブロックとレシーブの話がありました。そして、きのうに引き続きサーブを打っていこうということだったので攻めれてよかったです。

――ご自身のサーブを振り返って

個人として攻めてサービスエースを取れて、チームに勢いをつかせることができたのはよかったと思うんですけど、ラインクロスっていう恥ずかしいミスをしてしまったのであしたは修正していきたいです。

――きょうは自分たちのバレーを試合を通してできていたと思います

初戦から混戦で3日目までは自分たちの思うようなバレーができなかったです。それをうまく修正して今に至るので、あのときにしっかり勝ちきれたことと修正できたことがきょう現れたんじゃないかと思います。

――ご自身のプレーを振り返って

1本目がよく、崩れなかったので、自分も相手を見ながらできたのでよかったとは思います。

――試合序盤は表情に硬さも見られました

やっぱり決勝をかけた試合で、コートも2面になったりとかで。相手も懸ける想いだとか4年生に対して僕たちが懸ける想いだとかそういう部分で一本一本の重みがあったので硬さも見られたんじゃないかなと思いました。

――決勝への意気込み

やっとこのステージに立てたというか、あと一歩のところまできたので。泣いても笑ってもあと1試合しかこのチームでできないので、しっかり4年生の想いを一球一球に込めて、勝って、胴上げしたいなと思います。

武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)

――きょうの試合を振り返って

きょうは自分たちのバレーがしっかりできたっていうのと、僕らがしっかりと戦術を立ててそれを相手に対応して実行できたっていうのが良かったと思いますね。

――ご自身のコンディションは

体は思ったよりしっかりと動いているんでそこはいいと思うんですけど、プレー面でいうと少しコンビが合っていなかったりとか、サーブがちょっとジャンプできてなかったりっていうのがまだあるので、それをしっかり修正してあしたに臨みたいです。

――試合の前半は打ち切れていない場面も見られたのですが、後半は打てているように見受けられました

そうですね、ちょっとトスが低かったので光輝さんに高くしてもらうようにお願いして。僕はクロスが得意なんですけど、クロスに相当マークがきていたので、少しストレートにターン方向の奥にブロックに当てて出すっていうのを自分の中で意識して打つようにしました。

――決勝を懸けての戦いでしたが緊張はありましたか

緊張してないわけではなかったんですけど、でもいい意味で緊張感を持ってできたのでそこは良かったかなと思います。

――今のチームの雰囲気は

きのう、きょうといいバレーができてストレートで勝てて、身体的にもやっぱりストレートの方が疲労はたまりにくいと思うのでそういう面でも結構(雰囲気は)いいです。最後やっぱり決勝ということで4年生のためにっていう思いが強いので勝負うんぬんというよりは全部自分がやってきたことを出し切って悔いなく最後まで戦おうっていう感じですね。

――これで表彰台が決まりました

そうですね、僕自身全国大会で決勝まで行ったことがないのでそういう面では決勝でプレーできるっていうのは本当にうれしいことだと思いますね。

――最後にあすへの意気込みを

あした、まだ相手は決まってないですけど、相手に合わせてしっかり戦術を立ててそれをしっかり実行するっていうのと、後は自分たちがやってきたことをしっかり出せれば自ずと結果はついてくると思うのであんまり勝ちに意識せず、とはいいつつもやっぱり意識してしまうと思うんですけど、全力で楽しんでみんなで盛り上がっていきたいなと思います。

堀江友裕(スポ2=和歌山・開智)

――決勝進出おめでとうございます

ほっとしています。最低限の舞台まで行けたのでいまはほっとしています。

――きょうの試合への対策

2段トスはあまり打ってこないであったり、速攻は落としてこないです。いろいろ散らしてきてあまり速いバレーではないのでブロックとレシーブの関係はつくりやすいので僕のところに抜けてくるようにしてました。

――実際きょうの試合を振り返って

相手のミスも多かったんですけど自分たちのペースでできました。どのセットも序盤に課題はあるんですけど3-0で勝ててよかったです。

――きのうから早大が1点目から攻めるバレーができています

2回戦、3回戦での反省をそういう面では生かせてるのかなと思います。それでも3セット目は試合開始走られている部分があったので、先手取ることで攻めれるっていうメリットがあります。相手がどっちかわからないですけど、あしたは5セットいっても序盤から先手必勝というかたちでいけるようにしたいです。

――1セット目は表情に硬さも見られました

そうですね、僕もきょねんここで負けてて、みんな決勝にいったことはないので。僕は自分を盛り上げて声出して緊張ほぐそうと思ったんですけどそれがうまくできなくてただ声出してるだけみたいになってたんですけど。ベンチからも落ち着けって声をもらっていたので2セット目後半くらいからは落ち着いてできたかなと思います。

――どのような声かけされましたか

僕が一番ベンチに戻ること多いんですけど「表情硬いよ」とか「足動いてないよ」とか言われて。きょうは4年生にそういう面で助けてもらいました。

――サーブレシーブの安定がいまの結果につながっていると思います。振り返って

秋リーグの時の調子いい自分を思い浮かべてしまうのでそれと比べたら全然なんですけど、あんまりそういう昔のことは気にせずに今できる最低限のことをやっていきたいと思います。強いサーブでも最低でもサービスエースは無くして、自分はAパス、Bパスを狙えるようにしたいです。

――スパイクレシーブを振り返って

上げた時は嬉しいんですけど点数見たら本当に点数が開いてるときしか上げれていないのでそれはこれからも課題だと思います。チームが焦ってるときにパァーンと上げたらその行為で勇気付けることもできると思います。僕の役割はそういうところにあると思うので、そこをやっていきたいです。

p>――決勝に向けて

相手はまだわからないですけどどちらがきてもしっかり映像見て自分にできることをしていきたいです。4年生は勝っても負けても最後なので、勝って最高のかたちで金メダルを一緒にもらいたいと思います。

村山豪(スポ1=東京・駿台学園)

――決勝進出おめでとうございます。感想をお願いします

日本一をこの1年間目標にしてきたので、日本一とれるチャンスなのでしっかり取りきりたいなと思います。

――きょうもストレートで勝利しましたがいかがでしたか

東海大は高さがあるので、それをうまくブロックで交わしたり、相手のスパイクをワンチ引っ掛けて拾ったりというのがよくできていたのかなと思います。

――スパイクに関しては

決まっていたと思うんですけど、苦しいときにセンター線で一本切れないと、チームもきつくなってくると思うので、明日はしっかり決めきりたいなと思います。

――ブロックフォローもたくさんされていて良かったのでは

チームとしてしっかりブロックフォローをあげて、そこからもう一度決めるというのをやっていこうということだったので、できて良かったと思います。

――中大と筑波大の戦い、1セットご覧になっていかがですか

どっちも強いです。

――明日はどんな試合になりそうですか

本当にこのチームでできるのが最後なので、全員で勝ちに行くというつもりで。勝ちます。

宮浦健人(スポ1=熊本・鎮西)

――決勝進出おめでとうございます。率直な感想をお願いします

目標は日本一なので、きょう勝ったことにほっとしています。

――試合展開で良かったところは

自分たちが長いラリーを取れたというのが良かったかなと思います。

――きのうきょうと、ストレート勝ちですが

その前の試合が苦しい展開で、その苦しい中で勝ってきて、自分たちの戦い方はこれだ、という感覚をつかめたので3-0で勝てているのかなと思います。

――東海大は秋リーグと違ったところは

秋リーグとは違ってエースの新井が怪我から復帰して、さらに力をつけているなと思いました。

――ご自身のプレーに関して、スパイクはいかがでしたか

自分がベストな体勢で打てているときは決まったと思うのですが、ベストな体勢ではないときにブロックにつかまったりアウトになったりしたので、そういうときにどう工夫するかが、課題だなと思いました。

――サーブはいかがですか

きょうは狙っているサーブが多かったんですけど、もっと狙っている中で精度を高めたり、攻めつつ入るサーブを打っていきたいと思います。

――最後に明日への意気込みを

明日はこのチームでできる最後の試合なので、後悔しないように1年生らしく思いっきりやって4年生を胴上げできたらいいなと思います。