バレーボール部

2017.12.02

全日本大学選手権 12月1日 東京・大田区総合体育館

関学大にストレートで快勝!ベスト4入りを決める

 大会4日目。ここまで格下相手にフルセットでの試合を強いられ、第1シードにも関わらず苦戦してきた早大。4回戦の相手は関学大だ。11月に行われた早関定期戦では早大が勝ったものの、フルセットの接戦という内容だった。しかし、昨日までとは立ち上がりから様子が違った。1セット目から集中が途切れることなく相手を圧倒し、終始リードしたままゲームを展開。セットカウント3-0(25-15、25-16、25-17)で久々のストレート勝利を修めた。

 「自分がバカをすればみんなも気持ちが楽になるのかなと思って、きょうはそういう役に徹しました」。喜入祥充主将(スポ4=大阪・大塚)はそう語った。きのうまでの早大は、出だしから硬さが見受けられ本来の力が出せていなかったが、そこには第1シードとしてのプレッシャーがあった。「勝ちをそこまで意識せずに、どちらかというと自分たちのベストを尽くすというのを意識した」と加賀優太(商4=東京・早実)も振り返るように、気負いすぎないことがチームに良い効果をもたらした。

チームを盛り上げた喜入主将(右から2番目)

 1セット目、序盤はお互い譲らぬシーソーゲームで緊迫した展開だったが、10-12から怒涛(どとう)の6連続ポイントを奪い一気にリードを広げる。関学大にこの6得点の間だけで2回ものタイムアウトを取らせた。しかし、早大の勢いは止まらず、20点台に入ってからも5連続ポイントを取り、25-15と相手を突き放した。続く2セット目も流れは変わらず。連続得点を重ね、20-14になると武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)、加賀に代わって山﨑貴矢副将(スポ4=愛知・星城)、喜入らを投入。小林光輝(スポ3=長野・創造学園)に代わり中村俊介(スポ1=大阪・大塚)も出場した。3セット目も順調に得点を重ねていく。さらに鵜野幸也(スポ3=東京・早実)、中野博貴(社3=東京・早実)もコートに入り、点差をつけてストレート勝利を決めた。関学戦ではレセプションもよく、センター線もうまく機能し相手を翻弄(ほんろう)することができた。さらに藤中優斗(スポ3=山口・宇部商)の決定率もあがっていたり、途中出場の喜入主将らも鋭いスパイクを決めて会場をわかせたりと、まだまだこれからが楽しみになる試合だった。

決定率の上がってきた藤中

 早大、東海大、中大、筑波大。ベスト4が出揃った。残り2日間は、おなじみの強豪との闘いが待っている。一昨年、昨年と準決勝で中大とあたり、3位決定戦に回っていた早大。「もう3位のセンターコートはいらない」(喜入主将)。今年こそ、決勝のセンターコートへ――。自分たちのベストを尽くして、まずはあす1勝して最終日を迎えたい。

(記事 越智万里子、写真 藤原映乃)

セットカウント
早大 25-15
25-16
25-17

関学大
スタメン
レフト 加賀優太(商4=東京・早実)
レフト 藤中優斗(スポ3=山口・宇部商)
センター 武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ1=東京・駿台学園)
ライト  宮浦健人(スポ1=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ3=長野・創造学園)
リベロ 堀江友裕(スポ2=和歌山・開智)
コメント

喜入祥充主将(スポ4=大阪・大塚)

――一昨日、昨日と気持ちの面でうまくいかない部分が大きかったですが、何か主将として言葉をかけたりしましたか

みんな優勝したいという気持ちは一緒なのですが、気負いすぎていて、苦しそうにバレーをしていたので、楽しんでこいという話をしていました。

――きょうは試合の入りから皆さん雰囲気も良かったですね

試合の入り方だけだと思っていたので。これまでの試合でみんな硬くなりつつあったのでそこをほぐすように。自分がバカをすればみんなも気持ちが楽になるのかなと思って、きょうはそういう役に徹しました。

――きょうの試合全体を振り返って

終始自分たちがリードする展開をつくることができました。先手先手で攻めて行くことができたので、きょうの試合は良かったかなと思います。

――定期戦のときはフルセットでしたが、嫌なイメージはありませんでしたか

嫌なイメージは特になくて、逆にやったことがある相手でやってくることがわかっていたので、その面でしっかり対応できたと思います。

――先手先手でいけたということですが、サーブで攻めることができたということも大きいですか

そうですね、相手はセンター線が強くて、そこがカギになっていました。そこを使わせないように、サーブでしっかり攻めることができました。それと、レシーブでもしっかり対応できていたので、良かったと思います。

――4年生の得点で盛り上がる場面もありました

そういう場面を増やしていけたら後輩たちももっと気楽にできると思うので、もっと盛り上げていきたいと思います。

――きょうの試合でチームがかみ合ったように見えましたが

自分たちのプレーが出せるか出せないかということだけだったので、それがきょうはいい方に転びました。またあしたはあしたで違う部分もあると思うので、また気を引き締めて行きたいと思います。

――あすはいよいよ決勝のセンターコートをかけての試合となります

もう3位のセンターコートはいらないので、決勝のセンターコートで勝つためにも、まずはあした一つ勝ちたいと思います。

加賀優太(商4=東京・早実)

――ふりかえりからお願いします

きょうは久々にストレート勝ちができて、試合が始まる前から松井監督から言われていたんですけど、みんな今まで勝ちを意識しすぎていて、プレーが縮こまっているように見受けられました。松井監督に言われた通り勝ちをそこまで意識せずに、どちらかというと自分たちのベストを尽くすというのを意識したら勝つことができたので、いい試合運びができたかなと思います。

――勝ちたい気持ちを抑えたことが勝てた要因ということですか

勝ちたいというよりは、今まで第1シードで勝たなければいけないといういらないプレッシャーを抱えていたので。

――相手の関学大は先日の早関戦で戦いましたがいかがでしたか

相手にやらせたいことをやらせなかったかなと。

――ご自身のプレーに関しては

そうですね、今までと特に変わりはしなかったんですけれど、そこまでキャッチも乱すことなく、それなりに安定して返せましたし、欲しいところでしっかり二段トスも打ちきれたので、合格点かなというくらいの感じです。

――疲労などは大丈夫ですか

特に大丈夫です。酸素カプセル入ったので。(笑)

――ベスト4まできましたがここまでのふりかえりとこれからどう展開していきたいか教えてください

なかなか苦しい試合が続いて、2回戦負け、3回戦負けを覚悟したところから一つずつ勝ちを重ねてここまで来れて。ただきょうみたいに勝ちのプレッシャーを意識しないで自分たちのベストを尽くすことをあと2試合やれば結果はついて来ると思います。

――昨年まで3位決定戦に回ることも多かったですが、意気込みを

ここ2年間中大に準決勝で負けてきて、ようやく今年、反対の山に入れたのでまずは決勝に進んで中大にリベンジできたらなと思います。

藤中優斗(スポ3=山口・宇部商)

――きょうのふりかえりからお願いします

昨日一昨日と、自分たちのバレーができずに苦しんでいました。相手の攻め込んで来るサーブに対して僕らが受け身になって、何もかもうまく回っていないというイメージだったのですが、きょうは攻め込まれても受け身にならずにバレーができたので、それで3-0で勝てたのは良かったかなと思います。

――ご自身のプレーに関して、昨日今日と活躍が見られます

自分では全然納得いっていないというか、まだまだやれる仕事があると思います。監督が僕に期待してくれている役割をまだ果たせていないと思うので、そこは全カレの中で克服というか修正していけたらいいかなと思います。

――それはスパイクに関してですか

そうですね、スパイク、サーブレシーブであったり。昨日一昨日とサーブレシーブ中心でやっているのに、その中心の僕が返せなかったりというのがあったので。

――ベスト4まで来ました

昨日一昨日まで、勝たなければいけないという思いがあったのか、うまく回らずに自分たちのバレーができなかったので、きょうは目の前の一戦に集中して、上を意識せずに一戦一戦戦っていこうということだったのでした。きょう勝てて最終日まで残ることが決まりましたけど、明日も怯まずに戦っていけたらと思います。

――優勝にいくまであと何が必要でしょうか

技術的なことは今どうこうやっても変わらないので、戦術であったり気持ちの面であったりを4年生中心にもう一度引き締めていきたいです。4年生と出来るのも最後なので、そういう思いだったり自分たちがやってきたことを出せば結果はついてくると思うので。

――あすへ意気込みを

きょう勝って日曜日まで残れました。個人ごとですけど、土曜日いつも負けて3位決定戦という形だったので、少なくとも明日は勝って日曜日にもう一度自分たちのバレーが出来るように明日の準備をしていきたいと思います。

小林光輝(スポ3=長野・創造学園)

――試合を振り返って

やっと自分たちのバレーができるようになりました。

――1セット目の1点目から攻めていけていたと思うのですが何か変わったことはありましたか

自分たちがやってきたサーブ攻めていくというところを一番意識して思い切ってやろうということをやりました。

――先週の試合やきのうの試合を通して組み立てはうまく意識できていましたか

自分の中でシミュレーションはしてたので自分の思い通りに配球もできましたし、組み立てっていう部分で思い通りにできたかなと思います。

――どんな組み立てを意識されましたか

相手はコミットで来るんですが、その中でサイドが切り込んだりバックアタックを使いつつミドルを使っていくというところで、相手のブロックを見ながらできました。1本目が良かったので自分としても組み立てやすい展開だったと思います。

――藤中選手の決定率も上がりました

優斗はスパイクにはあまり重きを置いていないんですけども、スパイクの部分でもああやって活躍してもらえると自分としても組み立てやすいですし、一緒に出てる同期として二人でゲームをつくっていきたいと思っています。

――気持ち的にもきょうは楽に試合ができましたか

きょうはあまりプレッシャーのかかる部分がなかったので自分としても楽しめました。どの相手がきてもこういうワセダのバレーをするというのが大切なんだと試合中思いました。

――あしたへの意気込み

どちらがきても自分たちのバレーをぶつけるだけだと思うのできょうのように攻め切りたいなと思います。でも自分は冷静にいきたいです。

武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)

――試合を振り返って

最初から気持ちしっかり入ってできました。あとは試合前にミーティングして相手のセンターの1番に対してしっかりコミットを着くっていうのと6番のクイックにつられないでサイドを見るっていう戦術がうまくはまったかなと思います。

――気持ちの面でどのようなことが違いましたか

きょうは本当にそろそろ自分たちのバレーをしようというのとセンターコートに勝てば立てるということがありました。

――きょうはストレスも少なく気持ちも楽にバレーができましたか

まだ細かい部分でいうとまだ修正する部分はたくさんあるのでそういう部分をあしたまた修正して、あした出た課題をまた決勝に向けて修正して一番最高のかたちに持っていけたらと思います。

――きょうはセンター線も使うことができていました

きょうはレセプションがしっかり返っていたので、それが一番自分たちがストレスなくできた要因だと思います。でも飛びすぎてたのかなと思うんですけど、トスが低くて合わなかったりする場面も多かったのでその微調整をまたやっていければいいかなと思います。

――思い切り叩けてないような印象があったのですがそれは飛びすぎが原因ですか

調子が悪いっていうかちょっとの兼ね合いの問題だと思います。トスとのこともそうですし打つコースもほんのちょっと変えるだけで相手が触れないようなところに打てると思うのでそういうところを少しずつ微調整していきたいなと思います。

――あすへの意気込み

どっちが来るにしてもしっかり自分たちのやるべきことをやるべきことをやるということ。そして、勝ったチームにしっかりアナリストが出してくれたデータを見て対策を立てて、相手に対応しつつも自分たちのバレーがしっかりできればいいかなと思います。