バレーボール部

2017.11.30

全日本大学選手権 11月29日 東京・大田区総合体育館

追い込まれるも接戦制し、ベスト8進出へ

 迎えた全日本大学選手権(全日本インカレ)3回戦、早大は関西リーグ1部4位の大阪商業大と対戦。きょうこそ危なげなく勝利を決めたいところだったが、きのうに引き続きサーブレシーブの乱れにより決定力を欠き、第1、第2セットを連続で落としてしまう。もう後がない第3セットも中盤まで相手を追い掛ける展開が続く。しかし、レシーブが上がり始めるとスパイクも決まりだし一気に逆転に成功。その後は本来の調子を取り戻し連続で3セットを奪い、セットカウント3−2(24−26、22−25、25−22、25−13、15−9)でなんとか勝負をものにした。

 相手のサーブから始まった第1セット、「自分たちの甘さが出たセットだった」(小林光輝、スポ3=長野・創造学園)。序盤は相手のミスもありリードする展開となったが、要所で決定力を欠いたプレーが目立ち、ついに23−23まで追い付かれる。最後はサービスエースを決め勢いに乗った大阪商業大に2点を先取され、このセットを奪われてしまった。気持ちを切り変えて臨んだ第2セットでも相手の強烈なサーブに対応できずうまく攻撃が回らない。対するブロック陣もコートを縦横無尽に駆け回る相手のスパイカーに惑わされなかなかスパイクを防ぎきれない。相手ライトからの攻撃に苦しむ場面が多く見られた。そのまま流れを取り戻すことはできずこのセットも落としてしまう。

相手ライトからの攻撃に苦しんだ

 もう後がない第3セット、焦りが空回りまたしても序盤に4連続得点を決められてしまう。これで万事休すかと思われたが、だんだんとサーブレシーブが上がりだすとここから早大の怒涛(どとう)の追い上げが始まる。村山豪(スポ1=東京・駿台学園)の3連続得点を皮切りにサービスエースも決まり、一気に大阪商業大を追い越す。その後まさかの5連続得点を決められるなど危ない場面もあったが、なんとか逃げ切り25−22で1セットを取り返した。続く第4セットでは完全に流れを取り戻し25−13と圧勝。迎えたファイナルセットでも早大は攻守で安定したプレーを見せる。最後は加賀優太(商4=東京・早実)の強烈なスパイクが決まり、ついに長丁場を制した。

追い込まれてから気迫のこもったプレーが随所に見られた

 「攻めてきた相手に対して受け手に回ってしまった」(加賀)。負けたら終わりの今大会、どのチームも決死の覚悟で早大の牙城を攻め落としにかかってくる。あすの相手は関学大だ。全日本インカレ開幕直前の定期戦はフルセットの接戦をなんとか制したが、決して楽に勝てる相手ではないだろう。その中でやはり第1セットからいかに相手のペースに惑わされずにプレーできるかがあすからの試合を左右する。次はついに準々決勝。頂きを見据えた早大勢のさらなる活躍に期待が懸かる。

(記事 松本一葉、写真 藤原映乃、越智万里子)

セットカウント
早大 24-26
22-25
25-22
25-13
15-9

大阪商業大
スタメン
レフト 加賀優太(商4=東京・早実)
レフト 藤中優斗(スポ3=山口・宇部商)
センター 武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ1=東京・駿台学園)
ライト  宮浦健人(スポ1=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ3=長野・創造学園)
リベロ 堀江友裕(スポ2=和歌山・開智)
コメント

加賀優太(商4=東京・早実)

――試合を振り返って

結局今日もまた相手の攻め込んでくる形に対して、1・2セット目で引いてしまいました。後がなくなってから3・4・5とみんなスイッチが入ってはいましたが・・・。そこを修正していかないとこの先実力のある相手に対しては、そこから逆転することはかなり難しいと思います。難しいのかもしれないですが、気持持ち方をあした以降修正していかないといけないと痛感しています。

――きのうと同じような展開になってしまいましたが、きのうの試合の後チームで話し合いなどはしましたか

今日の試合の前にチームでミーティングをしました。相手の対策もそうですが、自分たちがどういうバレーをすべきか、どういう風に試合に入って行くかということは話したのですが、いざ試合が始まって相手と対峙した時に引いてしまった部分があったのだと思います。

――関西のチームが相手でしたがやりにくさなどはありましたか

僕自身はそんなに感じていませんでした。相手のやってくることは単調でしたし、1セット目からある程度対応もできていたとは思うのですが・・・。それでも取られてしまっているので、少し対応しきれていない部分があったのだと思います。

――2セット先取された大きな要因としては

攻めてきた相手に対して受け身に回ってしまったことだと思います。

――サーブレシーブを崩されてしまいました

早大と相手のサーブの関係として、相手が上回っていました。

――落としたセットと取れたセット変えた部分はありますか

僕がコートに唯一入っている4年生でした。監督がタイム中に、誰が指示を出すんだという話をしていたので、僕がチームを引っ張って行くしかないと思いました。サーブとブロックを意識しようという話はしていました。

――ブロックについては

相手のサウスポーに対して僕も藤中(優斗、スポ3=山口・宇部商)もなかなか対応できなかったです。相手のセンターとレフトに対しては打ってくるコースが分かっていたので、ワンタッチをかけてバックセンターがそこに構えて切り返すというのは5セットを通してできていたのかなと思います。相手のライトに対してはなかなか対策しきれませんでした。

――あすへ向けて

楽な試合はないと思うので。追い込まれる状況はあると思いますが、そこで気持ちの部分で引かないように。負けたら最後なので、早大もただし第1シードというだけで、ディフェンディングチャンピオンというわけではないので、あしたこそは食ってかかる勢いで試合に入りたいです。

小林光輝(スポ3=長野・創造学園)

――きょうの試合を振り返って

どこのチームも初戦からずっと捨て身でくるので、それに対して自分たちが攻めきれないっていう展開になってしまっています。自分の組み立てにしても1本目が上がってこないので、ワセダのバレーができない厳しい展開でした。

――1セット目を落としてしまった要因

自分たちの甘さが出たセットで入りが悪かったのでうまく回りませんでした。本当に甘さが出たセットだったと思います。

――3セット目は主導権を握られてしまったところからの逆転となりました

戦術というよりは自分たちのやってきたことを全部出そうという感じで、そこで差が出たかなと思います。1セット目からベストパフォーマンスを出せないと、インカレは何があるかわからないので。

――3セット目追い込まれた状況でどのような心境でしたか

ここで終わるわけにはいかないっていう思いが強くて。ベンチから声かけてくれる4年生だったり4年生をここで終わらせるわけにはいかないっていう想いだけでした。

――3、4セット目はプレーとして何か変わった部分はありましたか

徐々に試合を通して1本目のサーブレシーブが良くなってきたので真ん中から攻めていくことができました。自分たちの攻撃ができたのかなと思います。

――ミドルも通せていたしブロックからの攻撃展開もできていたと思います

ラリーになった時の決定力がちょっと落ちるので、そこは自分がしっかり相手を見てスパイカーにトス上げていけたらなと思います。

――あしたに向けて

徐々に相手も強くなってきますし1セット目からああいう入りではどっちに転ぶかわからない展開になってしまうので1点目から自分たちのバレーができるように、自分としても冷静に相手見ながらやっていきたいなと思います。

堀江友裕(スポ2=和歌山・開智)

 

――きょうの試合を振り返って

だいぶ足を引っ張ってしまったので。3、4セット目は耐えれたんですけど、
常に同じ方向を向けていなかったのでこういう風になってしまったのかなと。全員で戦うってことをもっと全員が認識してやっていきたいと思います。。

――2セット先取されてしまった要因をどう思われていますか

やっぱりサーブレシーブですね。1セット目も大事なところでサービスエースを決められてしまって。まあ攻められることはわかっていたことなんですけど、もっとその上で返すなり、Bパスを狙ったりとかそういう工夫ができていなかったのでそこが反省です。

――後半はサーブレシーブも返せているように見受けられました

完全にメンタル的な部分だと思うんですけど、ちょっと弱気になってしまって、1、2セット取られてからだったんでやるしかないというか、足引っ張ってばっかりだったんで、これ以上下はないなと思って。自分でもよくわからないんですけど切り替えて、ちょっとは耐えれたかと思います。

――きょうの試合に臨むにあたって意識していたことはありますか

一応連携はとっていたんですけど、想像以上のサーブがきてしまったので。僕が取らないボールも、そういう確認とかをしていれば防げるサービスエースもあったと思うので、そこは自分のプレーがうまくいってなくても周りへの声かけはちゃんとやっていこうと思ってました。

――ブロックとの連携はいかがでしたか

コートの外に飛ばされるってことが多くて、取れるか取れないかっていうワンタッチが多かったと思います。そういうのはレシーブでもカバーできる部分があったと思うので強打ばっかりを待つんじゃなくてそういうワンタッチでも瞬発力とか練習はしてきているんで、もっと上げたいと思います。

――相手のスパイクも強烈でしたね

そうですね、対応できないというか、向こうも思いっきりやってきているっていうのがきのうきょうと続いていると思うので、それを受けて立つのではなくて僕らも上回っていく、っていう気持ちを持たなきゃいけないと思いました。

――きょうでベスト8入りとなりました

本当に実感がなくて、一戦一戦やってるって感じなんですけど、これからは(相手も)もっと強くなってくると思うので、こんな試合をしていたらダメなので気を引き締めて頑張っていきたいと思います。

――最後にあしたへの意気込みをお願いします

あしたは1点目から自分の試合ができるように。多少調子が悪くてもできることを探してチームの足を引っ張らないように頑張っていこうと思います。

村山豪(スポ1=東京・駿台学園)

――きょうのふりかえりからお願いします

厳しい試合だったんですけど、なんとかフルセットで勝ててよかったなと思います。

――結構苦しい試合展開がありましたがその原因は

相手に対する対策が取りきれてなかったかなと思って。今まで研究してきたものと少し違って相手が変えて来たことに対応できていなかったと思います。

――なかなかやりづらい相手でしたか

そうですね。やりづらかったです。

――どの辺りがやりづらかったですか

早い攻撃だったり、ライトが左利きだったりしたところがやりづらかったのかなと思います。

――3セット目勝ち切った要因は

本当に負けられないというのを、全員が思っていたと思うので、そういう気持ちの面で勝てたのかなと思います。

――ご自身のプレーに関しては

前半は決まっていなかったんですけれど、後半は決まったり止まったりするようになってきたので、それをもっと前半からできればよかったと思います。

――よくなったのは何か変えたからですか

プレーはというよりは気持ちの面ですごく変わりました。

――全カレは初めての大会ですがいかがですか

どこのチームも負けなくないという思いが強いので、その思いが強いチームが最後に勝つのではないかなと思って、負けられないなと感じています。