少林寺拳法部

2017.11.28

第51回全日本学生大会 11月26日 日本武道館

入賞多数で総合準優勝に輝く!

 1年間の集大成を披露する全日本学生大会(全日)がことしも日本武道館で開催された。創始70周年記念を迎える今大会のテーマは『進』。これを胸に拳士たち一人ひとりが迫力のある演武を披露する。ワセダからも多くの拳士が本戦に出場し、入賞を果たした。

 単独有段の部では渋谷錬(法1=新潟一)が優勝。上級生に負けじと奮闘する1年生の姿が光る。また、男子三段以上の部では村上健(人3=埼玉・川越東)・水永章(社2=和歌山・神島)組が優勝、堂脇周平(文構4=城北埼玉)・鈴木隼(スポ3=埼玉・川越東)組が準優勝となりワセダの熱き力を見せつけた。立合評価法でも拳士たちは好成績を残す。男子中量の部で堂脇は連覇を果たし、有終の美を飾った。以上の功績が認められ、最優秀大学そして総合成績で準優勝を獲得した。

男子三段以上の部で優勝に貢献した村上・水永組

 関東学生大会(関東大会)では惜しくも念願の総合優勝を得ることができず、都大会から後輩の育成に力を入れる。その結果、下級生の活躍もたくさん見られた。男子茶帯の部では安部宏哉(政経2=神奈川・麻布)・藤田元就(政経3=東京・早実)組が3位の実力を見せ、関東大会から好調な刈屋壮基(人2=埼玉・川越東)・岩田悠一郎(人1=埼玉・川越東)組は2位の実績を残した。また、三人掛けの部では尾形桂吾(基理3=城北埼玉)・小林和真(先理2=東京・早実)・源川拓美(スポ3=東京・城北)組が見事な演武を披露し優勝に導く。普段、練習で後輩とペアを組む機会が多い久保田準副将(人4=埼玉・川越東)は鈴木七波(国教3=東京・早実)とともに男女二段以上の部に出場し、3位となる。さらに男子団体演武の部では2位に輝く。「最後の試合なので諦めることなく全力で取り組んだ。しっかり出し切ることができたので悔いはない」(久保田)。全日にすべての想いを注いだ久保田は試合後充実感に満ち溢れていた。

全力で挑む久保田・鈴木七組

 4年生が早大少林寺拳法部として出場する最後の試合が幕を下ろした。「主将で辛いこともあったが、良い仲間に巡り会えたおかげで最後まで全力でやれた。本当に良かった」。堂脇は安心した様子で語る。主将として部をまとめていくのは責任感も必要だ。それを成し遂げたからこそ今の堂脇が存在する。早慶戦を控える後輩たち。「勝つことも大事だが何より楽しんでほしい」と久保田は願う。このメッセージは残された拳士たちにどう響くのだろうか。さらなる高みを目指して走り出す。

(記事 木村綾愛、写真 木村綾愛、涌井統矢)

総合準優勝に輝く拳士たち

結果

▽単独有段の部
第1位 渋谷
▽男子茶帯の部
第3位 安部・藤田組
▽男子二段の部
第2位 刈屋・岩田組
▽男子三段以上の部
第1位 村上・水永組
第2位 堂脇・鈴木隼組
▽男女二段以上の部
第3位 久保田・鈴木七組
▽三人掛の部
第1位 尾形・小林・源川組
▽男子団体の部
第2位 堂脇・久保田・尾形・鈴木・村上・刈谷・小林・水永
▽立合評価法男子重量の部
第6位 中村圭一郎(政経2=佐賀・龍谷)
▽立合評価法男子中量の部
第1位 堂脇
第3位 谷部巧昇(創理4=東京・日比谷)
▽立合評価法女子中量の部
第3位 鈴木七
▽最優秀大学
第2位 早大
▽総合成績
第2位 早大

コメント

堂脇周平主将(文構4=城北埼玉)

――きょうの試合の意気込みを教えてください

個人としての目標は、やはり3種目すべて優勝することで、早大全体の目標としては、大学の総合優勝を獲得することでした。

――試合を振り返ってみていかがでしたか

演武に関しては自分自身の詰めの甘さを感じました。他の大学もそれぞれ目標に向かって日々練習しているので、自分はもうこれで引退ですが、後輩たちにやるべきことを見つけてもらってこれからも頑張っていってほしいです。

――チーム全体としてはどうでしたか

全体としては、やはり後輩たち(特に3年生)が賞をたくさん取ってくれたのでいい仕上がりだと思っています。この調子で来年も良い結果を出してくれると嬉しいです。3年生は非常に頼もしい存在だなと思っています。

――4年間振り返ってみていかかでしたか

主将として辛いこともあったりしました。でも最後まで4年間全力でやり切りました。いい仲間にも巡り会えたので改めてここまで続けてきて良かったと思っています。

――早慶戦を控えている後輩たちにメッセージをお願いします

早慶戦は全日本と比べると違った空気なので難しい戦いになると思いますが、ことしの結果を見ていて狙えると思うので期待しています。

久保田準副将(人4=埼玉・川越東)

――きょうの試合を振り返ってみて率直な感想をお聞かせください

きょうで試合が最後だったので悔いが残らないように頑張りました。出し切ることができて、何より楽しめたので良かったと思っています。

――副主将として苦労したことはありますか

副主将としてではないのですが、普段の練習で後輩とペアを組む機会が多くて、どうしたら後輩が伸びるのかについて常に考えた4年間でした。

――試合に向けてチーム全体でどのように調整を行いましたか

関東大会で総合優勝を取れずOB杯のみだったので、都大会から後輩の育成に力を入れました。そして、2カ月前から全日本に向けて練習を積み重ね、総合準優勝という結果につながったと思っています。

――チーム全体を通して良かった点や改善点などあれば教えてください

良かったところは、まず、男子三段以上の部が1、2位に入ったことです。去年は男子二段以上の部で同様の成績でした。そして、三人掛けが久しぶりに優勝したことや男子茶帯が入賞したことなどチームの頑張りが見られました。また、改善点としては毎年、少林寺拳法を経験したことがあるといった拳士が少ないことですね。

――今後、部を引っ張っていく後輩たちに一言お願いします

勝つことも大事です。でも何より楽しみながら、頭を使って頑張っていってもらえたらなと思っています。