米式蹴球部

2017.11.27

関東大学秋季リーグ戦 11月26日 神奈川・横浜スタジアム

プライドかけた最後の早慶戦、逆転勝利で引退を飾る!

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大 BIG BEARS 10 24
慶大 UNICORNS 14 21

 秋季リーグ戦もついに最終節を迎え、対するのは宿敵・慶大。3連敗中の秋の早慶戦で掲げたゲームスローガンは『PRIDE』だ。ワセダのプライドをかけ、4年生の集大成としても絶対に負けられない一戦。第3クオーター(Q)に逆転を許し、一時勝利が危ぶまれた。しかし、今までやってきたワセダのフットボールを存分に発揮し、見事再逆転。最後まで全力プレーを貫き通し、劇的なシーソーゲームを制した。

 慶大レシーブで試合開始。最初のシリーズは両チームパントに終わる。慶大の2シリーズ目にノーハドルでテンポよく攻められたが、DB高岡拓稔(商2=東京・早大学院)がFGをブロックし得点を許さない。続くシリーズでも、敵陣11ヤードでファンブルをリカバー。この好機を、QB坂梨陽木主将(政経4=東京・早大学院)から、前節で大活躍だったWRブレナン翼(国教2=米国・ユニバーシティラボラトリースクール)へのパスで決めきり、先制点を奪った。2Qではパントを慶大リターナーがはじき、再び好ポジションで早大ボールに。ここでもやはりこの男。WRブレナンへの15ヤードTDパスがヒットし、スコアを14-0に伸ばした。ディフェンスがつくったチャンスを、オフェンスが確実に決める。チーム力で2TDを奪い、立ち上がりは上々だった。しかし、慶大も意地を見せる。TD後のシリーズに連続でパスを決められ1本を返されると、FGで追加点を挙げた次のシリーズでもパスで失点を許した。CBが一対一でやられ、流れを止めることができない。逆転はされなかったものの、17-14と気の抜けないスコアで前半を終えた

自らも積極的にゲインを重ねたQB坂梨主将

 後半にも悪い流れは後を引き、開始早々82ヤードを独走され被TD。ついに逆転を許した。しかし、負けてはいられない早大も4Qに入りランプレーがさえ始める。試合時間残り3分26秒でRB元山伊織(商3=大阪・豊中)がエンドゾーンをボールをねじ込み再逆転のTDを挙げる。得点は24-21。次の慶大のシリーズで再度逆転されると、反撃に使える時間はほとんど残されていない。時間を使いながら慎重にオフェンスを進めていた。しかし、この場面で痛恨のファンブルロスト。土壇場で試合を分けるチャンスを与えてしまう。50ヤード3rdダウンインチ。絶対に抑えなければならない場面。誰もが祈るように見つめていた。それに応えたのは、最前線で体を張り続けていた4年生だった。DL仲田遼(政経4=東京・早大学院)のロスタックルがさく裂。ワセダのプライドが相手の攻撃の芽を摘み取った。その後は早大ムード。上級生の遺志を継ぐべく、DB大西郁也(法1=東京・早大学院)がインターセプトで試合を決める。オフェンスがボールをイートし、勝利へのカウントダウンが始まった。「チームの集大成として、勝てたのは本当に良かった」(QB坂梨主将)。4年生の引退と共に、宿敵撃破の有終の美を大歓声で迎えた。

執念のインターセプトで試合を決めた

 早慶戦を勝利で終え、ことしのBIG BEARSはシーズンに幕を下ろした。新監督の下、新たなスタートを切ってから一年。「試行錯誤、手探りで学生たちと一緒にチームをつくってきた」と高岡勝監督(平4人卒=静岡聖光学院)は語る。第5節で日大に敗北を喫し、甲子園への道は絶望的になった。それでも、チームは試行錯誤を続けてきた。その努力が今回の結果につながったに違いない。ことし積み上げてきたものは、確かに下級生に届いているはずだ。「必ず甲子園ボウルに行ってもらいたい」(QB坂梨主将)。来年、成長したBIG BEARSがこの悔しさを晴らしてくれるだろう。

(記事 高橋団、写真 太田萌枝、加藤耀、藤田さくら)

リーグ戦を関東2位で終え、4年生はこの試合で引退を迎えた


得点経過
TEAM PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER G/NG スコア
早大 PASS #1坂梨→#21ブレナン #16高坂 7-0
早大 PASS #1坂梨→#21ブレナン #16高坂 14-0
慶大 PASS 三輪→#19加藤 #9廣田 14-7
早大 FG #16髙坂 17-7
慶大 PASS 三輪→#13松岡 #9廣田 17-14
慶大 RUN #6田矢 #9廣田 17-21
早大 RUN #7元山 #16高坂 24-21
星取表(11月27日現在)
早大 慶大 法大 日大 中大 立大 明大 日体大
早大 24〇21 21〇13 3●14 10○7 31○7 23○7 31○13
慶大 21●24 13●17 3●24 10○6 17○16 20●20 10●20
法大 13●21 17○13 26○23 21●21 28○18 31○7 66○31
日大 14○3 24○3 23●26 20○17 42○7 45○7 45○19
中大 7●10 6●10 21○21 17●20 26○10 10○10 6○0
立大 7●31 16●17 18●28 7●42 10●26 17○10 38○10
明大 7●23 20○20 7●31 7●45 10●10 10●17 10○7
日体大 13●31 20○10 31●66 19●45 0●6 10●38 7●10
コメント

高岡勝監督(平4人卒=静岡聖光学院)

――最後の早慶戦を勝利で終えました

ゲームスローガンを『PRIDE』ということで、早慶のプライドをかけた一戦でした。2週間やってきて、この前の法大戦が終わったときに最後にチームの価値を決めるのが早慶戦だと、話をしました。きょうは本当に4年生が満身創痍の中頑張ってくれたし、仲田(遼、政経4=東京・早大学院)とか4年間本当に一生懸命やっていた子がロスタックルしたり、そういうプレーが出たのはすごく嬉しかったですね。

――リーグ戦を振り返ってことしのBIG BEARSはいかがでしたか

私も就任1年目で山田ヘッドコーチも就任1年目ということで、試行錯誤、手探りで学生たちと一緒にチームをつくってきました。BIG BEARSとしては、反則の多さに象徴されるように青いチームだったかなと。そういうところをクリアして、来年またその上を目指していきたいと思います。

――一年間を振り返って、チームが変わったところはありますか

ことしのチームは学生たち、特に4年生がしっかり考えてコーチにも発信をして、そういう意味でコミュニケーションをしっかり取ろうというところは、どんどんやってきてくれたと思います。最後にきて、まとまっていこうというのができたと思います。

――監督として迎えた初めての年でしたが、今までとはどのような違いがありましたか

まったく責任感が違いましたね。240人の部員の子供たちの4年間を預かっているわけですから、4年生はたった1年しかないシーズンを最後笑って終えられるようにしてあげたいな、と思っていたんですけど、きょうは勝ってみんな良い笑顔ですけど本当の笑顔、日本一になっての笑顔というのをさせられなかったというのは、私としては全然駄目ですね。彼らの気持ちをどう持っていくか、結果は全て私の責任ですから、そういう責任は前のコーチとは全然違いましたね。

――ことしのチームはどのようなチームでしたか

まだ結果が出ていないのでなんとも言えないところですが、本当に一生懸命やっていました。みんなフットボールが好きで真摯に向き合っていたのはよくわかりました。

QB坂梨陽木主将(政経4=東京・早大学院)

――最終戦を勝利で終えました

チームの集大成として、勝てたのは本当に良かったと思います。

――坂梨選手自身がきょうの試合でやり切りたかったことはありますか

ケガの影響もあり全然パスが投げられなくて、法大戦や日大戦ではチームに本当に迷惑をかけたので、最終戦では今までやってきたパスもランも出し切って勝ちたいと思っていました。

――試合までの準備期間はいかがでしたか

準備の面では、順位が2位で確定していたので周りからはモチベーションを保つのが難しいと言われ続けていたんですけど、この1年間の集大成としてみんなプライドを持って練習してくれました。それは本当に間違がっていなかったと思います。

――リーグ戦では日大戦がターニングポイントになっていたと思いますが、全体を振り返っていかがですか

ターニングポイントになったというのは仰る通りで、日大戦に負けてしまったことが甲子園への道を遠ざけてしまいました。来年には新しいチームになると思いますが、必ずことしの反省を生かして後輩たちには絶対に甲子園ボウル、またその先のライスボウルまで進んでいってもらえたら嬉しいです。

――一年間でチームにどのような印象を持ちましたか

ことしは新しい体制になって、色々変わってきた中でみんな意見を言ってくれて後輩たちからもコミュニケーションを取ってくれた一年間でした。自分一人ではチームを運営できなかったと思っていて、そこはみんなに感謝しています。

――大学でのプレーはきょうで終わりますが、これからもプレーを続けるなど決めていますか

フットボールの道には携わりたいなと、前から思っていました。自分がプレーヤーとしてやるかは分かりませんが、とにかく今はケガを治して4月になったらまた考えたいと思います。

――最後に後輩に向けてメッセージをお願いします

これから先、新チームになってからつらいこともあると思うんですけど、とにかく自分たちのやっていることに自信を持って、コミュニケーションを取ってやってもらえたらなと思います。4年生が一番チームの中心になると思うので、どう後輩を引っ張るかをしっかり考えて、来年は必ず甲子園ボウルに行ってもらいたいと思います。

DL武上雅将史副将(社4=神奈川・法大二)

――ラストゲームを勝利で締めくくれました

日本一にはなれなかったですけど、これまで4年間最後は負けだったので勝ててよかったです。最高でした。

――24-21というスコアでしたが

入れ替え戦がかかってるということでケイオーも死ぬ気で来て、接戦になるだろうと思っていました。

――このリーグ戦、結果は2位でしたが振り返っていかがでしょうか

なんだろう・・・。やっぱり後輩の力を借りないと、後輩の力がないと勝てないというところから始まった今シーズンでしたが、その中で後輩たちはよくついてきてくれましたと思います。厳しさが足りなかったという部分が日本一になれなかった要因かもしれないんですけど、この結果が自分たちにとって妥当な結果だと受け止めています。

――この一年間、武上選手は副将としてチームを引っ張る立場にあったと思いますが

自分としてはプレーで引っ張ることを目指していたんですけど、ケガも多くて理想像とはかけ離れてしまいました。そういうこともあってサポートする立場というのがこの四年目で長い時間を占めていて、悔しさであったり後悔はあるんですけど、その中で色々コーチと話し合えたりしたのは自分にしかできないことだったと思うので、そういった意味ではよかったなと思います。

――また、四年間で一番印象に残っているシーンや試合は

自分が印象に残っているのは2年生のときの甲子園ボウルです。自分の持っている力以上のものを出さないと太刀打ちできない相手だったので、本気で、死にものぐるいで戦ったので印象に残っていますね。

――卒業後もアメフトは続けますか

膝が切れちゃってるので、ちょっとまだ考え中です。

――この試合で引退となりますが四年間共に戦った同期や後輩へ一言お願いします

同期とは仲悪い雰囲気でずっと時間が進んでしまって本音で話し合うのがシーズンの半ばになってからだったり、問題のある代ではあったのですが、その中で2位という結果を残せたので今シーズンは自分たちの力以上のものを出せたと思います。また後輩はこの一年で、特に3年生は、大きく成長してくれたので本当に感謝しています。来年こそ甲子園ボウルで優勝してほしいです。

TE田島広大副将(法4=東京・早大学院)

――最後の早慶戦でしたがどのような意気込みでこの試合に臨みましたか

日大さんの優勝が決まってしまったので優勝の可能性はない状況だったんですけども、自分たちがやってきたフットボールを最後までやり続けようという思いで、今回のチームスローガンでもある『PRIDE』を掲げてプレーしようということと、早慶戦というビッグイベントでも自分たちが今までやってきたことをやり遂げるということを意識して臨みました。

――田島選手が入学して以来、初めてのリーグ戦での早慶戦勝利を収めましたが試合を振り返っていかがしたか

1年生の頃から毎年秋の慶大戦は負けてきましたね。慶大は勢いがついたら止まらないチームなので、きょうも何度か流れを持っていかれそうなプレーもあったんですけど、自分たちが培ってきたきたファンダメンタルや技術が通用して、最後は1年生のDBの大西(郁也、法1=東京・早大学院)くんがインターセプトをしてくれたり。本当に下級生の力に助けられた試合だったと思います。

――TEというポジションにどのようなこだわりをもって4年間フットボールをしてきましたか

OLと同じブロック力とレシーバーと同じキャッチ力を同時に求められるすごく難しいポジションなんですけど、どっちもそつなくこなすだけの器用貧乏なプレイヤーで終わりたくなかったので、どっちにも負けないように練習しました。キャッチだったら自分に投げられたボールは絶対に取る。ブロックだったらOL陣を引っ張るとまではいかないにしても自分がブロックする相手を絶対にキャリアに到達させないだとか、その分野の専門職であるレシーバーだったりラインズだったりに負けないように頑張っていました。

――BIG BEARSでの4年間を振り返っていかがですか

やっぱ、楽しかったですね。(笑)高校からアメフトをやっていて、高校3年間、大学の4年間という長い期間を東伏見で過ごしてきた仲間であったり、後輩であったりが試合後に走馬灯のように思い出されて泣いちゃってたんですけど。(笑)僕にとって本当に思い出に残るすごく楽しい4年間でした。

――今後もアメフトは続けていかれるおつもりですか

はい。ある企業のチームに入ろうと思っています。

――TEユニットの後輩に向けてのコメントをお願いします

3年生の松岡(直希、政経3=東京・早大学院)くんや鎌田(遼介、法3=東京・早大本庄)くんであったり2年生、1年生にもたくさん後輩がいるんですけど、僕みたいな足が遅いTEじゃなくて、身体の動きもキレキレで、ボールもしっかりキャッチして活躍できるようなTEになってほしいと思います。

RB山崎龍哉副将(文構4=東京・佼成学園)

――きょうの試合全体を振り返っていかがですか

競った試合になるだろうなと予想はしていたのですが、もっと圧倒したかったというのが正直な思いです。オフェンスとしては攻めれていた部分もあって、それがノースコアで終わってしまったというのが悔しいです。でも結果として勝てたのでよかったです。

――今季最後の試合でしたが、どのような思いで試合に臨みましたか

もう優勝は日大、さらに自分達の順位も先々週の段階で2位というのが決まっていたのですが、4年間やってきた集大成をここで見せれればいいなと思っていました。なので、特に抜けた感じもなく、いつも以上に締めた雰囲気できょうの試合に臨みました。

――BIG BEARSでの4年間を振り返っていかがですか

自分達の代で甲子園に行けなかったことはすごく悔しいことなのですが、自分が高校生の時から憧れていた甲子園の舞台に2度も立てて、出場もさせてもらえて、すごく楽しかったです。本当に大学でフットボールを続けてよかったなと思いますし、BIG BEARSに入ってよかったです。

――4年生で副将を務められたことに関してはいかがですか

自分は元気だけが取り柄みたいな所があって、副将としてはチームに全然貢献できなかったなと思っているのですが、このチームで、副将としてみんなとフットボールができて、そしてみんなで笑ってプレーができて、副将をやってよかったなと思います。

――卒業後はアメフトは続けられますか

高校の時も大学に入ったらもうやらないと言っていて結局やっていたので、みんなには社会人になったらもうやらないと言いながらやるだろうと言われているのですが、今までアメフトに頼って生きてきてしまった部分があるので、社会人になったらアメフトに頼らずに、まずは仕事に専念して、仕事が落ち着いてからもう一度考えたいなと思っています。

――最後に、後輩に一言お願いします

今まで早大は一度も日本一になったことがなくて、自分達より下の代はみんな甲子園を経験している子達で、おそらく今回が初めて甲子園に行けなかった代になると思うのですが、自分達がダメだった部分をもう一度見つめ直して、それを次の代で修正して、ぜひ日本一に向けて頑張ってほしいなと思います。

WR中村航主務(法4=東京・早大学院)

――最後の早慶戦を勝利で終えました

予想していた通り厳しいシーソーゲームで、その中でも『PRIDE』という目標を掲げていました。最後慶大という一番のライバルという相手だからこそ、モチベーションを高いところでキープしながら戦えたのは今回の勝因だったかな、と思います。

――主務としてチームを支えてきた一年間を振り返っていかがでしたか

自分が主務としてしたことはすごい少なくて、MGRの後輩だったり支えてくれてる主将や幹部のメンバー、選手全員に支えられてこのチームをつくってこられたなと、すごい実感しています。監督が代わって本当にチームが新体制になって、自分たちとしても難しい一年でした。ことし一年で自分たちがつくってきたチームから反省を振り返って、来年甲子園ボウル、ライスボウルにいけるチームをつくっていってほしいなと思います。

――主務という立場から見て、ことしのチームの印象はいかがでしたか

自分たちが目指していた風通しの良いチームをつくるというのは、できていたと思います。一番に重点を置いていたことができたのは感じていますが、最後に反省点を言うのもあれですが。その中で厳しさやしっかりやることを詰め切れていなかった部分がありました。来年はことしの3年生がチームをつくっていって欲しいです。

――最後に後輩へのメッセージをお願いします

自分たちは1年生のときに負けて4年生でも甲子園に行けませんでした。自分たちの代で甲子園、ライスボウルに行くというのがすごく大事なことだから、築いてきた土台は少ないかもしれないけど、この上にさらに強固な土台を積み上げていって、来年こそは悔いのないようにリーグ戦を勝ち切って、一度も達成してないライスボウルに是非行って欲しいなと、応援しています。

DB久保颯(国教4=東京・早大学院)

――最終戦を迎えるにあたって試合前の心境はいかがでしたか

残念ながら前節で優勝がなくなってしまい2位という順位が確定した状態で、この2週間準備した来たので、シンプルにライバルである慶大を倒すことだけに集中をして、ゲームスローガンが『PRIDE』だったんですけど、プライドにかけて絶対に勝とうという気持ちで臨みました。

――相手が慶大ということで意識された面はありましたか

慶大には仲の良い友達だったり弟も慶大でアメフトをしていて、縁があって最終戦で横浜スタジアムのナイターで慶大と戦えることは、巡り合わせだなと思いました。

――きょうの最終戦振り返っていかがですか

後悔の無いプレーをしたかったんですけど、タックルミスをしてしまったりだとか、後悔は残りますが勝てたので良かったです。

――きょうはCBでの出場もありました

前半でCBが一対一でやられている場面が多く、自分は後半から起用されたのですが、CBとしての仕事はできたのかなと思います。

――今シーズンのDBを振り返っていかがですか

DBはきょねんからのスターターが多くて、DBは非常に層の厚いユニットだったかなと思います。

――早大でプレーした4年間を振り返っていかがですか

新人戦でけがをしたところから始まって、大きなマイナスからのスタートで1年の頃はほとんど試合に出ることはできず、2年でスターターにはなったんですけど留学に行ったりして、3年で苦労したんですけど、4年では3年で行けた甲子園には行けずという感じで、なかなかうまく行ったとは言えないですね。

――この4年間で印象に残ったことはありますか

甲子園ボウルですね。2年生の時に留学に行っていて、その舞台に立てなかったという悔しさがあって、去年は甲子園ボウルに行けたんですけど、個人としては満足のいかない年で、「ことしこそ」という感じだったんですけど、甲子園ボウルでのあの60分間は一生忘れないと思います。

――最後に後輩たちへのメッセージをお願いします

日大に負けたことや優勝を逃したことは一生後悔が残るもので、ワセダの取り組みは好きで、アメフトが第1では無くて文武両道であったり、人として当たり前のことをする、その上で日本一を目指すスタイルが好きです。でもそのスタイルは勝たないと否定されるものなので、絶対にワセダが正しいと証明するためにも勝ってください。OBとして甲子園に行くので楽しみにしています。

WR斉藤健(法4=東京・早大学院)

――この最終戦にはどういった意気込みで臨まれましたか

チームとしては、最終戦で相手が慶大ということで、プライドにかけて勝とうということは言っていました。オフェンスには、4年が最後だからとかそういうことに関係なく、リーグ戦の1試合という意味で絶対勝とう、そういうプライドも持とうという話をしました。

――試合を振り返っていただけますか

用意したプレーがうまくはまったと思います。翼(WRブレナン、国教2=米国・ユニバーシティラボラトリースクール)が頑張ってくれたことが一番なのですが、OLも頑張ってくれていましたしRBも結構ランを出せていたので、オフェンスとしては本当にいいオフェンスができたかなと思います。加えて、上でコールをいれてくれていたAS陣の働きも本当に大きかったと思います。

――WRユニットへの思いはどのようなものがあるでしょうか

この試合に遠藤(健史、法3=東京・早大学院)と小原(嶺、法3=東京・早大学院)が出られなくて。高校からずっと一緒にやってきたので、最後本当に一緒にやりたかったという思いが自分の中ですごく強くあります。それだけが個人的に心残りかなと。ただ、晴耀(伊藤、法3=東京・早大学院)や翼がやってくれましたし、ことしは本当にレシーバーのみんなに自分としては助けられたなと思っています。

――今季のリーグ戦を振り返るといかがでしたか

正直オフェンスはうまくいかないことも多くて、苦しんだシーズンでしたし、オフェンスリーダーとしての責任もすごく感じています。ただ、最後の方は色々なことがあった中でも松原さん(寛志、平29法卒=東京・早大学院)と央次朗さん(平29創理卒=東京・早大学院)がオフェンスのコーチになってくれて、感謝してもしきれないくらいのことをしてくれたので本当に嬉しかったです。

――この1年間はどのような時間でしたか

春シーズンが結構うまくいっていたこともあって、そのまま課題を見つめきれないまま秋に入っていってしまったかなというのは一つ反省としてあります。でも、本当に色々な変化がシーズン中にもあった中で、オフェンスのみんなはすぐにうまく対応して切り替えてくれたので、本当に全員に感謝しています。

――後輩のみなさんへの思いや、今後期待することは何かありますか

ことしこういう結果になって、来年は本当に勝負の年だと思いますし、相当な覚悟が必要だと思います。ことしは自分たちで考えながらオフェンスをつくり上げることができたと思うので、後輩には本当に良い選手がそろっていますし、どの学年を見ていてもフットボールに対する思いをすごく感じたので、それをうまく生かして一つになって来年は「ワセダはオフェンスのチームだ」と言われるくらいになってほしいと思います。

――今後も競技は続けられますか

嫌な質問しますね(笑)。たぶん続けないと思います。特に最後の1年は色々な人に支えられました。選手はもちろん、先輩、スタッフ、学生スタッフ、トレーナーの長瀬エリカ先生(平3にも本当に助けていただきました。結果だけは悔いが残るのですが、自分にとっては充実した良い学生フットボール生活だったと思います。

――BIG BEARSで過ごした4年間はどのような時間でしたか

本当にうまくいかないことが多くて。特に最後の1年はその中で、もがいてきました。でも本当に自分自身を成長させてくれた4年間だったと思います。ただ、チームを日本一に導けなかったというのは心残りなのですが、その思いは後輩に託します。来年も自分にできることはやって、しっかり支えていきたいです。

DL仲田遼(政経4=東京・早大学院 )

――きょうの試合への意気込みを聞かせてください

リーグ戦の順位は確定してしまいましたが、このチームで戦う最後の試合だったので早慶戦のプライドを持って臨みました。

――きょうの試合を振り返ってみていかがでしたか

正直オフェンスラインが強く、パス一本で点を奪われることや、ズルズルと失点をすることなどがありました。要所要所で粘れるシーンがあったので良かったです。

――4Qのロスタックルところを振り返ってみて

中でゴリゴリのプレーが予想されていたので、DL二人がかりで中をつぶす作戦がうまくいったのがよかったと思います。

――最後に今までを振り返ってどうでしたか

きょうの試合は高校から含めると7年間の集大成でもあったし、1年間ディフェンスリーダーとしても集大成でもありました。自分としては4年生として先輩の姿を見せなければいけないという思いもありましたし、来年から3年生たちの代も始まりますが、その背中を押せるようなプレーができたのではないかと思います。

LB長尾裕二朗(スポ4=愛知・海陽学園)

――最終戦を迎えるにあたって試合前の心境はいかがでしたか

早慶戦ということもあって絶対に負けられないと思ったし、本当に勝つことだけを考えて2週間取り組んで来ました。

――この2週間どのようなことに取り組まれましたか

いつも通りの練習というよりも後輩に4年生として、技術などをしっかりと伝えるということを心掛けていました。

――きょうの最終戦を振り返っていかがですか

本当に7試合あったリーグ戦の中で、体力的にもメンタル的にもきつい試合だったんですけど、最後に全員が一体となって勝てたので良かったです。

――今シーズン全体を振り返っていかがですか

LBは後輩も同期も全員が個性あふれるユニットで、全員が高見を目指して努力するユニットだったので、本当に1年間いいユニットだったと思います。

――早大でプレーした4年間を振り返っていかがですか

辛かったことも多かったんですけど、その辛かったことが4年生の時に生きたと感じていて、ことし甲子園に行けなくて後悔しか残っていないんですけど、それでも4年間BIG BEARSでやって来れて良かったなと思います。

――最後に後輩へのメッセージをお願いします

本当にポテンシャルのあるチームで、ワセダは甲子園に行けるチームだと思っているので、僕らの代が行けなかったことを生かして、絶対に甲子園に行って勝って欲しいと思います。

DB山口昴一郎(社4=東京・佼成学園)

――最終戦ということでしたが、本日の試合を振り返っていかがでしたか

きょうの試合だけで言うと結構オフェンスに迷惑かけたかなという感じでした。今シーズン始まって、最大でも14点しか取られなかったので、油断はしていませんでしたが、慶大相手に21点取られたというのは申し訳ないです。

――シーズン全体を通しての振り返りはいかがでしたか

シーズン全体だと、きょうの試合次第ですけど、数字的には多分1位なので、ディフェンスリーダーとしては良かったかなと思います。

――試合後のお気持ちはいかがでしたか

僕は法大戦でケガをしていたので、今週はほとんど練習しないまま試合に臨みました。なので、ケガするのかなとか思っていたんですけど、勝てて、4年間で初めて秋の早慶戦に勝てて、僕らの代としては最後の試合を勝てて終われたので良かったかなと思います。

――一度リターナーとして出場されていましたが、どのような経緯ですか

一応スペシャルをケアして、ディフェンスのメンバーだけでユニットを作って、やる人がいなかったのでやりました(笑)。10年間で初めてリターナーしました。怖かったです(笑)。やっぱりオフェンスはできないですね。

――もう一度大学でアメフトができるなら、どのポジションをやってみたいですか

あー、やっぱりQBですかね(笑)。やっぱり花形ですし、ディフェンスは何か突出していいプレーをしないと目立てないので(笑)。

――きょうはどのような意気込みでこられましたか

フィールドに立って終わりたいなというのが一番でした。トレーナーとも話して、正直ギリギリだろうということだったので、途中厳しいところもあったんですけど、ケガばっかりの4年間が、最後フィールドに立って終われたので良かったです。

――同期と後輩に向けて何かメッセージはありますか

まず、同期に関しては、最初入った時45人くらいいて多い代なのかなと思っていましたが、30人くらいまで減っちゃって。そんな中で、200人の後輩をまとめるのは大変だったと思うんですけど、なんとか2位という順位で入られたのは、ここまで後輩をまとめてこられたからだと思うので、4年には感謝しかないです。後輩には是非、僕らの代がかなえられなかった甲子園という目標をかなえてもらいたいです。