ホッケー部

2017.11.22

関東学生秋季リーグ 11月19日 埼玉・駿河台大ホッケー場

有終の美を飾れず、涙があふれた最終戦

 天候不良で延期された関東学生秋季リーグ最終戦が、駿河台大のホームグラウンドで行われた。前日に絶対王者の山梨学院大を5点に抑えた早大は、勢いそのままに駿河台大戦に挑んだ。しかし、前後半ともにPC(ペナルティーコーナー)を入れられてしまい0―2の悔しい敗戦を喫した。

 11月の寒空の下、早大のセンターパスにより現チームでの最終戦が開始した。前半開始直後、駿河台大にゴール前へ迫られ1回目のPCの機会を奪われる。しかしDF片倉優季(スポ2=山形・米沢商業)がボールを弾き失点とはならなかった。以降早大は自陣でプレーされる時間が続いた。前半6分には2回目のPCを相手に与えるが、早大の守備を前にして決まることはなかった。片柳陽加主将(スポ4=栃木・今市)がボールへの執着を見せ、相手サークル近くに迫るなど早大も反撃に出るがシュートまでにはつながらず、プレーが自陣、敵陣を交互に行き来する時間が続いた。前半23分には早大に1回目のPCを獲得。DF瀧澤璃菜副将(スポ3=岩手・沼宮内)がシュートを打つも、守備に阻まれリバウンドも入らず得点とはならなかった。両校ともに得点が決まらず、このまま前半終了かと思われたが、PCでの得点を許し0―1で前半を終えた。瀧澤の華麗な守備と片柳の執念が見えた前半であった。

この1年チームを牽引した片柳

 後半開始直後、守備の隙を突かれシュートを打たれるがGK南有紗(スポ4=埼玉・飯能)の活躍により失点を免れた。相手も決定力を欠き、失点にはつながらないものの駿河台大のペースで試合が進み苦しい時間が続いた。その後、早大が攻撃に転じる場面も見られたが駿大の堅い守備の前に得点とはならない。後半戦半ばにはFW井上燦(スポ4=福岡・玄界)がシュートを打つが惜しくも外れてしまう。0―1のまま時間が進んでいき、今試合8回目の駿河台大によるPCで押し込まれ0―2と離されてしまう。早大は最後までボールを追い続けるも試合終了のブザーが鳴り響いた。

悔しさがこみ上げた選手たち

 今試合をもって4年生は引退となり、試合を終え様々な思いが込み上がってきたのだろう、MF梅村雅子(人4=岐阜・可児)の目からは涙がこぼれた。先輩たちは達成し得なかった『打倒四強』を託しつつも、「みんなに応援されるチームになって欲しい」(南)と願う。来年のチームがどのような姿を見せてくれるか楽しみである。

(記事、新藤綾佳 写真、榎本透子、成瀬允)

関東学生秋季リーグ
早大 0-1
0-1
駿河台大
コメント

安岡裕美子監督(平16卒)

――今試合への意気込みと戦い終えての振り返りについて教えてください

きのう、山梨学院大戦をやったのでそのままの勢いで守備と攻撃を全員でやれれば勝てるかなというかたちで挑みました。試合はゲームプラン通りにはできたと思うのですが、ペナルティーコーナーの中の失点だったのでそこだけだったかなと思います。

――ことしのチームは全体的に見ていかがでしたか

4年生の中に技術力が高い選手がいるというわけではないので、片柳主将(陽加、スポ4=栃木・今市)中心に全員がプレーできるような全員でできるホッケーを目指してやってきました。

――ことしの4年生についてはいかがでしたか

前にも言っているようにプレー的にはレベルが高いわけではないのですが各々トレーニングを懸命に取り組み個々でレベルを上げられるように頑張ってくれました。個性的なメンバーでしたが、思いやりのある選手6人が揃ったのでチームをまとめあげてくれたと思います。

――最後に4年生へ向けてのメッセージをお願いします

私自身4年間一緒にやった初めての代だったのですごく思い入れがある代です。本当に楽しく過ごさせてもらいました。ワセダでやってきたことを今後の人生に生かしてもらえればなと思います。

FB片柳陽加主将(スポ4=栃木・今市)

――最終戦を迎えるにあってどのような意気込みで臨みましたか

駿河台大に勝てるチャンスだったので、秋のリーグ戦では1点を取れていたので、もう1回それが出来るように、みんなで攻めてみんなで守ろうと意識して、試合に臨みました。

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

最初はよく守れていて、攻めにもつなげられていたんですけど、前半の最後で点を決められてしまったことが、大きかったかなと思います。そこから1点取り返せなかったというのと、もう1点取られてしまったことが、まだそこが足りなかったなと思います。それを新チームに伝えて、私自身は全てを出し切ったし、足も疲れていたんですけど走り切ることは出来ていたと思うので、後悔はないです。

――主将としてこの1年チームを引っ張って来ました

まず、どういうチームにしたいかというのを考えた時に、後輩もしっかりと意見を出せる環境を作りたいと思っていて、チームでは引っ張っていく立場なんですけども、自分たちが後輩たちに目線合わせて話していこうと思っていて、そういったチームになっているという手応えがあって、ミーティングとかでも全員が意見を出し合う場面も多かったので、全員でチームを作り上げていくということに関しては、みんなもすごく協力してくれて、満足しているというか、自分のしたかったチームに少しでも近づけられたかなと実感しています。ただ、もう少し技術であったり、チームとしての戦う力をもっと上げていけたらよかったかなと思います。

――4年間を振り返っていかがですか

私はずっと高1からワセダでホッケーしたいと思っていて、実際に入部してとても楽しかったですし、いまも楽しく最後の試合も出来て、すごく幸せだなと思っているんですけども、2年の時にけがをしてしまって悔いが残るところも考え直したらあるんですけど、他の人には体験出来ないようなことも出来たし、主将という役割を任せてもらうことも出来たので、色々と経験をさせてもらったと思っています。

――最後に後輩たちに向けてメッセージをお願いします

私たちが『四強』を倒せなかったというところもあって、倒してほしいという気持ちはあるんですけど、まずは結果よりもちゃんとしたチーム作りをしてもらって、みんな仲良く全体でまとまったチームにしてくれたらおのずと結果は付いて来てくれると思うので、みんなが楽しくできる環境作りから頑張って、悔いのないホッケー生活を送ってもらいたいなと思います。

FW稲田くるみ副将(スポ4=佐賀・東明館)

――順位決定戦への意気込みは

最後だったのとずっと勝てていない相手だったので、1点でもいいから取って勝ちたかったな、と思いました。

――今試合を振り返って

最初から結構攻めきれてて、前半も(失点を)1点で抑えられていたので後半でしっかり巻き返せるかなと思ったんですけど、そのままズルズルいっちゃって、なかなか攻められなかったなっていう印象です。

――早大でホッケーをしてきた3年間はいかがでしたか

自分の中でホッケー以外でもすごく成長できたなっていうのがある3年間だったなと思います。

――具体的にどのような点で成長しましたか

自分はあんまり人と話さなかったりしていたんですけど、ホッケー部に入って、みんなすごく仲がよくて、コミュニケーションが大事な部活でもあるので、そういったところで人との調和だったり、しっかり引っ張っていったりと、信頼関係の作り方で自分の中では成長できたかなと思います。

――副将としてチームを引っ張ってきた1年間についてはいかがですか

自分が何かしなくても(チームは)何とかなるような感じではあったんですけど、自分の中では副将っていうポジションがあったのでいろんな人から話を聞き出したり、今足りない戦術をビデオを見て研究したりして「こういうのいいんじゃないか」っていうのを促したりできて、何かしら部を支えることができたのではないかと思います。

――後輩たちへのメッセージをお願いします

人数も減ってきつくなると思うんですけど、それでもやっぱり仲のよさとかはすごくあると思うので、負けてしまった駿河台大や『四強』に対しても勝っていってほしいなと思います。

DF瀧澤璃菜副将(スポ3=岩手・沼宮内)

――今試合への意気込みと戦い終えての振り返りについて聞かせてください

意気込みはきのうのインタビュー(山梨学院大戦)とかぶるのですが、きのうの試合で0―5で負けてしまい、その時自分なりに反省をしました。油断した時こそ隙を突かれて1点につながってしまうとすごく感じていたので、マークの徹底をしようと思っていたのですがやはり外してしまったり、100パーセントではない部分が大きかったりしたので、極力自分のミスを無くしチームのミスも減らしていきたいと思いました。きのうの反省からきょうの試合で取り組もうとしていたのは、チームでPCを獲得したら自分でストレートを絶対決めようと思っていたのですが、振り返ると相手にぶつけてしまい決められなかったのでこれからストレートの精度や強さを強化していかないといけないなと感じました。

――秋季リーグ全体を振り返ってはいかがでしたか

秋リーグ全体を振り返っては、駿河台大にも山梨学院大にも負けてしまったので、自分たちの実力と同等かそれ以上にチームに対して勝つことが今季できなかったなと思います。チームとしては新しい試みというか、トレーニングの面で外部からフィジカルのサポートをしてもらい、体力面で夏合宿やトレーニングで四強と呼ばれているチームにも匹敵するぐらい自分たちなりに追い込んだと思うし、走り負けはしていなかったと思います。

――主将になることへの思いなどはありますか

チームを不安にさせないように決断というか自分の中の芯を持って、陽加さん(片柳、スポ4=栃木・今市)のように魅力的ではないけど私なりに頑張ってチームをまとめて一丸となって戦えるような雰囲気の良いチームにしたいです。

――戦術面などで来シーズンどのようなチームにしたいですか

自分たちはパスゲームが少し苦手なのかなと思っています。苦しくなってくるとロングで飛ばしてしまうことが多いなと今試合でも感じたので、パスホッケーを強化したいと思います。他にも今は個人技で、結構1人が抜いていったりしてその人の負担が大きくなっているのでもっとパスをたくさん回して得点もでき、無失点にも抑えられるチームにしたいです。

FW井上燦(スポ4=福岡・玄界)

――最終戦を迎えるにあったての意気込みはいかがでしたか

私自身、私用できのうの山梨学院大戦に出られなかったので、きょうの最後の一戦に全てをかける思いで、点を決めて3位を死守して勝つと意気込んで、試合に臨みました。

――今試合ではアグレッシブなプレーが見えました

最後の試合ということで、きょうまで7年間試合をやって来たんですけど、点を決めるであったり、勝ち切ることであったり、しっかり自分のやりたいことであったし、体力が続く限りは一生懸命出来ることはやりたいと思っていたので、その部分がアグレッシブなプレーであったり、コートの中を走り回るという結果になったかなと思います。

――この1年間はどのようなシーズンでしたか

私はどちらかというと盛り上げる感じで、自分はなかなか下の子たちに、言っているんですけど、上手く伝えることが出来ないので、自分が実際に試合などでやって見せて教えることが多かったので、それがちゃんと伝えられていたらいいなと思います。

――4年間を振り返っていかがでしたか

1、2年の頃はなかなか試合に出られなかったり、自分のやりたいポジションが出来なかったりで苦しいと思う時期もあったんですけど、3年生になってやっとFWに上がらせてもらって、自分のスピードを生かしたプレーであったりと最後の集大成に向けて、シュート決めるであったり、得点にこだわる部分に自分の目標をフォーカスして、やって来れたことが良かったなと思います。高校1年からワセダに入りたいと思っていたので、ここでしっかり出来て、同期も互いに高め合える存在だったので、本当にワセダに来て良かったなと思います。

――同期は大きな存在でしたか

常に一緒にいたので持ちつ持たれつで、ホッケーのことも相談することもあって、私生活もふざけてばっかりですけど、グラウンドにも1年生の頃から今でも最後まで残っていて、なくてはならない存在だったと思います。

――最後に後輩たちへのメッセージをお願いします

新しいチームは瀧澤がキャプテンとして、やっていくと思うんですけど、3年生は真面目な子が多くて、しっかりまとめていってくれると思うので、明るい2年と自由奔放な1年生たちが、学年がひとつずつ上がるにつれて、自分たちも上級生になっていくんだという自覚が付いていくと思います。残念ながら来年は今のところ新入部員がいないということなんですけど、逆に今まで培ってきた、チーム力を高められるという強みがあると思うので、その強みを生かしてことし達成出来なかった『四強』を倒すことであったり、関東で優勝したりといったことを達成して欲しいなと思います。

GK南有紗(スポ4=埼玉・飯能)

――最終戦を迎えましたがどのような意気込みで試合に臨まれましたか

最後だったので、絶対に勝ちたいというのがあって、みんなも頑張ってきていたので、みんなを信じて自分も精一杯守り切って、勝つぞという気持ちで挑みました。

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

きょうはみんなすごく守ってくれていて、攻める時は全員で押し上げて攻めていて、自分が守り切れなかった2点で負けてしまったので、すごく申し訳ないなと思います。

――この1年はどのようなシーズンでしたか

春にけがをしてしまって出られなかったところがあって、今まですごく多く出させていただいたので、外から試合を見ている時に、試合に出たくなってそこから努力をするのがあったので、それもすごく意味のある時期だったと思っていて、秋は結果でいままで応援して下さった方に恩返しをしたかったので、4年生は後ろから見ていてすごく頑張っているなと伝わってきて、1年、2年、3年生の子たちもそれに付いてきてくれて、プレーで引っ張ってくれる人も、声をかけてくれる人もいてみんな成長したかなと思います。

――ご自身のプレー面ではいかがでしたか

自分自身4年間を通して、すごく成長したなというところはあまりなくて、みんなに甘えてしまって、自分自身なかなか成長出来なかったところもあったんですけど、みんなのおかげで自分もいっぱい試合に出ることが出来て、賞もいただくことが出来て、すごく恵まれていたなと思います。

――4年間を振り返っていかがですか

ワセダに来て本当に良かったなと思うことばかりで、自分は運が良かったというところもあるんですけど、本当にみんなに感謝しています。

――最後に後輩たちへメッセージをお願いします

これから3年生たちがチームを引っ張って行くことになるんですけど、本当に真面目ですごく努力している学年なので、それに1、2年生はしっかりと付いていって、自分たちよりいい結果を残して、みんなに応援されるいいチームになって欲しいなと思います。

MF梅村雅子(人4=岐阜・可児)

――今試合の意気込みは

想定外の相手ということで、絶対に勝って3位になりたい、というのをチームの共通理解として臨みました。

――今試合全体を振り返っていかがですか

いつも駿河台大には押されることが多いんですけど、今回の試合は攻める時間も多くて、互角に戦えたのかなって思います。

――早大でホッケーをしてきた4年間はいかがでしたか

最初は本当にどうなることかと思ったんですけど(笑)。本当に自分がへたすぎて、自分がちゃんとしたプレーヤーになれるか1、2年のときは不安だったんですけど、監督さんやコーチの方やチームメイトがすごくよくて、試合に出られるまでには成長することが出来たので、ホッケーの面でも成長しましたし、たくさんの人に支えられて自分が生活できているんだなと実感できたので、本当に周りの方々に生かされているんだなって実感できる4年間でした。

――4年生としてチームを引っ張ってきた1年についてはいかがですか

私自身そんなに引っ張ってはないので、同期の子たちがしっかりしててチームを引っ張ってくれたので、足りないところを私がカバーしたりとか、主将と副将が見えていないところをサポートする縁の下の力持ちになれればいいなと思っていたので、そういった点ではバランスの取れた学年でよかったのかなと思います。

――後輩たちへメッセージをお願いします

『打倒4強』と『関東優勝』という目標を掲げていたんですけど、残念ながら達成することができなかったので、来年はたっきー(瀧澤)を中心に、チームワークはよくなると思うので、そのよさを最大限に生かして、ことし達成できなかった目標を達成してほしいなと思います。

DF安達里奈(スポ4=神奈川・洗足学園)

――今試合の意気込みは

きのう、ラストチャンスだった『打倒4強』を逃してしまって後がない状態だったので、きょうは絶対に勝って引退したいという意気込みで臨みました。

――今試合全体を振り返っていかがですか

最初から無失点でいけてて、このまま折り返して守り切ってSO(シュートアウト戦)でもいいから勝ちたいって気持ちだったんですけど、PCから決められてしまって、でも決められた後も全員下を向くことなく、取り返すという気持ちでずっとやってきたので、チームの雰囲気はすごくよかったと思います。でも最後力が及ばず決められてしまって、0-2で終わっちゃいました。

――2年生からホッケー部に入部されましたが、ワセダでプレーしてきた3年間はいかがでしたか

1年生の頃はバイトとサークルで、日々結構グダグダしてて、何も目標がなく過ごしてきたので、それに嫌気が差して2年からホッケー部に入りました。毎日目標に向かって生き生きと過ごせたから本当に入ってよかったなと思いますし、自分らしく、熱く生きてこられた3年間だったなと思います。

――最上級生として戦ってきたこの1年についてはいかがですか

最上級生ってことでは、今まで人から指示されるだけだったんですけど、初心者なりに声かけられることもたくさんあるし、初心者で入ってきてくれた後輩もたくさんいたので、積極的に自分が教えられることは教えたいと思ってやってきました。後輩にうまい選手もかなりいたので、そういう面では後輩に助けられた1年間だったと思います。

――後輩たちへメッセージをお願いします

まずは「1年間ついてきてくれて本当にありがとうございます」って感謝の気持ちでいっぱいです。来年は6人一気に抜けて、しかも経験者が入らないと聞いてるんですけど、ワセダはもともと少数精鋭のチームなので、人数にこだわらず、今いるメンバーでどんどん高め合ってほしいですし、初心者が入ってきたらその子たちも食いついて、同じレベルになれるように頑張ってほしいです。なので私たちが果たせなかった『打倒4強』も叶えてほしいです。