フェンシング部

2017.11.19

全日本学生選手権 11月17日 東京・駒沢オリンピック公園屋内球技場

女子フルーレ団体、1年生5人で初のメダル獲得!

 5日間にわたって行われる全日本学生選手権(インカレ)も4日目を迎えた。関東学生選手権(関カレ)では4位と表彰台を逃した女子フルーレ団体は今回3位に入り、関カレでの悔しさを晴らした。一方女子エペ団体と男子サーブル団体は、それぞれベスト8にとどまった。

☆接戦を勝ち上がり、チームの総合力でうれしい初メダル!(女子フルーレ団体)

 「団体戦の力を感じました」(遠藤里菜、スポ1=群馬・高崎商大付)。この銅メダルは、紛れもなく遠藤、仙葉楓佳(社1=秋田・聖霊女短大付)、千葉朱夏(スポ1=岩手・一関第一)、登尾早奈(スポ1=愛媛・三島)、溝口礼菜(スポ1=千葉・柏陵)の5人全員の力で勝ち取ったものだ。

 初戦の専大戦はシーソーゲーム。終始追い付いては追い付かれを繰り返す、厳しい戦いが続いた。第7セット終了時点で2点ビハインドだったが、続く第8セットで千葉が逆転に成功。2点のリードを奪った。「(相手の)最後がすごく強い人で、それまでにちょっとでも点数をつけて渡そうと思った」(千葉)。千葉の援護を受け、最後回りの溝口も己の力を出し切った。一時は41−43まで追い込まれたものの、最後に怒涛(どとう)の4連取。大接戦を見事ものにした。

 準決勝の日大戦では、溝口が戦線から離脱。強豪校相手に苦戦を強いられ、第6セット終了時点で奪えた得点はわずか8点。課題としていたベンチのムードも沈んでいた。だがここで北原達也(スポ4=長野・伊那北)が、「(ベンチが)お葬式だよ。結婚式にしないと!」とアドバイス。その言葉にハッとさせられたという遠藤は気持ちの切り替えに成功し、初めて日大相手にプラスで試合を終えることができた。そのまま日大には大敗してしまったものの、3位決定戦では強敵宮脇花綸の猛攻に耐え、慶大に勝利。1年生のみのチーム編成で、初のメダルを獲得した。

日大戦での遠藤

 チームメンバーが1年生のみということもあり、関カレではベンチワークが成熟しておらず、団体戦での戦い方を模索しているように見受けられた。しかし今回は多くの試合で5人全員が声を出せており、接戦を勝ち抜けたのもチーム全体で勝つ雰囲気を作り上げられたところが大きいと考えられる。このメンバーでの団体戦はまだ始まったばかり。今後のさらなる成長に期待したい。

(記事 藤岡小雪、写真 内野楓)

☆明大に惜敗…ベスト4進出はならず(女子エペ団体)

 関カレに引き続き、女子エペ陣は準々決勝で姿を消すこととなった。1回戦を勝ち進んだ早大は、準々決勝で明大と対戦。序盤から地道にリードを積み上げていこうとしたが、その矢先、第3セットで村上夏希(スポ1=三重・津東)がまさかの相手に5連取を許してしまう。ここで第2セットまででのリードがなくなり、2点差を追う展開に。ところがこの2点差がなかなか縮まらない。そのまま1度も追い付くことなく、最終セットを迎えることとなった。最後回りを務めるのはエース才藤歩夢(スポ3=埼玉栄)。しかし最高で1点差まで追い付くのが限界だった。その後最終的に5点差をつけられ、25−30で試合終了。「自分がもうちょっと戦えていたら」と、試合後村上は悔しさをかみしめた。

明大戦敗北後の早大女子エペ陣4人

 次戦は早慶対抗定期戦(早慶戦)となるが、慶大には春の関東学生リーグ戦で敗北を喫している。インカレでの反省を生かして早慶戦では勝利をつかみ、チームに笑顔の花を咲かせたい。

(記事 藤岡小雪、写真 加藤佑紀乃)

☆混戦を勝ち上がれず、無念のベスト8(男子サーブル団体)

 大学男子サーブル界の勢力図は、現在圧倒的王者中大がトップに君臨し、その下に実力同程度の学校が複数いるという状況になっている。早大はその中を勝ち上がりベスト4に進出することを目標にしていたが、結果は惜しくも準々決勝敗退となった。

 初戦の愛工大戦で、早くもアクシデントが襲いかかった。第3セットで、インカレ前から足の不調を訴えていた高木良輔(スポ2=埼玉・立教新座)が負傷。早々に戦線離脱を余儀なくされた。しかし「向こうに流れが行きかけたが、こっちに流れを戻すだけの余裕があった」と竹下昇輝主将(スポ4=静岡・袋井)が言うように、想定外の事態にも決して焦ることはなかった。リードを守ったまま試合を進め、無事勝利を果たした。続いて迎えた日大戦では、第3セットまでリードを保ち、順調に試合を運んでいく。だが「流れを悪い方に変えてしまった」と、武山達(創理3=東京・早大学院)が1点差にまで詰め寄られてしまう。その後逆転を許す展開となり、じわじわと相手との点差が広がっていってしまった。最終スコアは37−45。ことしも準決勝へと進むことはかなわなかった。

日大戦終了直後の男子サーブル陣

 試合後、竹下は敗因を「いつもよりも日大全員が落ち着いていた」と分析した。関カレから前に行くフェンシングを心掛けてきた早大であったが、今回はそれが早打ちというかたちで裏目に出てしまった。この混戦を抜け出すためには、前に行くフェンシングは保ちつつも、時には冷静に状況を見極めることが重要となってくる。このインカレでの反省を生かし、続く早慶戦や全日本選手権へ向けてチーム力を向上させていきたい。

(記事 藤岡小雪、写真 加藤佑紀乃)

※フェンシングの団体戦は3人、または4人の選手が交代で出場し、1試合当たり3分という持ち時間内で争う。あるいは3分以内にどちらかが先に5得点先取すると、そこで次の選手に交替となる。最終的には9試合戦い、45点を先取、または持ち時間が終了した場合は得点が高い方が勝ちとなる。

※エペ:全身が有効面となる上に、両選手が同時突きをすると両者にポイントが与えられる。より慎重な攻め方が求められるため、時として両者が睨み合ったまま時間が過ぎることは稀な話ではない。

※フルーレ:頭・両足・両腕を除いた胴体部への突きのみが得点となる。 両者がほぼ同時に突いた場合は、どちらの攻撃が有効だったかを主審が判定する。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は攻撃を防御してから攻撃しなければならない。

※サーブル:両腕も含む上半身への突きと切り(剣先ではなく剣の胴部分で相手の体に触れること)が得点となる。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は相手の攻撃を防御してから攻撃しなければならない。この攻撃権の奪い合いにより、両選手はピスト上を常に前後に往復し合うため、サーブルは3種目の中で最も全身運動が激しい種目だと言える。

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結果

▽女子フルーレ団体
早大〔遠藤里菜(スポ1=群馬・高崎商大付)、仙葉楓佳(社1=秋田・聖霊女短大付)、千葉朱夏(スポ1=岩手・一関第一)、登尾早奈(スポ1=愛媛・三島)、溝口礼菜(スポ1=千葉・柏陵)〕 3位
1回戦:○45−43専大
準々決勝:○45−26同大
準決勝:●15−45日大
3位決定戦:○45—32慶大
▽女子エペ団体
早大〔才藤歩夢(スポ3=埼玉栄)、駒場みなみ(スポ1=富山西)、村上夏希(スポ1=三重・津東)、澤浦美玖(スポ2=静岡・沼田女)〕8位
1回戦;○44−31朝日大
準々決勝:●30−25明大
▽男子サーブル団体
早大〔竹下昇輝主将(スポ4=静岡・袋井)、武山達(創理3=東京・早大学院)、高木良輔(スポ2=埼玉・立教新座)、小山桂史(スポ1=東京・クラーク)〕7位
2回戦:○45—36愛工大
準々決勝:●37—45日大

コメント

竹下昇輝主将(スポ4=静岡・袋井)

――今大会での目標はどのように定めていましたか

自分が2年生の時に、インカレ(全日本学生選手権)ベスト4に入っているんです。それ以外はずっとベスト8止まりだったので、今回は最後のインカレですし、ベスト4には入りたかったなというのはありますね。

――実際はベスト8になりましたが

悔しいですね。試合内容としても、日大戦では前半まで僕らがリードしていて、後半まくられてという感じだったので。今中大が1番上にいて、そこから
下4校は大体(実力が)一緒ぐらいだと思うんですよね。勝てないわけではない相手に対して勝ちきれなかったというのは、悔しいです。けど関カレ(関東学生選手権)が終わって僕は3週間教育実習に行っていて、練習を全くしていなくて、高木(良輔、スポ2=埼玉・立教新座)と小山(桂史、スポ1=東京・クラーク)も遠征に行っていて、関カレ終わって彼らに会ったのがインカレ始まってからだったんですよ。1回も3人での練習をせずにインカレの団体戦を迎えたので、団体戦に向かうチーム内の雰囲気としてはどうかな、崩れるかな、というところが不安で。でもそれなりに声を掛け合ってやってこられたので、きょうも思っていたよりベンチワークや雰囲気は悪くなかったかなと思います。

――良いベンチワークの秘訣(ひけつ)は何かありますか

去年、おととしと比べると雰囲気が悪いと自分たちも思っていましたし、外からも言われていました。自分が上に立って引っ張っていくとなった時に、「雰囲気だけは悪くならないようにやっていこう」と、新チームになった全日本(全日本選手権)の団体から固く決めていて。全員雰囲気を良くしようという思いを持っていて、試合をしている選手は後ろのベンチの声に耳を傾けるとか、(点を)取られた時は必ずマスクを取って後ろを見るとか、後ろのベンチもただ「頑張れ」と言うんじゃなくて、技術的で的確なアドバイスを下級生上級生関係なく誰でも発言できるように、この1年間やってきました。

――高木さんの足の調子が悪かったと思うのですが、どこまで出すつもりでいましたか

高木がケガをしたというのをインカレ直前に聞いて。本人に会ってみないとどれだけできるのかというのもよく分からなかったので、どうしようかなと。ただ武山(達、創理3=東京・早大学院)には「出るつもりで準備しとけよ」と念を押して言って、本人も気持ちを高めてくれていました。正直愛工大戦の途中で変えることにはなるだろうなあとは思っていたんですが、高木が1試合目でケガをした時と同じようにひねったらしくて。ここまで早い段階で交代をすることになるとは、ちょっと僕も思っていませんでした。ただ武山も団体戦に出ていないわけではないですし、ずっと3年間ベンチから(試合を)見てきて準備もやってきていると思うので、(メンバーを)変えたからといってそんなに心配はしていなかったですね。

――関カレからインカレで修正した点はありますか

関カレでは、「どんどん前に行く試合をしよう」と言っていて、今回もそこに関してはできていたと思います。関カレでの反省点としては、9試合あるうちの最初の3試合で必ずプラスにして、自分たちに流れを持ってきてから2回目3回目に入っていく勝ちパターンを作らなければ、というのがありました。そこを意識して試合に入ったのですが、愛工大戦も日大戦も最初15本をしっかり取りきって中盤にもっていけたので、それは意識するだけで違ってくるのだなと思いました。愛工大戦は途中で高木のアクシデントもあって向こうに流れが行きかけたのですが、ちゃんと3試合で15点取っておけばそれでもこっちに流れを戻すだけの余裕があるので、試合の入りは大事だと思いました。

――日大戦での敗因はなんだと考えていますか

途中でまくられて流れが向こうに行ってしまって、それを戻しきれなかったというのが敗因だと思います。

――流れを戻すためにこうすべきだった、と振り返って思う部分はありますか

個人的に、いつもよりも日大全員が落ち着いていたように感じたんですよね。意外と日大がそんなにガツガツ前に来なくて。逆に僕らはがっつり前に行こうという風になっていて。結果的に僕らは(前に)行きたい、向こうは様子を見てゆっくり入るというかたちになったので、僕らが早打ちをして下がるという展開が多くなりました。攻めている方が絶対に強くて、下がっている方は不利な状態になるので、向こうがゆっくり入ってきているんだったら、僕たちもゆっくり入って…という風にすれば良かったです。逆転されて、こっちも逆転し返したいというのがあるので、取り急いだところはあったと思います。落ち着いて前に出ていたという点では、向こうの方が上だったかなと思っています。

――日大と早大の大きな違いとしては、向こうの方が冷静さがあった、と

今回はそんな感じがしました。でもそんなに差は無いと思うので。専大も、法大も、日体大も。僕らがリーグ戦(関東学生リーグ戦)で勝った専大が関カレで法大に勝ったり、日体大もリーグ戦で法大に勝ったり、その法大が日大に勝って今決勝に行ったりとか。本当に団子状態なので、そこで僕らがベスト4や決勝に食い込めなかったというのは悔しいです。ただまだ全日本があると思うので、そこでまたリベンジしたいですね。

――ご自身は全日本の団体戦に出場されますか

今のところ出場しない方向で進んでいます。ただ高木のケガもあるので、高木が出られない場合には僕が出るしかないかなと感じています。全日本の前の早慶戦(早慶対抗定期戦)は出るので、そこでしっかり勝ってスパッと引退したいですね。早慶戦の男子サーブルは僕が1年の時に負けて、2年で勝って、3年で負けて…と、フルーレ、エペの足を引っ張るようなポジションにいるので、今回は勝って逆にフルーレやエペを引っ張れるようにしたいです。

武山達(創理3=東京・早大学院)

――団体戦の結果についてはどう受け止めていますか

初戦の愛工大は結構いい選手がそろっているのですが、高木(良輔、スポ2=埼玉・立教新座)は元々ケガをしていて、どこがで自分が代わるだろうなというのは思っていました。自分も4月にケガをして本調子ではなかったのですが、全日本(全日本選手権)に行くためにはベスト8に行かなければならず、愛知工大はカベだなと思っていたので、愛工大に勝てて一安心しました。

――初戦で高木選手と代わった時は、そこまで焦りはありませんでしたか

練習中にもケガをしていてやばいと言っていたので、どこかでは代わるだろうなとは思っていましたが、まさか初戦の(試合が)終わっていない状態で代わるとは思っていなかったので、早いなと(笑)。ちょうどその次が島田くん(翔大)というエースの子で、やったことはなかったのですが、身長も同じくらいで小さくて、すごくいい動きをする憧れの選手だったので、「おお」というのは少しあって(笑)。結局マイナスはしてしまったのですが、マイナス1で何とか後につなげたので、良かったかなと思っています。

――リードしている状態で回ってきたため、心のゆとりはありましたか

そうですね。竹下先輩(昇輝主将、スポ4=静岡・袋井)の調子も良かったですし、小山(桂史、スポ1=東京・クラーク)はもちろん強いですし。あとは自分が後ろを信じて、チームの雰囲気を盛り下げないように、前でプレーしてしっかり下がるというのを心掛けていました。自分がプラスでつなげられたらあとは竹下先輩、小山で安心して見ていられると思ったので、しっかりここだけ頑張ろうという気持ちでした。

――日大戦ではご自身のところで相手の追い上げられてしまったのが悔やまれるところでしょうか

そうですね。最初相手の最後回りの清水くん(紀宏)には5-4でいい感じで次に回せたのですが、次の江嶋さん(宏太)の時は…。見て反応する筋力はまだ戻っていないと竹下先輩に言われていたので、しっかり頭で決めてはっきりやるというのがテーマだったのですが、その時は迷ってしまうことが多くて、つなげられない、しっかり下がれないとなってしまいました。結局何とかまくられずには回せたのですが、内容としてはあそこで流れを悪い方に変えてしまったと思います。全日本ではあのような悪い空気にはしない、マイナスにしても、取られてもいい取られ方で次に回せるようにしたいと思います。

――団体戦でご自身が意識されていることはありますか

選手が考えているのとはそれぞれ違うと思っているので、褒めようと思っています。褒めて、盛り上げて「気にすんな!いつも通り!」というのを自分は心掛けています。みんなは何を考えているか正直分からないのですが、声を絶やさないのは大事かなと。

――点差が離されたり、まくられたりといった空気が悪くなりそうな時でも

去年までは結構そういうところで(ムードが)落ちてしまうことが多くて、みんな黙ってしまってチームの雰囲気も悪くなって、さらに取られるといったこともあったので、自分がベンチにいる時は声を絶やさないのを心掛けています。

――ことしのベンチの雰囲気はいい雰囲気の時が多いですか

そうですね。そう落ち込まずにいい感じで来られているかなと思います。

――次の団体戦は早慶戦と全日本となりますが意気込みをお願いします

まず早慶戦は、去年負けている分絶対に負けられない試合です。正直この1年は小山に頼ったチームになってしまったので、自分含めしっかり点を取って勝ちたいと思います。全日本は当たりが何とも分からないのですが、このチームでやれるのは全日本までです。来年はうちのエースの茂木(雄大、スポ3=神奈川・法政二)が帰ってきてリーグ戦(関東学生リーグ戦)に臨めると思うので、いい状態で茂木を迎えられるように、頑張ったんだぞと茂木に見せられるように頑張りたいと思います。

遠藤里菜(スポ1=群馬・高崎商科大付)

――3位という結果をどう受け止めていますか

関カレ(関東学生選手権)の時に悔しい思いをしたので、盾をもらえたのはうれしいです。

――初戦の専大戦はシーソーゲームになりましたが

個人的には全然駄目で、みんなに助けられた試合が専大戦でした。改めて団体戦の力を感じました。自分は全然駄目だったけど、みんなが(点を)取ってくれたおかげで勝てて、感謝しかないです。

――関カレではOGから「ベンチがお葬式だ」と言われたと聞きましたが、全日本学生選手権(インカレ)では改善できましたか

「お葬式じゃなくて、結婚式にしよう」というのを目標にやっていて、専大戦では一人一人が声を出すことができて盛り上がることができました。みんなで(声を)出し合えて、それが改善につながったのかなと思います。

――前よりは明るくなった、と

日大戦ではすごく点差が離れてしまって、「駄目だー!」と思っていたんです。その時はベンチがお葬式だったらしくて、後ろから達也先輩(北原達也、スポ4=長野・伊那北)に「(ベンチが)お葬式だよ。結婚式にしないと!」と言われました。それで「ああそうだ、頑張ろう!」と思い直しました。

――実際日大戦では第7セットで少し流れが戻りましたが

その時に先輩に「結婚式にしよう」と言われたんです。それまでずっと暗いまま試合をしていたのが、そこで吹っ切れて笑顔になることができて。気楽になりました。

慶大戦では、チームで唯一宮脇花綸(慶大)さん相手にプラスで回せていましたが

きのうから大逆転しているところをたくさん見てきて、宮脇さんはメンタルが強いと改めて思っていました。でも最初に登尾早奈(スポ1=愛媛・三島)が5−0で勝ってきてくれたので、ちょっと心に余裕がありました。だから自分のペースで試合できました。

――最後に早慶対抗定期戦(早慶戦)への意気込みをお願いします

早慶戦では宮脇さんがいないかもしれないので、失点を少なくして圧倒的に勝ちたいなと思います。

千葉朱夏(スポ1=岩手・一関一)

――このチームで初めてのメダル獲得となりましたが、今の率直なお気持ちは

初戦がすごく接戦で上がれるかどうか分からなかったので、まずそこを勝ててすごく嬉しかったです。ただやはり1年生だけのチームだったので、まだ慣れていなくていけるかなという心配はあったのですが、勢いでなんとかいけました。優勝はできなかったのですが、これからのことを考えるとメダルを取れて良かったなと思います。

――初戦で、第8セットに登場し33ー35から4連取できたのは大きかったのではないでしょうか

最後がすごく強い人だったので、その最後の人に回るまでにちょっとでも点数をつけて渡してあげないと、最後回りの溝口礼菜(スポ1=千葉・柏陵)も気持ち的に余裕持ってできないなと思ったので、ここはちょっと取らないと、と思っていました。あとは、チーム全体的に焦っていた部分があったので、点を取るたびに自分で声を出して盛り上げようと思っていました。

――準決勝の日大戦は出られていないと思うのですが、外から見ていかがでしたか

出たかったというところもあるのですが、やっぱり日大はみんな2、3年生なので慣れている部分があって。ちょっと逆転できなかったのかなと思いました。

――3位決定戦は慶大であり、春の関東学生リーグ戦入替戦では勝った相手でしたが、どのような試合展開になると予想されましたか

他のチームが慶大とやっているのを見て、やはり宮脇さん(花綸)がどの相手にもまくっていて、たぶん早大もこういう感じになるかなと。自分が宮脇さんと当たった時に結構まくられたんですけど、頑張ってここを守りきらないと次回った時に逆転されちゃうなと思っていたので、取られてもなんとか落ち着いてやることを心掛けていました。

――チーム全体としても、まくられてもなんとか逃げ切ろうと

そうですね、焦ってはまっちゃうことがないように。最後の登尾早奈(スポ1=愛媛・三島)は剣変えてと言われていて、流れを持っていかれないようにすることが難しいところでした。

――ベンチに狩野愛巳選手(スポ3=宮城・仙台三)も入りアドバイスもあったかと思われますが、それぞれの大学にどのような対策を立てていましたか

それぞれに得意、不得意の選手がいて、ここは守り切るところだったり、ここは絶対取り切るところであったりとか、それぞれの選手でそれぞれの役割があるので、それを自分たちに置き換えて「ここは取れるから取っちゃおう」とか、「ここは相手が絶対来るから、次の選手が苦しくならないように守り切ろう」と考えながらやっていました。

――関東学生選手権(関カレ)の時にはベンチの雰囲気が「お葬式みたい」と言われていたそうですが、今回のベンチの雰囲気は

宴会くらいにはなったと思います(笑)。

――盛り上げることは心掛けていましたか

はい。日大の時は点差が離れすぎて、ちょっとお葬式に近い感じにはなってしまいましたが、そのほか試合では競っている時もみんなそれぞれが声出せていたかなと思います。

――それが今回メダル獲得の一因になったと

はい、そうですね。

――優勝するまでに必要だと考えることはありますか

やはり試合運びの仕方が上手くないと思うので、ここで取られたからといってすぐ取りに行くとかではなく、次のことを考えて自分がどれだけ守り切るべきなのか、取りに行くべきなのかというのをもっと考えてできればいいかなと思います。

――女子フルーレの1年生は「同期が強くて心強い」と口をそろえますが、千葉選手から見て同期はどのような存在ですか

そうですね、心強いです。やはりそれぞれがそれぞれの高校でエースだったと思うので、そこはすごく心強い部分ではあります。ただ、それぞれがエースであっただけに、自分が勝たなきゃいけない、頼りたいけど自分が取らなきゃという部分があるので、まだちょっと頼り切れていないところがあるのかもしれないです。そこは「任せたよ」と言えるようにできればいいなとは思います。

――団体戦は、今季は残り早慶戦と全日本選手権(全日本)があります。意気込みをお願いします

自分は出るかどうかまだ分からないのですが、全日本に出るからには優勝を目指して。勢いも大事ですけど、一つ一つの試合展開を大事にして頑張れればいいなと思います。

―― もう少しチームとして成熟して安定できればと

そうですね、はい。

村上夏希(スポ1=三重・津東)

――個人戦からあまり調子が良くないように見受けられたのですが

調子が良い、悪い、というよりも、大会を通してこのままだとこれからも負け続けるなと思ったりだとか、根本的に自分の弱さを感じたりしました。

――関東学生選手権(関カレ)では一定の結果を残していたと思うのですが、関カレの時との違いはありますか

やっぱり関カレよりもインカレ(全日本学生選手権)はレベルが高くて。予選プールも強い選手が集まっていたのですが、勝てない相手じゃないと思うので、そこで勝てないのは自分の弱いところなのではないかなあと。メンタルの弱さや、技術面でも全然まだまだだなあと感じました。

――団体戦のベスト8という結果についてはどう思っていますか

最低でも3位入賞はしたかったので、すごく悔しいです。試合内容的に、自分の回りで点を取られてしまって。周りは「団体戦は誰のせいとかないよ」と言ってくれるんですけど、自分がもうちょっと戦えていたら明大戦も勝てていたと思うと、悔しさしかないです。

――女子エペのチームの雰囲気は

みんな優しいです。厳しさがあまりなくて、柔らかい雰囲気です。

――普段団体戦の練習はどのぐらいできていますか

才藤歩夢(スポ3=埼玉栄)先輩は試合本番で合流、試合前に1、2回練習に来てくださるという感じで、試合でぶっつけ本番が多いですね。

――難しさは感じますか

個人的には、もっと団体戦の戦い方や試合の組み立て方をもっと知っていきたいと思うことはあります。

――インカレを通じて特に見つかった課題はありますか

まずは精神面を鍛えなければいけないと思いました。またいつも守ってばかりで攻めができていなくて、相手に合わせてしまうところがあるので、これからは自分でゲームを組み立てていって、相手を動かして、攻めでも守りでも点を取りにいけるようなことが必要だなと感じました。

――最後に早慶戦への意気込みをお願いします

早慶戦では自分でも点を取ってチームに貢献して、絶対に勝って終わりたいので、きょうの反省を生かして頑張っていきます。