バレーボール部

2017.11.15

全早慶明定期戦 11月12日 慶應義塾高等学校日吉会堂

全カレに向けて価値のある2勝!つなぐバレーで慶大・明大に勝利

 今年で第70回目を迎えた、伝統ある全早慶明バレーボール定期戦。早大からは現アシスタントコーチの伊東克明氏(平12年卒)をキャプテンとして迎え、慶大と明大に勝負を挑んだ。第1試合の慶大戦では、序盤に緊張が見られ第1セットを奪われたものの、ミドルブロッカー・村山豪(スポ1=東京・駿台学園)の力強いスパイクやブロックで勢いに乗り、第2、3セットを連取。セットカウント2-1(22-25、25-16、25-21)で勝利した。続く第3試合の明大戦では、第1セットから早大らしいバレーを展開し、伊東氏のサービスエースなどで一挙6連続得点を奪うなど終始早大のペースで明大を圧倒。セットカウント2-0(25-17、25-20)で勝利をおさめ、第70回全早慶明定期戦で2年ぶりの優勝を飾った。

 慶大戦の第1セットはマルキナシムの力強いスパイクや佐藤康平のブロックに翻弄(ほんろう)され4連続得点を許すなど、全体的に硬さの見られるセットとなり相手に奪われてしまう。第2セットでは序盤から村山やライト・宮浦健人(スポ1=熊本・鎮西)の活躍により一気に13-3とリードを広げ、そのままの勢いでセットを取った。続く第3セットも、リベロ・堀江友裕(スポ2=和歌山・開智)の粘り強いディグから多彩な攻撃を繰り広げ相手を翻弄(ほんろう)する。試合終盤では山崎貴矢副将(スポ4=愛知・星城)のトスからレフト・加賀優太(商4=東京・早実)がスパイクを決めるといった盛り上がる場面も見られ、終始早大のペースでこのセットも勝ち取った。

得点に笑顔を見せる選手たち

 明大戦ではOBや4年生選手の活躍が光る。第1セットでは伊東氏のサーブで相手を崩し、一気に点差を広げる。伊東氏のスパイクで25点目に到達し、セットカウント1-0とする。第2セットでは加賀のバックアタックや鵜野幸也(スポ3=東京・早実)のテクニカルなスパイクで得点を重ねる。また、このセットからは村山がライトとして出場し、このポジションにおいても活躍。セット終盤では喜入祥充主将(スポ4=大阪・大塚)やミドルブロッカー・廣瀬雄大(法4=京都・洛南)、リベロ・土屋健太郎(スポ4=群馬・高崎)など4年生の選手が揃って出場し、キレのあるスパイクや素早いレシーブを見せた。最後は喜入主将のスパイクで25点目を決め、相手に1度も主導権を握らせずに見事ストレートで勝利した。

主将として出場した伊東克明氏

 全日本大学選手権の前哨戦とも言えるこの定期戦。2試合ともに、秋季リーグ戦を全勝したチームとしての貫禄ある試合内容だった。途中で崩れて連続失点をしても、すぐに切り替えて立て直せるところが早大バレー部の強みである。2週間後に控える早関定期戦や全日本大学選手権に向けて、更なるレベルアップを図る。

(記事 松谷果林、写真 越智万里子)

セットカウント
早大 22-25
25-16
25-21

慶大
スタメン
レフト 加賀優太(商4=東京・早実)
レフト 喜入祥充(スポ4=大阪・大塚)
センター 武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ1=東京・駿台学園)
ライト  宮浦健人(スポ1=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ3=長野・創造学園)
リベロ 堀江友裕(スポ2=和歌山・開智)
セットカウント
早大 25-17
25-20

明大
スタメン
レフト 伊東克明氏(平12年卒)
レフト 喜入祥充(スポ4=大阪・大塚)
センター 武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ1=東京・駿台学園)
ライト  宮浦健人(スポ1=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ3=長野・創造学園)
リベロ 堀江友裕(スポ2=和歌山・開智)
コメント

伊東克明(平12卒)

――サーブ、スパイク、レシーブと大活躍でした

2試合目はスタートから行くと事前に言われていたのでしっかりアップをして、普段はコーチをやっている身なので学生に恥ずかしい姿を見せないようにしっかり準備しました。プレーも自分なりには今できる力を出せたんじゃないかなと思います。

――試合に参加するのは久々ですか

夏はクラブチームでやっていますがそんなに頻繁ではないです。それが終わって仕舞えば普段学生と一緒に練習している中でボール触っているだけです。

――初戦の入りは硬さも見られ慶大に1セット先取されました

初戦は受けに回ってしまって秋リーグに全勝優勝したっていうのもあって、慶大も明大も優勝したワセダに勝とうって向かってくるんですけどそれをあえて受けてしまっていました。本来ならこちらも優勝した身ではあるけどそれを受けないでこちら側も攻めなくちゃいけないのを受けてしまいました。そこで慶大が波に乗ってそのまま押されてしまったという状況です。インカレ(全日本大学選手権)は当然どこのチームもワセダに勝とうと向かってくるのでインカレまでに修正していくべきところだと思います。

――1セット目は受けてしまいましたが最終的には2勝を挙げられた点はよかったのでしょうか

選手も1試合目で反省して2試合目は自分たちで攻めていこうという気持ちが出ていたので修正できていたと思います。

――今の選手の状況

コンディション的にはそんなに悪くないと思うんですけど、天皇杯予選の時も(きょうと)同じように受けてしまってしまったりだとか、リーグ戦と違うメンバーが出たりとかがありました。本来は誰が出ても同じプレーで同じワセダのバレーをしなくちゃいけないんですけどそれが少しギクシャクしてしまったりだとか、下級生への4年生の声かけが欠けてしまったりしていたので十分修正できるところだと思います。

――インカレに向かう選手に向けて

一昨年と去年、インカレで3位で終わっています。ことしは秋リーグを優勝して、当然インカレは日本一を目指さなくちゃいけないし、学生たちも当然日本一を目指しています。でもそれは簡単なことじゃないのでひとつひとつ一戦一戦自分たちの力を出していったその先に日本一はあります。試合に出ている選手のみならずベンチや上で応援している人、スタッフ、ワセダを応援してるみんながひとつになって日本一を是非とも取りたいと思います。

村山豪(スポ1=東京・駿台学園)

――お疲れ様でした。初の全早慶明定期戦出場でしたがいかがでしたか

初めての全早慶明定期戦で、どのような雰囲気でやるのか分かりませんでしたが、チーム全員で勝ち切れたのが良かったと思う大会でした。

――慶大戦では1セット目と2セット目でチームとしての意識に何か違いがありましたか

1セット目と2セット目でメンバーを少し入れ替えるなどして雰囲気を変えようと思いました。それがしっかりとはまったのがよかったと思いますし、チームとして1セット目よりもレベルが上がったと改めて感じました。

――ブロックやスパイクだけでなくディグやサーブでもチームを盛り上げていましたが、ご自身の調子はいかがですか

センターだからといってサーブやレシーブができないこととは関係がないと思うので、どこのポジションもできるように常に練習してきています。調子というよりも、いつもどのプレーもできるようにということを心がけています。

――慶大戦と明大戦で違うポジションでプレーされていましたが、何か違いなどはありますか

練習でもやってきているので、困ったことなどは特にありませんでした。(ライトで)プレーしていると、大学生選手のブロックはやはり高いと感じました。ライトに入った時でもしっかり決めきれるようにしたいと思っています。

――インカレ(全日本大学選手権)に向けての意気込みを一言お願いします

このチームでできるのが最後なので、しっかりと優勝を目指して1日1日大切に練習していきたいと持っています。