卓球部

2017.11.25

全日本学生選抜選手権 11月25日 大阪府・東和薬品RACTABドーム・サブアリーナ

阿部が女子部史上初の優勝!今季最高の結果で学生大会を締めくくる!

 学生界のトップオブトップを争う、全日本学生選抜選手権(全日学選抜)。大会2日目のこの日、前日の予選リーグを勝ち抜いた男女それぞれ16名による決勝トーナメントが行われた。早大からは合計5名が出場。今季最後の学生大会で、見事に今季最高の結果を残してみせた。特に、阿部愛莉(スポ3=大阪・四天王寺)の優勝は女子部史上初の快挙。1月の全日本選手権(全日本)が楽しみになる結果となった。

連戦の疲れもある中、意地で3位を死守した上村

 エースの威厳を見せつけた。決勝トーナメント1回戦、この日の初戦がまさかの同士打ちとなった上村慶哉(スポ4=福岡・希望が丘)と緒方遼太郎(スポ1=東京・エリートアカデミー/帝京)。途中、二度もボールが割れるという手抜きなしの激しい打ち合いを演じた。先制したのは緒方だが、上村が怒涛(どとう)の追い上げを見せる。すぐさま第2ゲームを取り返すと、第3ゲーム、6-10の場面でも、豪打豪打で緒方を下げる。そして、重い一発を決め込み、連続6得点。さらには第5、6ゲームを連取し、勝負を決めた。「先輩の背中を見せることが大事だと思ったので、負けられない」と、これから早大卓球部を背負う緒方との対戦に、上村は気合いが入っていた。その後、準決勝で筑波大のエース坪井勇磨に敗れた上村は、郡山北斗(専大)との3位決定戦に登場。両者引けを取らない混戦となり、ゲームカウント3ー3のジュースにまで及ぶ。そして、均衡した13ー12の場面、ボールは相手台の右隅にあたり、上村の勝利が決定。連戦の疲労がある中、フルゲームの熱戦を最後は半ば意地で、ものにした。

準々決勝は敗れたが、昨年のベスト4という結果を越えた徳永

 惜しくも、大会史上初の同士打ち決勝とはならなかった。阿部と同じく決勝トーナメント準決勝に進出した徳永美子(スポ3=福岡・希望が丘)は、専大のエース安藤みなみ(専大)と対戦。日本代表の伊藤美誠(スターツ)を倒したことがある強豪だが、徳永は強気に立ち向かった。得意のサーブを軸に三球目攻撃を決め込むなど、安藤と互角に渡り合う。第4ゲーム目を終えて、全てが2点差以内という大接戦となった。そして、ゲームカウント1ー3となり迎えた第5ゲーム。ここで、試合が一挙に動く。安藤が打点の低い強烈なスマッシュを連続して徳永に浴びせる。この間、徳永は一気に8連続得点を許してしまう。立て直そうとするが、スパートをかけた安藤を止め切ることができず、勝負あり。紙一重の差で決勝進出を逃すこととなった。

女子部史上初の優勝を達成した阿部

 早大女子部史上初のタイトルだった。決勝トーナメント2回戦で全日本大学総合選手権個人の部(全日学)の雪辱を果たした阿部。「今まで勝ったことがない」という奥下茜里(日大)に勝てたことで、勢いに乗った。一気に、安藤みなみ(専大)との決勝にまで駒を進める。試合は、2ゲームを先取し、阿部の優位な展開で進んだ。しかし「いつ追い上げてくるから分からない相手」(阿部)と警戒を怠らなかった。すると、第3ゲーム目、予想通りに安藤の猛追にあう。強烈なスマッシュを軸とする超攻撃的な卓球で、安藤が迫りくる。このゲームを取られ、続くゲームは一進一退の攻防が続く。そして、9ー9の場面から思い切って攻めた阿部。「あのゲームを取れたことが、とても大きかった」と第4ゲームで、試合の主導権を握った。そのまま流れを渡さず、見事に優勝。早大女子部史上初となる快挙を成し遂げた。

 ここまで個人戦では、満足のいく結果を残せていなかった早大卓球部。学生大会最後となる今大会で、これまで溜まっていた鬱憤を晴らすかのような大活躍を見せた。阿部の優勝に、上村と徳永のメダル獲得。その他にも、硴塚将人(スポ2=東京・エリートアカデミー/帝京)と緒方が予選リーグを通過し、ベスト16入りを決めている。今大会で早大は個人でも強い、ということを他大に示すことができた。この調子でいけば、今季の集大成である全日本でも良い結果を期待できるのではないだろうか。1月が楽しみになってきた。

(記事 本田京太郎、写真 吉田寛人、本田京太郎)

表彰後の阿部

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結果

▽男子シングルス 決勝トーナメント

1回戦

○上村4ー0緒方(大)

●硴塚2ー4(専大)

2回戦

○上村4ー2酒井(明大)

準決勝

●上村1ー4坪井(筑波大)

三位決定戦

○上村4ー3郡山(筑波大)

▽女子シングルス 決勝トーナメント

1回戦

○徳永4ー1陳(大正大)

○阿部4ー1美濃口(中大)

2回戦

○徳永4ー0打浪(神戸松蔭大)

○阿部4ー2奥下(日大)

準決勝

●徳永0ー4安藤(専大)

○阿部4ー0高橋(日体大)

三位決定戦

○徳永4ー2高橋(日体大)

決勝

○阿部4ー1安藤(専大)

コメント

▽男子

上村慶哉(スポ4=福岡・希望が丘)

――この大会にかける思いというものは、どのようなものがありましたか

2年前この大会で優勝して、それがその後の大きな自信になったので、思い入れのある大会でした。最後の学生大会だったので、優勝したいという気持ちがありました。

――決勝トーナメントの初戦は緒方選手との同士打ちでしたが

組み合わせが決まった時は嫌でしたけど、気にしないようにしていました。

――いざ対戦してみて、いかがでしたか

ガチンコの対決をしたことがなかったので、対戦してみたら、やっぱり緒方は強かったですね。でも、先輩の背中を見せることが大事だと思ったので、負けられませんでしたね。頑張りました(笑)

――全日本選手権への意気込みを教えてください

ワセダのユニフォームを着て、戦う大会はあと2大会あるんですけど、全日本が集大成だと思うので、そこにピークに持っていて、いい成績を残せられるようにこれからももっと頑張っていきたいと思います。

▽女子

阿部愛莉(スポ3=大阪・四天王寺)

――優勝した率直な感想を教えてください

今まで、ベスト8止まりだったので、久しぶりに決勝に進めました。しかも、相手が安藤みなみ選手だったので、思い切ってプレーできて、優勝できたので素直に嬉しいです。

――決勝トーナメント2回戦は全日学で敗れた奥下茜里(日大)との対戦でした

今まで勝ったことのない相手でした。でも、逆に負けていた分、思い切ってプレーすることができました。最初、2ゲームを取られて、そこから冷静になれたのも良かったかなと思います。

――安藤選手との決勝については

リードしていたんですけど、いつ追いついてくるかわからない相手だったので、警戒しながらプレーしていました。最後まで油断せず、接戦の場面でも落ち着いていけたのが良かったです。特に、競っていた4ゲーム目のあのゲームを取れたのが大きかったです。

――全日本選手権に向けて意気込みを教えてください

全日本ではランク入りをしてことがないので、もっと上に行けるように頑張りたいです。実業団の選手がたくさん出ているので、厳しい戦いになるとは思うんですけど、今回の全日学選抜優勝を自信に堂々と戦っていければいいなと思います。