自転車部

2017.11.12

第31回東京六大学対抗自転車競技大会 11月12日 千葉競輪場

慣れない距離に苦戦、3位にとどまる

 今季トラック競技最終戦となる東京六大学対抗競技会。各種目の順位により対抗得点が与えられ、総合結果が決まる。会場には紺碧の空が響き普段とは違った雰囲気のなか、5年ぶりの優勝を目指した早大は個人種目で奮闘したが、得点配分の大きい団体種目で結果を残せず、2年連続の3位で大会を終えた。

 1周500メートルとアマチュア世界基準の250メートルバンクの2倍の全長を誇る競輪場でのレースは選手たちを苦しめた。ポイントレースでは孫崎大樹(スポ3=京都・北桑田)、小野寛斗(スポ2=神奈川・横浜)が序盤の周回から得点を狙い、着実に得点を重ねる。中川拳(スポ2=北海道・帯広三条)は第4周回で1位を取り第5周回でも得点を奪うが安定してポイントに絡めず、上位進出を逃した。小野、孫崎らはポイントを重ね迎えた最終ラップ。最終ラップでは与えられる得点が倍となるため熾烈なスパートの掛け合いとなるが、小野が狙いすましたタイミングで仕掛け先頭に飛び出す。逃げ切れるかに思えたが、距離の長いバンクでスタミナが尽き、スピードを維持できない。ゴールでは孫崎、法大の選手の強襲をうけ3位でゴール。それでも、総合では小野が3位となり大学入学後初の表彰台に上り、孫崎も地力をみせ2位に入った。

大学で初の表彰台となった小野

  スクラッチも同様に山本真寛(社1=青森・八戸工大一)、片野陸(スポ1=長崎・鹿島工)らルーキー達が千葉競輪場の慣れない距離に難しい対応を迫られた。スタートから集団のペースが上がらずときおり、抜け出そうと仕掛ける選手もいたが、決まらない。牽制状態が長く続き、片野も単発的な逃げに乗ることはあっても積極的に前に飛び出さず、山本も後方で脚をためていた。通常スクラッチでは距離を追うごとに集団から脱落する選手が増え、最終盤では人数が絞られるが、大人数で残り1周という異例の展開になる。「先頭に出るつもりはなかった」(片野)。残り1周で予想外に先頭に出された片野はそのままスパートをかけるが、長い距離のトラックでは徐々に脚が鈍っていく。半周を過ぎると後続に飲み込まれ大幅に順位を落とす。山本は後方から仕掛けのタイミングを計っていたが、前に出ることができず上位には入れなかった。

山本は7位に沈んだ

 
 トラックを専門種目としている選手たちは今大会を最後にシーズンオフへ。試合はなく、モチベーションの維持等厳しい自己管理が必要となってくるが、効率的に練習を積めれば上位校との実力差を埋められる貴重な時間になるはずだ。トラックを後にしてもワセダは休むことなく練習に励む。

(記事、写真 喜柳純平)

結果

▽200メートルタイムトライアル

田中克尚 5位
安倍大成 6位 

▽チームスプリント

早大(佐藤、田中、安倍) 3位 

▽16キロポイントレース

孫崎大樹 2位
中川拳 7位
小野寛斗 3位 

▽スプリント

田中克尚 4位
安倍大成 5位  

▽1キロタイムトライアル

佐藤啓斗 4位
納家一樹 6位 

▽スクラッチ

片野陸 9位
山本真寛 7位 

▽4キロチームパシュート

早大(孫崎、小野、中川、片野) 3位  

コメント

片野陸(スポ1=長崎・鹿島工)

――今季最後のトラックレースとなりました

今回団体種目で始めて走らせてもらって練習の時点で調子が良かったので走れるように自分なりにこの大会までに調整してきました。

――500メートルトラックでしたが

個人種目でスクラッチを走りましたが最後の1周で先頭に立って長いのでやっぱり耐え切れることができなくて最終的な順位を落としてしまったのでそこの部分では500メートルのバンクが慣れていないですしレース勘がないと感じました。

――スクラッチを振り返って

改めて自分のレースの弱さが分かりましたし脚はあったのですが考えれば勝てるようなレースでしたので最終的に後ろの方でゴールしてしまったのが悔しいです。

――集団で牽制などはありましたか

ありましたし単発的な逃げもあってどれに反応していいのかあまりわからずに中途半端に逃げになってみたりとか無駄に脚を使ってしまったかなと思います。

――ラスト1周でスパートを仕掛けました

自分もラスト1周で先頭に立つつもりはなくて、これはやってしまったなと感じましたが一気に上がることはできないですし行くだけ行こうと思ってましたが力不足というかレース勘のなさが響いて最後はほとんどの選手に抜かれました。

――応援部もきていました

走る時に紺碧の空が聞こえると自分の中ではやる気になりますし、とても強い味方だなと思いました。

――今後にむけて

らいねんの新入生は結構強い人が多くて自分もさっき走った団体種目にも出場したいと思っているので、次入ってくる1年生に負けないようにオフシーズン中に筋肉をつけて高いレベルで走れるように鍛えたいと思います。

小野寛斗(スポ1=神奈川・横浜)

――今季最後のトラックレースとなりました

今季最後のトラックレースだと思ってなくて今こっちにきて分かったんですけど、特に今まで通りレース種目で自分がどんな展開で動けるのかなと思って臨みました。

――500メートルトラックでしたが

そうですね。500メートルトラックは何回か高校生の頃走ったことはあるんですけど長いのでスプリントなどになったら後方が有利かなと思ったんですけど全くまくる力がなくてまくれなかったので、スプリント能力をもう少しあげるべきかなと思います。

――ポイントレースを振り返って

丁度自分の展開にはまってくれて集団の人数も少なかったこともあり、逃げの展開ができて逃げられたので成果はあったかなと思います。

――最後のポイント周回でも先頭に出ました

最初何点かとって最後得点をとって着順に絡むことを最初から目標にしていたので予定通りに行ったかなと思います。

――大学での表彰台は初めてとなります

いやもっと最初の方に出すべきだったんですけど、今4年生が抜けてどのチームも新体制ということで狙い目だったということもあるんですけど正直嬉しいです。

――応援部もきていました

そうですね。いいところを見せたかったので応援の力があって3位になれたのかなと思います。

――今後にむけて

らいねんはインカレで必ず着に絡むこと、インカレ後のツール・ド・北海道も皆んなで走ることを目標にしていますので最初のレースから勢いよく走れればなと思います。