馬術部

2017.11.10

第67回全日本学生章典障害馬術競技大会・第60回全日本学生章典馬場馬術競技大会・第60回全日本学生章典総合馬術競技大会 11月3日~7日 兵庫・三木ホースランドパーク

各々の集大成!三種目総合は団体7位に

 学生日本一を決める戦いの火ぶたがついに切って落とされた。兵庫県三木市で行われた全日本学生馬術大会は早大馬術部にとっても1年間の集大成となる大会だ。全日本学生章典障害馬術競技大会(障害)、全日本学生章典総合馬術競技大会(総合)には3人馬が出場。全日本学生章典馬場馬術競技大会(馬場)には三川莉奈主将(基理4=東京・東農大一)とカプチーノA,石山晴茄(スポ2=茨城・つくば秀英)と稲薫の2人馬が個人出場し、三種目総合は団体7位で大会を終えた。

 1日目、2日目に行われた障害では第一走行と第二走行で同じコースを走行する。第一走行では石山が1つの障害の落下があったものの、減点4と手堅くまとめる。山下大輝(スポ1=宮城・東北)は3つの障害の落下があって減点12、山田瑞月(創理4=英国・立教英国学院)は2反抗で失権となってしまう。第二走行では石山が減点8で走行を終える。山下は前日の反省を生かし、減点4と納得の走りを見せたが、山田は失権となってしまい、早大は団体11位という結果となった。続いて行われた馬場では10位以内に入ると翌日に行われる決勝に進出できる。まず演技をした石山は得点率60.221の18位で決勝進出を逃してしまう。「不安しかなかったのですが、決勝に進むことを目標にしていました」と試合前の心境を振り返った三川はカプチーノAの助けもあって10位に滑り込み、決勝の舞台へ駒を進めた。「ちょうどぴったり10位で決勝進出を決めて、決勝に出たかったので嬉しかったです」(三川)。決勝では初めての自由演技ではあったが、2つ順位を上げて8位で演技を終えた。

減点ゼロでクロスカントリーを走行した山下と稲帥

 総合では調教審査である馬場で山下・稲帥組が得点率56.16%、山田・アイシングラー組も58.89%と続いたが、石山・稲隆組は演技が乱れ、50.63%と得点を伸ばしきれない。最終日に行われた耐久審査であるクロスカントリーはコースの難易度が高く、落馬や失権となってしまった選手が多い中、山下は減点0で走行を終える。山田は障害減点、タイム減点の両方がついてしまい、減点40.8という結果に。石山は障害減点は0に抑えたものの、タイム減点がついてしまい減点10.4。全員が余力審査の障害へ進んだ。障害では早大勢トップの山下が減点8、山田が減点4、石山が減点16で競技を終え、総合では早大勢は団体5位となった。

障害を越える石山と稲隆

 選手ごとに明暗は分かれてしまったが、来週末には4年生の引退試合である早慶戦が控えている。宿敵、慶大とは今年度関東学生争覇戦で対戦があり、接戦の末敗れてしまっている。早慶戦に勝利で秋のリベンジを果たし、4年生を送り出すことはできるのか。今シーズン最後の戦いから目が離せない。

(記事、写真 佐藤詩織)

結果

全日本学生章典障害馬術競技大会(個人)

14位 石山晴茄・ゾビオン 

22位 山下大輝・稲帥▽全日本学生章典障害馬術競技大会(団体)

11位 早大 

▽全日本学生章典馬場馬術競技大会(個人)

8位 三川莉奈・カプチーノA 

18位 石山晴茄・稲薫

全日本学生章典総合馬術競技大会(個人)

14位 山下大輝・稲帥 

23位 石山晴茄・稲隆

26位 山田瑞月・アイシングラー

▽全日本学生章典総合馬術競技大会(団体)

5位 早大

▽全日本学生大会三種目総合大会 団体結果

7位 早大

コメント

三川莉奈(基理4=東京・東農大一)

――試合への意気込みを教えてください

最後の大きい試合ということもあって、上位10人が決勝に行けるので、以前先輩が決勝に進んだ馬だったので行けたらいいなと思っていました。自分の出来、調子の面では不安しかなかったのですが、決勝に進むことを目標にはしていました。

――調整はうまくいっていたのでしょうか

いい感じで調整できていました。ここ最近の試合は調子が上がっていたので、悪い方向には進んでいませんでした。脚がもともと良くない馬なので、馬の体が悪くならないように気をつけながら運動していました。

――予選の演技を振り返っていかがでしたか

音に敏感な馬で準備運動をする馬場で周りを見てしまったり、バタバタしてしまったりうまく乗れなくて、自分としても普段通りできないなというふうに半分諦めてしまっていました。本番の馬場の方に行ったら場所の問題もあったと思うのですが、馬が助けてくれて、最高の出来だったとは言えませんが、自分の中でそれなりに納得できるような演技ができました。

――決勝進出が決まったときのお気持ちを聞かせてください

ちょうどぴったり10位で決勝進出を決めて、決勝に出たかったのでやっぱり嬉しかったです。ただあまり自由演技の練習をする余裕が心も含めてなかったので、それに関しては不安でした。

――決勝の演技を振り返っていかがでしたか曲に合わせる練習を少ししただけで自由演技が初めてで、今振り返るとあれもできたなこれもできたなということがありますが、あの時点では自分のできることはやったかなという感じです。

――納得のいく演技だったのでしょうか

もう少しできるかなという気もしますが、それは今余裕できたから言えることで結果も受け止められるものだと思います。

――結果については

決勝に残ることが目標でしたが、表彰式に行ったらもう少し上に行きたかったなと思いました。

――4年間の集大成となる試合でしたが

自分の競技はもちろん、早稲田全体として良い順位に、また無事に終われればというふうに思っています。

――早慶戦が最後の試合になりますが、一言お願いします

演技が終わった後で感動して泣くくらい最高の演技をしたいです

山下大輝(スポ1=宮城・東北)

――障害を振り返っていかがでしょうか

今回は同じコースを2回走行するという珍しいパターンだったので、しっかり2日目につなげていこうと思っていました。2日目の減点4は満足いく結果で、稲帥が満点を狙える馬だということが再認識できたので、これから上を目指していこうと思います。

――総合についてお伺いします。調教審査の馬場からいいスタートを切れたという感じだったのでしょうか

そうですね。

――反省点はありますか

もう少し馬を活発に動かせたら良かったと思います。

――クロスカントリーは減点ゼロでしたが

減点ゼロなのはよかったですが、もう少し馬と折り合いがついた状態だったらよかったなと思います。

――余力審査の障害では2落下となってしまいましたが

障害ではだいぶん馬が疲れていたので仕方のない部分もあったのですが、もう少し人がカバーできる部分が自分の中であるので、これから稲帥と上を目指せるなと確信しました。