ソフトボール部

2017.11.08

第49回東京都大学連盟秋季リーグ戦特別ページシステム 11月5日 埼玉・早大所沢キャンパス野球場

打線さえず1安打零封負け…4季連続のリーグ戦3位

準決勝
早 大
日体大
●杖子、山内、石井-実重

 今季の東京都大学連盟秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)も最終日を迎え、総当たり戦で4勝1敗の成績を収め、2位に入った早大は、同3位の日体大との特別ページシステム準決勝に臨んだ。総当たり戦での対戦では、7-0とコールド勝ちで快勝していたが、この日は初回に先制を許すと後手に回った。状況を打開できないまま試合は進み、0-3で敗戦。最終順位を3位に落として大会を終えた。

 打順を大きく組み替えて臨んだが、思うように機能しなかった。プレーボール直後の攻撃を三者凡退で終えると、裏の守備で先発投手・杖子量哉(スポ3=岡山・新見)が立ち上がりを攻め立てられる。左前打で先頭打者の出塁を許すと、続く2番打者に左中間を破られ、これが適時三塁打となった。杖子は後続から三者連続三振を奪うなど、その後は立ち直ったが、一方の攻撃では2回、3回と失策や四球で走者を出しながらも、二塁まで進めない状況が続く。8球で先制を許したこと、そして一巡目をほぼ完璧に抑え込まれたことのショックは、試合の大局に響いた。

この日の打線には元気がなかった

 3回以降の守備では、1年生投手がマウンドに上がった。山内壮起(スポ1=千葉・成田国際)は3回を2失点、6回に登板した石井智尋(スポ1=千葉敬愛)は1回を無失点にそれぞれ抑え、打線の援護を待つ。しかし、早大が試合を通して放った安打は、4回に鳥岡健主将(スポ3=岡山・高梁)が放った左前打の1本だけだった。得点圏にすらたどりつけないまま迎えた最終回には、先頭打者の石田裕樹(スポ1=福島東)が四球を選んで出塁する。しかし、続く鳥岡の遊撃手の頭上を抜けるかに思われた打球は、失速してグラブに収まり、飛び出した石田もアウトになり併殺。終始流れも悪く、どこかちぐはぐだったこの試合を象徴するシーンだった。

山内は4回裏を三者凡退に抑えるなど奮闘。1年生投手の好投は好材料だ

 「勝ちに行く中でも試すところは試す」(鳥岡)と二兎を追ったこの日の試合。『好成績』は手に入れられなかったが、『経験』は得た。「自分たちで流れをつくるとなった時の力がまだない。厳しい状況でも、どれだけ個人の力で打破していけるか」(鳥岡)と強化を狙う打撃面の現在地を確認。この日は負傷のため欠場したが、川上卓也(スポ2=岡山・新見)が今大会で首位打者を獲得するなど、軸は既に確立できており、今後はいかに点を線にしていくかにかかる。また、投手層に課題を抱える中、強豪校の打者を相手に初めて登板した山内も、「目指すところが見えた」と手応えをつかんだ。今秋のタイトル獲得はならなかったが、チームの目指す姿ははっきり見えている。全ては来夏の全日本大学選手権制覇のため、冬にいっそうのレベルアップを狙う。

(記事 守屋郁宏、写真 中澤紅里)

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コメント

鳥岡健主将(スポ3=岡山・高梁)

――スタメンを大きく入れ替えてこの試合に臨みましたが

川上(卓也、スポ2=岡山・新見)が先週の関カレでケガをしてしまったということもあったし、この試合に関しては冬に対しての課題を見つけるという意味合いもあったので、結果が出ていない人は入れ替えたり、新しく人を入れたりという感じで、勝ちに行く中でも試すところは試すというかたちでした。

――この試合の感想としてはいかがですか

全然打てていないというところで、バッティングに関してはかなり課題が出たと思います。このチームは1回流れが持ってこれれば爆発力はあるんですけど、自分たちで流れをつくるとなった時の力がまだないのかなと。ただ、守備面に関してはピッチャーの1年生2人が杖子(量哉、スポ3=岡山・新見)の後によく抑えてくれて、そこは大きな収穫で、良かったんじゃないかなと思います。

――攻守とも試合の入りで難しい試合になってしまった印象がありますが

先制はされちゃったんですけど、序盤に点を取るという意味で先攻を取っているし、このチームは「攻撃で流れをつくりましょう」と言っているので、それができていないというところが全てなのかなとは思います。

――安打は1本のみということでしたが、攻撃面で何か策を持って臨んでいたのですか

リーグで1回対戦しているピッチャー(が相手)で、コントロールは良いですけど、逆に言えばまとまりがあるということなので、しっかり狙ったボールを強く振りましょうということ、強く振るというのは新チーム始まってから言っているんですけど、そこでの一個一個のスイングの精度というのがまだまだ低かったかなと思います。

――早い回で杖子投手に代えて1年生投手を送りました。かれらは経験を持ったバッターを相手に初めての登板だったと思いますが

やっぱり杖子の次のピッチャーというところで、(新しい人が)出てこないといけないと思うし、きょうは日体大もレギュラーメンバーではなくて控えの選手が中心だったとはいっても、しっかり抑えてくれたと思うので、それはいい経験になったと思うし、この冬の一つの指標というか、こういうボールを磨いていけば良いんだなというのが、ひとつ経験として得られたんじゃないかなと思います。

――試合前から二人の起用は決まっていたんですか

そうですね。杖子が一回り投げたら変えようかなと思っていました。

――秋の公式戦がこれで終わりましたが

秋シーズン全体としては、自分自身の感想で言えば、思っているよりは日体大や国士舘大とやれているなと。ただ、勝ち切れていないというのもあるし、まだ結果が全然出ていないので、そこは真摯に受け止めてやらないといけないかなと思います。あと、あまりこういうことは言いたくはないですけど、チーム内でも僕と川上以外の野手のバッティングの実力差というものはあるので、厳しい状況でもどれだけ個人の力で打破していけるかというのが課題なのかなと思います。

――リーグ戦の総当たり戦は良い戦いぶりが目立ちましたが、一方で関カレや今回の試合は思うような結果が出ず、右肩下がりな印象も受けましたが

リーグはいいかたちである程度いけたとは思うんですけど、トーナメントやページの戦い方という部分は、どうしても1年生も多くて若いチームなので、全部が初めての経験というところもあると思うので、仕方ないといえば仕方ないですけど、結局は自分たちの力が足りていないという部分が大きいので、この冬にしっかり力を上げていくしかないかなと思います。

――どういった部分を強化していきますか

守備に関しては、日体大や国士舘大、全体を見渡しても、そこまで差があるとは思わないので、やっぱりバッティングの部分で差があるので、小技の人には小技の精度を高めてもらわないといけないし、ポイントゲッターで強く振っていかないといけない人には、もっとそこの実力を上げていかないといけないということなので、もちろんチーム全体としてのベースアップというのはやるんですけど、特にバッティングに力を入れてやっていければなと思っています。

山内壮起(スポ1=千葉・成田国際)

――強豪を相手に初めての登板となりましたが、どのような気持ちで臨みましたか

自分ができることを精一杯やろうというだけでした。

――投球内容を振り返ってみていかがですか

(自分が投げたボールが)良かったとは言えないですけど、結果うまくまとまったかなという感じですね。

――日体大相手に通用した部分とそうでなかった部分は何でしょうか

通用したというか、(ストライク)ゾーンの中にボールをしっかり入れれば相手は打ち損じもするという点がわかったので、「なんとかなるな」と思いました。今までは(日体大・国士館大を相手に)投げたことがなく、わからなかったので、目指すところが見えたという感じがしました。それでも、やっぱり根本的に全てのボールのレベルアップをしないと。日体もそうだし下位のチームでも抑えなければいけないので、全体的にですね。

――公式戦初登板を果たした今季の収穫と課題は何ですか

もともと投手をやっていたわけではなく、未知数の中から始めて、試合で急に投げましたが、ある程度どうにかなることは感じました。けどやっぱり全体的にレベルアップしないとダメだなと思ったので、頑張ります。

――今後への意気込みをお願いします

冬の頑張り次第でいくらでも変われると思うし、1年生も何人か投手がいてそこでの競争もあるので、しっかり負けないように頑張りたいと思います。