ラクロス部

2017.11.05

第30回関東学生リーグ戦ファイナル4 対中大 11月3日 東京・駒沢第一球技場

中大を圧倒!関東制覇まであと1勝

1Q 2Q 3Q 4Q
早大
中大
▽得点者
鈴木潤2、後藤2、森松2、菊地、柳沢、秋山

 2年連続で突破できていない関東ファイナル4。ブロック戦を終え、『日本一』を目指す早大にとって絶対に負けられない戦いが幕を開けた。試合は中大に先制点を許すが、第1クオーター(Q)15分に逆転に成功すると、前半を6-2で折り返す。その後も早大は着々と得点を重ね、終わってみれば9-5で勝利。関東ファイナルの舞台に駒を進めることとなった。

  試合開始のフェイスオフをポゼッションし、序盤から攻勢に出た早大。U-22日本代表のゴーリー(G)の安江を擁する中大に対して、「臆せずにどんどん打っていって、自分たちのリズムをつくるという方針だった」とMF後藤功輝副将(政経3=東京・早実)が振り返るように、積極的にショットを放っていく。第1Q4分に先制されるが、その直後に左サイドの混戦からグラウンドボールを拾ったAT鈴木潤一(教育4=東京・城北)が、Gとの一対一を冷静に制して同点とすると、試合は早大ペースに。AT菊地智貴(政経3=東京・早大学院)、後藤が追加点を奪い、2点リードして第1Qを終えた。第2Qに入っても早大の勢いは衰えることはなく、1分に自陣から駆け上がったMF柳沢哲(スポ3=東京・駒場東邦)の豪快なランニングシュート、4分にMF森松達(国教3=東京・麻布)のミドルシュートが炸裂。その後1点を返されるものの、第2Q終了間際に鈴木潤がこの日2得点目となるゴールを決め、前半は早大が圧倒する展開となった。

チーム初得点を決めた鈴木潤

 点差をさらに広げていきたい後半であったが、ここでG安江(中大)が立ちはだかった。早大のショットを次々とセーブしていき、流れを中大に引き寄せる。そして第3Q9分に中大に得点が生まれてしまう。しかし、この状況でも崩れないのが今の早大である。すぐさま3年生の森松と後藤が得点を奪い、勝負は第4Qへ。3分、7分に連続失点を喫し、再び流れが相手に傾くが、ここで奮起したのがAT秋山拓哉主将(スポ4=兵庫・豊岡)。15分に安江にプレッシャーをかけてボールを奪うと、無人のゴールに収めて、勝負を締めくくる。早大は見事に9−5で中大を下し、関東ファイナル進出を果たした。

2得点を決めた後藤

 「全日(全日本選手権)で優勝すればワセダとしては20年ぶりですし、そこでFALCONSに勝ちたいと思っています」と秋山が語るように、選手たちにとってこの試合はあくまで『日本一』に向けて通過点である。しかし、難敵の相手ゴーリーを攻略したことは必ず今後の戦いに生きてくるはずだ。次戦関東ファイナルの相手はライバル・慶大に決まった。関東王者を懸けた一戦で宿敵に勝利して、ことしの早大の強さを証明する。

(記事 石井尚紀 写真 今山和々子、小川由梨香、村上萌々子)

コメント

AT秋山拓哉主将(スポ4=兵庫・豊岡)

――明大戦からファイナル4までの約1カ月、どのようなことを意識して過ごされてきましたか

ファイナル4にももちろん照準を合わせてながら、常に『日本一』になれるような練習をしようと言ってきたんですけど、正直あまりできていなかった部分がありました。対談で丸山(DF丸山将史、政経4=東京・早大学院)も言っていましたけど、まだまだ『日本一』に値するような雰囲気になっていなかったことがきょうの試合にも出ていたので、練習の成果が試合に出ることを改めて感じて、反省しています。

――先制は許しましたが、その後は早大リードで試合が進みました

リードされたりポンと1点取られるシーンもあるかもしれないとはきのう部員にも言っていました。けど試合前に話していたように、シュートを打って自分たちのリズムをつくることはできていたので、先制されても心配はしていなかったです。

――中大Gの安江選手をキーマンと捉えている選手が多かったですが、実際に対戦してみていかがでしたか

思っていたよりうまかったですね。でもその相手に対する対処法というか、もっとこうしたらいいという言葉をコーチからいただいたので、また新たな反省が出たことは良かったと思っています。

――第4Qには安江選手からボールを奪ってゴールを決められていましたね

1年生のウィンターステージの決勝でチュウオーと当たった時に、確か僕が安江のパスをカットしていて。それを少し思い出しましたね(笑)。僕はきょうあまりいいところがなかったので、最後くらい頑張ろうかなと思って、きょうは3年生にすごく助けられて、4年生が少しふがいなかったので、これからもっと頑張りたいと思います。

――2年連続で敗れていたファイナル4を無事に突破することができました

正直結構怖かったですけど、次の試合はもっと厳しいになる試合だと思うので、すぐに気持ちを切り替えて最善の準備ができるように頑張りたいと思います。

――ファイナルまでの1週間ではどのような調整をしていこうとお考えですか

1週間しかないですけど、しっかりとシュートを打つことと、シュートの打ち方を練習すること、ディフェンスは組織的に守るところを再確認することですね。あとは1試合を通してフルで80分間プレーできていなかったので、決められた練習時間でもしっかりと練習できるようにしていきたいと思います。

――では最後に、関東ファイナルに向けての意気込みをお願いします

全日(全日本選手権)で優勝すればワセダとしては20年ぶりですし、そこでFALCONSに勝ちたいと思っていますので、そこにたどり着けるように次の試合も全部の力を出して絶対に勝ちたいと思います。

MF後藤功輝副将(政経3=東京・早実)

――ついにファイナル4を迎えました

去年、関東ファイナル4で負けていて、自分たちも秋山さん(AT秋山拓哉主将、スポ4=兵庫・豊岡)の代もファイナル以上で試合をしたことがないので、絶対に落とせない試合ということをみんな分かっていました。どこがきてもしっかりと自分たちのプレーを出し切るという感じで、いい雰囲気で試合前はできていたと思います。

――きょうのゲームプランはありましたか

特に中大だからということはなかったんですけど、相手の監督がワセダ出身で、コーチ陣もすごく気合いが入っていて、いつも通り、しっかり気持ちを入れてやっていこうという感じでした。

――相手のゴーリー(G)がU-22日本代表でした

きょう、試合をしてみて、セーブがすごく良くて。試合前からそれは分かっていので、臆せずにどんどん打っていって、自分たちのリズムをつくるためにも第1クオーターはたくさん(ショットを)打っていくという方針でした。でも、後半はすごく止められていたので、すごいなと思ったんですけど、今後あのレベルのGが出てくると思うので、これからも臆せずに打ち切って、リズムをつくっていきたいと思います。

――9-5という結果でしたが、試合を振り返っていかがですか

うまいGとはいえ、決められるシュートがたくさんあったので、まだまだ精度という部分ですごく甘かったなと思います。

――その中でご自身が2得点決められました

Gはうまいんですけど、DFは抜けるという自信があったので、しっかりとゴール前までいったり、安江さん(G)に工夫したミドルシュートとかを意識していたので、(得点が)入って良かったと思っています。

――対談時に、早慶戦以降、思うように身体を動かせていないとおっしゃっていました

肋骨のケガも治って、完全に言い訳ができない状況だったので、しっかりと出し切れて良かったです。

――最後に関東ファイナルへの意気込みをお願いします

ワセダらしいプレーをしっかりとやり切れば、絶対に勝てるので、次の試合も全日(全日本選手権)の決勝でFALCONSと試合をする通過点だと思って、しっかりと戦い抜きたいと思います。

AT鈴木潤一(教4=東京・城北)

――中大との対戦となった関東ファイナル4ですがどのような気持ちで臨まれましたか

自分たちワセダが日本一になるための通過点にすぎないので、そこに関してはしっかり勝って次につなげようという気持ちで望みました。

――ご自身は1点目と6点目を決める2得点の活躍でしたが、それぞれのシーンを振り返っていかがですか

1点目は相手に得点された後のグラウンドボール後の得点だったので、そこはワセダらしく泥臭く点を取れたと思います。6点目は侑大郎(MF池田侑大郎、商4=東京・早実)からのフィードだったのですが、侑大郎とずっと目が合っていてパスがくるなと思っていました。自分らしさはないシュートだと思いますがすごく印象に残っています。

――1点目が決まってからはワセダの流れになったと思いますが、実際プレーされていてどうでしたか

流れを完全にこっちに持ってこれたような感じで、チーム全体がよく足を動かす事ができていたので、そこは良かったかなと思います。

――きょうのご自身のプレーを全体的に振り返るといかがですか

あまり良くなかったというのは実際あったんですけど、その分、後輩達の後藤(MF後藤功輝副将、政経3=東京・早実)だったり森松(MF森松達、国教3=東京・麻布)がカバーしてくれたりシュートを決め切ってくれたりしたので自分のプレーは良くなくても後輩達が活躍してくれたのですごく良かったです。

――次戦へ向けての意気込みをお願いします

自分が入学してから1度も乗り越えていない関東ファイナルなんですけど絶対に乗り越えて、ワセダが日本一になるためのそこも一種の通過点なので絶対に勝ち切りたいと思います。

DF高橋洋太(創理4=埼玉・県川越)

――本日は中大に勝利しました。今のお気持ちをお聞かせください

めちゃくちゃうれしいです。次に向けて今からしっかり切り替えて準備していきたいと思います。

――きょうの試合を振り返っていかがでしょうか

やっぱり僕のところから当てられることが多くて、向こうもそういう作戦だったと思うのですが、そこで止め切れなかった部分が多かったです。次の試合もそういうことが多くなると思うので、そこのためにしっかり1週間準備していきたいと思います。

――対談では「他のディフェンス陣に負担をかけないように」とおっしゃっていましたが、本日は体現できたと思われますか

自分が抜かれて失点したところが1点あったと思うので、その失点をゼロにして逆に今度は自分が他のディフェンスをカバーできるように次の試合では防御していきたいと思います。

――次の試合への意気込みをお願いします

次戦は僕らが体験したことのない試合だと思うので、しっかり準備して絶対に勝ちたいと思います。

DF直井祐太郎(人4=埼玉・栄東)

――きょうの試合のどのような気持ちで臨みましたか

絶対勝つ。絶対に負けられないと思って挑みました。

――試合全体を振り返っていかがでしたか

ワセダは泥臭さが取り柄なんですけど、それがきょうは90パーセントくらいしか出せなかったので、もう少しその泥臭さを100パーセントに近づけるようにしたいです。

――前半を2点に抑えられたことについてはいかがですか

それはやっぱり気合い(があったから)です。みんな絶対止めるぞ!という気合いが入っていたので、気合いの勝利ですね。

――きょうの自身のプレーを振り返っていかがでしたか

ダメではなかったですけど、ちょっとやられてしまったところはありました。詰めの甘さがありましたね。もうちょっと気を引き締めないとダメですね。

――第4Qに中大に2点連続で失点を許してしまいましたが、それについては

どんどん試合が進んでいくと、そういった最後の最後に2点とか(入れられてしまうのは)勝負の分かれ目になってしまうと思うので、やっぱりディフェンスはそこをしっかり止めて、いかにオフェンスにつないであげられるか(が大事)だと思います。

――最後に、来週の慶大戦に向けて意気込みをお願いします

ワセダの気合いを全面に出して、気持ちで勝つ!というところです。

AT菊地智貴(政経3=東京・早大学院)

――ファイナル4に臨むにあたっての意気込みを教えてください

ことしはFALCONSを倒して日本一になることを目標にやっていてここは通過点でしかないので絶対に勝とうという気持ちでやっていました。

――試合全体を振り返っていかがですか

厳しい場面もあって結構流れも相手に握られることもあったのですが総じて勝てたのは良かったです。

――第1クオーター(Q)チーム2得点目となる得点を決められた場面を振り返っていかがですか

最近1カ月くらい調子が良くなくて練習でも得点決めることができなかったというのもあって、久々の得点となってうれしかったです。

――きょうのご自身のプレー全体を振り返っていかがですか

全体的にシュートを決め切れない場面はあったのですが、やろうと意識していたことを自分としてはできました。シュートが入れば1番いいのですが、入らないこともあるのでこれからもできることをしっかりやっていきたいです。

――きょうのチーム全体のオフェンスを振り返っていかがですか

相手のゴーリーがU22で相当うまいということで、今回はスカウティングして攻略できましたが、これから出てくるゴーリーはみんなうまいと思うのでレベルの高いゴーリーに対してどうやって得点していくか考えていきたいです。

――来週の関東ファイナルへの意気込みをお願いします

目標は日本一ということでまだまだここでは負けられないと思うのでしっかり準備していきたいです。

MF森松達(国教3=東京・麻布)

――今回の試合への意気込みを教えてください

もう準決勝で、負けたら4年生が引退という試合でもあり、ことしの代は自分たちでも強いという実感があって。すごく仲も良くて、絶対に4年生に引退してほしくないという気持ちが強かったです。

――試合全体を振り返っていかがですか

正直、実力では上回っていたので、自分たちのラクロスをやれば勝てるなという印象だったのですが、結構、随所で個人的にもチーム的にも浮き足立っていたというか、もっと詰められる部分があったので、反省点は多い試合でした。結果は勝ったのでそこは良かったかなと思います。

――森松選手が決められた、第2Qでのシュートを振り返っていかがですか

場面的にあそこで1点欲しいという場面で、自分が決めてやろうと思ってはいました。そういう機会が訪れてゴールの近くまで行けたので、最後シュートまで行くことができました。

――第3Qでのご自身2点目のシュートを振り返っていかがですか

あの場面も、結構中大に流れがいっていて、ここで1点入れて引き離したいなという場面で点を決められたので、そこはすごく良かったと思います。

――きょうの試合中のチームの動きはいかがでしたか

4年生の引退が懸かった試合だったので、4年生の気迫や気持ちに引っ張られる感じで、3年生以下は結構のびのびできてそれが結果につながったのかなと思います。

――ご自身の試合中の動きはいかがでしたか

普段、ワセダで練習しているときだと、相手のディフェンスを抜けないシーンや通らないパスなどもガンガン通るという感じで。オフェンスとしては確実に点が入るようにと個人的には意識していて、普段練習でやるよりも高い確率でゴールを決められたのは良かったです。

――来週の関東ファイナルへの意気込みをお願いします

自分たちの目標はあくまでも、社会人チームに勝って日本一になるということなので、来週の相手が慶大で強いとは思うのですが、ことしの自分たちが負けるような相手ではないと思うので、しっかり勝ち切って次につなげたいと思います。

 

MF柳沢哲(スポ3=東京・駒場東邦)

――ファイナル4ということでどのような意気込みで臨まれましたか

4年生は負けたら引退で、自分としてもまだ技術などを盗みたいので、ここで終わらせるわけにはいかないという気持ちで臨みました。

――試合全体を振り返っていかがですか

序盤はグラウンドボールなどのニュートラルな部分で圧倒できたんですけど、終盤流れが向こうにいってしまったときに対応できなかったかなと思います。

――チームの4点目を決めた場面を振り返っていかがですか

自分の持ち味はスピードで、スピードに乗った状態のときはロングであろうと抜く気持ちは持っていたので、思い切ってゴールを目指しました。

――相手のゴーリーがU22日本代表ということで具体的に対策はされましたか

スカウティングの方がいろいろな数値を出してくださって、苦手なコースなどは分かっていました。でもゴーリーも人間である以上、思い切って打てば入ると思っていたので、入るシュートを打とうという気持ちでいました。

――きょうのご自身のプレーを振り返っていかがですか

点が取れたことは素直にうれしいんですけど、まだまだ甘い部分もあって、チームに貢献できていない部分も痛感したので、そこは来週に向けて調整していきたいです。

――最後に来週の関東ファイナルに向けて意気込みをお願いします

きょうのファイナル4よりも強い相手で厳しい戦いになると思うんですけど、自分たちのプレーを信じてやれば必ず勝てると思うので、勝ちにこだわっていきたいです。