ハンドボール部

2017.11.05

全日本学生選手権 11月4日 石川・いしかわ総合スポーツセンター

国士舘大に完敗…日本一の夢途絶える

 試合終了のブザーが鳴り響き、下を向く選手たち。スコアボードに映されていたのは、26-33という数字だった。「きょうの一戦に全てを懸ける」(荒木進監督、平5人卒=熊本商)。そうやって臨んだ全日本学生選手権(インカレ)の2回戦の相手は秋の関東王者で優勝候補の筆頭、国士舘大。接戦が予想された関学大との1回戦を快勝し、流れに乗るかと思われたが、国士舘大のカベは高く厚いものだった。『日本一』の栄光を目指す戦いは、去年と同じ2回戦で幕を閉じた。

 先制点は斎藤大生(国士舘大4年)に奪われたものの、すぐにPV松本光也副将(社4=神奈川・法政二)が取り返す。試合序盤は一進一退の攻防が続いた。流れが変わったのは前半8分、CB山﨑純平(社3=岩手・不来方)が得た7メートルスローのチャンスを、LB西山尚希主将(社4=香川中央)が外してしまう。勝ち越し点を奪えなかった早大は連続得点を許す。GK永田奈音(スポ3=宮崎・小林秀峰)が2試合連続で7メートルスローをセーブするが、それでも流れはつかめずあっという間に5点差をつけられてしまった。早いうちに逆転体制を整えようと、RW小畠夕輝(スポ3=岡山・総社)やRB伊舎堂博武(社3=沖縄・興南)ら3年生が奮闘するが、早大のオフェンスミスを逃さない国士舘大に前半26分の時点で7点ものリードを奪われる。しかし伊舎堂が速攻でバックシュートを打ち、『魅せる力』で観客を沸かせるなど最後に粘りを見せ、逆転可能な4点ビハインドまで点差を縮めて前半を終えた。

最後の大舞台で強く攻める姿勢を見せた松本副将

 「まだ巻き返せる」。ハーフタイムで強い気持ちを全員に示した西山主将。そのためにも後半の立ち上がりは重要であった。あっさりと失点してしまうが、何とか食らい付こうと玉川裕康(国士舘大4年)や安倍竜之介(国士舘大4年)など高いカベをかいくぐるように山﨑がステップシュートを、西山がロングシュートを放つ。それでも点差はなかなか縮まらないどころか少しずつ開いていき、中盤のミス連発でとうとう点差は9点にもなってしまった。残り15分9点差、ハンドボールの世界では決して逆転不可能な数字ではないが、よほどの変化がない限り難しい。ましてや相手は好調の国士舘大、ワセダは窮地に立たされた。それでも最後まで諦めない。山﨑、伊舎堂が連続得点を決めればそれに呼応するようにGK羽諸大雅(スポ2=千葉・市川)がカットインをセーブ。伊舎堂とは興南高校の同期である田里亮稀(国士舘大3年)に同じくバックシュートで得点を返され、再び点差を離されても三輪が連続得点を挙げる。簡単には負けられない、そんな気持ちが選手たちからはうかがえた。しかしタイムリミットが迫っても王者の背中は遠く、終戦を告げるブザーを聞くこととなった。

主将としてチームを引っ張ってきた西山

 まさに完敗だった。今季の対戦では1勝1敗、その1敗も王者を追い詰めての敗戦。十分に勝機はあったはずだ。芳村優太コーチ(平27スポ卒=愛知)も「大いにチャンスはあると思っている」と言い続けてきた。しかし、突き付けられたのは26-33という結果。力でねじ伏せられた。「申し訳ない」(西山主将)。「本当に悔しい」(松本副将)。この感情を抱いたのは二人だけではないだろう。それでも見せた、4年生の意地。エースとして、主将としてチームを引っ張った西山、副将として西山を支え、ケガで西山を欠いた時にはコート上で声を出し続けてきた松本、この二人が最後の大舞台で奮闘する姿を全員に示した。1回戦は西山、2回戦は松本のシュートで試合が始まり、最後のインカレを松本の得点で終えた。それが彼らが見せた最後の『意地』だろう。

 関東学生春季リーグ6位、関東学生秋季リーグ5位。『日本一』を目指す戦いは険しく、最後は高いカベに阻まれた。しかし『日本一』強いチームにはなれなかったが、「日本一好きなチームだし、日本一誇れるチーム」と副務春日咲紀(人4=東京・西)は胸を張る。本来ならここで4年生は引退となるが、ワセダには『早慶定期戦』という特別な舞台が最後に残されている。目標は達成することができなかったが、最後に笑って終わることはできるのだ。この悔しさを次へとつなげるために――。早慶定期戦優勝の『栄冠』を手に入れ、有終の美を飾る。

(記事 佐藤慎太郎、写真 比留田孟徳、加藤耀)


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全日本学生選手権
早大 26 12−16
14−17
33 国士舘大
GK 羽諸大雅(スポ2=千葉・市川)
LW 三輪颯馬(スポ3=愛知)
LB 西山尚希(社4=香川中央)
CB 山﨑純平(社3=岩手・不来方)
PV 高橋拓也(人3=群馬・富岡)
RB 伊舎堂博武(社3=沖縄・興南)
RW 小畠夕輝(スポ3=岡山・総社)
対国士舘大 得点表
選手名 前半 後半 合計
#4 松本光也
#7 伊舎堂博武
#2 西山尚希
#9 山﨑純平
#18 三輪颯馬
#5 小畠夕輝
合計 12 14 26

※()は7メートルスローによる得点

コメント

荒木進監督(平5人卒=熊本商)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

最初のシュートミスで自分たちが苦しくなったと思います。全体的に決めるところを決めていかないと苦しくなるという状況ではあって。1対1での勝負が多かった感じで、もらう前の準備であったり、1人目の動きに対して2人目、3人目の絡みが少なかったなと思います。一人ひとりが打開しようとしすぎていましたね。ディフェンスに関しては、自分たちが思っている以上に相手のシュートが正確でゴールネットを揺らされたという感じでなかなか修正ができませんでした。僕らが理想とする点数でゲームを展開できたらと思っていたけど、逆に相手にやられてしました。

――秋のリベンジとして臨むことになりましたが、選手にはどういう声掛けをしましたか

去年も2回戦負けだったので、そこが鬼門となっていたと思います。きのうの1回戦をいい感じで勝ったので、きょうの一戦に全てを懸けると試合前には話したんですけど、厳しかったなというのが現状です。

――この一年を振り返っていかがですか

まずは4年生にはありがとうという感謝の気持ちを持っています。残りの下級生にはこの悔しさを持って、東伏見で精進してもらいたいと思いますね。

――最後に4年生へのコメントをお願いします

4年間ありがとうと伝えたいです。早稲田大学ハンドボール部で培ったものを今後の社会人生活に生かしてもらえればと思います。

芳村優太コーチ(平27スポ卒=愛知)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

ミスが多かったと思います。自分たちがやりたいことができていた部分もあったんですけど、それ以上にミスが多かったなという印象ですね。

――力が出し切れていなかったということですか

出し切れていなかったと言えば出し切れていなかったと思いますけど、トライはしようとしていたと思います。ただそれは相手あってのことなので、相手も自分たちのやりたいことをやらせないようにしてくるので、そのやりあいで負けたのかなと思います。

――日本一を目指して戦ってきたチームを見てきたうえで、最後の試合をどう見ていますか

自分が一番最初に見た試合と、今の試合を比べると、全然違うチームになったなと思います。すごいみんな成長したんじゃないかなと思います。プレー面でもそうだし、やろうとする、トライしようとする気持ちだったり、最後まで諦めないところは出ていて良かったと思います。だから約3カ月しか一緒に練習してないですけど、濃い時間だったと思います。

――きょうの試合はいつも以上に主将・副将のお二人が引っ張っていく姿が印象的でしたが、ご覧になっていかがでしたか

やっぱり4年生ですからね。気持ちが入っていて、3年生以下は光也(松本副将、社4=神奈川・法政二)と西山(尚希主将、社4=香川中央)を見習ってほしいですね。ああいう精神は持っていてほしいなと思いますし、彼ら二人もこれから大学終わってからも、この3カ月間に得たものが生きてくるのかなと思います。頑張ってほしいですね。

――今回で日本一を目指す戦いが終わった4年生にどういったことを伝えたいですか

ありがとうという感謝の気持ちと、勝たせてあげられなかったという気持ちがありますね。まだ時間がたっていなくて何も考えられていないんですけど、本当に3カ月間の彼らの成長を見ててうれしかったです。これから社会に出てからも頑張ってほしいですし、できればハンドボールから完全に離れるのではなくて、少しでもハンドボールに関わってほしいですね。社会人チームでやるのか、大会をバックアップするのか、どうなるのかはわかんないですけど、ハンドボールっていう競技に少しでもつながるようなことをやってくれればうれしいです。

副務春日咲紀(人4=東京・西)

――今の率直なお気持ちを教えてください

(大会の)最後までいたかったな、と思います。

――きょうの試合を振り返っていかがですか

いいときのワセダっていうのがあんまり出ずに終わっちゃったかなと思います。

――これが最後ということになりなすが実感はありますか

一応早慶戦はあるので、まだ実感はほぼないですね。まだまだみんなと一緒に戦いたかったなって思います。

――最上級生としてやってきたこの1年間を振り返っていかがですか

1年生からもそうだったんですけど、ワセダだからしなくちゃいけないってことが多いけど、その分ワセダは応援されるし、ワセダだからこそという部分が多いと思うので、そういうところが無くなってきつつある今、大切にしないとダメだったなとより強く感じたのは4年生になってからかなと思います。

――日本一を目指して一緒にやってきた同期に向けてコメントをお願いします

とりあえずありがとうということ。チームとしては日本一になれなかったんですけど、日本一好きなチームだし、日本一誇れるチームだと思うので、お疲れさまと言いたいです。

――あとは早慶戦を残すのみとなりました。早慶戦に向けて一言お願いします

早慶戦で多くの人がプレーをやめたり、スタッフも入れ替わったりして、多くの最後が詰まっているので、やり切りたいなと思います。

中村統トレーナー(スポ4=埼玉・熊谷)

――今の率直な気持ちを教えてください

今は悔しいという気持ちが一番ですね。試合前のチームの雰囲気とか見てても負ける感じなく臨めていたので、ただただ悔しいですね。

――この試合をベンチで見守っている最中はどのようなことを思っていましたか

ワセダがいつも負けるときの雰囲気みたいなものが出ちゃったなと思っていました。ある程度、自信を持ってこれた部分はあったと思うんですけど、直せなかった部分というのもあって、今回はそれがたまたま出てきちゃったなという感じです。

――ワセダでのハンドボール部での生活を振り返っていかがですか

短かったなという印象が一番ですね。いろんなことをやらせてもえましたし、自分はトレーナーというプレーヤーのみんなとは違う立場で入ってみんなにいろんなことを任せてもらいました。そうした部分に充実感を感じていたからこそ、短かったなと感じますね。

――一番思い出に残っていることはなにですか

難しいですね(笑)。どれかひとつのことというよりはやっぱりいろんな経験をしたという全体のことが大きいですかね。自分自身、ハンドボールという競技に携わること自体初めてで、トレーナーも大学から始めたので、本当にひとつひとつが思い出ですね。

――在籍3年間を振り返って、自分自身が成長したと感じる部分はどういうところですか

元々人見知りで人前で何かをするというのは得意じゃなかったんですけど、やっぱりトレーナーという仕事上コミュニケーションは必要で。入部した2年生の時点で上の代にトレーナーがいなくて、自分でいろいろやっていかなきゃいけないという環境でやってきたので、そういうコミュニケーションの部分に関しては、みんな言うこと聞かなかったり煽られたりしたのでメンタルはすごい鍛えられたのかなと思います(笑)。

――同期のみなさんにはどんな言葉を伝えたいですか

本当に素直に「おつかれさま、ありがとう」と伝えたいですね。入った時期は僕は1年間遅かったですけど、それでもぼくのことを同期として見てくれてぼくの考えたメニューを信頼して付いてきてくれたので、本当にありがとうと言いたいです。

――最後に、後輩に向けてメッセージをお願いします

2年連続でインカレでこの悔しさを味わって、成長できた部分や感じた部分というものがあるはずなので、この悔しさをむだにしないで欲しいなと。そして、らいねんこそはインカレで1位を取って欲しいですし、取るためにも1日1日の練習を頑張って欲しいなと思います。

LB西山尚希主将(社4=香川中央)

――今の率直な気持ちを教えてください

悔しいというのと申し訳ないというのが全てですね。

――試合を振り返っていかがですか

前半のオフェンスのリズムが悪くて、自分たちのミスから逆速攻を食らって点差が離れていってっていう、リーグ戦でもあった負け方が出てしまったという印象です。

――4点ビハインドで前半を終えましたが、ハーフタイムではどんな話をしましたか

あれだけミスをしたのに4点ビハインドだったから、まだ巻き返せるし、国士舘大との対戦はいつも前半が負けかトントンで、後半の最後で点差を離して勝っていたから、自分たちの流れを持ってきて逆転までいこうと話しました。

――ご自身としてはいかがでしたか

マークが厚くきていたので、もうちょっと周りを生かせれば良かったと思います。

――主将・副将の二人でチームを引っ張る姿が印象的でした。松本光也副将(社4=神奈川・法政二)のプレーを見ていていかがでしたか

4年生なのでチームを引っ張るのは当たり前だと思うんですけど、光也が自分で(シュートに)いくシーンとかがあって、頼もしかったと思いますが、それをもっと早くからやっていれば変わったんじゃないかなと思います。

――きょうで日本一を目指す戦いは終わりとなりますが、この一年を振り返っていかがですか

きょうの試合のようなときに流れを変えるプレーとかができなかったので、そういうプレーをチーム全体で呼ぶためにはメンタルの強さが必要だと思いました。ちょっとは改善されたと思うんですけど、まだまだ日本一を取るためにはメンタル的にも技術的にも足りなかったのかなと痛感しました。

――このワセダでの4年間を振り返っていかがですか

ハンドボール選手としてもそうですけど、人間としても大きく成長できた四年間です。優勝して終わらないとどうしても悔いが残ってしまうと思います。今回も2回戦で負けてしまって悔いは残りますが、ワセダに来て良かったなと感じています。

――下級生に対してはどういうことを言いたいですか

それぞれがいいものを持っているので、それを発揮する力は日頃の練習が大きく関わってくると思います。仲は良く、チームワークもあると思うので、馴れ合いにならないように自分たちでメンタル的な強さを磨いていけば僕たちが果たせなかった日本一を果たすことができると思います。

――最後にずっと一緒に戦ってきた同期に向けてのコメントをお願いします

ありがとうしかないですね。僕がキャプテンで、自分のしたいようにしてきたんですけど、同期がいてくれたおかげでここまでやってこれました。なので感謝しかないです。

PV松本光也副将(社4=神奈川・法政ニ)

――今のお気持ちを聞かせてください

まず負けたということで、これで終わりなので。今まで『インカレ優勝』ということをチームが始まった時から目標にしていました。去年の4年生の代の時も2回戦で負けてすごく悔しい思いをして、ここで勝って結果を残すということを目標にしていたので、それが達成できなかったのが本当に悔しいです。

――今おっしゃったようにことしも2回戦での敗退でしたが、去年を経験している松本選手にとってこの悔しさはより強いのでは

そうですね。去年は2回戦で負けて、4年生を勝たせてあげられなかったという思いが本当に強くて。自分たちの代ではその4年生の悔しさも背負って、また自分たちは同じような思いをしないように1年間やってきたんですが、その結果を出せなかったのが悔しいです。去年は1年間やってきて自分たちの弱いところが出てしまい、ことしは追い込むようなきつい練習もたくさんしてきたんですけど、それでも実力不足が負けてしまったので本当に悔しいです。

――ことしの体制として芳村優太コーチ(平成27スポ卒=愛知)の加入など日本一奪還に向けて準備をしてきました。そのなかでの関東王者・国士舘大との一戦はどういった位置づけでしたか

去年インカレで優勝して秋季リーグも全勝優勝しているチームで、実業団に行くような選手も多いですが、自分たちはチャレンジャーとして戦えば勝てるチャンスはいくらでもある、と思っていました。ただ相手の方が実力が上だったと思います。

――今おっしゃったように、ビハインドながら折り返した前半も最後には追い上げを見せ勝機も感じさせました。その手応えはいかがでしたか

そうですね。残り30分で4点という点差だったので、まだまだいけると思いました。しっかり1本ずつ返していけば逆転できるとハーフタイムにチームで話して後半に臨みました。

――その後半は点差を広げられてしまいましたが、何かうまくいかないことがあったのでしょうか

点を取った後のディフェンスで的を絞れなかったというのが敗因だと思います。相手のエースプレーヤーに打たせちゃいけないと話していたんですけど、要所で打ち込まれたり、その選手をマークしても逆に周りの選手に打たれてしまったかたちで。勝負どころで的を絞れなくて、1点取っても1点取られ点差を詰められず、そういう時に自分たちがミスをして逆速攻を決められて離されてしまいました。やっぱりディフェンスで粘れなかったのが自分たちの敗因だと思います。

――早大の強みであるディフェンスで勝ちきれなかったのはより悔しいのでは

そうですね。自分はディフェンスで2年生ぐらいの時から出させてもらっていて、ことしは芳村さんも入ってディフェンスに力を入れて、いいかたちでインカレを迎えたので、ディフェンスでリズムをつくろうと思ってました。そこで相手の力に押されてしまって持ちこたえられなかったというのは悔しいところです。

――そのような展開のなか、きょうはオフェンスでも奮闘していましたがいかがでしたか

ワセダはフローターにキープレーヤーが多いので、そこで自分がもっと得点を狙えば他が生きると思ったので、ボールを持ったらゴールを狙うということをきょうは意識しました。それで速攻とかでもできて得点につながったのはよかったと思います。

――試合を終えた今、同期に向けて何か伝えたいことはありますか

1年生の厳しい時から四年間ずっと少ないメンバーでやってきて、この1年間は西山(尚希主将、社4=香川中央)を中心に辛いときを頑張ってきました。出ていなかった志明(渡邉、スポ4=東京・両国)とはせ(長谷川大耀、政経4=東京・早実)には申し訳ないという気持ちもあります。ただ本当にいいメンバーで四年間ハンドボールができてよかったです。ありがとうございました、という気持ちです。

――最後にこれからの早大を担う後輩たちに伝えたいことがあればお願いします

『インカレ優勝』ということを言うことは簡単なんですけど、実際に結果を残すというのが大事だと思うので、このー年間やってきたことや、つらい練習もあった中で2回戦敗退というきょうの悔しさを誰一人忘れずにやってほしいです。らいねんどういう目標を立てるのか分かりませんが、またきっと日本一を目指すと思うので、日々の練習1日1日を大切にして頑張ってもらいたいと思います。

RW長谷川大耀(政経4=東京・早実)

――今の率直なお気持ちを聞かせてください

悔しいですね、やっぱり。

――きょうの試合を振り返って、勝負の分かれ目となったのはどういったところだと思いますか

普段の練習ではだいぶなくなってきていたミスがここにきて出てしまったと思います。こちらのパス、シュートミスからの逆速攻とかが4、5本あって、それがなかったらトントンでいけたと思うとあそこが勝負の分かれ目だったかなと思います。

――国士舘大はワントップを置くディフェンスを敷いていました

それはビデオで見ていて分かっていたので対策していた範囲内ではありました。相手ディフェンスが寄ってきたらすぐパスをさばいて、クロスアタックに注意して見極めながら回していくというのはきのう確認していました。話していた通り、ミドルを打ちすぎずに割ろう割ろうという意識でできていたのは良かったと思います。

――大学最後の公式戦が終わりましたが、今何を思いますか

大変なこともいろいろあるだろうと覚悟して1年生のときに入って、今4年生になって思うのは、思っていたよりも通用した部分もあったし、全然ダメなところもあったし、本当にいい経験をさせてもらえたなということですねわ

――3位、準優勝、ベスト16と様々な順位を経験されましたが、インカレとはどういった舞台でしたか

1年間どれだけ練習を積み上げてこれたかを発揮する場なので、その成果がうまくかみ合えば上に行けるし、他のチームよりも足りないものがあったら負けてしまうという実力がはっきり表れる大会だと思います。

――4年間のハンドボール部生活で得られたものの中で最も大きいものは何でしたか

ワセダのハンド部は他の大学と違って、高校での実績がなくても努力を続けて実力をつければそれを認めてもらえる機会が平等にあるんですよね。誰にでも可能性があるからこそ頑張れるし、これまで努力し続けてきた先輩たちを見てきたので、自分自身もこの4年間で努力し続ける姿勢を得られたかなと思います。

――これまでの4年間、応援してきてくださった方々にはなんと伝えたいですか

本当にありがとうございます、と。親・家族はもちろん、中高のハンド部の人とか、大学の他の部活の人とかつながりのあった人たちはみんな応援してくれていました。その応援があったからこそ、裏切れないなというのもあったので、感謝しています。

――3年生以下、後輩のみなさんにはどんな言葉を伝えたいですか

らいねんのチームは本当にかみ合えば強いので、ことしの悔しさを晴らして欲しいなと思いますね。

――最後に、同期のみなさんへのメッセージをお願いします

西山(尚希主将、社4=香川中央)、光也(松本副将、社4=神奈川・法政二)が中心となって引っ張ってくれて、志明(渡邊、スポ4=東京・両国)もチームのために盛り上げてくれて、自分はみんなが求めているようなふるまいまではできなかったかもしれないんですけど、1年生のときからずっと統(中村、スポ4=埼玉・熊谷)と咲紀ちゃん(人4=東京・西)含めたこの6人でやれてこれて良かったなと思います。

LW渡邉志明(スポ4=東京・両国)

――今の率直なお気持ちをお聞かせください

そうですね、負けてから結構経ったんですけど、まだあまり実感は沸かないです。まだまだ勝ち上がれると思っていたので…悔しいですね。

――きょうの敗因はどこにあると思いますか

こっちもミスは多かったんですけど、完敗というか、相手が強かったです。

――ベンチからコートに立つ4年生を見ていて、思うことはありましたか

試合の最後の方はほぼ国士舘大の勝ちは決まっていたんですけど、試合が終わる最後の最後まで諦めていなかったので、そこはすごい尊敬できます。後輩たちにはあの2人を見習って頑張って欲しいなと思いますね。

――インカレ優勝を目標に掲げてやってきた最後の1年を振り返っていかがですか

今までの4年間で一番濃密な1年間でしたね。

――具体的にはどういった点で濃密だったと言えますか

最初は芳村さん(優太コーチ、平27スポ卒=愛知)もいなくて、練習とかも全部自分たちで考えなきゃいけなくて、そこがすごい大変だったり、自分のことだけじゃなくて周りも見ないといけないなっていうのは1年間ずっと考えていて大変でした。ただ、4年生ということでその反面楽しいことも多くて。その2つの面で濃密な1年でしたね。

――後輩に向けて一言お願いします

みんないい後輩たちなんで、きょうの敗戦を忘れずに頑張って欲しいです。

――4年間ともに戦ってきた同期の仲間に伝えたいことはありますか

ただ純粋に、ありがとうと言いたいですね。

――4年間のワセダでのハンドボールはいかがでしたか

楽しいことより辛いことの方が多かったですけど、やってよかったなと思います。

GK永田奈音(スポ3=宮崎・小林秀峰)

――インカレが終わりました。今の気持ちは

今大会は7メートルスローで出させてもらったのですが、踏ん張りたいところで7メートルスローをもらったときにそれを止めるのが僕の仕事だったのに止めることができなくて、すごく力不足を感じましたね。

――この試合に向けてどのような意気込みでしたか

リーグ戦(関東学生秋季リーグ)では優勝して前回大会でも優勝して日本一になっているチームなので、僕もチームも挑戦者としてやっていこうという気持ちはあったのですが、正直それだけでは足りなかったのかなと試合中に感じました。

――具体的にその足りなかった部分とは

厳密に言えばボールを持っている人なのですがボールに対する執着心のようなものや一球一球への気持ちが、国士舘大のディフェンスを見てもらえればわかるようにボールに厚く守っていましたし、その差が出たのかなと思います。

――7メートルスローでの限られた出場ですが、1回戦では2本止めて勝利に貢献しました。きょうの試合にいいイメージで臨めたのでは

そうですね。きのう2本止めたので7メートル阻止率100%を狙っていたのですが、自分のイメージよりも相手の方が上回ってきていました。想定不足だったという部分もあるのでそれも含めて来年に向けて一から鍛え直していかないとな、と思います。

――4年生と同じコートでプレーする最後の試合となってしまいました

一番長くいっしょに過ごしてきた上級生の方々で色々な思い入れもあるので、勝たせてあげたいという気持ちが強かったです。有終の美を飾らせてあげられなかったという気持ちと今までありがとうございましたという気持ちがあります。

――羽諸大雅選手(スポ2=千葉・市川)とはまたポジション争いになると思いますが

やはり羽諸はすごいキーパーです。僕が羽諸を超えるような存在になれればチームが日本一に近付くと思うので、羽諸に全てを任せるのではなく、7メートル専用ではなくスタメンのキーパーを狙っていけば来年日本一にぐっと近付くと思います。それを目指して頑張っていきたい思います。

――来年からは最上級生です。これからの抱負を聞かせてください

最上級生になるにあたって不安もあるのですが、関わるところは関わっていってプライベートなところはプライベートなところで守っていくという部分が僕らの代のいいところだと思うので、ハンドボールについて熱く語れる連中なので、みんなで日本一を取れるチームをつくっていきたいです。

RW小畠夕輝(スポ3=岡山・総社)

――試合を終えて率直なお気持ちは

悔しいです。

――どのようなところに悔しさがありますか

結果的に大差がついてしまって。もっと競って勝ち試合に持っていけるだろうと思っていたんですけど、それが結果的にこうなってしまってすごく悔しいです。

――前半終了間際の得点でチームの雰囲気はよくなってきたようにも見えましたが

そうですね。いけるかなみたいな雰囲気は結構出ていたんですけど、後半の立ち上がりにバンバンと2、3点連取されて、流れを変えられずにズルズルといってしまった感じですね。

――小畠選手はこのインカレで右サイドの器用でした。このポジションでの自身の持ち味は出せましたか

(ディフェンスの)2枚目をできる逆サイドは僕しかいないので、ディフェンスという面ですかね。関学大との試合は僕が入って安定してたディフェンスができたんですけど、きょうはそのディフェンスも完全に崩れて、やってきたことが出せなかったかなと。

――きょうの国士舘大は高いディフェンスシフトで早大のバックプレーヤーを防がれた中で、自身のやれたこと、やれなかったことは

もっと動いて(相手ディフェンスの)あいだあいだを割れればよかったんですけど、それができなくて。相手は背も高いし上からは打てないので、あいだを割ろうというのはみんなで話してたんですけど、結果的に崩せてなかったかなと思います。クロスプレーとかもっとパスを回してあいだを攻める攻撃を僕らの代で練習していきたいなと思います。

――4年生との最後の公式戦になってしまいましたが、4年生に伝えたい言葉はありますか

らいねんは4年生の分の気持ちも背負って、春・秋のリーグでの優勝を、インカレでの日本一を目指して頑張りたいと思います。

――その目標には必ず同期や後輩の力が必要になると思いますが、彼らに向けてはいかがですか

今も試合に出ているように同期はメンバーが揃っていると思うし、2年生もキーパーの羽諸など信頼でき、らいねんもチャンスはあると思うので、みんなで団結して頑張りたいです。

RB伊舎堂博武(社3=沖縄・興南)

――2回戦敗退という結果を受けて今の心境はいかがですか

あんまり悔しいと思えないですね。自分たちのせいで負けたからそれを悔やんでも仕方ないし。ディフェンスも守れなかったし、オフェンスも全然ボール回らなかったし、最悪な時のワセダが出てました。負けて当たり前かなと思いました。

――きょうはリーグ最終戦に続いて国士舘大との対戦でしたが、対策はありましたか

相手は上背があったんで、ロングシュートはあまり打たないようにしようという約束事がありました。それでも前半は上から打つ場面が結構あって、間を割り切れなかったというのが敗因の一つなのかなと思います。

――途中で足が止まっている時間帯がありましたね

相手が走りこんでくるのに対してしっかりコンタクトできなかったし、ポスト警戒したりセンターのパス回しに翻弄(ほんろう)されたりして、上がるタイミングをみんな見失っていた感じがあって。全然昨日とは違うチームみたいなディフェンスで負けるなとは思いました。

――伊舎堂選手個人のオフェンスはいかがでしたか

前半マークが厚いなと思ったので、周り使いたいなと思って真ん中に強く行ったり速くパスを回したりしてたんですけど、やってほしいようなプレーがなかなかできてなくて。オフェンスの流れが悪いままディフェンスでもやられたくないところでやられて。悪循環でしたね。

――魅せるプレーで盛り上げるという点ではいかがでしたか

流れがだいぶ悪かったんで、決められる自信はあったんですけど、これで流れを少しでも変えられたらなという思いはありました。

――今回のインカレ全体を振り返っていかがでしたか

波のあるチームだったっていう結果じゃないですか。結局最後も負けたし。昨日はよくてきょうは最悪で。まとまりがなかったんじゃないですか。チームワークが無かった。

――最上級生として迎える次の1年はどのような1年にしたいですか

らいねんは僕たちもですけど、他のチームもタレントがいなくなってレベルがそれなりに下がってくるんで。みんな4年生のためとか言ってるんですけど、僕は自分のためにチームを勝たせるために、日本一を目指してやっていきたいと思っています。

CB山﨑純平(社3=岩手・不来方)

――今の率直なお気持ちを聞かせてください

いやー、悔しいです。

――この試合を振り返って勝負の分かれ目となったのはどういった部分だったと思いますか

最初はトントンでいっていて、「粘ろう粘ろう」と話していたんですけど、僕のパスミスが多くて逆速攻やられたりして流れを持っていかれてしまいました。後半もその流れを取り戻せなかったという部分が分かれ目だったと思うので悔しいです。

――いつも以上に速いパス回しをしているように感じましたが、意識していたのですか

ミーティングで「速いパス回しをして1対1を狙おう。1対1を狙った後クロスして逆までいこう」という話をしていました。それをやって決まっていた部分は良かったんですけど、ミスも出てしまったのでそこは反省かなと思います。

――後半に向けてはどういった話し合いをしましたか

5点差だったので、まだ流れを取り戻せる展開ということで、自分たちのやれることをやろうという話し合いをしました。

――リーグ戦のときと比べて国士舘大の印象はいかがでしたか

ディフェンスもオフェンスも秋と比べてもう一段レベルアップしてきたなという印象で、やりづらさはありました。

――ご自身のきょうのプレーはいかがでしたか

ミスが多かったというのは一番にくる反省点ですね。あと、ディフェンスに対してつっこみすぎてしまってボールがうまく回らなかったというのも反省点です。反省するところしかないですね。

――去年、徳島で関大に敗れてからのこの1年間でご自身が成長したと思うのはどういうところですか

プレー面の成長はもちろんあったと思うんですけど、やっぱり西山さん(尚希主将、社4=香川中央)を中心とする体制になって練習に対する姿勢が一番変わったのかなと思います。そこは成長したところですね。

――きょうまで戦ってきたことしのチームはどんなチームでしたか

西山さんというチームの核がいて、みんながそれについていくという、まとまりのあるいいチームだったと思います。

――4年生の方々に対して、今何を思いますか

やっぱり今は申し訳ない。力になれなくて本当に申し訳ないという気持ちがあります。そして、来年は僕たちが優勝して「この試合はむだじゃなかった。この試合があったから優勝できた」と言えるように頑張ります。

LW三輪颯馬(スポ3=愛知)

――今の気持ちは

国士舘大に勝って日本一になろうと言っていたんですけど、結果的に負けてしまったのでそこがすごく悔しいです。

――きょうの国士舘大戦にどのような意気込みで臨みましたか

関東(関東学生リーグ戦)でも戦っていますし絶対に負ける相手じゃなかったので常に強気に、積極的にプレーしていこうとしてたんですけど、あまりうまくいかなかったですね。

――前半は相手に食らいついているという印象も受けましたが、実際にプレーしているときはいかがだったでしょうか

そうですね。前半終了時点で4点差つけられてましたが、全然実力の差があるとは思わなかったですし、僕自身も後半に逆転できると思っていました。もうちょっと勢いに乗りたかったなと思います。

――バックプレーヤーが抑え込まれていましたが、その中で仕事をできましたか

ディフェンスは悪くなかったと思うのですがオフェンスは自分たちのミスから逆速攻、という場面も多かったです。1年間通しての課題が最後に出てしまったかなと思います。

――これが4年生といっしょにプレーする最後の試合になりました

もっと試合をしたかったです。自分はあまりチームに貢献できなかったですし、4年生にはなんの力にもなれなかったので申し訳ない気持ちでいっぱいです。

――来年からは最上級生ですが、チームの中でどんな存在になっていきたいですか

もうここ二年間は悔しい思いをしているし、ワセダはもっと上位にいるべき存在だと思っています。最上級生としてチームを引っ張って来年はインカレ(全日本学生選手権)で絶対に日本一を取りたいです。

GK羽諸大雅(スポ2=千葉・市川)

――2回戦敗退という結果についての感想をお願いします

そうですね…。悔しいというより終わっちゃったんだなという感じですね。悔しいというよりさみしいという気持ちです。

――きょうの対戦相手はリーグ最終戦に続いて国士舘大でしたが、対策はありましたか

安倍さん(竜之介、国士舘大4年)には打たせないようにしてサイドまでもっていこうという話をしていたんですけど、サイドに2本くらい入れられちゃって、そこに関しては僕に責任があると思います。あと、斎藤さん(大生、国士舘大4年)と峰さん(昂希、国士舘大4年)のディスタンス勝負でした。

――きょうの試合ではディフェンスからリズムをつくれなかった印象を受けましたが、どこがよくなかったと思われますか

密集するディフェンスじゃなくて、1対1で分断するディフェンスでやっていたので、その分(ディフェンスの間が)広くなってディスタンスを打ち込まれるというシーンがあって、その影響で僕がなかなかコースを絞ることができずに決められてしまうということがありました。それが逆速攻につなげられなかった原因かなと思います。僕もいろいろ迷ったりしていた部分もあったので、思い切って動けばよかったなと思います。

――今回のインカレ全体を振り返っていかがでしたか

しっかりと自分が止めるイメージをして2戦とも臨めて、はじめからあまり緊張せずに試合に臨めたので、結構評価できると思います。チームが点を取れない状況で僕がどれだけ頑張るかというのもキーパーの大事な仕事なんですけど、国士舘大戦で僕自身が少し圧倒された部分があったので、それはこれからの練習で体も精神面もより大きくなって、こっちが圧倒するようなキーパーになりたいと思います。

――上級生となって迎える次の1年をどのような1年にしたいですか

もっとまとまりたいですね。今は個の力がすごく強いんですけど、一人一人のつながりという部分がすごく薄い気がします。個の力が強くなるのも必要ですけど、より密集してお互いに強く言い合える環境を作れれば自然と結果がついてくるのかなと思います。厳しさとかキワの部分を練習の中で突きつめることができれば。(意見を)強く言える人と言えない人がいるじゃないですか。それは言われる側が変わらなきゃいけないんですよ。一人一人が自分の行動に意味を持たせたりとか、目標に向かって努力したりっていうのをやっていかないと、たぶんまた2回戦敗退という結果になってしまうんじゃないかなと思います。そのなかで厳しさを求めていきたいです。あとは博武さん(伊舎堂、社3=沖縄・興南)とかが、もっと練習から気持ちを前面に出す必要があるのかなと思います。