バスケットボール部

2017.10.29

第93回関東大学リーグ戦 10月29日 東京・駒沢体育館

最下位日大に敗戦でリーグ戦を8位で終える

 長かった2か月間も、ついに終わりを迎える。9月から毎週開催された関東大学リーグ戦(リーグ戦)もついに最終節となった。最後の相手は最下位に沈む日大。何としても勝利を収め一つでも順位を上げたい試合だ。しかし「下に見ている部分があった」(G森井健太主将、スポ4=京都・洛南)と振り返ったように、若干の油断があったのか、前半で大差をつけられてしまう。最終Qに追い上げを見せたものの、広がりすぎた点差を縮めることができず、68-78で敗戦した。

 G石原卓(社4=東京・京北)が、「前半はあまりボールが回ってこなかった」と語ったように、ボールの回りが普段と比べ少なかった早大。その影響はアウトサイドシュートに顕著に表れてしまう。得意とするスリーポイントが前半はF新川敬大副将(スポ4=東京・京北)の決めた1本のみに終わってします。一方で相手には前半8本ものスリーポイントを献上。その差がスコアに如実に表れ、前半を25-48で折り返した。

毎試合安定したプレーを見せたC富田頼(スポ3=京都・洛南)

 しかしこのリーグ戦を通し、何度も後半に劇的な追い上げを見せた早大。この試合もその意地を見せた。F濱田健太(社3=福岡第一)がスリーポイントを決めると、森井も続く。アウトサイドが入りだすとチームにリズムが生まれ、ディフェンスや速攻も機能し始める。インサイドはC小室悠太郎(社1=石川・北陸学院)がチーム最多の16リバウンドを奪うなど、自分より20センチ近く高さのある留学生選手相手に奮闘。攻守両面で存在感を放つ。しかし、しぶとく外を決め続けた相手に対し点差を縮めたものの追いつくことはできず。68-78で10敗目を喫した。

小室はルーキーとは思えない活躍だった

 本日の結果を受け、早大は8勝10で8位となった。昨年は同じ勝敗数で5位だったものの、史上稀にみる混戦だった今年は下位に沈むこととなってしまった。しかし森井が「チームとしていい経験ができた」語れば、石原も「自分たちのバスケができればどこにでも勝てる」と手ごたえ口にした。実際に上位陣を相手に勝利した試合も少なくなく、力の差はほとんどないと言っても過言ではないだろう。このチームで戦うのは全日本大学選手権(インカレ)を残すのみとなった。「まだまだ強くなるチャンスはある」(森井)という言葉通り、残り3週間でさらに進化し、宿願のインカレ制覇に向け突き進んでいくことだろう。

(記事 秋間勇人、写真 小林理沙子)

★森井がアシスト王を獲得!

アシスト王を獲得した森井

 個人賞として、森井がアシスト王を獲得した。もともとパスセンスに定評があったが、今リーグ戦ではさらに進化。見るものの驚きを誘うようなアシストパスも少なくなく、インパクトも抜群だった。チームの主将であり司令塔でもある森井がインカレの舞台でもチームメイトを操り、優勝に導く活躍が期待される。

第93回関東大学リーグ戦
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

12 13 25 18 68
日大 16 32 21 78
◇早大スターティングメンバー◇
G#18 森井健太主将(スポ4=京都・洛南)
G#15 森定隼吾(商3=岡山・倉敷青陵)
C#26 富田頼(スポ3=京都・洛南)
F#27 濱田健太(社3=福岡第一)
C#41 小室悠太郎(社1=石川・北陸学院)
◇主なスコアリーダー◇
得点  富田頼、小室悠太郎:15得点
リバウンド  小室悠太郎:16リバウンド
アシスト  森井健太:7アシスト
コメント

G森井健太主将(スポ4=京都・洛南)

――きょうの試合を振り返って

最初からきのうの試合とは展開が違って、受けに回ってしまったという風には観ていても感じたと思うし、やっていてもそういう風には感じると思うので。出だしが大事っていうのは試合前から言っていたんですけど、それができなかったかなと思います。

――アウトサイドからリズムを作られていた印象でしたが、スカウティングなどでも警戒はしていましたか

日大は良いシューターというか、高い得点能力を持っている選手が揃っているので、そこをどう止めるかというのはチームとしてやってきたんですけど、やっぱりそれができなかったし、自分達のディフェンスができなかったのはダメかなと思います。

――自分たちのディフェンスを出せなかった原因は

気持ちの問題というのがこのチームに関しては強いのかなと感じていて、きのうリーグ優勝を決めている拓大が相手で、みんなが勝ってやるぞという気持ちは強かったと思うんですけど、逆にきょうの試合はリーグで最下位の日大というので、どこか相手を下に見ているような雰囲気はありました。それは結果論というか、後から何でも言えるんですけど、そういう気持ちでいては勝てないと思うし、ここからインカレに向けてはひとつひとつが重要で、負けたら終わりの戦いなので、いい経験になってくれたらなと思います。

――リーグ戦の総括をお願いします

僕としては、チームとしていい経験ができたなと感じていて、良い時も分かったし、悪い時がどんな時かも分かったし、それが分かるっていうことで、良い時を出せるように準備ができるようになると思うので、その良い時がインカレでは毎試合出せるように、心の準備だったり体の準備だったりしていけば良いと思うので、非常にいい経験になったと思います。

――良い時と悪い時というのを具体的に教えてもらっていいですか

良い時は自分たちの持ち味のプレッシャーディフェンスだったり、前から当たるとか、ディフェンスからリズムを作って速い展開に持ち込めている時は良いチームだと思うし、勝てると思います。逆に悪い時はオフェンスでは止まってしまったり、ディフェンスではハードなプレーができなかったりとか、ハードワークという部分はワセダにとって大きいものだと思うので、それができていない時は苦しくなってしまうと思います。

――8勝10敗は昨年と同じ数字ですがどう感じていますか

勝てる試合はいくつもあったし、そういう意味ではきょねんを超す、そしてベスト4という目標を達成できなかったことについてはもっと反省する必要があるし、次はもうインカレしかないので、それに向けてこの成績をどう受け止めるかが大事になると思います。休みは挟みますが、その間もしっかりやっていかなければと思います。

――インカレまでの期間で詰めていきたいことは何ですか

まだまだチームとして強くなるチャンスはあると思うので、この3週間どのような準備をするかが最後インカレで優勝できるかを左右すると思うので、いい準備をして、後は戦うだけなのでとにかくしっかりした準備ができたらなと思っています。

――インカレではどんな戦いを見せたいですか

インカレではこの1年間やってきたことを全て出し切って、春の事もあるので1戦1戦戦い抜くということを目標にやっていきたいなと思います。

G石原卓(社4=東京・京北)

――きょうでリーグ戦最後でしたが、リーグ全体を通していかがでしたか

ワセダはたぶん自分たちの目指すバスケットボールが出来れば、どこでも通用すると思うんですけど、それが出来ない時はどこにも負けちゃうというチームなので、きょうも自分たちのバスケットボールが出来なかったからこそ、日大に前半で20点差をつけられてしまったと思っています。自分の中では課題の残るリーグ戦だったかなと思っているんですけど、最後なので課題をひとつひとつ克服しながら、インカレに向けてあと3週間くらいの練習をどうやっていくのかが一番大事だと思うので。課題がわかったのがインカレだと取り返しがつかなくなってしまうので、リーグ戦で良かったし、チームにとって良い経験でした。

――きょうの試合はいかがでしたか

きのうの拓大相手に20点差で勝ったということで、みんな浮き足立っていたというか、きょうは絶対勝てるだろうというのがあったと思うので、少し自分たちが上手いって勘違いをしてやられてしまったかなと思います。相手のシュートが決まったというのもあるんですけど、相手にシュートを打たせないというのを目標にしていたので、自分たちのバスケが出来なかったことが一番悔しいというかだめなところでしたね。

――前半でダブルスコア以上取られてしまいましたが一番の原因は何だと思いますか

相手はシューター陣が多くいるということで、クローズアウトでシュートを打たせない距離までいこうというのがあったんですけど、抜かれるのを怖がってクローズアウトが浅めになってしまって。相手はボールを持ったら思い切り打つというチームなので、相手はいいタイミングで1本決まってみんながどんどん打つっていう感じだったので、それを改善出来なくてそのままずるずる3、4ピリオドまでいってしまったと思います。

――ご自身のプレーはどうでしたか

僕自身オフェンスを重視していて、このチームは点を取る人が少ないので、自分が取りに行くというのをいつも心がけているんですけど、前半はあまりボールが回ってこなかったので、きょうは少し攻められないなという感じだったんですけど、後半はしっかり攻めることが出来たので、それをずっと継続していけたらいいなと思います。

――次はいよいよ最後のインカレとなりますが意気込みをお願いします

やっぱり目標はこのチームで優勝することなんですけど、このチームでやるのは最後なので、自分は勝ちたい気持ちと同じくらい、バスケを楽しみたい気持ちが強いです。