ソフトボール部

2017.10.29

第48回関東大学選手権 10月28日 東京・武蔵村山市総合運動場

悪天候の中、関東学園大に辛勝

TEAM
関東学園大
早  大 ×
○廣瀬―加藤

 雨が降ったりやんだりの肌寒い天候の中、関東大学選手権(関カレ)が開催された。全日本大学選手権(インカレ)と同じくトーナメント方式で行われる関カレ。トーナメント方式の大会はこれらに加えて東日本大学選手権(東日本)の三大会のみであり、経験を積むという意味で関カレは重要な大会だ。早大は1回戦で関東学園大と対戦。リードされる展開となったが、2、4回に加藤千陽女子主将(スポ3=愛知・星城)の適時打で1点ずつ奪い、勝ち越しに成功する。先発・廣瀬夏季(スポ2=北海道・とわの森三愛)は悪コンディションの中、先制点こそ許したものの、2回以降は三塁を踏ませず。4安打1失点の完投で早大に勝利をもたらした。

 試合開始と同時に雨脚が強まり、普段とは違うマウンド状態に廣瀬は手を狂わせた。先頭打者に四球を与える不安定な立ち上がり。2死二塁とされ、迎えた4番打者に初球を左中間に運ばれ簡単に1点を献上してしまう。「(慣れないマウンド状態で)自分なりに工夫できなかったというのが打たれた原因」と振り返った。しかし、初回の失点を引きずることなく2回以降は安定した投球を披露。「後半の方がエンジンがかかる」と廣瀬が言うように、凡打の山を築く。味方の好守にも数多く助けられ、その後許した安打は3本のみ。守備からしっかりとリズムをつくった。

鋭い打球をダイビングキャッチした遠藤

 初回に先制点を許し、追いかける展開を強いられた早大。しかし、選手からは焦りの表情は見られなかった。2回、2死から岡田夏希(社2=神奈川・厚木商)、遠藤真衣(スポ1=東京・日出)の連打でチャンスメーク。2死一、三塁として、8番・加藤が右前適時打を放ち同点に追いついた。4回にも岡田が死球で出塁すると、続く遠藤が犠打で好機を演出する。またも加藤が今度は三塁線へ打球を運び、岡田が逆転のホームを踏んだ。主将が好機を逃さず、着実に得点につなげる勝負強さを発揮。2−1で勝利を収め、2回戦へと駒を進めた。

この日、同点と逆転タイムリーを放った加藤

 逆転勝利を収めたものの、主将である加藤は厳しい表情を浮かべた。「きょうの試合で良かった部分が全然なかった」(加藤)。関東学園大は、東日本で17−3で下した格下のチーム。悪コンディションの中でも、大勝を収めなければならない相手だった。次なる相手は白鴎大。白鴎大との試合経験は少ないが、相手は関東学生リーグ3部で戦う格下の相手だ。油断は禁物ではあるが、快勝してチームに勢いをもたらし、優勝に向けて弾みをつけたい。

(記事 中澤紅里、写真 守屋郁宏)

コメント

加藤千陽女子主将(スポ3=愛知・星城)

――きょうの試合を振り返って

年に三回トーナメントで戦う大会があるんですけど、今回悪い天候が続いて、大会に向けてチームの状態のもっていき方がキャプテンとしてうまくできませんでした。勝てたのは良かったんですけど、試合に臨むまでの過程が悪かったので、この反省を今後に生かしていきたいです。自分のやるべき仕事がきょうまでしっかりできていなかったです。

――加藤さんご自身は2安打2打点の活躍でしたが

それはたまたま出たヒットだったので勝ちにつながったことは良かったんですど、自分が打ったから勝ったというよりも内容をしっかりとして勝たなければいけなかったので、自分が打ったからどうとかはないですね。

――きょうの反省点というのはやはり初回の守備でしょうか

そうですね。先頭バッターに四球を出してしまったのが試合の始まり方としては一番いけないことでした。東日本で戦っている相手で部員の数が少なく、戦力はほとんど変わらないということなので、知っている相手だからこそ大差で勝たなければいけませんでした。きょうの試合というのは良かった部分が全然なかったなと思います。

――次戦に向けての意気込みをお願いします。

あす(29日)は台風が来るのがわかっているので、その中で決行の場合と中止の場合になったらどうするのかを考えていきたいです。試合に勝つまでのマネジメントというのが自分の仕事なので、それをしっかりやって試合に向けていい流れを作って勝ちたいと思います。

廣瀬夏季(スポ2=北海道・とわの森三愛)

――この大会の位置付けを教えてください

東日本(東日本大学選手権)、インカレ(全日本大学選手権)、今回の関東(関東大学選手権)という三つの大会が軸になっていると考えていて、ことし最後の大きな大会ですし、その二つと同様に力を入れて臨んでいます。

――立ち上がりに失点してしまいました。雨が気になった部分はありますか

雨はまったく気になる方ではないんですけど、グラウンドの状態とかがちょっといつもとは違うなというのがマウンドであって、後半はできたんですけど、初回にそこを自分なりに工夫できなかったというのが打たれた原因かなと思います。

――その後は無失点投球を続けましたが

後半になってからエンジンがかかるというか、良いピッチングができたというのを、初回にできればなという風に思いました。

――次戦に向けて

今回、初回の先頭バッターにフォアボールで出塁させてしまって、自分が打たれて失点したんですけど、次の試合以降は各回の先頭を一番最初に気をつけるというのを基本として置いて、そこからどう工夫して抑えていくかというのをピッチングの方ではやっていきたいなと考えています。バッティングの方では、きょうは全く貢献できなかったので、ポイントポイントでできることをやっていきたいなと思います。