ラグビー部

2017.10.26

関東大学対抗戦 対帝京大 秩父宮ラグビー場

帝京大戦展望

 関東大学対抗戦(対抗戦)最初のヤマ場であった筑波大戦を33―10と快勝し、対抗戦3連勝を飾った早大。次なる相手は、学生王者・帝京大だ。今季、帝京大とは2度対戦し、いずれも軍配は帝京大に上がっている。特に、ことし8月に菅平で行われた夏季オープン戦では『0-82』と大きく差をつけられ、完敗を喫した。同じ相手に3度も負けることは許されない。来る対戦へ向けて注目ポイントを見ていきたい。

 「セットプレーは絶対に修正しなければいけない」とロック加藤広人主将(スポ4=秋田工)が振り返ったように、帝京大戦ではセットプレーがカギを握るだろう。筑波大戦でのラインアウトは12本中6本しか成功せず、成功率はわずか50%。クリーンキャッチに至っては3本しかなかった。今季の早大は速いテンポでのアタックを掲げているだけに、安定した球出しは必要不可欠である。スローワーであるフッカー宮里侑樹(スポ3=沖縄・名護商工)は安定したスローでラインアウトの成功率を向上させたい。また、スクラムもここまでの3試合ではプレッシャーを受け、押される場面が見受けられた。筑波大戦でも試合序盤は筑波大のスクラムに対応できず、押される場面があっただけに、帝京大戦ではファーストスクラムから優位に立ちたいところだ。

スクラムとフィールドプレー、鶴川の双方の活躍に期待したい

 さらに、ここまでの対抗戦3試合で229点を奪っている強力な帝京大の攻撃陣を食い止めるために、早大の強みであるディフェンスとブレイクダウンにも注目である。夏季の対戦ではブレイクダウンの攻防では互角に渡り合う時間帯も見受けられた。では、なぜ大差がついたのか。それは、外へボールを展開された際にディフェンスラインの形成が遅れ、できたギャップを、フッカー堀越康介主将(4年)をはじめとする帝京大の選手たちに突かれて大きくゲインを許したからである。これを踏まえると、早大には80分間、ギャップを作らずにディフェンスラインを形成し続けてひたむきにダブルタックルに入り、ラインブレイクされる場面をつくらないことが失点を減らすために必要である。また、FB尾崎晟也(4年)とWTB竹山晃暉(3年)のホットラインを中心とするキックカウンターも帝京大の大きな得点源だ。尾崎、竹山ともにランの能力は非常に高く、早大も夏季の対戦でキックカウンターによりトライを献上している。SH齋藤直人(スポ2=神奈川・桐蔭学園)、SO岸岡智樹(教2=大阪・東海大仰星)をはじめとする早大のキッカーには効果的なキックの使い方が求められるとともに、夏季の網走合宿から練習を積んできたアンストラクチャーな状況でのディフェンスの規律を守り、帝京大のカウンターの脅威を食い止めたい。

効果的なキックの使い方が勝負のカギを握る

 CTB中野将伍(スポ2=福岡・東筑)が「1番勝たなくてはいけない相手」と話すように、『荒ぶる』のために絶対に勝たなければならない相手、帝京大。7人制ではあるものの、ことし4月の東日本セブンスでは勝利を収めているだけに、『スクラム、チームディフェンス、ブレイクダウン』の基軸で互角に戦うことができれば勝機が見えてくるに違いない。いよいよ迎えた大一番、3度目の正直で今季の2度の敗戦の雪辱を果たしたい。

(記事 新開滉倫 写真 吉田安祐香)

関東大学対抗戦Aグループ星取表(10月26日現在)
  帝京大 早大 明大 慶大 筑波大 青学大 日体大 成蹊大
帝京大

10/28 14:00

秩父宮

11/18 14:00

三ツ沢

11/5 14:00

相模原

11/26 11:30

秩父宮

〇89-5

〇70-3

〇70-0

早大

10/28 14:00

秩父宮

12/3 14:00

秩父宮

11/23 14:00

秩父宮

〇33-10 〇94-24 〇54-20

11/5 11:30

相模原

明大

11/8 14:00

三ツ沢

12/3 14:00

秩父宮

10/28 11:30

秩父宮

〇68-28 〇108-7

11/5 14:00

明大G

〇87-0
慶大

11/5 14:00

相模原

11/23 14:00

秩父宮

10/28 11:30

秩父宮

〇43-26

12/3 14:00

東京ガスG

〇49-22 〇61-7
筑波大

11/26 11:30

秩父宮

●10-33 ●28-68 ●26-43

11/5 14:00

NECG

〇41-10

11/12 14:00

敷島

青学大

●5-89

●24-94 ●7-108

12/3 14:00

東京ガスG

11/5 14:00

NECG

11/18 11:30

三ツ沢

〇26-19

日体大

●3-70

●20-54

11/5 14:00

明大G

●22-49

●10-41

11/18 11:30

三ツ沢

11/25 11:30

江戸川

成蹊大

●0-70

11/5 11:30

相模原

●0-87 ●7-61

11/12 14:00

敷島

●19-26

11/25 11:30

江戸川

※秩父宮は秩父宮ラグビー場、三ツ沢はニッパツ三ツ沢球技場、相模原は相模原ギオンスタジアム、帝京大Gは帝京大学百草園グラウンド、足利は足利市総合運動公園陸上競技場、海老名は海老名運動公園陸上競技場、秋葉台は秋葉台公園球技場、明大Gは明大八幡山グラウンド、浜川は高崎市浜川陸上競技場、キヤノンGはキヤノンスポーツパーク、東京ガスGは東京ガス大森グラウンド、敷島は群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場、NECGはNEC我孫子グラウンド、江戸川は江戸川区陸上競技場。
関東大学対抗戦Aグループ順位表(10月26日現在)
順位 チーム 試合 得点 失点 得失 トライ
明大 263 35 228 38
帝京大 229 8 221 33
早大 181 54 127 27
慶大 153 55 98 23
筑波大 105 154 -49 16
青学大 62 310 -248 10
日体大 55 214 -159 6
成蹊大 26 244 -218 4
勝ち数の多い大学を上位とし、勝ち数が並んだ場合は同順位とする。