準硬式野球部

2017.10.25

秋季東京六大学リーグ戦 10月24日 早大東伏見グラウンド

投打がかみ合い立大に勝利

                  

立大1回戦
早大

立大
(早)◯黒須、古賀、田中、山口―吉田龍
♢(本塁打)高橋 (二塁打)鈴木夏、矢坂

 台風の影響で試合が延期しきょうの開催となった立大との試合。先週の試合で法大が連勝したため優勝の可能性がなくなって迎えた試合となった。早大は2回、倉本芳郎副将(法4=広島・修道)の適時打で先制する。続く3回、2死ながら満塁の好機で高橋崚介(人4=秋田・横手)に満塁本塁打が飛び出し大量リードを奪う。投手陣は先発の黒須裕太(人4=栃木・真岡)が6回を1点に抑える好投を見せる。中継ぎ投手も好投を見せて立大に追加点を与えず勝利した。

 先制点を奪ったのはワセダだった。2回、先頭の鈴木夏亥副将(社4=東京・早実)が二塁打で出塁すると、倉本が適時打を放ち1点を先制する。続く3回はビックイニングになる。先頭の黒須が出塁するものの、その後の打者が続けてアウトになり2死一塁となる。得点に繋がらないかと思われたが笹井健佑(社4=東京・早実)、鈴木が安打でつなぎ2死満塁の好機を作る。この場面で打席に立つのは秋季リーグ通じて好調を維持し、前の試合ではサイクル安打と今、最もこわい打者である高橋。2年3年と苦しい時期を過ごしてきた自分がいるから、今の自分があると振り返る苦労人だ。甘い球を振り抜くと、球は併設するアメフト場まで届く強烈な満塁本塁打を放つ。3回で5点のリードを奪う。5回には矢坂颯雅(社4=東京・早実)の適時二塁打で1点を追加。8回は代打の鈴木涼馬(商2=東京・早実)の内野安打が相手守備の乱れを誘いさらに1点を追加する。

満塁本塁打を放った高橋

 この試合の先発投手は黒須。下級生の時からワセダの投手陣を支えてきた投手だ。初回、先頭打者に内野安打で出塁を許すものの、すかさず牽制でアウトに取ると、その後は少ない球数で相手打者を打ち取るテンポの良い投球で立大打線を抑えていく。6回に味方守備の乱れから1点を失うものの、6回を投げわずか2安打しか許さない圧巻の投球。ワセダとしての集大成を飾った。その後は継投策に出るワセダ。7回は古賀湧也(スポ3=佐賀西)が登板。得点圏に走者を背負うも2つの三振を奪い無失点に抑える。8回は田中宏和(スポ4=福岡・久留米)が登板すると、立大を三者凡退に抑え9回にバトンをつなぐ。最終回を任せられたのは山口将宏(スポ4=愛知・横須賀)。去年はベストナインに選ばれるなど大活躍したものの、今年苦しんでいた山口がピシャリと3人で抑え試合を締めた。

エースとしての役割を1年全うした黒須

 4年生にとっては早大準硬式野球部として戦う最後のカードとなる立大との試合。きょうの試合ではその4年生の活躍が目立った。満塁本塁打を放った高橋や好投を見せた黒須だけでなく、代打として出場した吉田康佑(先理4=東京・早実)や矢野匠(社4=東京・早実)にも安打が出るなど多くの4年生が躍動した。ベンチからチームを支えた選手にも結果が出たことは改めてワセダの選手層を見せつけた。4年生の代は下級生の頃からチームを支えてきた選手が多くいる。優勝は逃したものの、最終カードで勝ち点を取って笑顔で締めくくりたい。

(記事 藤本壮汰 写真 中村朋子)

コメント

黒須裕太(人4=栃木・真岡)

――台風で順延になりましたが、影響などはありましたか

台風で試合が延びて、雨などで練習出来ない可能性があった中で、各々が練習してきたのですが、全体で練習が出来なかった分体の動きが鈍かったりはしたのかなと思います。

――きょうが場合によってはワセダでの最終登板になるかも知れませんでしたが

試合前は自分が9回を投げ切るぞ、という気持ちで、後輩に何か遺せるような投球が出来れば良かったのですが、それでも6回までは投げることが出来、試合を作ることは出来たと思うので何か後輩に遺すことは出来たかなと思います。

――きょうのご自身の投球を振り返っていかがですか

あまり調子は良くなかったのですが、その中でも試合を作ることが出来たので、秋リーグを通して大崩れすることがなかったことは良かった点かなと思います。きょうの試合も同様にしっかりと試合を作ることが出来たのでそれについては良かったかなと思います。

――残り試合は少ないですが、チームメイトに一言お願いします

そうですね、明日でラスト1試合に出来ればいいのですが、明日1試合で終われるようにチーム一丸となって頑張っていく、というのと後は4年生が頑張って後輩に良い何かを遺せればいいな、と思います。

高橋峻介(人4=秋田・横手)

――ナイスホームランでした

ありがとうございます。

――本塁打は満塁の場面でしたがどのような気持ちで打席に立ちましたか

大きいのは狙わず、しっかり投手が投げてきた球に合わせていこうという気持ちで入りました。

――打った球種と手応えは

真ん中高めの甘い球で、打った瞬間入ったなと確信するあたりでした。

――秋のリーグ戦通じて好調を維持しているように思いますが好調の要因としてはどのようなことが挙げられますか

2年3年と試合に出れず苦しい時期を過ごしたんですが、今季春のリーグ戦からちょこちょこ試合に出始めて、苦しいときの自分があったから打てていると思います。周りの応援もあり、応援される選手になったことでこういった結果を残せる選手になったのかなと思います。自分の成長だけではないと思います。

――残り少ないリーグ戦ですが意気込みをお願いします

4年間の集大成になるので1球、1打に集中して全力でプレーしていきたいと思います。 矢坂颯雅(社4=東京・早実)

――最終カードの初戦となりました。どのような気持ちで挑みましたか

優勝はなくなってしまったのですが、2位になれば来年の関東大会(関東地区大学選手権)でのシード権がもらえるので、後輩たちのために取るぞという気持ちで挑みました。

――優勝可能性がなくなっていた中、チームの雰囲気やモチベーションというのはいかがでしたか

もう4年生は野球を部活としてやるのは最後なので、その気持ちをぶつけていければ、という強い気持ちでこのカードを迎えました。

――台風の影響で日程が随分と流れてしまいましたが、連日の雨の中練習などは十分にできていたのでしょうか

雨の日が続いて練習ができなかったのですが、きのうなど、月曜日はオフなのですが、みんなが練習に参加してくれたので、メンバーはもちろんなのですが、メンバー外の人なども最後の練習だから、と練習を優先して来てくれたので、ありがたかったです。

――3回には4年生の連打から高橋崚介(人4=秋田・横手)選手が満塁弾を打ちました。ネクストバッターズサークルでどのようにご覧になりましたか

彼はかなり調子がいいので、そのあとだとすごく打ちづらいのですが、点が入ったので、だいぶ楽な気持ちで。5点差がついたので、あそこで。しっかりボールを見れて、四球で塁に出れたので、しっかり攻撃をつなげられたかなと思います。

――ご自身も5回に適時打を放ち、追加点をもたらしました

たしかランナーが2人出て、そのあと四番、五番がフライで凡退ということで、ゴロを意識して打ったのですが、結果的にいいところに打てて、良かったです。

――最終カードで適時打ということで、感慨深いものはあるのでしょうか

そうですね。またあしたが最終戦ということで、特に何もないですね(笑)。楽に、いつも通りやればいいのかなと思います。

――明日は勝てば最後の試合になりますが、どのような気持ちで挑んでいきたいと思いますか

本当に今まで野球をずっとやってきて、最終戦なのですけど、固くならず、自分の野球ができればいいかなと思います。

鈴木夏亥副将(社4=東京・早実)

――公式戦最終カードですが、どのような気持ちでこのカードに臨みましたか

最後勝って笑って終わろうということで、練習に取り組んできました。そういう気持ちでした。

――2回の第1打席では二塁打を放って、先制のホームを踏みました

やはり対戦経験の少ない投手だったので、真っすぐだけに絞ったおかげであの結果につながりました。その後すぐに倉本(芳郎副将、法4=広島・修道)が返してくれたので本当にいいかたちで先制できたと思います。

――続く第3打席でも三遊間を破る左前打で出塁しました。今季通して打撃好調ですね

そうですね。後ろに高橋(崚介、人4=秋田・横手)がいるのでぼくはなんとしても後ろにつなごう、とつなぐ意識で打席に立てていることがいい結果になっている理由だと思います。

――首位打者も射程圏内ですが

そういう話も聞くので意識してしまう部分はあります。ですが、自分の役割は単打で後ろにつなぐことだと思っているので、それがきょうの試合でも実践できていると思います。

――9回の最終打席では鈴木夏選手らしくない三振でしたが首位打者への意識がありましたか

うーん、難しいところですね(笑)。最終打席がああいうかたちで終わってしまったのは意識していないといったら嘘になりますが、あの打席はやはり良くなかったのであれがきょうの反省点ですね。

――あしたが最後の公式戦となる可能性もあります。意気込みをお願いします

ぼくらは4年生中心のチームでここまでやってきたので最後もしっかり4年生中心で、後輩たちを引っ張ってなんとしても2連勝で終わりたいと思います。