卓球部

2017.10.29

第84回全日本大学総合選手権個人の部 10月29日 埼玉・所沢市民体育館

全日学が閉幕!男子部2名がベスト8入り!

 全日本大学総合選手権個人の部(全日学)はいよいよ最終日。この日は、前日にランク入りを達成した選手による男女シングルスの5回戦以上が行われ、早大からは5名がさらに上の順位を目指して戦いに挑んだ。結果は女子部が3名とも5回戦敗退、男子部は上村慶哉(スポ4=福岡・希望が丘)と緒方遼太郎(スポ1=東京・エリートアカデミー/帝京)がともにベスト8入りとなった。

 緒方の5回戦の対戦相手は筑波大のエース坪井勇磨(3年)。この試合で緒方は会心の試合展開を見せた。相手の武器であるチキータレシーブに対して鮮やかなバックハンドカウンターで応戦し、得点を重ね第1ゲームを先取すると、第3、4セットはお互いのフォアの応酬となったラリーをことごとく制した。さらには要所のロングサーブで得点するなど、戦術面での多彩さも見せてゲームスコア4-2で強豪を退けた。この勢いのまま臨みたい準々決勝であったが、専大の郡山北斗(3年)が立ちはだかった。緒方が強打を放つも台から下がって球を拾われ決めきれず、逆に強烈なカウンターを決められてしまいペースを掴むことができない。その後も攻守にわたって正確なプレーを繰り出す相手の前に緒方らしいプレーは影をひそめ、ストレートで完敗を喫した。

 息をのむようなハイレベルの打ち合いだった。上村は5回戦に快勝し、準々決勝では国際大会での優勝経験もある専大の三部航平(2年)と対戦した。「ボールの質の高さに最初は自分が全くついていけずに出だしで離されてしまった」と語るように、完成度の高い相手の両ハンドドライブに苦しめられ、ゲームカウント0-3と追い込まれてしまう。しかし、上村はここで思い切って戦術を変更し、投げ上げのフォアサーブを出し始めると試合は上村のペースに。腕をしっかり振ることを意識したというバックハンドに活路を見出し、相手が触れないような見事なカウンター、中陣からのドライブなどバックハンドで得点を重ね1セットを取り返す。第5ゲームは両者一歩も引かない打ち合いとなったが、粘りを見せた三部に軍配が上がり準決勝進出はならなかった。

上村は惜しくも目標のベスト4には届かなかった

 女子ダブルスでもランク入りした鎌田那美(スポ2=北海道・駒大苫小牧)は、前瀧初音(東京富士大4年)との5回戦に臨んだ。相手の強烈なスマッシュに苦戦するも、鎌田は持ち味の粘り強さを見せる。どちらも譲らない一進一退の攻防が続く熱い一戦だった。ゲームカウント1-1で迎えた3ゲーム目。鎌田の表情が変わる。落ち着いたプレーで相手のミスを誘い、試合展開はガラリと変わった。11-3という大差で3ゲーム目を奪取。このまま自分のペースへと持ち込みたい鎌田だったが、相手のコースを攻めた絶妙なレシーブを前にその勢いはとどまってしまう。試合はフルゲームまでもつれ込んだ。緊張感漂う最終ゲーム。2点先取するも、試合は相手のペースだった。必死に食らいついた鎌田だったが、5-11で試合は終わった。

 ダブルスで敗れた奥下茜里(日大2年)と対戦した阿部愛莉(スポ3=大阪・四天王寺)は第1ゲームを上手くペースに乗ることが出来ず落としてしまう。気を取り直し第2、第3ゲームでは持ち味である打点の低いスマッシュを活かして連取したが、続く第4ゲームからは相手に主導権を握られなかなか攻めることが出来ない。第6ゲームではこの試合初めてのタイムアウトを取り切り替えようとするも、ジュースにもつれ込む接戦の末に11ー13で敗北を喫した。徳永美子(スポ3=福岡・希望が丘)は多彩なサーブを駆使して点を重ねようとするも、相手の繰り出す重い一発に苦戦。ペースを乱され、無念のストレート負けとなった。

女子部は3名ともベスト16でコートを去ることとなった

 男子部は、日本代表候補選手がずらりと名を連ねるベスト8に上村と緒方が入り、早大の強さを示したが、試合後上村が悔しさをにじませたように選手たちはさらなる高みを目指す。他方、女子部の選手たちは悔しい結果となり、リベンジに燃えていることであろう。今大会の上位進出者には来月行われる全日本学生選抜選手権(全日学選抜)への出場権が与えられる。選手たちはそれぞれの思いを胸に今季の学生卓球シーズンの締めくくりとなる大会に臨んでいく。

(記事 吉田寛人、大島実咲、今山和々子 写真 本田京太郎)

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結果

▽男子シングルス

5回戦

○上村4ー2宮本(中大)

○緒方4ー2坪井(筑波大)

準々決勝

●上村2ー4三部(専大)

●緒方0ー4郡山(専大)

▽女子シングルス

5回戦

●徳永0ー4田口(筑波大)

●阿部2ー4奥下(日大)

●鎌田3―4前瀧(東京富士大)

コメント

▽男子

上村慶哉(スポ4=福岡・希望が丘)

――最後の全日学が終わりました

目標がベスト4以上に入ることだったので、ベスト8の壁を破れずに残念ですね。

――ダブルスでもベスト8でしたが

もっと上を目指せただけに悔しい気持ちがあります。

――準々決勝の相手をどのように分析していましたか

サーブが上手い選手で、バックハンドも勢いのある選手というのは分かっていたのですが、そのボールの質の高さに最初は自分が全くついていけずに出だしで離されてしまったのが敗因かなと思います。

――第2ゲームからバックサーブを出し始めましたが、狙いは何だったのですか

チキータレシーブが強力だったので、それの威力を弱めるためにバックサーブを使用して、展開は良くなったんですけど、最後一本取りきれずにセットを奪えませんでした。

――第4セットから流れが良くなりましたが、戦術の変更はあったのでしょうか

第3セットまでは低いトスのサーブだったんですけど、思い切って投げ上げのフォアサーブに変えてからすごく展開が良くなって、気持ち的にも開き直ることができた部分があったのが良かったかなと思います。

――バックハンドがよく決まっていましたね

やっぱり思い切って振っていかないと得点できないということが前半の3セットで分かったので振るようにしていったんですけど、ちょっと気付くのが遅かったというか、次遣る時はもっともっと1セット目から振っていければチャンスがあるのではないかなと思います。

――最後に来月の全日学選抜に向けて意気込みをお願いします

本当に学生としての最後の試合になると思うので、いい結果で締めくくればなと思います。