スケート部

2017.10.24

第24回全日本距離別選手権 10月20~22日 長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)

石川がシーズン開幕戦で自己ベスト更新

 スピードスケートのロングトラック競技のシーズン開幕を告げる全日本距離別選手権(距離別)が長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)で開催された。オリンピックイヤーということもあり、例年に増して注目度が高かった今大会、早大からは石川将之(スポ2=山梨・北杜)とルーキーの小竹瑠湖(スポ1=山形中央)が出場した。石川は2種目、小竹は1種目にエントリーし、石川は2種目とも自己ベストを更新、上々のシーズンスタートを切った。

 1分50秒25。レースを終えてタイムを確認すると石川は悔しそうに首をかしげた。きょねんは10位と好成績を収めた男子1500メートルで、石川はスタートから勢いよく飛び出し自己ベストを更新したが、「目標は(1分)49秒台」としていたため後半の失速を悔やんだ。3日目に出場した男子1000メートルでも昨年度に続き自己ベストを更新。ただ、オリンピックシーズンに意気込む有力選手が好記録を出す中で両種目とも順位を伸ばすことはできず、自身の成長の手応えとともにトップ選手のレベルの高さを痛感したシーズン開幕戦となった。

2種目で自己ベストを更新した石川

 今大会が早大の選手としてのデビュー戦となった小竹は、女子3000メートルを4分54秒52で34位となった。故障の影響で練習を再開したのが約2週間前ということもあり万全には程遠い状態であったが、「今の実力を知ろう」とエントリー、滑らかなコーナリングなど持ち味を発揮した。「シーズン後半の2月までになんとか調子を上げていいタイムを出せたら」と語るように、国体優勝の実績の持ち主である小竹は、前を向いてここからの巻き返しを図る。

女子3000メートルに出場した小竹

 平昌オリンピックでのメダル獲得を狙うトップ選手のレベルを肌で感じることができた今大会は両選手にとって、それぞれの目標を再確認する良い機会となったことであろう。両選手とも満足のいく結果を出すことはできなかったが、まだシーズンは始まったばかりである。それぞれの課題を克服して1月のインカレで学生スピードスケート界を引っ張る活躍をすることに期待したい。

(記事 吉田寛人、写真 廣田妃蘭、吉田寛人)

結果

▽男子1500メートル

石川 1分50秒25 15位

▽女子3000メートル

小竹 4分54秒52 34位

▽男子1000メートル

石川 1分11秒52 28位

コメント

 

石川将之(スポ2=山梨・北杜)

―― シーズン開幕戦でしたが、現在のご自身の調子はいかがですか

ことしはオリンピックシーズンということで結構レベルが全体的に上がっているんですけど、その中で上の方へいきたいという思いで臨んできた1年で、(出場した)両方のレースで自己ベストが出たんですけど、やっぱりもうちょっと上にいきたかったなという思いと、気持ちの焦りでうまくレースが組み立てられなかったという今大会でした。

――オフシーズンはどのようなことを強化してきましたか

きれいに氷に力を伝えるようなフォームの確立と、後半でもバテないような体力の向上を目指してやってきました。

――2日目の1500メートルを振り返っていかがでしたか

目標は(1分)49秒台というのを立てていて、1100メートルまでは順調だったんですけど、やっぱりラスト1周でパタッと足が止まってしまってラップタイムを落としてしまったので、自分の中では悔いが残るレースでした。

――スタートがとても良かったように見えましたが

優勝ラインは1分46秒台だろうなと予測して、自分も攻めていかなければということを意識したので、いい入りができたと思います。

――1000メートルはどのようなレースプランで臨まれましたか

2日目の時点で、1周のスピードが出ることを確認できたので、前半のほうに重点を置いたんですけど、(最後にタイムを)落としてしまったというか、ラップタイムの差が2秒ぐらい開いてしまったので、そこはもう一回作り直しかなという感じです。

――1000メートルの今シーズンの目標タイムを教えてください

1分10秒80を目指したいです。

――最後に、次に出場されるジャパンカップでの目標を教えてください

まだシーズンが始まったばかりなので記録の向上を目標にしたいんですけど、1500メートルでは(1分)49秒台を出すということと、1000メートルでは(1分)11秒00に近づけるように頑張っていきたいです。

小竹琉湖(スポ1=山形中央)

―― 入学してから初めての大会でしたが、どのような意気込みで臨みましたか

5月ぐらいに怪我をしてしまって、それからずっと練習ができてなかったんですけど、とりあえず今の実力を知ろうと大会に出て、まあこんなものかな、という感じですね。

――ご自身のスケーティングの持ち味を教えて下さい

あまりないんですけど、コーナーで足が動くところが持ち味かな、と自分では思います。

――怪我をされていたということですが、練習を再開したのはいつですか

2週間前ぐらいから滑り始めました。

――今大会はどのような目標を設定していましたか

きょねんと同じぐらいのタイムを出すことを目標にしていました。

――これからトレーニングを重ねていかれると思いますが、今後の目標を教えてください

シーズン後半の2月までになんとか調子を上げていいタイムを出せたらな、と思います。