フェンシング部

2017.10.19

第69回関東学生選手権 10月17日 東京・駒沢オリンピック公園屋内球技場

加納優勝!木村2位!安3位!2年生3人が表彰台へ

 2年生3人が表彰台へと上りつめた。4日目を迎えた関東学生選手権(関カレ)で行われたのは、男子エペ個人と女子サーブル個人。男子エペ個人では加納虹輝(スポ2=山口・岩国工)が関カレ初優勝を果たし、安雅人(スポ2=茨城・水戸一)も3位に入った。女子サーブル団体では、木村結(社2=山口・柳井学園)が優勝まであと2点の2位に入った。

 男子エペ個人では、ベスト4まで勝ち進んだ加納と安が、準決勝で同士討ちをするかたちとなった。「ボコボコにされると思っていた」と言う安だったが、第1セット終了時点で8−5と加納相手にリードを奪う。しかしその後は7連取を決められるなど追い上げを許し、11−15で敗北。3位決定戦に回った。迎えた3位決定戦では、相手を終始圧倒。15−7で勝利し、表彰台入りを果たした。一方準決勝終了後、安に「絶対に優勝しろよ」と言われたという加納は、決勝で昨年のファイナリスト中村豪(法大)と対戦。序盤こそリードしては追い付かれ、という試合展開になったものの、最終的には15−6の大差で勝利。初めての関カレ制覇となった。

決勝を戦う加納

 女子サーブル個人では、木村が優勝まで後1歩に迫った。「いつも上位の人が今回遠征でいなくて、本当に優勝を狙えるなと思っていた」(木村)との言葉通り、トーナメントを順調に勝ち上がり、決勝まで進出。しかし迎えた決勝では、序盤と中盤にそれぞれ4連取を決められるなどして、4−12まで大きく点差が開いてしまう。優勝は厳しいかと思われたが、ここで木村が猛攻を見せる。2連取、3連取、4連取と連取を重ねていき、ついには13−14の1点差にまで追い付いた。あと2点で優勝。流れは木村に向いているかと思われた。だが、相手も関カレ決勝まで勝ち上がってきた実力者。そううまくは勝たせてくれなかった。2点及ばずの2位。試合後木村は悔しさを噛み締めた。

1点差まで迫るが敗れ、悔しさで座り込む木村

 2年生3人が3位以内に入った関カレ4日目。同期で切磋琢磨(せっさたくま)した努力が、この結果に結び付いたのだろう。またこの2年生の活躍は、上級生や下級生にも大いなる刺激を与えている。「先輩としては嬉しい反面、悔しさもある」。今回ベスト16にとどまった小野真英(スポ3=埼玉栄)はこう語った。これからもさらにチーム全体で互いに互いを高め合い、インカレではさらなる好成績を目指していきたい。

(記事、写真 藤岡小雪)

※エペ:全身が有効面となる上に、両選手が同時突きをすると両者にポイントが与えられる。より慎重な攻め方が求められるため、時として両者が睨み合ったまま時間が過ぎることは稀な話ではない。

※サーブル:両腕も含む上半身への突きと切り(剣先ではなく剣の胴部分で相手の体に触れること)が得点となる。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は相手の攻撃を防御してから攻撃しなければならない。この攻撃権の奪い合いにより、両選手はピスト上を常に前後に往復し合うため、サーブルは3種目の中で最も全身運動が激しい種目だと言える。

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結果

▽男子エペ個人

加納虹輝(スポ2=山口・岩国工)優勝

2回戦:○15−4 伊藤友祐(日大)

3回戦:○15−10 原田圭佑(専大)

4回戦:○15−12 平野裕也(慶大)

準々決勝:○15−11 古田育男(日体大)

準決勝:○15−11 安雅人(早大)

決勝:○15−6 中村豪(法大)

安雅人(スポ2=茨城・水戸一)3位

2回戦:○15−9 太田海(東北学院大)

3回戦:○15−9 清水駿斗(拓大)

4回戦:○15−8 海老塚悠将(慶大)

準々決勝:○15−9 西林凛(立大)

準決勝:●11—15 加納虹輝(早大)

3位決定戦:○15−7 北村丈知(日大)

小野真英(スポ3=埼玉栄)13位

2回戦:○15−5 敷根章裕(法大)

3回戦:○15−9 千田圭(日体大)

4回戦:●12−15 中村豪(法大)

工藤功輝(スポ4=東京・早大学院)46位

2回戦:●12−15 菊池智大(法大)

北原達也(スポ4=長野・伊那北)77位

2回戦:●14−15 清水雄大(慶大)

十河昌也(スポ2=香川・三本松)80位

2回戦:●14−15 弘瀬晴高(日大)

中埜匡貴(創理2=東京・早大学院)プール戦敗退

▽女子サーブル個人

木村結(社2=山口・柳井学園)2位

2回戦:○15—8 服部妃冬未(法大)

3回戦:○15−11 飯田ひかり(専大)

準々決勝:○15−12 安田幸(日大)

準決勝:○15−11 小林かなえ(東女体大)

決勝:●13−15 田﨑里花子(東女体大)

齊藤里羅子(スポ2=山形東)12位

2回戦:○15−0 渡部加菜(東女体大)

3回戦:●13−15 安田幸(日大)

佐野友香(スポ2=静岡・沼津西)17位

2回戦:●10−15 高木杏菜(日体大)

コメント

加納虹輝(スポ2=山口・岩国工)

――個人戦を振り返っていかがでしたか

全体的に、中盤で競って後半に突き放すっていう流れが多かったので、身体的にしんどい試合運びでした。前半からもっと(点を)離すことができれば楽に戦えて、団体戦に疲労を残さずに済んだのかなと思います。

――中盤で競ってしまった原因は

最初は(点差を)離すんですけどそこから追いつかれて、の繰り返しで。離したときに油断してしまったのが、問題だったと思います。

――特に苦しかった試合はありますか

自分の中では競っていた、という感覚はなかったですね。点数だけ見たらそうかもしれないですけど、自分の中では余裕を持って試合をしていました。

――準決勝では安雅人選手(スポ2=茨城・水戸一)との同士討ちでしたが

もちろん全力で勝ちに行きました(笑)。(試合後は)「絶対に優勝しろよ」とは言われました。

安雅人(スポ2=茨城・水戸一)

――個人戦での目標を教えてください

遠征から帰ってきた当日の試合で3日連続での試合だったので、インカレ(全日本学生選手権)に出られれば良いかなぁと思っていました。そこまでモチベーションは高くなかったのですが、ラッキーが重なって上位に行けてすごくうれしかったです。

――準決勝では加納虹輝(スポ2=山口・岩国工)さんと同士討ちでしたが、その時の心境はいかがでしたか

コンディション的には勝てないと思っていたので、どうせやるならいろいろチャレンジしてみようと思いました。その中で点数を取られても、練習の延長戦のような感じで楽しくやりました。

――11−15で試合を終えましたが

そんなに取れると思っていなかったです。ボコボコにされると思っていたので、意外と粘れて良かったかなと思います。

――インカレでの目標をお願いします

インカレに標準を合わせて、優勝を狙えるように頑張ります。

木村結(社2=山口・柳井学園)

――どのような目標を持って試合に臨みましたか

いつも上位の人が今回遠征でいなくて、本当に優勝を狙えるなと思っていたので、優勝を目指してやっていました。

――では2位でやはり悔しかったですか

はい。

――リードされる中で、後半4連取して13-14までいきましたが

はい。流れが自分に来ていて、行けるかなと思っていたんですけど、まさかの押し出しで…。

――それ以前の展開で、もう少しこうしていたら勝てたなと思う部分はありますか

最初に結構点をとられたので、最初にもう少し自分で戦術を変えられていたら、流れが変わってきていたかなと思います。

――最後に11月の全日本学生選手権(インカレ)への意気込みをお願いします

関カレ(関東学生選手権)では優勝できなかったので、インカレでは絶対優勝が目標です。1カ月しっかり練習して自分の課題を克服し、自分のかたちで確実に点が取れるようにしていきたいと思います。

小野真英(スポ3=埼玉栄)

――ベスト16となりましたが、ご自身でこの結果を振り返っていかがでしょうか

関カレ(関東学生選手権)は結果を意識してやってきたので試合の内容自体は悪くなかったのですが、結果が出なかったというところで甘い部分があったなと思っています。そのためインカレ(全日本学生選手権)では、意識して頑張っていきたいと思います。

――加納虹輝選手(スポ2=山口・岩国工)や安雅人選手(スポ2=茨城・水戸一)が入賞しましたが、小野選手にとってもそのことは刺激になりましたか

そうですね。加納も安も最近かなり成績を残していて先輩としては嬉しい反面、悔しさもあるので、個人戦の結果は素直に自分でも喜んではいるのですが自分も頑張らないといけないという刺激にはなりますね。

――全日本学生選手権(インカレ)への意気込みをお願いします

インカレではしっかりベスト4に入るように頑張っていきたいと思います。