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2017.10.16

日常シーンに最適、WSDシリーズに迫る

 2017年秋シーズンより、アシックスキャンパスストア早稲田とECサイトにおいてWSDシリーズが発売された。パーカー、ジップアップパーカー、スウェットパンツ、ライトバッグの計4種類を展開する。早大生はアシックスキャンパスストアで商品を買うと、表示価格の2割引きに。WSDシリーズは学生でも買い求めやすい価格で、今後多くのキャンパスシーンで活用されることが見込まれる。

 今回、このWSDシリーズに携わったデザイナーの横山氏とワセダOGで商品開発担当の松田氏にお話しを伺った。

WSDパーカーをデザインした横山氏

――このWSDシリーズの企画のきっかけはどのようなものでしたか

横山 この商品だけの話をする前に、17年秋冬からのアシックスアパレルについてお話しなければいけません。これまでスポーツシーンに特化したウェアを作ってきたのですが、(スポーツに対して)ここ数年で世の中の考えが変わってきていて、スポーツをするときとそれ以外のボーダーが曖昧(あいまい)になってきているというのが、弊社だけではなくスポーツ業界全般に言えることなんですね。そう言ったこともあり、17年のアパレルテーマが『adaptable』となりました。例えば、サッカーで言えばピッチにいても、それ以外のトレーニングのジムにいても着られるような服をアシックスのアパレルとしてスタンダードにしていこうと言った感じです。そして今回、キャンパスのウェアをデザインしている中で、それは大学の学生にとっても言えるんじゃないかと。体育各部に関しては今まで通りのスポーツに特化した商品でいいかもしれないけれども、その他たくさんの一般学生がいる中で、一般学生の生活の動向というかどんな服を着ているのかを考えるところから始めなければいけないと考えました。海外の大学を見るとやっぱりカレッジスタイルというものがあるんですけど、それをそのまま日本に持ってきてもどうも合いそうにないなと。たとえば「WASEDA」と書いてある服をキャンパス内では着られるし、部活中とか試合を見に行っているときは着られるかもしれないですけど、学校を出たときにワセダアイテムを着られるかとなったときに、海外の大学生と日本の大学生では感覚が違うのかなと。そのあたりを『adaptable』に考えたときに、もう少しそれを溶け込ませたようなものを作らなきゃいけないと、ワセダのカレッジスタイルを話し合った結果、WSDという企画が始まりました。

――WSDは早稲田大学を表していると思います

横山 WSDはワセダです。早稲田って地域の名前ですよね。他の大学ではあまり成り立たないんですけど、早稲田=早稲田大学なので、特段Universityがなくても早稲田大学と分かるかなと思うところもあります。

――デザインを良く見ると創立年が書いてあったり、角帽のデザインが隠されたりしていますが、どういうところからこういったアイデアはきていますか

横山 まずはWSDという文字だけを見せたいというところがありました。たくさんモチーフがあったりすると、目が散ってしまうのでWSDのなかに早稲田大学のシンボルである角帽であったり創立の年であったり、そういったものをうまく隠せないかなと。見え方も同色で艶感で差をつけようとか。遠くから見るとWSDという字だけなんですけど、近くでよくよく見ると、そういったネタが隠されているというか、それぐらいがさっきの溶け込ませるという意味でも良いのかなと思いました。

――シンプルなデザインですが、それもこのWSDという文字を目立たせるためでしょうか

横山 それもありますし、やっぱり汎用性のある商品にしたいなというのがありました。より多くの学生の方に着ていただきたいですし、シーンを選ばないモノづくりを考えていたので、デザインに関してはシンプルに考えました。ただシンプルといってもですね、こういう汗止めは昔からある仕様ですが、(昔は)素材も今ほど良い物が無い中で、そのときあったもので考えられた機能性なんですね。そういったものをうまくデザインに取り込めないかなと。ワセダの1882年創立という約135年の伝統という要素も考えながら、今の雰囲気にうまく馴染ましたような形で取り入れたいなとは思いました。

――今回は価格設定をどのようにされました

横山 価格設定は単純に本当にどれくらいの値段なら買えるのかなというのを考えて、学生の方が買える金額というのを考慮して設定しました。

――服以外にライトバックもありますが、どのように使って欲しい、などはありますか

松田 今はやりというか、みなさん背負っている人も多いので、気軽に取り込んでいただけたらなというのもあります

横山 シンプルなので、その人それぞれで使い方を決めてもらえればいいのかなと思います。

――WSDシリーズをどういうふうに着てほしいだとかありますか

横山 24時間週7日(笑)。

――普通に遊びに行くときとかも

横山 ぜひ、着てほしいですね。

――このデザインなら着やすいですよね

横山 けっこう(メーカー側が)押し付けているようなカレッジウェアが世の中に多いと感じるので、本当に学生が着たいと思えるデザインのものを作りたいと思っています。

――タグが以前に比べて小さくなっているのも、その理由でしょうか

横山 ストアがオープンしたときはもっと大きなタグを使っていたんですけど、17年から新しく展開する分にかんしては小さいタグにしています。それはやはり着やすくするという意味もあります。

――パーカーとオススメのコーディネートがあれば教えてください

松田  なんにでも合うと思います。ワイドパンツでもジーパンでもショーパンでも、男性ならハーフパンツでも。かなりシンプルなので。

横山 WSDがでるまではエンジと白の大体2パターンでしたが、普段着ている自分の持っている服とコーディネートしやすいということを考えると黒やグレーをいれた方がいいんじゃないかということでこういうカラーラインナップを考えました。色で買ってくれる人、着てくれる人が使い分けてくれたらいいんじゃないのかなと思います。エンジは早慶戦のときだとかしてくれたらいいのかなと思います。

――今後のWSDシリーズの展開について教えてください

横山 次のシーズンに関しては詳しい内容は言えませんが、第2弾ということで引き続きWSDというロゴについてはやっていきたいと思っています。

横山氏(左)と早大OGの松田氏はWSDパーカーを手に取りながら色々なこだわりを教えてくれた

 シンプルな中にワセダの伝統を意識したデザインに、どんな服にも合わせやすくカラーも使いやすい3色。色違いでそろえて早慶戦などスポーツ観戦にはエンジ色のパーカーを着るなど、シーンによって使いわけるのも使い方の1つだ。この秋、WSDシリーズが新たなトレンドの先駆けとなる。

(記事 杉野利恵、写真 吉田優)

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アシックスキャンパスストア早稲田

[住所] 東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学27号館1階

[TEL] 03-6205-5296

[営業時間] 10:00~19:00

[定休日]日・祝日※大学のイベントに応じて変更する可能性もあります