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ラグビー部

2017.10.12

関東大学対抗戦 対筑波大 10月14日 秩父宮ラグビー場

筑波大戦展望

 関東大学対抗戦(対抗戦)が開幕してから2連勝と順調な滑り出しを見せた早大。青学大戦からFWではフランカー佐藤真吾(スポ3=東京・本郷)、BKではSO岸岡智樹(教2=大阪・東海大仰星)、FB古賀由教(スポ1=東福岡)がチームに復帰し、戦力的に厚みが増した。次の対戦相手は筑波大だ。慶大、明大相手に2連敗と、対抗戦の戦績は早大と対照的だ。しかし、過去に何度か敗北を喫している相手だけに油断はできない。対抗戦最初のヤマ場とも言える次の試合はどのような戦いが繰り広げられるのだろうか。

ブレイクダウンで優位に立ち、早いテンポで攻撃を展開できるか

 筑波大戦では接点近辺の攻防がカギとなってくるだろう。今季の筑波大の特徴として挙げられるのが出足の鋭いタックルとブレイクダウンの強さだ。1人目が相手に低く突き刺さり、2人目がボールに絡みに行くというダブルタックルを徹底している。もしラックでの攻防に時間を取られてしまうと、ボールの供給が遅くなってしまう。そうなると早大がこれまでの2試合で威力を発揮してきたハイテンポなアタックを組み立てることができない。SH齋藤直人(スポ2=神奈川・桐蔭学園)らハーフ団を中心にボールを素早く展開し、関東大学春季大会ではあまり見られなかったサインプレーも織り交ぜながら、トライを量産してきた。筑波大戦でも早いテンポで自分たちのリズムを作り出すことができれば、得点機は必ず訪れるはずだ。そのためにもまずはボールキャリアーを孤立させないこと、そして接点の際の部分で押し負けないことが重要となってくる。

加藤広主将を中心に接点を固めたい

 ディフェンスの安定もカギの1つだ。日体大戦、青学大戦ともに相手にゲインを許した際に、ディフェンスを立て直すことができずトライを奪われてしまう場面が何度かあった。筑波大戦でもWTB仁熊秀人(1年)のような決定力の選手に走られると、そのままインゴールを割られてしまう可能性もある。夏に強化してきたアンストラクチャーな状況からのディフェンスを試合で発揮することが必須である。また今季の筑波大はラインアウトやスクラムなどセットプレーを重点的に取り組んでいる。スクラムをチーム戦略の柱の1つとして挙げている早大もセットプレーで負けるわけにはいかない。FWのハードワークが要求される。

 以上のように筑波大戦は『スクラム・チームディフェンス・ブレイクダウン』の3本柱が何よりも問われてくる試合となるだろう。「自分たちのラグビーをやれば絶対勝てる」とSO岸岡智樹が語るように、チームの基軸となるプレーを遂行すれば必ず勝機は見えてくる。学生王者・帝京大との試合にいい形でつなげられるようにまずは1つヤマを越えたい。

(記事 服平周、写真 大庭開、曽祢真衣)

関東大学対抗戦Aグループ星取表(10月1日現在)
  帝京大 早大 明大 慶大 筑波大 青学大 日体大 成蹊大
帝京大

10/28 14:00

秩父宮

11/18 14:00

三ツ沢

11/5 14:00

相模原

11/26 11:30

秩父宮

10/14 14:00

秩父宮

〇70-3

〇70-0

早大

10/28 14:00

秩父宮

12/3 14:00

秩父宮

11/23 14:00

秩父宮

10/14 11:30

秩父宮

〇94-24 〇54-20

11/5 11:30

相模原

明大

11/8 14:00

三ツ沢

12/3 14:00

秩父宮

10/28 11:30

秩父宮

〇68-28 〇108-7

11/5 14:00

明大G

11/15 11:30

浜川

慶大

11/5 14:00

相模原

11/23 14:00

秩父宮

10/28 11:30

秩父宮

〇43-26

12/3 14:00

東京ガスG

10/15 14:00

浜川

〇61-7
筑波大

11/26 11:30

秩父宮

10/14 11:30

秩父宮

●28-68 ●26-43

11/5 14:00

NECG

10/22 14:00

三ツ沢

11/12 14:00

敷島

青学大

10/14 14:00

秩父宮

●24-94 ●7-108

12/3 14:00

東京ガスG

11/5 14:00

NECG

11/18 11:30

三ツ沢

10/22 11:30

三ツ沢

日体大

●3-70

●20-54

11/5 14:00

明大G

10/15 14:00

浜川

10/22 14:00

三ツ沢

11/18 11:30

三ツ沢

11/25 11:30

江戸川

成蹊大

●0-70

11/5 11:30

相模原

10/15 11:30

浜川

●7-61

11/12 14:00

敷島

10/22 11:30

三ツ沢

11/25 11:30

江戸川

※秩父宮は秩父宮ラグビー場、三ツ沢はニッパツ三ツ沢球技場、相模原は相模原ギオンスタジアム、帝京大Gは帝京大学百草園グラウンド、足利は足利市総合運動公園陸上競技場、海老名は海老名運動公園陸上競技場、秋葉台は秋葉台公園球技場、明大Gは明大八幡山グラウンド、浜川は高崎市浜川陸上競技場、キヤノンGはキヤノンスポーツパーク、東京ガスGは東京ガス大森グラウンド、敷島は群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場、NECGはNEC我孫子グラウンド、江戸川は江戸川区陸上競技場。
関東大学対抗戦Aグループ順位表(10月1日現在)
順位 チーム 試合 得点 失点 得失 トライ
明大 176 35 141 25
早大 148 44 104 22
帝京大 140 3 137 20
慶大 104 33 71 16
筑波大 54 111 -57 8
青学大 31 202 -171 5
日体大 23 124 -101 2
成蹊大 7 131 -124 1
勝ち数の多い大学を上位とし、勝ち数が並んだ場合は同順位とする。