スキー部

2017.10.11

第61回全日本学生夏季競技会 2017年10月8日 東京大学検見川総合運動場

男女総合優勝逃すも前向きな出来

 暑さすら感じる晴天のもと、男女駅伝スプリント、男女駅伝が約3時間半に及び実施された。またしても男女総合優勝とはいかなかったが、男女ともに夏のトレーニングが十分に発揮され、完成されたチームワークが垣間みれる試合となった。

 最初の種目である女子スプリンツでは、日大の圧倒的なスピードにこそ敗れたが、早大Aチームは2走者目からの追い上げで2位という好成績を収めた。そして続く男子スプリンツが大いなる盛り上がりを見せた。山口敦史(スポ3=石川・鶴来)が1位でたすきを繋ぐも、他大学の追い上げに圧倒され3位まで順位をおとした。しかしここに ラストスパートをかけたのが湯本啓太主将(スポ4=長野・中野立志館)だ。慶応大とゴール目前まで競り合い、見事1位の座を勝ち取った。

見事優勝を果たした男子駅伝スプリントチーム

 女子駅伝では、1年生のルーキー小林千佳(スポ1=長野・飯山)が序盤から日大と競り合いながらもトップでたすきを受け渡す。しかし、徐々に日大との先頭争いには差が開き、勝敗の行方はエース滝沢こずえ(スポ4=長野・飯山)に委ねられた。「夏の日大、冬の早稲田」と滝沢本人が語るように、早大は日大のそのスピードに苦戦した。悔しくも差が縮まることはなく、2位という結果に終わった。優勝にリーチがかかった男子駅伝は、1年生2人、4年生2人というメンバーで、下級生から上級生へとバトンを受け渡す構成となった。1レース目、専修大の圧倒的なスピードで大きく突き放されるも、岡村慧胤(スポ1=長野・白馬)の奮闘により、早大は2位でたすきを繋ぐ。そしてつづく山下陽暉(スポ1=富山・南砺平)も1年生ながらに素晴らしい走りを見せた。1位専修大との大差を僅差に縮め、満を持して上級生に勝敗を託す展開になった。沿道では2位でたすきを繋いだ岡村が、鬼門となる階段を上りきった山下に並走しながら声援をかけ、励ます姿も見られた。そして下級生の活躍に応えるように、4年生2人が安定した走りで他大学を大きく引き離し、チーム力と実力を見せつけ優勝に至った。

巻き返しを図るエース滝沢

 アベック優勝とはいかなかったが、選手の手応は決して悪くない。滝沢は「陸上で日大と同等に競ることができたのは、いい成長だ。」と言う。本番である冬の全日本選手権で悲願のダブル優勝を果たすため、今回の結果がチームとしてのスキー部へ、いい影響をもたらしたに違いない。

(記事 藤田さくら、写真 松富リサ)

結果

●男子

▽駅伝スプリント(1500メートル×3人)

優勝 早大a 山口敦史(スポ3=石川・鶴来)、近田隼人(スポ4=山形・下川商業)、

       湯本啓太主将(スポ4=長野・中野立志館)

7位 早大b 清水航太(教育3=北海道・札幌日大)、中平賢郷(スポ2=青森・東奥義塾)、

        長谷部宏人(社1=福島・猪苗代)

▽駅伝(2×1500メートル×4人)

優勝 早大A 岡村慧胤(スポ1=長野・白馬)、山下陽暉(スポ1=富山・南砺平)、

       田中聖土(スポ4=秋田・花輪)、宇田彬人(スポ4=福井・勝山)

●女子

▽駅伝スプリント

2位 早大a 須永さやの(スポ2=北海道・札幌第一)、大森芽萌(教4=北海道・藻岩)、

       牧野レナ(スポ3=新潟・八海)

6位 早大b 新山凪沙(スポ4=北海道・双葉)、小川彩也香(社学4=北海道・札幌第一)

       折口美穂(教4=大阪・明浄学院)

7位 早大c 須傳田佳代(スポ4=長野・飯山)、猪俣美彩(スポ4=福島・猪苗代)、

       中澤真緒(商4=長野・佐久長聖)

▽駅伝(2×1500メートル×3人)

2位 早大A 小林千佳(スポ1=長野・飯山)、酒井結衣(スポ=北海道・富山良野)、

       滝沢こずえ(スポ4=長野・飯山)

コメント

湯本啓太(スポ4=長野・長野立志館)

――今日のレースを振り返って感想をお願いします

もう少し余裕を持って走れると思っていたんですけど、差があいた状態でのバトンタッチになって、最終的には抜く事ができたので結果としては良かったかなと思います。

――3位でタスキを受け取った時はどのようなお気持ちでしたか

少し想定とは違ったので、「あれ?」っていう感じはあったんですけど、ベストを尽くして走れればなんとかなるかなという思いでスタートしました。

――アップダウンが激しいコースに見えましたが、一番きつかった場所はどこですか

やっぱり最後に階段があるというコースなので、その階段が一番辛かったですね

――ゴール直前チームメイトの応援の声は届きましたか

しっかり届きました。抜けるかなとは思っていたので、会場が盛り上がって良かったです。

――夏の練習の体力面での成果は見受けられましたか

今回は1500メートルという短い距離だったんですけど、その短い距離の中でしっかり心臓を煽る事ができたので、良かったんじゃないかなと思います。長い距離はまだ少し苦手だと感じるので、そこは秋から冬に向けて頑張っていきたいと思います。

――チーム全体の成績はいかがですか

男子は総合優勝で女子が2位ということで、男子は満足していると思いますが、女子は悔しい気持ちが残っていると思います。本番は冬のインカレで、これからどうゆう練習をするかというのが冬に繋がっていく大事な部分だと思うので、男子も女子も油断せずにアベック優勝目指して頑張っていきたいと思います。

――今大会のMVPはどなただと思いますか

駅伝の1走を走った岡村慧胤(スポ1=長野・白馬)がすごく良い走りをしていたので、そのおかげでみんな余裕を持って走れたんじゃないかなと思います。

――冬に向けてこれからチームでどのように取り組んでいきますか

今までやってきた事と変わらず、真剣にトレーニングに取り組んでいけばいいと思っています。そのトレーニングのための良い目安に今日はなったんじゃないかと思います。

滝沢こずえ(スポ4=長野・飯山)

――今大会の手応えはいかがでしたか

毎年言われているのが『夏の日大、冬の早稲田』で、それをふまえて臨んだので日大が強いのは分かっていました。その強い日大にすごくよく食らいついていけた早稲田をみて、負けた悔しさとかでは自信になりました。

――2位という順位についてはいかがですか

すごく内容のいい2位だったんじゃないかと思います。それぞれが、当たった走順同士で、今までだったら力の差が出てしまっていたのが、トントンで走れるようになってたのがいいと思います。日大と同じくらい夏も走れるようになってきてるなと思いました。冬の早稲田も目指したいですね(笑)。

――冬に向けての課題はありますか

日大は安定して速いので、ここで早稲田もしっかり夏に身につけた速さを冬に持っていかなきゃいけないと思います。

――今日のコースではどのあたりが辛かったですか

二週目の階段のところがきつかったですね。でも今日は早稲田の応援がすごく多くて、全部に休めないくらい応援がいたので力になりました。

――インカレの目標をお願いします

もちろん総合優勝奪還です。やっぱり今年は取らないといけないと思うので、打倒日大で頑張ります。

 山下陽暉(スポ1=富山・南砺平)

――1年生2人、4年生2人というチーム構成が発表された時の気持ちはいかがでしたか

最初発表される前から、リレーメンバーとして走りたいという気持ちがあったのでTTなどもしっかり先輩たちについて行って、リレーメンバーになれたことが嬉しかったです。

――1年生が他に1人いましたがライバル意識などはありましたか

ライバル意識があったのでタイムがそんなに変わらないのが悔しくて、もう少し勝っていたかったです。

――今日のコースで1番きつかったところはどこですか

今日のコースはそんなにきつかったってことはなかったんですが、階段登り切った後の平地はしんどかったです。その部分で同期の岡村が並走して声をかけてくれたのが聞こえて助かりました。前に選手も見えていて、追いつけおい付けって感じだったので頑張りました。主将の走りを見ていたので、それを目指してました。

――何か課題はみつかりましたか

冬のレースも日本大学と競り合うことになると思うので、今日のことをしっかりと振り返って、冬も今日みたいに勝てるように頑張りたいと思います。