スケート部

2017.10.11

2017中四国九州選手権 10月7・8日 福岡・パピオアイスアリーナ

中塩、復帰戦で3位入賞

 中四国九州フィギュアスケート選手権に中塩美悠(人通3=広島・ノートルダム清心)が出場し132.89点で3位に入賞した。ケガのため久々の試合復帰であったが、堂々とした演技を披露し観客を魅了した。今回の試合の結果により出場を決めた西日本選手権で、次は全日本選手権への切符の獲得を目指す。

 8日に行われた女子ショートプログラム(SP)。中塩は、緑を基調とした新衣装で最終滑走者として演技した。演技冒頭のジャンプは相次いで回転不足をとられてしまう。しかしその後、曲調にのった華麗なスピンやステップは最高レベルではないものの、加点を得た。そして流れをつかむと、演技後半に組み込まれたダブルアクセルを成功し、フリースケーティング(FS)に折り返した。久々の試合であり、まだ試合におけるペース配分を戻し切れていないが、バラードの曲の雰囲気に合わせて両手を大きく使い、優れた表現力を示し高評価を得た。しかし中塩は「SPはほぼ初の披露で表現を頑張ったが硬かったと思う」とさらなるプログラムの向上を目指す。

演技後半のダブルアクセルを決める中塩

 翌日にFSが行われ、中塩は第2グループの5番目に登場。水色を基調とした衣装で登場し『ラプソディー・イン・ブルー』を滑り始める。冒頭のトリプルフリップ、トリプルフリップーダブルトーループの連続ジャンプでは相次いで回転不足と判定されてしまう。しかし2シーズン目となり「だいぶ体が勝手に動くようになってきた」というステップでは観客の拍手を受け、華麗な舞をみせた。その流れのまま、トリプルサルコーは回転不足の判定であったが、その他のダブルアクセルーシングルループーダブルサルコーの3連続ジャンプを含むジャンプは成功した。最後のスピンでも加点を得ると、完璧とはいかなかったが明るい表情でプログラムを滑り終えた。

プログラム中では中塩らしい笑顔を見せた

 復帰戦で優勝とはならなかったものの、「アットホームで大好きな試合」という今大会で3位入賞となり、西日本選手権への出場権は獲得した。しかしケガの影響などもありジャンプが本調子でないなど課題も見つかっている。ピークを西日本選手権に合わせ、より一層ジャンプやステップに磨きのかかった中塩の演技に期待したい。

(記事 新藤綾佳、写真 糸賀日向子、阿部かれん)

復帰戦で表彰台に上った

結果

▽女子

中塩美悠 3位 132.89点(SP 2位 50.22点、FS 4位 82.67点)


 

コメント

中塩美悠(人通3=広島・ノートルダム清心)

――ショートプログラム(SP)の印象はいかがでしたか

今回ケガしてからトーループが出来なくて、左足だったのでトーループ練習するたびに痛くなっちゃっていました。それで林(祐輔)先生とトーループは今回無しで試合に出てみようっていうことで、すごい緊張していました。いつもトーループートーループをやって、安心して次のジャンプにいくのでそれが無いのがすごい不安でした。でも3本(ジャンプで)立てたので、ちょっと自信になりました。

――SPの連続ジャンプはいかがでしたか

ぐしゃっとなってしまったので、やっぱりびびっていたのかなと思います。

――表現面はいかがでしたか

ほぼこの試合が(プログラムの)初のお披露目だったので、振り付けの先生や林先生に教えてもらったことを殺さないように、しっかり生かそうと思って表現は頑張りました。でもやっぱり硬かったかなと思います。

――久しぶりの試合だったと思いますが感覚などはすぐ戻りましたか

中学生や高校生のときは常に100パーセントでやっていても動けていました。でも試合だと思って前日練習から頑張っていたらどんどん疲れていっちゃって、ペース配分とかを忘れていたのでその感覚を戻さないといけないなと思いました。

――衣装が新しくなっていますが、コンセプトは何ですか

コンセプトはわからないですけど、デザインは振り付けの海外の先生にしてもらって、色はわたしが好きな色にしてもらいました。

――きょうフリースケーティング(FS)を終えていかがでしたか

きょうのFSも得意なトーループが無かったので緊張していたんですけど、体力面とか課題がいっぱい見つかりました。あと1ヶ月西(西日本選手権)まであるので練習から変えていかないといけないなと思いました。

――FSのジャンプの調子は全体的にいかがでしたか

今朝(調子が)すごい悪くてこれじゃいけないなと思って6分間から気を引き締めてやろうと思っていました。まだまだ本調子とは言えないのでジャンプは課題だらけです。

――FSの表現面はいかがでしたか

2年目なのでだいぶ体が勝手に動くようになってきたので、表現はすごいSPよりやりやすいです。でもジャンプが入らなかったら表現も疎かになっちゃうところがあるので、そこは切り離してちゃんと練習できるようにしたいです。

――今大会を終えて感じたことは何ですか

中四国九州(選手権)はローカルではないんですけど、いい緊張感のあるアットホームな試合です。西宮に行っちゃって、練習でもみんなに会えないのですごい寂しいんですけど、こっちに来たらみんなに会えて緊張もちょっと和らぐし、すごい大好きな試合です。

――次の試合に向けてどういう調整をしていくのかと意気込みをお願いします

次は東インカレ(関東学生フィギュアスケート選手権)です。でもピークは西日本(選手権)に持っていきたいので、東インカレは西の練習だと思ってちゃんとまとめられるようにしたいです。あと2週間、東インカレは誕生日なので(笑)、誕生日をいいように迎えられるように練習からちゃんと頑張っていきたいと思います。